●弘前城
|
弘前駅のコインロッカーは全て埋まっていた。仕方なく、大きな鞄をもってスーツ姿で臨時運行のバスに乗り込んだ。道路は渋滞、お堀沿いの道も観光客で溢れていた。中国語が目立つのは、何処も同じであるが、ここは特に目立っていた。
弘前城は現存天守閣を持つ貴重な城である。弘前版は時代を読む事がうまかったのか、秀吉側での小田原城攻め、徳川側での関ヶ原での活躍が認められ領地拡大、幕末は、すぐに新政府側について、城下が戦火で荒れる事もなく、天守閣をはじめ、城門や櫓、濠など当時の遺構を多く残している。しかし、弘前城といえば桜。城内2,600本の桜が一斉に咲き乱れる4月下旬、この景色は生きているうちみ一度は見てみたかった。
桜の名所は何箇所か見てきたが、これほどのスケールは初めて見た。今回は角館の桜も見てきたが、スケールの大きい弘前を後にした事は順番としては良かったと思う。夜桜も見たいところだが、流石に満腹である。新幹線の最終で帰途についた。
お堀が桜の花びらでピンクの絨毯のようになっていた。 | |
天守閣を移動して、石垣の補修工事を行う事が決まっている。工期は10年、この姿を次に見る事が出来るのは2024年ぐらいだろうか。 天守閣にあがるには何時間も並ぶ必要があったので、やむをえずパスしてしまった。 天守閣付近からは岩木山が良く見えた。 |
|
城内は広くて、地図を見ながら歩かないと迷子になりそうである。 | |
お堀にはボートが浮かんでいた。付近に大きな建物が無いので開放的に感じる。 | |
弘前行きの臨時列車、快速弘前さくらまつり号。乗車するまで、583系で運転されている事を知らなかった。秋田から弘前まで乗車した。 弘前駅から臨時バスが雁行運行されていた。古いバスが多く運転されており、写真左下のバスは特にレトロなバスであったが、私が乗り込む直前に満員になって出発してしまった。 他にも古いバスが多く、床が木のバスに乗ったのは久しぶりだった。 |
|