01 北海道  定数1名


氏名   宮崎憲之

 所  信
『活力に満ち、社会に貢献できる宗門、
    明るく語り合える北海道教区をめざして』を基本姿勢とし、新しい世紀に躍動する伝道教団の再生に努めます。
 宗門が世界的視野に立って開かれるよう、「展望を持った行動」「責任ある行動」「対話を深めた行動」を議会活動の基本に据えて、御同朋御同行教団への再構築に視してまいります。
取り組みの目標
@ 宗祖七百五十回大遠忌に向けて展望ある取り組み 
  宗門二十一世紀構想と宗祖大遠忌総合計画の立体的な策定を急ぎ、それを担う宗門の人材の育成と有為な人材の発掘・登用や過疎・過密地域寺院の支援対策に重点をおいた計画化を進めます。また、御影堂大修復事業の早期完遂をめざします。
A 宗門の社会化促進への取り組み
  基幹運動の充実と更なる推進に努め、社会問題・人権問題等に積極的に関わる教団をめざし、世界平和希求の支援活動と体制の確率に尽くします。あわせて少子高齢化社会への積極的対応をすすめ、ビハーラ理念の高揚に努めます。
B 宗政の透明化と宗務の行財政改革への取り組み
  北山別院問題の早期解決による宗門の正常化をはかり、分かりやすく透明な宗政を行うとともに、各種法規を技術的に見直し、時代に即応した賦課制度を策定し、抜本的に見直し、宗務の行・財政改革をすすめます。
C 宗会選挙制度の見直しへの取り組み
  北海道教区僧侶議員定数二人制の実現に努めると共に、門徒議員選挙など宗会選挙制度の見直しをすすめます。



02 東北  定数1名


氏名  北畠義真

おおらかな風にのせて
     東北の声を宗政に

  ご あ い さ つ
 1997(平成9)年に皆様のご信任をいただいて、宗会の議席をお預かりし、爾来、皆様からは
特段のご指導とお力添えを賜り、まことに有難うございました。
 議員在任中、皆様から頂戴いたしました貴重なご意見を、宗政に反映するよう努力してまいりましたが、しかし、それを充分に生かすことが出来ませんでした。そこで、今日までの経験を礎として、この上とも高い志のもとに、それら施策の具現化を計るため、再び宗会議員選挙に立候補することを決意いたしました。
 今日の宗門は、難題を抱えつつも御影堂の御修復は申すにおよばず、宗祖聖人七百五十回大遠忌に向けた諸施策が求められています。このような大事な秋こそ、お法に学びながら勇気と情熱をもって、宗門のあるべき姿を謙虚に尋ねつつ、立法の府に参画してまいりたいと存じます。
 もとより浅学菲才の身でありますが、なにとぞ旧に倍して、皆様の深いご理解と絶大なご支援を賜りますよう心からお願い申しあげます。
 基 本 理 念
 「開かれた宗門をめざす」ことを議員活動の基本とし、「展望をもった行動」・「責任ある行動」・「対話を深めた行動」を行い、もって明日の宗門の伸展に資することをめざします。
 基 本 方 針
 基幹運動の推進をはかり、念仏者一人ひとりが積極的な発意と行動をもって、社会に関わっていく宗門を築きあげるよう努めます。
 一、宗門意識の昂揚につながる、教学・伝道の実践をめざす。
 一、行政機構の基盤整備を推進し、効率的な宗務をめざす。
 一、男女共同参画・門信徒参画による、教化組織の充実強化をめざす。



03 東京  定数1名


氏名    石上智康

 私たちにとって永遠の目標は、宗祖聖人のお念仏のみ教えに導かれつつ「社会的に信頼され、本来あるべき役割を果たしていく教団づくり」でありましょう。私は、伝統と先取の精神にのっとり、教団にとって大事な仕事の幾つかについて基礎的な仕事をしたい、そして心の依りどころとなる教団にして次の世代に引き継ぎたい、そう念願しております。
 これまで私は、公約や教区の懸案につき努力いたしましたが、なお充分とは言い難く、諸種の難題を残しております。<ひたすら誠実に・そして着実に>をモットーといたしまして、宗門と教区のさらなる発展のため、全僧侶の皆様方と心をひとつにして、引き続き努力いたしたいと深く心に期しております。
 当面、北山別院問題に一日も早い対応のメドをつけ、はずかしい事件が続発する宗門体質の改善と社会的信用の回復をはかり、明るくさわやかな宗門の再生をめざします。また平成23年にお迎えする宗祖聖人750回大遠忌法要を視野に入れ、教団の本質的課題と進むべき方向性を見誤ることなく時代の要請に応答できる具体的施策を含む的確な中長期基本計画の策定が急務と考えます。
 有権者の皆様方には、私の意のあるところをご賢察賜りまして、再度、宗会に活動の場をお与え下さいますよう心からお願い申し上げます。
       く私の願い〉
T,北山別院問題に一日も早く対応のメドをつけ、宗門体質の改善と社会的信用の回復を!
V,西高東低の流れを変え、宗門の明日に希望と活力を!
V,話し合いですすめる教区の和合と協力!


