●魚沼丘陵駅
|
はくたか号を撮影に何度も北越急行ほくほく線を訪れたが、水田の風景は頚城平野で撮影する事が多く、起点に近い魚沼丘陵駅を訪れたのは遅かった。八海山をバックに緩い段々畑を行く景色は、広大な頚城平野とはまた違う魅力があった。
冬、12月は辛うじて軽装でも撮影可能であったが、積雪期はカンジキが必須であろう。背丈より高い雪の壁に行く手を遮られる。ここで感じるのは、ここに暮らす方々の苦労は、東京で暮らす者には理解する事は出来ないであろう。街の人は、そんな場所に趣味でやってくる人を見てどう思うだろうか・・・。いつも、申し訳ないような気持でこの駅を利用していた。
悔やむのは、田植えの時期と、夕日に染まった雪景色の八海山をバックに走る「はくたか」を撮る事が出来なかった事だ。北陸新幹線開通と「はくたか」の廃止は予め解っていたが、訪れたのは廃止の半年前であった。
稲刈りの時期の魚沼丘陵駅付近(上の2枚) この日は雪混じりの雨が降っていて、晴れるとは思っていなかったが、急速に天候が回復した。列車がやってくる直前、八海山が真っ赤に染まったが列車が来る頃には赤みが無くなって残念(左)。 下の2枚の雪景色は12月のもの。まだ12月なのに・・・という地元の方の嘆き声が聞こえてきた。 |
|
魚沼丘陵駅を出た列車はトンネルに入る。ここから日本海側に出るまで、連続したトンネル区間になる。 | |
背丈を越える雪で覆われる冬。 ここでの撮影は、登山の様相を呈している。撮り鉄も大変だと思う。 |
|