●只見線(風っこ)

・2002年10月31日作成
訪れた日 2002年10月19日
 

夏が来ると只見線に乗りたくなる。青春18切符で日帰りできるのも魅力。2002年は職場の人に誘われてか誘ってか秋に乗る事になった。目的はオープンウィンドウ気動車「風っこ只見号」・・・・自走するトロッコ列車に乗る事である。

まずはいつものように小出からスタートするが、「風っこ号」は只見発なので、只見までは臨時列車で行く。只見線は久しぶりだが、驚いた事にロングシートの気動車が導入されていた事だ。隣のホームに定期列車が待機していたが、この先頭車両がワンマンカーのロングシート車だった。景色を見るのが楽しみな只見線。ロングシートでは旅情を味わえない。このようなローカル線で通勤型気動車がいる事に驚きと悲しみを感じた。

只見からいよいよ「風っこ」に乗車.。「風っこ」は窓を取っ払ったオープンカーのようなディーゼルカーで、夏などは涼しくて気持ちよさそう。しかし、今日は雨の降りそうな曇天。通常、窓を積んだ車両を連結していると聞いているが、今日は窓が無い車両だけ・・・。

不安をよそに、車内は中高年の観光客で満員。JRもローカル線を廃止する一辺倒ではなく、景色の美しい只見線を売り出そうとしている事に嬉しさと喜びを感じる。列車は歩むような只見川沿いの渓谷を走り、景色の良い所では徐行してくれる。窓の開かない車両が増えた昨今、風にふかれるのは貴重な体験だ。トンネルに入ると風と音が凄いが、多少徐行してくれているようだった。

「会津川口」で、同じくイベント列車の「ぐるり一周号」とすれ違った時はカメラの放列を受けた(向こうはレイルファンがおおかった)。山間の小駅で列車交換のために長時間停車した時は、まず降りる事のない「「会津宮下」駅の付近を散策出来て楽しかった(こんな所で止まって! と不満顔の人もいたが、駅前の店は大繁盛だった)。そんな楽しい旅も「会津坂下」を越えると平地になり、楽しませてくれた只見川や渓谷ともお別れ、寒くなってきて、雨も降り出し、中央の通路で風と雨を凌ぐ。最後は忍耐の旅となってしまった。

会津川口で「ぐるり一周号」とすれ違い
天気がいまいち
只見川
景色を眺めるには最高
珍しいタブレット交換

只見線「普通列車」へ


http://www2s.biglobe.ne.jp/~kurume/my_hp.gif (6911 バイト)


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