@21世紀にふさわしい「宗門基本計画」の策定
A正しく・わかり易く・ありがたい布教能力の養成
B教学中央会議を創設して、教学の混乱を収拾する場に
C男女共同参画を考える委員会の提言を尊重
D親しみ易く感動的な「新しい法要」形式の創造を
E全僧侶・坊守・寺族女性への情報公開をはかり、教区を活性化
F現場の声に耳をかたむけ、教区の願いの実現に努力
 


04 長野  定数1名


氏名   月原秀爾

◎私の目指すもの
 今度の宗会選挙は宗祖750回大遠忌を契機に宗門が一層の発展を期すための中・長期基本計画の策定に参画する議員を選ぶ選挙です。高邁な識見と清廉潔白が求められています。
●4月から始まる来年度の予算審議という重要案件を放置しての開会冒頭の宗会解散に追い込んだ、議員集団の無責任体制を見過ごすことはできません。

●昨今の宗政には不透明な暗暗雲が垂れ込めて、私たち一般の宗門人には、理解に苦しむ不祥事が続いて起こっています。
 利権と金権を捨て、誰にでも分かりやすい宗政を目指します。

●宗門挙げて基幹運動推進に取り組み、去年は同朋運動50周年を迎えましたが、未だに差別事件は後を絶ちません。
 基幹運動推進に携わる中で培った経験と知識を宗政正常化に活かし、念仏者の集う議会であるという自覚のもとに、真の同朋教団の実現を目指します。



05 国分  定数1名


氏名   中戸康雄


 『泣く子と宗会議員にはかなわない』『本願寺の塀の外から石を投げると管理職に当たる』私が本願寺に勤務していた時の心ある宗務所員の嘆きの声です。それから約20年・・・事態は想像を絶する状態のようです。嘆きの声がうめき声に変わり、宗務員は働く意欲をうしない管理職は宗会議員のごきげん取りであふれています。
 本願寺の宗会は国会のお手本と、宗門の自慢でした。それが今では国民不在の国会のまねをして寺族・門信徒不在の宗会であります。宗門の事業計画を決める最重要な予算定期宗会を、昨年は冒頭総局総辞職・今年は冒頭より総長不信任・宗会解散とご門主さまのお言葉にも耳をかさず、議員の利害から互いの足の引っ張り合い・責任のなすり合いです。もう外からあげる声ではどうにもならないところまできてしまったように感じます。すぐに変わる訳はないと思いますが、私は襟を正し、ご門主さまの願いを大切にする議員(特に門徒議員に呼ぴかけ)の輪を少しでも広げる努力をしなければと、この度の宗会議員選挙に立候補することを決意致しました。
 今日まで宗会議員になろうと考えた事のない私ですから何の組織も応援団もありませんが、何とか立候補に必要な「推薦者・立会人・選挙事務員」に高田組の有志の皆様のご理解を頂き立候補にこぎつけました。
 国府教区は小さな教区です。過去の選挙では親戚・縁戚等を巻き込んで大変なしこりを作ってしまいました。私も大変つらい思いをしました。そのような事は二度とあってはならないし、してはいけないと考え、大変生意気なことと思われますが『私は、各寺院への個別訪問は一切せず・立会い演説会を各組で開催していただき、利、の主張を理解して頂きたい』と考えております。

※宗会議員の立候補に当たり、次の3点について努力したいと思います。
1)米増の恵信尼公廟所を大谷本廟と同格の本願寺の直轄飛地境内地になるよう努力したい。(現在は国府別院の飛地境内地であります。)
2)平成23年の聖人750回忌大遠忌法要に対し過去に行った募財のあり力を改めるぺきと思う。(記念事業として箱物を作ることは極力控えるべき)
3)宗会議員の行政への関与「局長・直属別院輪番・会計検査員等」をすべきでない。また、肥大化した宗務所管理職のスリム化に努力する。
                      合掌



06 新潟  定数1名


氏名   蒲原霊秀

 宗門、教区におきましては、重大な時期での選挙となりました。立候補いたしましたのは、宗門は北山別院問題を解決するため、教区では、新潟別院総合整備事業に対する信任を頂くためです。北山別院問題では、自分で調査費をかけて調査したものを『北山別院問題調査報告書』として全国教区会議長会に提出し、全国の御寺院に配布しました。このことにより宗会では、ようやく本格追求が始まり後日の宗会報告となりました。「宗会議員になって、御懇志を使わずに北山別院問題を解決し、宗門改革をしてくれ。」と宗門を憂う全国の方々からお電話、お手紙を頂いての決意です。教区の別院整備事業では、おかげさまで85%を達成し、これからが本番です。本日迄のことは、実行前の準備です。宗門とのパイプ役は、宗会議員の仕事です。しかし、『活性化だより』等でおわかりのように真敷前宗会議員からは、ご尽力していただけませんでした。大事業の場合、他教区では宗会議員が実行委員長です。今後発生します宗門助成会獲得、ご親修落慶法要依頼等、宗門と教区の折衝があります。宗会議員=実行委員長という本来の姿に戻さなければ、本当の力を発揮できません。愚僧が議長に就任前の旧活性化委員会では、「みんなで決めたことで私は知らない。」という無責任な態度で、リーダー不在で事が進められていました。本番に入れば、もう後には引けません。愚僧に対しご異論もあると思いますので本番に入る前に、愚僧が仕切る現在の実行委員会の進め方のご信任を頂き、教区挙げての一大事業である新潟別院総合整備事業を円成させたいと考えております。皆様のご信任を頂かなければ、責任を持ってこの事業を推進して行くことはできません。皆様の絶大なご信任を頂いてから本番に入りたいと考えています。
 この混迷の時代、宗門、教区ともに愚僧の情熱と気迫と気力で、愚僧のポリシーである「情報公開」、「事情説明責任」、「筋を通す」を実行する必要があると考えての立候補です。どうぞ宜しくお願い申しあげます。                                           合掌 



