１９８３年、羽越本線と奥羽本線を普通列車を乗り継ぎ北を目指した事があった。あれから２０年・・・、てっきりロングシートの通勤電車風の機能的な新型電車に変わったと思っていたが、走っていたのはあの当時とほぼ同じディーゼルカーだった。呆れるほど昔と同じ雰囲気の旅路に、過去を振り返ってしまう。

新潟から北へ・・・。古いディーゼルカーの窓から夕方の日本海を眺めていると小さな島影が見える。粟島である。島の最高地点から放たれる灯台の光が物悲しく見えてしまうのは何故だろう。日没後の旅はひたすら忍耐・・・・。やがて到着した酒田で下車したが、かつて、ここにでＮＨＫのテレビドラマの「おしん」の人形を見た記憶がある。

古いディーゼルカーで北を目指す

夜のホームにて

back