●南部縦貫鉄道
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1997年5月5日に運転を止めた南部縦貫鉄道。七戸と野辺地間、20.9kmを1両の老朽レールバスがコトコト走る超ローカル私鉄だった。空気を輸送しているような鉄道だったが、残っているのが奇跡だと言われていた。起点の野辺地には旅行した事があったが、南部縦貫鉄道は無視していた。しかし、廃止の噂も聞こえてきた頃、青森旅行の帰りに訪れる事が出来た。
終点の七戸は他の鉄道と連絡が無く、レールバスで往復しても良かったが、同じ路線を往復するのが嫌で車で七戸に辿りつき、野辺地に向かう事にした。13時15分に鉄道ファンばかりを乗せたレールバスは、1車両に車輪が4個しかない玩具みたいな車両で、固いサスペンションの為、お世辞にも乗り心地は良くない。注目すべきは、マニュアル変速機がついている事。今の気動車は大抵、液体変則機でギアチェンジしてゆくが、この車両はいちいち運転手がギアチェンジをしてゆく。自動車のマニュアル変速機と同じ。但しアクセルは手で制御して、クラッチだけが床についている。色々、新しい発見をしているうちに終点野辺地に13時51分に着いた。
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| 夏の野辺地駅 |
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| 冬の野辺地駅 |
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| 出発を待つレイルバス |
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| 駅というよりバス停 |
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| クラッチ操作しながら加速する |
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| 終点野辺地着 |