07 富山  定数1名


氏名   百山敬祥


 開かれた宗門、明るい宗門、信頼される宗門を目指し、私達の政策集団、会派・真生会「展望を持った行動」「責任ある行動」「対話を深めた行動」を根幹の姿勢として、基本理念達成に向かって行動して参りました。その理念に基づき、次の構想の実現達成に向かって具体的な指針を揚げ努力邁進します。
  ◆教学に現実的課題を問う姿勢
 教学の研究は蓮師遠忌法要を機に本山では教学研究所で着々と進められ出版を重ねています。更なる研究を推進すると共に、その研究を受け、日々の諸課題を宗祖聖人のみ教えに聞き、問うていく。この根本的姿勢が失われていくことへの回復。課題を持った研修。
  ◆情報の公開
 ハードの面は本山・寺院で整備されつつあるが、ソフトの充実が急がれている。それに対応する高度な見識と活用出来る人材の養成。
  ◆経済基盤の確立
 直属寺院の諸事件の発生はその経済的基盤の脆弱さにある。宗門、直属寺院は時代に即応した経済基盤の再構築。不公平感のない賦課制度の確立。
  ◆人材の養成
 蓮師遠忌法要を機に人材養成の施設は整備されてきたが、ソフトに対応出来る優秀な人材(特に少年教化)の養成が急がれており、その環境の整備。
 ・宗門内にその指導にあたる優秀な方々が多方面で活躍されている。その方々に協力願い人材養成銀行設立。
 ・宗務員(地方)が安心し、自信を持って宗務を遂行出来る環境の整備。
 これらのことを一歩、一歩推進し、早急に北山別院問題を解決し、宗門の信頼を回復し、宗祖聖人七百五十回忌大遠忌は将来の宗門を見通せる万全の体制を構築する。
 


08 高岡  定数1名


氏名   養藤了文

経歴 元五位組組長 教区基幹運動推進委員会副会長

 目下の宗門が危機的な問題をかかえていることを憂え今日及び将来の宗門の宗門の課題と使命とに思いをいたし、安閑としていられないという思いから立侯補を決意しました。

基本姿勢としては、次のような決意を持っています。

1、宗教団件の意志決定機関にふさわしい宗会のあり方を、協議と研究をすすめながらめざします。
2、政策を前面に、公明正大な選挙・議員活動をいたします。金品を配る選挙運動はいたしません。
3、定期的に宗会報告と協議会を開き、教区と宗会との情報交換を密にし、開かれた宗会をめざします。
4、個人や集団の利害に縛られず、ルールに基づく宗門運営の確立をめざします。
5、富と力のあるものを中心とした宗門運営ではなく門信徒をはじめとした、すべての宗門人の声を反映する宗門運営をめざします。
6、宗会において、権威や名誉ではなく、僧侶・門信徒から信託された代表としての役割に徹します。


政策方針は次のとおりです。

1、北山別院問題を単に処理するにとどまらず、その背景にある宗政の間題点を洗い出し克服するように努めます。
2、同朋教団にふさわしくない制度・機構の改革をはかります。
3、2011年の親鸞聖人750回大遠忌法要に向け、地方の声に積極的に耳を傾け、基幹運動計画と連動した長期計画の早期策定と、その推進に努めます。
4、宗務所・教務所職員が、本来の職務を果たせるよう人事院的な機関を設け、職員採用と処遇の公正化を図ります。
5、各教区財政を全国的に点検し、地域間格差の是正と教区活動強化のための財政的基盤の確立をめざします。


教区内みなさまのお声に常に耳を開き、宗会の情報を的確に教区のみなさまへお伝えすることで、私の任を果たしていきたいと願っております。みなさまのご支援とご鞭撻をこころよりお願い申しあげます。


09 石川  定数1名


氏名   西島誓哲


   立候補の趣意
 このたび、教区の皆様のご推挙をいただき、再び『宗会議員』として立候補いたしました。
 宗門を取り巻く社会状況は厳しいものがありますが、宗祖親鸞聖人のお心を体しながら、諸問題の解決を図るために、懇親の努力をいたす所存であります。
 そこで、最重要課題として5点を取り上げ、教区各位のご意見を拝聴しながら、宗門に反映されるよう努めます。

 一、宗門における教学施策の充実を図るとともに、「み教え」をひろく伝えるため、教化活動の推進を図ること。
 二、宗祖親鸞聖人七百五十回大遠忌を通過点とした、宗門の将来構想を策定し、宗門の進むべき方向についての施策を講じること。
 三、「開かれた宗門」を目指すために、本山と寺院の連携強化を図り、組織の近代化を樹立すること。
 四、財政制度の見直しを行い、宗門全体の均衡がとれ安定した相互扶助の施策を樹立すること。
 五、北山問題の早期解決を図り、宗会の活性化と宗門の信頼回復に努めること。

 このように、私たちの宗門内に多くの問題を抱えながら、まだ、社会的には「いのち」「環境」「教育」などと宗教はどう関わるのかなど、重要課題が残されていますが、このような厳しいときにこそ、宗祖親鸞聖人が示された、「真実の教え」を基盤とし、生活の中で実践しながら、時代の悩みに即応し、またひろくお念仏のみ教えを伝えて行くことが大切であると考えます。
 みなさまの、ご賛同、ご支援のほど、心よりお願いを申し上げます。
合掌



