月刊
98パンフレットマガジン
2001年6月,7月号(第四十二,四十三合併号)
懐かしの名機シリーズNo.23
(EPSON 98互換機特集 第8回目:復活版)
CPUにi386SX(16MHz)を搭載してEPSON PC(98互換機)で長い期間ヒットしたのがPC-386GEです。
この時のNECの主力機は386マシンを世間に広めた主力機PC-9801DAと廉価版機のPC-9801DSで、この廉価版のDSを打破すべく、EPSONが総力を挙げて開発したPCです。長い期間ヒットした理由は、DSより低価格でありながら、1120×750ドット表示可能なハイレゾリューションボードをオプションで搭載可能とし、Windows環境はもちろん、DOS環境でも一太郎等の対応アプリケーションならば高解像度を利用する事が可能です。現在でも、MS−DOS5.0(EPSON版はレアですね)を利用してDOSゲームを楽しんでいる人もかなりいる様で、i386SX(16MHz)は初期の頃のDOSゲーム(プリンセスメーカーの頃?)には丁度良い処理スピードです。もちろん26K互換のFM音源も内蔵しています。
CPUにi386(20MHz)を搭載してEPSON PC(98互換機)で長い期間ヒットしたのがPC-386GSです。
この時のNECの主力機は386マシンを世間に広めた主力機PC-9801DAと廉価版機のPC-9801DSで、このDAを打破すべく、EPSONが総力を挙げて開発したPCです。長い期間ヒットした理由は、DAより低価格でありながら、1120×750ドット表示可能なハイレゾリューションボードを搭載し、Windows環境はもちろん、DOS環境でも一太郎等の対応アプリケーションならば高解像度を利用できた事です。しかし、外国のAT互換機市場が日本に進出し、640×480ドットや800×600ドットのマシンが世間に出回りだしてきて、1120×750ドットのEPSONマシンが注目されると思いましたが、圧倒的なNECのシェアの為、640×400ドットが日本では標準であり、むしろ高解像度マシンが異端児的な存在でした。現在でも、MS−DOS6.2(EPSON版はレアですね)を利用してDOSゲームやDOS版の一太郎Ver5を高解像度で現役で使用している人もかなりいる様ですね。もちろん26K互換のFM音源も内蔵しています。
懐かしの名機シリーズNo.24(98NOTE特集 第8回目)
100MHz版Pentiumを搭載したLavieシリーズの廉価版、PC-9821Nb10です。
Nb10は、10.4インチ、800×600ドット、TFTカラー液晶搭載タイプでFAXモデム内蔵有りと無し、10.4インチ、640×480ドット、TFTカラー液晶搭載タイプの計3モデルがラインナップされました。OSにはWindows95が標準搭載され、この頃のPC−98の全機種そうでしたが、過去の資産用としてWindows3.1もインストールされており、初回電源投入時に今後使用するOSを選択できる様になっていました。もちろん選択しなかった方はHDDから自動的に削除され、ライセンス上、使用する事はできません。
OSにWindows95を搭載し、ノートPC主力シリーズして登場したのが、150MHz版Pentiumを搭載したPC-9821Na15、133MHz版Pentiumを搭載したPC-9821Na13、120MHz版Pentiumを搭載したPC-9821Na12です。
全機種にメモリ16MB、最上位機種の8倍速以外は4倍速CDドライブ内蔵、TFTカラー液晶を搭載し、モデルによって当時の最高峰である12.1インチ、1024×768ドット搭載タイプ、10.4インチ、800×600ドット搭載タイプがありました。また、当時はTFTカラー液晶といえば大抵がハイカラー表示のものでしたが、10.4インチ、640×480ドットフルカラー搭載タイプもラインナップされました。ただ、やはりユーザーにとっては640×480ドットは時代遅れであり、大画面で多い画素数の方が好まれる為、640×480ドットフルカラー搭載タイプは注目されなかった様です。現在の98note中古市場では、この頃の機種から大変人気があります。特に12.1インチ、1024×768ドット搭載タイプのものは現在でも通用するサイズですし、Pentium150MHzを搭載していれば、Windows95であれば実用性レベルです。これにプラスしてPC−98専用ソフトが動作するのですから、PC−98ファンにとっては手に入れたくなる一品です。