●北越急行くびき駅
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山間部を長大トンネル区間を抜けると、そこには広大な平野が広がる。ダイナミックな景色の変化を感じられる車窓としては国内屈指のものだろう。私は基本的には鉄道を撮影するよりも乗車する方が好きであるが、この広大な水田に水を張った景色、白い雪原を撮影してみたいと思っていた。
北越急行ほくほく線くびき駅。頚城平野に由来する駅名である。ほくほく線は、ここを高架で貫いている。雪は高架下に落とす構造なので、防音壁も無く、列車を撮影するには適している。ここを何度も訪れたが、田植え前の水田を行く「はくたか号」を撮れなかったのが悔やまれる。
玉子形の駅舎、内部は観光案内もあったり、まるでパビリオンのようである。夜はライトアップされて宇宙船のようだ。ただし暗く照度を落とした駅舎内は、夜のスナックなどにいるような気分になる。観光客の利用もあるようには思えないのが残念だ。駅としての機能を考えたら、違和感もあった。 |
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水田を行くはくたか号を撮りたかったが、天候やスケジュールの都合で撮れなかった。しかし、北陸新幹線開通直前。立山連峰をバックに雪解けの水田に映るはくたか号を撮る事が出来た。 ほくほく線は豪雪地帯を行くが、平野に出ると雪はあまり積らない。何度か訪れたが、雪があったのは12月の1回だけ。それも駅の付近だけだった。 下の写真は「はくたか」廃止後、イベント列車として走った国鉄色の485系。 |
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