10 福井  定数2名


氏名   波多野昭方

          私の抱負
 宗議会の正常化、北山別院問題は現在土俵の上にのったばかり、粛々と解決の道が出現するものと予想されます。それより今のこのとき、春季彼岸会・関係学校の卒業式や入学式・各学校の13年度予算理事会・春の本刹と本廟の御親修法要・磯長太子廟御親修法要・全国の組巡教・二日間の降誕会法要・前御裏方様の一周忌法要等々、瞬時も疎かにできない法務・宗務が21世紀の幕開けであり、平成23年御執行の親鸞聖人750回大遠忌法要に向け、中・長期の発展計画を早期に作成し、実行に移行されなければならない重要な時期であります。
 私も、幸いに健康面も以前に増して元気に、勤めさせて頂いており、現在も総局員として、宗務に、また宗政に日々活動致しております。
 宗門長期発展計画である親鸞聖人750回大遠忌法要を視野に入れつつ、御影堂の修復・教学の振興・人材の育成・境内内外の整備・伝道院の復元など、常に宗務の中枢に身を置き、伝統ある福井教区選出の議会人の名を汚すことなく、精一杯勤めさせて頂く所存でございます。
 清廉潔白な不肖私こと波多野昭方は、いつも宗政の中枢で、本山と教区各寺院との太いパイプ、確かな懸け橋となって、宗門発展、念仏繁盛のために粉骨砕身ご奉仕させて頂きますので、以前より倍旧のご指導とご鞭撻をお願い申し上げ、私の抱負とさせて頂きます。                   合 掌



氏名   竹田空尊

 竹田空尊は3期目をめざし立候補いたしました。
 初当選以来、福井教区の皆様のご支援とご教導によりまがりなりにもつとめさせて頂きました。有難うございました。
 皆様のお心に添うよう、宗門の発展の為、さらに精進いたしたいと思います。
 竹田空尊に清き一票をお願いいたします。
 これからの目標を申し上げます。
 ◎「竹田空尊 宗会だより」などでの情報提供
 ◎北山別院問題の解決
○宗門の自浄
○早期解明・解決
○再発防止策の策定
○宗門の信頼回復
○宗門と反社会的集団の関係を断つ
◎御同朋御同行の明るい宗門、季刊運動の推進、
 ◎各寺の悩みに対応できる宗門
◎親鸞聖人七五〇回大遠忌計画の策定
 ◎ガラス張りの宗政
 いつでもご示唆ご意見を賜りますようお願い申し上げます。
 宗門の未来を竹田空尊に託して下さい。
合  掌



11 岐阜  定数1名


氏名   橘正信

  私の基本的所信―阿弥陀さまを戴いて―

今、我国の現状をみます時、人心の荒廃は、はなはだしく、教育、政治、経済等も指針を失った現在、ますます私たち仏教徒はしっかりせねばなりません。特にお念仏の教え標榜する我教団は、宗祖の「自信教人信」の生き方を通して、お念仏のお心を弘く社会に伝道せねばなりません。四年前に「念仏再興」、「伝道教団のよみがえり」を旗印として、皆様のご推挙を受けて宗会議員として席をいただきました私は、ご承知のように宗門においては「西山別院墓地問題」「北山別院墓地問題」、教区におきましては、あそか苑問題」がおこり、真相究明とその解決のために東奔西走する中に、公約の達成のために今日まで頑張って参りました。おかげさまで大半は実現のはこびとなりました。今後はさらに一層念仏伝道教団として、平成二十三年にお迎えする。親鸞聖人七百五十回大遠忌法要にむけて教団のよみがえりをせねばなりません。そのために以下の公約をかかげて努力をいたします。
  公  約 
1,基幹運動の見直し…門信徒にわかりやすい運動とする
2,教学伝道の振興…教団は伝道が第一であり、各地方に布教専門の職員を置き、各寺の法座がにぎにぎしくするように努力する
3,過疎・過密に対する寺院対策…過疎地、過密地の人口流動を調査し都市開教寺院後継者の問題を教団として検討する
4,社会福祉について…ピハーラ・ボランティア運動等を伝道という見地から検討する
5,賦課金制度等の検討…門徒講金、護持口数等の見直し
6,宗門組織の総点検…特に女性布教使、寺族婦人会、仏婦等宗門内での女性の活躍の場を検討
7,宗会議員選挙制度の見直し…選挙制度の全体的な見直しをする。
8,教区においては和合をはかり、一丸となり伝道体制樹立のために努力いたします。
 
 以上立候補に際し、所信を述べさせて戴きました。どうか皆々様の格別のご支援、ご厚情を賜りますようにお願い申し上げます。合掌



12 東海  定数1名


氏名   荒井完明
(あらい かんみょう)

 所 信

新世紀を迎え
   活力に満ち、社会に貢献できる宗門
      明るく語り合える東海教区をめざして

@寺院の活性化をはかる
     ・寺院活動の再検討
     ・宗門内外の人材登用
     ・寺院子弟教育の場の整備
Aみ教えによって結ばれる教団に
     ・僧侶・寺院・門信徒の研修強化
     ・教化団体の整備と充実
B宗政基盤の整備と充実
     ・開かれた宗会をめざす
     ・宗門組織の見直し
     ・宗門財政の充実
C北山別院問題の早期解決による宗門の正常化

 

13 滋賀  定数2名


氏名   仲尾孝誠


    ご あ い さ つ

 慈光のもと 尊院の皆さまには、ご法義繁盛のためご精勤のことと、お慶び申しあげます
 このたぴ蒲生下組をはじめ基幹運動を推進する教区の有志の皆々さまのご推薦をいただいて宗会議員選挙に立候補いたしました。               私は同朋運動の実践の中で「いのち恵まれたものが共に尊ばれる、差別解放の社会実現こそ、お念仏に生きるものの使命と喜びである」とのお育てをうけてまいりました。
 基幹運動の成果と宗会の橋渡しをさせていただき、同朋教団に生きるよろこぴを共有し、寺院・組・教区・本山のそれぞれの立場で、諸課題に立ち向かっていける宗門の立法づくりに寄与させていただきたいと思います。

