●ロンドン
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元々、都市嫌い、人ごみ嫌い、どうしても志向は山や川に向かう。しかし、海外旅行の場合、どうしても主要都市に飛行機は降りる。個人旅行の場合、色々不安なので、帰りの出発前日には遺憾ながら大都市に泊る事になる。今回、スコットランドからの夜行列車でロンドンに到着。本来なら丸々1日観光できる筈だったが、片道2時間もかかるウェールズに行ってしまったので、夕方、ちょっと観光したにすぎない。そんな事でロンドンを語るのはおこがましいのだが・・・。
時間が限られているとなれば、ロンドン橋、ビッグベン、バッキンガム宮殿、これだけに絞って巡ってみた。地図を眺めながら思ったが、ロンドンは意外と小さい。地下鉄も環状線と中央線をメインに、割と単純に、小ぢんまりと走っていて迷う事は無かった。東京が巨大すぎるのだろうか。
初回の長い一日が暮れようとする中、急いでバッキンガム宮殿の門を眺め、徒歩でビッグベンに向かう。丁度、夕方でライトアップされた時計台が薄暮の空に浮かび上がった。ヨーロッパならではの美しさと伝統を感じられる。
テムズ川沿いの歩道は観光客で賑わっている。時折日本人もいるようだが、アジア系の人は中国人が圧倒してる感じがする。テムズ川といえばロンドン橋。・・・という事でタワーブリッジに向かった。実は帰国するまで、ロンドン橋=タワーブリッジだと思っていた。いずれにせよ、タワーブリッジはロンドンを代表する橋だ。
すっかり日が暮れてしまったので、ライトアップされた荘厳な巨大な橋を眺め、徒歩で渡り、戻ってくる。・・・と、突然係員に止められた。橋の中央付近のゲートが閉まり、目の前で橋がパカッと2つに割れ、開いた空間を巨大なマストを持つ帆船が通過していった。この橋は珍しくなった跳開式の可動橋なのだ。墨田川の勝鬨橋も同じ方式だが、こちらはもう開く事はない。
帰国後、調べてみると、このタワーブリッジが跳ね上がるのは年間200回程度、開かない日もあるようだ。とても運が良かったのだ。もっと予習して行けばより感動した筈だった。
さて、物価の高いロンドン。泊ったのはマーブルアーチ付近の、下町。安いB&Bが立ち並んでいた。トイレなし、クーラーなし、道路に面した半地下室でも1万円近くした。やはり都市は・・・。
マーブルアーチ | |
バッキンガム宮殿 | |
ビッグベンと議会議事堂 (歩道で長時間露出はちょっと無理があったか・・・) |
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タワーブリッジ | |
荘厳な建物だった | |
跳ね上がった瞬間 |
ビッグベンを見上げる |