●大間崎(大間埼灯台)
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青森県のはずれ、下北半島は憧れの地であるけど東京からあまりに遠い。訪れるには函館からフェリーに乗って来るのがメインルートらしい。私も函館に泊まってから東日本フェリーに乗ってやってきた。天気はあまり良くなく、北国独特の寂れた感じが寂しさをつのらせる。人気も少ない港に、「北海道本州連絡橋」の完成を願う看板が至るところに設置されている。正直言って、あまり現実的な気がしないが・・・。
その大間が注目を浴びたのが、NHKの朝の連ドラ「私の青空」(2000年4月〜10月)だった。舞台は大間と東京。ドラマの内容も気入り、毎日、録画して見ていた。余談だが、このドラマ以来、ヒロインの田畑智子さんのファンになってしまった。大間にはドラマに因んだロケ地マップなどもあった。放送以来4年だが、妙に懐かしく感じた。
灯台ファンとして外せないのが大間埼灯台。大間崎の岬沖に浮かぶ弁天島に聳える灯台で、本州最北端の灯台として、竜飛埼灯台と並んで有名だ。しかし、大間崎は売店が並ぶ宗谷岬のような雰囲気で、最北端のうらぶれた感じとはちょっと違った。エンドレスで流れる曲も耳障りだが、ビールも飲めるしサザエのつぼ焼きも食べられるのでヨシとしよう。
大間から下北半島最大の街である大湊までバスで約2時間、そこから大湊線で東北本線「野辺地」まで1時間、そこから在来線の特急で・・・。大間は遠い。大畑線(⇒下北交通 2001年3月31日廃止)を結ぶ鉄道が建設中であったが、戦争の激化で中止され、そのままになってしまった。完成していれば青函連絡線はこちらを通り、栄えたかもしれない。今は「マグロの一本釣り」が有名な寒村のままである。
大間崎から弁天島を見る | |
これが弁天島 | |
最北端の碑 | |
大間埼灯台 | |
「私の青空」のロケ地マップ |