 ◎来る宗祖親鸞聖人七百五十回大遠忌に向けて、教団の社会的信頼を回復し、新しい宗門を担う土台づくりに邁進させていただきます。

 ◎本願寺の歴史は、滋賀教区が本願寺を支え続けてきた歴史でもあります。本山・他教区の宗務を支え、兼職・多忙の中で、お念仏のみ教えを護りお伝えしてきました。これからの宗門を第一線で担うのも私たちの教区です。今こそ教区の歴史的・現実的役割を正しく位置づけ、共に同じ教区人としての願いを結集し、その歴史的教訓と願いが反映する宗門づくりを進めてまいります。

 ◎さらに従来よりの念仏相続のご苦労が、宗教ばなれ、過疎・過密のなかで形骸化してきている現状があります。滋賀の土徳を、今日的に生かしていく努力をいたします。

若輩ではありますが、このお育てを生かす機会を、どうぞお与えくださいますよう、衷心よりお願い申しあげます。
                        合 掌


〈私の信条〉

 一、宗会の不正を許さない制度をつくります。

 一、どんな小さな事でも取り組める組織づくりをすすめます。

 一、滋賀数区の願いを結集し本山に反映する姿勢を忘れません。
 
 一、女性・門信徒の共同参画を推し進め、各世代の特性が生きる教学・伝道の確立につとめます。



氏名   那須野浄英

 合掌 慈光照護のもと皆さまには御法義相続に御精進のこと大慶に存じ上げます。
 このたび宗会議員総選挙に際し立候補きせていただきました「那須野浄英」でございます。
 宗門の立法機関である宗会が去る二月二十日定期に開会され、ご門主様ご教辞に「宗門の社会的信用を失うことのないように」と願われたり、「あってはならない出来事が起りました。その中には、指導的立場にあった人々の倫理・道徳を問題にせざるを得ない事柄も含まれておりますこと、誠に悲しいことであります」とご教辞の中に、前代未聞の不祥事に深くお心を痛められ、宗会の本質を見極めて職務に全うすべきことを強く要請されました。今日の宗門における社会的存在の意義が問われ、教団の原動力たる宗議会と議員の資質が問われた初日解散であります。
 去る四年前立候補以来、捲土重来を期してと、多くのご指導・ご助言を賜わり、神崎組内の皆様、教区内有志の方々からご推薦をいただき、この現状を鑑み再度立候補致しました。このうえは宗門の改革・刷新を願っておられる皆さま何卒力強いご支援賜わり、宗会に送っていただきますようお願い申し上げます。
                                   称名裡


  宗門活性化を促進する「五つのねがい」

   一、念備による宗門改革を
     お念佛相続を第一義とし、念佛なき教団、念佛なき儀礼の改革を真剣に考えます。
   二、伝道教団としての確かな歩みを
     「学佛大悲心」は佛法聴聞・伝道教化の実践であり宗門の安定のもと
   三、女性僧侶、坊守の立場に理解を
     寺院活動に極めて大切な立場の声を傾聴し宗政に生します。
   四、クリーンな選挙を
     金権体質が不祥事のもと、住職・寺族、門信徒の信頼を失なわない行動をします。
   五、身近な宗政を
     宗会議員は名誉職ではなく、宗会の本質と、議員の本分を果すべく行動します。



14 京都  定数1名


氏名   青地敬水


立候補の趣旨

他力信仰の本義の開顕に努め、本山を永世護持し共に宗門維持の中で広く興隆発展に努める。
(一)京都教区御寺院、僧侶のご意志の尊重と実践は勿論のこと全宗門的視野に立脚して時を越え世界に光明遍照十方の精神が作動する教団の形成と山積する諸問題の解決に努める。

(二)平成23年お迎えする親鸞聖人750回大遠忌法要等を視野に入れニューリーダーの育成など展望のある計画の策定。

(三)宗政の出直し的改革の実施。

以上


15 奈良  定数1名


氏名   鈴木槇


立候補の趣意
 
 立候補の趣意
  1.宗祖750回大遠忌法要(平成23年)の総合計画の早期樹立
  2.教団の21世紀構想(過疎・過密対策等)
  3.基幹運動のさらなる推進
  4.宗門が抱える社会的不信からの回復等を目指し、真摯に努力いたします。 



16 大阪  定数3名


氏名   出口湛龍


  皆さまに支えられ、宗会の場へ送り出して頂き12年。いつも大きく、暖かいお育てを賜っております事、あらためて深謝申し上げます。申すまでもなく、今、宗門内では、未曾有の問題が山積しています。 その現場を凝視し、逃げることなく、且つ、真摯な気持ちで、解決せねばなりません。“今直ぐ変えなければならない事” そして “ずっと護っていかなければならい事”を 明確にするため、再度、私を議場に立たせて下さい! 必ず皆さまのお声をと倶に、開かれた宗門を築かせて頂きますことを ここにお誓い申し上げます。

◎変えなければならないこと。
 ・北山別別院墓地造成問題等が起因する、その体質を改革する。
 ・四権(宗会、総局、管正局、勧学寮)分立を明確にする。特に、監正局の独立。
 ・基幹運動本部と教学研究所と勧学寮との関係を密にし、宗派の方向性を一にする。
 ・行政区や教化体制を整えた組画に変更、教区基推会長を教区内よりの選出とする。
 ・得度習礼、教師教修において、僧侶としての自覚を生み出し、学びと感動が得られるカリキュラムにする。
 ・坊守の位置付けをも含む、男女共同参画の場を登僚する。
 ・ビハーラ活動者、門徒推進員の実践活動の場を明らかにする。
 ・ハンディキャップのある人への教化伝道の具体的施策を確立する。

◎護らなくてはならいこと
 ・門主を中心とした本願寺の体制。
 ・声明・作法・布教伝道を踏襲し、仏弟子であるとの自覚にもとづいた法要、儀式の実践。
 ・「現場から問われる教学」と「教学から問われる現場」とを相応させた基幹運動の推進。

☆僧班・寺班・院号の問題は、今すぐには、解決することは困難ではありますが、現状のままで良いとは思っておりません。 私の生涯の課題として、取り組んでまいります。
☆御影堂平成大修復の完了を待ち、平成23年にご修行になります、宗祖親鸞聖人750回大遠忌を機軸に据えた、長期計画の策定を早速に行います。



氏名   松永大徳


宗門の刷新を目指して

1、  北山問題の早期解決
2、  三権分立の確立
3、  宗会議員の役職の見直し
4,  宗会議員の不当な利益の禁止
5、  情報の公開
6、  宗門を担う人材の育成、発掘
7、  宗会議員選挙の見直し

これらの問題を真剣に考え、21世紀にふさわしい宗門に改革できるよう取り組みます。


 
氏名   本多隆朗

かえまひょうな!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1.北山別院問題の早期解決
前宗会議員が解決できなかったこの問題に早急に取り組み、責任者の厳しい
処分と人心一新を求めていきます。

2.親鸞聖人750回大遠忌に向けて、宗門あげて動き始めましょう!
今年は、平成23(2011)年にお迎えする大遠忌の10年前です。これまでで
すと、ご消息発布があり、宗門は動き始めていました。残念ですが、いまだに
その動きはありません。大遠忌に向かう体制を早く整え、活動に移す時です。

3.ニューメディアヘの本格的な取り組みと情報公開の促進
私の得意とするジャンルです。情報化社会がすすむ中、テしビ、ラジオは
もちろん、衛星放送やインターネット等へのさらなる取り組みと、宗務の
惰報公開を求めていきます。

4.21世紀こそ、浄土真宗の出番です
少子化、高齢化をふまえて、お念仏中心の家族、お仏壇中心の家庭づくりを
広<すすめていきます。

5.都市の無宗教化と混迷する宗教界へ、具体案を示していきます

6.子供達に夢と信仰心を!

7.女性参画の新組織を!



17 和歌山  定数1名


氏名   藤下恒庸


経歴
  昭和12年8月21日生まれ。昭和15年龍谷大学文学部真宗学卒。昭和41年小樽別院勤務。昭和45年鷺森別院・和歌山教区教務所勤務。昭和63年名古屋・札幌で輪番・教務所長として各地へ赴任。平成12年退職し、同年和歌山教区宗会議員補欠選挙に当選しました。
趣意
  現下の宗門の現況を深く憂慮し、教区内の皆様方が「宗門刷新和歌山会」を結成されました。同会の総意により、私、藤下恒庸が議員候補者に推挙され、皆様のご熱意におこたえすべく、皆様の代表として、その信頼に応えていくため、以下のような抱負により議員補欠選挙に出馬いたした次第です。 まず一つには、宗門の社会的信用の回復と宗門刷新であります。二つには、宗門の課題である基幹運動の推進につとめ、私と教団の体質改善につとめること。三つには、清潔・誠実をモットーとして宗政に取り組む事であります。結果当選いたし、ご支援の熱意におこたえすべく、粉骨砕身をいたす所存でありましたが、宗会の解散により、お約束を果たせぬままであり、再度出馬にいたった次第であります。まず、宗門の刷新に当たっての第一は、親鸞聖人七百五十回大遠忌法要にむけて、浄土真宗の再生(回復)をめざすことであります。仏教の出発点である本当の人間になる道、親鸞さまは「虚仮不実のわが身」とお示しになられました。「自己正当化・自己嫌悪・虚栄偽善・偽悪」など様々な擬制から脱して、本当の人間になる道を歩むところに未来が開かれるものと考えます。「生」を問い、教えられ、育まれることに、よって人間になる道が開かれ、浄土真宗の再生はこのことの回復にかかっていると考えます。信用されてない人間が、いかにももっともらしい美辞並べあげても、それは、所詮、空論にすぎないことであります。  今こそ宗門(寺院僧侶、妨守)一人一人が謙虚に学び、再生を願って歩み始める時と考えます。第二は連続しでおこる事件につきましても、きぴしい宗門の立法、行政の厳しいチェックシステムの確率であります。このことがなされなければ再び、いつの日か繰り返すことになろうと考えるからであります。
  以上のようなことを実現する為に出場いたした次第であります。


18 兵庫  定数3名

氏名   豊原大成

現在の我が国は、経済的基盤と共に、精神的地盤が急速に沈下しつつある、極めて危機的な情況下にあります。宗教教団も例外ではありません。他教団のことはさて措き、我が宗門および我が国全体が、何とか正しい方向に再生されなければなりません。この再生こそが念仏者、あるいは日本国民の責任であり、使命であります。私たちは、まず自らが、真の念仏者として行動することによって、この責任・使命を果たすべきであります。
 時あたかも、御門主さまは、昨年十二月に行われた“コルモス”(現代における宗教の役割研究会)において、各宗教団体代表者の前で、「儀礼と修行と社会的実践」の重要性を説かれました。
 私は、我が宗門人の一人ひとりが、御門主さまのこのお心を体し、宗祖聖人七百五十回忌大遠忌を十年後に控えた今こそ、広くは全人類の真の幸せ実現のために、全宗教教団の牽引車的役割を果たすべく、立ち上らねばならぬ時だと考えています。
 この大きな、しかも甚だ困難な課題達成のために、宗会議員4期その他の経験を生かしつつ、引きつづき宗会議員として微力を捧げたいと存じ、五たび選挙に立候補いたしました。皆様の絶大の御賛同、御支援を、衷心よりお願いする次第であります。

 上記の目標達成のための、さし当たっての最重要課題と考える項目を以下に列記して、御協力をお願い致します。
 

 1、北山別院問題の早期解決による宗門の正常化
 2、御影堂御修復の推進
 3、七百五十回忌大遠忌お待受け長期計画の策定
 4、人材の育成・発掘・登用と住職総参拝研修の実施
 5、伝道方法の斬新的改革
イ、感動を呼び起こす法式の整備・充実
ロ、新らしい布教方法の開発と推進
ハ、奉仕活動の促進
 6、宗門財政各般の見直し



氏名   西脇修

【立伝補の趣意(宗門の課題と問題点)】
1、基幹運動の推進
 基幹運動(門信徒会運動・同朋運動)を推進する上で、「事実からの学び」を「ご門徒と共に深めながら歩みとする」ということが第一です。それが寺院の活性化と運動の推進に結びついていくと思います。男女共同参画は必然です。

1、同朋教団としての教学の確立
 社会性を持った教団として、社会的事実を踏まえた時代教学の確立が急務です。
 社会に迎合するのではなく、社会に提示する教学です。

1、会計監査システムの見直し
 財務に関わる一連の不祥事は、直属寺院を含めた宗門全体の会計監査システムの再考を促しております。ついては、宗会議員の行政職(輪番、局長等)の兼職は当然、問題があると思われます。

1、情報公開の推進
 今回の北山問題をはじめ、諸問題の原点は情報が一般寺院に明らかにされていなかったことです。
 事業推進の源は門信徒のご懇念でありますから、情報公開と説明責任があります。

1、青少年教化の充実
 「念仏の声を世界に子や孫に」といいながら、戦前・戦後の青少年教化への熱意と比較すると温度差を感じます。
 育成事業費と少子化傾向を勘案しながら充実化を図らねぱなりません。

1、寺院後継者の育成
 宗門の発展の要は法義相続による伝道です。伝道者としての後継者の育成が急務です。
 それには教学・法式・布教の学習のための育成機関を教化する必要があります。

1、宗門発展計画のための人材発掘
 人類の苦悩でもあり、また三課題といわれている、平和・環境・人権を視野に入れた宗門の計画でありたい。
 そのためには総合的な研究とそれに件う人材が必要です。その基盤はご法義にあることは周知の通りです。
1、過疎過密化を踏まえた寺院振興策の提示
 現在の門信徒戸数は1952(昭和27年)頃の調査ままであると聞き及んでいます。
 高齢化傾向を踏まえ、抜本的調査の上に立った振興策が必要でしょう。当然、賦課制度と関連のある問題です。

以上のことをより一層研究を深め、共に歩む「同朋教団」としての宗門を次代に伝えていきたいと思います。



氏名   菅義成

私の抱負〈21世紀を貫く大計に立った活動戦略を持つ宗政を実現します〉

T はじめに

 宗門は10年後の2011年には、宗祖親鸞聖人750回大遠忌をお迎えいたします。今日の社会は大きな歴史の転換期にあって、未曾有の困難な多くの問題をはらんでいます。その中にば浄土真宗に要請される宗教的課題が山積みしていることは言をまちません。私たちの教団が、その要請に応える揺るぎない態勢を樹立するため、今日までの宗会活動の経験を活かし、教学・伝道・組織をはじめ、多角的な視野から、具体的・現実的に積極的な活動が出来るよう態勢を整え、宗門百年の大計に立った長期的計画の樹立と総合的な活動戦略を打ち立てます。

U 龍谷大学と宗派の協力関係の強化をはかり、時代の変化に的確に対応できる教学振興伝道推進のため強固な共同連携態勢の樹立を目指します。

 極度に進む情報社会が到来したことにより、価値観が多様化してきました。その結果、例えば危険な疑似宗教が跋扈する現実があります。ここには複雑で深刻な社会と人心の問題があります。この時代の分析を的確に行い、浄土真宗の教えを正しくわかりやすく伝えていく活動が必要です。龍谷大学と宗派の相互協力関係を強固にし、社会に貢献する教学研究と伝道活動の共同の態勢を樹立するために必要な対策を進めます。
V 北山問題の正しい解決に渾身の努力をいたします

 北山墓苑問題は宗門内部からおこった宗政史上類を見ない悲しい事件です。宗政に対する不信感はつのり、宗門の杜会的倫理が厳しく問われております。私は今日まで宗会の同僚議員と共に、問題の真相解明と正しい解決のために誠心誠意取り組んできました。不正を一切許さない姿勢で法城厳護のためこの問題の解決に挺身いたします。

W 人々の悩みに応え、み教えを伝えられる人材の育成を進めます

 宗門の新しい時代の活動を担って、広くカ強く活動する有意の若き人材を養成するために、必要な態勢作りに努めます。また、寺院の直接の伝道の機会は、月参りや年回法要・葬儀など門信徒のご家庭における法要儀式であります。その機会を大切にとらえ、わかりやすくみ教えを伝え、有難い宗教情操を培う法要儀式の研究や創設を目指し、現場の伝道の振興に方途を開いてまいります。


19 山陰  定数2名

氏名   原田光生


信  条     「共に泣き、共に笑い、共に聴聞の座につく」


立候補の趣意  @《門徒戸数、護持口数の見直し》過疎、過密の問題を他人事とせず
          広い視野に立って門徒戸数、護持口数の見直しを訴えます。
        A《信頼の回復》宗門の一連の不祥事により失った信頼を回復するた
          め、情報公開の徹底を図り、皆様の声が反映される宗政となるよ
          う努めます。
        B《基幹運勤め推進》一人一人が、主体性をもって取り組める基幹運
          動の推進を図ります。
        C《僧伽の再構築》「共に」の実践を。
          僧侶・寺院間の連携と相互扶助の体制作りに取り組みます。
                                    以 上



氏名   北島経昭


  世界は、21世紀の幕を開けました。8年後には、御影堂修復事業が完成します。そして平成23年には、宗祖聖人七百五十回大遠忌を迎えます。これを視野に入れ、「継承と変革」の上に宗門の“中長期的展望”を見通し

  1.行財政改革と財務体質の健全化
   @ 過疎化、少子・高齢化や人口移動、地方経済格差などを十分に勘案した門徒戸数・護持口数等の再検討とその成案化をはかる。
   A 地域、寺院規模等の不公平感払拭を基本とした安定財源の確保を目指す共に、その実現のための中央からの下支えの強化を図る。
   B 目前の利益追求のための世俗的不祥事や違法行為の排除をはかる。

2.宗務組織の点検、見直しを進めて、機能化重点化
   @ 宗務機構は、同時に人材育成の場でもあり、時代・社会に対応出来るよう整備をはかる。
   A 基幹運動推進上、伝道活動のバックボーンとなる教学体制を確立し、勧学寮、教学研究所、基幹運動本部が一体となっての「教学会議」の設置をはかる。
   B 生活者に根ざし、実践に裏付けられた伝道活動、教学体制の相互補完的システムの確立をはかる。

3.IT革命といわれるいま、国際化、情報化の社会的進展に対応出来る組織体制の整備、人材の育成
   @ 「念仏の声を世界に子や孫に」伝え得るIT技能を持つ人材育成を制度化し、要衝に重点的に配備し、情報交換の活性化の促進をはかる。
   A 組織的には「開かれた宗門」として情報公開のガイドラインの策定の推進をはかる。

 以上の諸点の課題解決のため、私は粉骨砕身の努力を続けて参る所存であります。
 尚、いま、早急に取り組まなければならない緊急課題は、過般、宗会が宗会の責任において結論した宗門内に起きている不明朗な問題との取り組みであります。私は厳正な対応と再発防止策の樹立に努め、一日も早く社会的信頼の回復をはかりたいと存じます。



20 四州  定数2名

氏名   浅野弘毅


【趣意】
 私は本山において教学助成財団事務理事、また御影堂平成大修復推進事務長の
重責を拝命し、微力ながら宗務に邁進して参りました。
 また一方で『北山別院墓地造成問題』に代表されるような、宗政にたずさわる一部の
方々の倫理道徳を疑う不祥事が起こり、私はその事実解明と早期発見をめざし、その時々
の総長、総局との対峙する事を恐れず、行動発言して参りました。
 宗門の長い歴史の中で、現今はまことに重大なときであり、宗門の歩むべき道をい誤ることなく
、御影堂平成大修復事業の完遂と、来る平成二十三年の親鸞聖人七百五十回大
遠忌法要を展望しながら、まず速やかな北山別院基地問題の解決に、けじめをつけなけれ
ばなりません。
 また、宗門の社会的信頼の回復につとめ、宗門の歩むべき道を誤ることなく、立法の場に
参画いたしたいと決意を新たにしております。
 ここに、私の決意をお示しして、皆様方より、倍旧のご支援を得させていただき、ご理解とご
教導を賜りますよう重ねたお願い申し上げ、立候補のご挨拶といたします。

【私の決意】
1.北山別院墓地造成問題の早期解明を実現します。
2.宗会の不正を許さず、浄化につとめます。
3.規鸞聖人七百五十回大遠忌に向けて、宗門の社会的信頼の回復につとめます。
4.教区内の皆様の声を大切に、宗政に反映させます。
5.女性僧侶や坊守様の参画による教団の活性化を目指します。



氏名   寺村顕智

1 教学施策の充実を図り、「み教え」を広く社会に伝え広めること。
2 伝道福祉施策を「都市開教」と「海外開教」を二大根幹に据え、併せて 過疎寺院に  対する施策を樹立すること。
3 中央・地方の組織の現代化を進め、夫々の役割分担をし、IT社会による組織の見直  しをすること。
4 財政制度の変革をし、宗門全体の均衡のとれた相互扶助的施策を講すること。
5 宗門諸法規等の再検討をし、二十一世紀への展望 対処を基に抜本的検討のこと。
6 北山問題の早期解決を期し、宗政を明朗にし、寺院門信徒個々の願いに応えるよう、  宗会の活性化を図ること。

 その他にも、「環境」「いのち」等の重要課題もあります。このような厳しい時こそ、宗祖親鸞聖人のお心に学び、真実の生活の実践をしながら、時代に応じて苦しみ・悩み
迷う人、夫々に即した念仏を広め、人類全ての幸せを願わなくてはなりません。



21 備後  定数1名


氏名   不二川公勝


   所信
 「活力に満ち、社会に貢献できる宗門、展望を語り合える備後教区を目指して」を基本姿勢とし、新しい世紀に躍動する伝道教団の再生に努めます。
 宗門が世界に開かれるよう「展望ある行動」「対話を深めた行動」を議会活動の基本に据えて、御同朋御同行教団への再構築に資してまいります。

   取り組みの目標
@ 宗祖750回大遠忌へ向けての取り組み
 宗門21世紀構想と宗祖大遠忌総合計画の立体的な策定を急ぎ、それを担う宗門人材の育成と、有為な人材の発掘、登用や、過疎、過密地域寺院の支援対策に重点をおいた計画化を進めます。また、御影堂大修復事業の早期完遂をめざします。

A 宗門の社会化促進への取り組み
 基幹運動の充実と更なる推進に努め、社会問題、人権問題等に積極的に関わる教団をめざします。併せて少子、高齢化社会への反応をすすめ、ビハーラ理念の高揚に努めます。

B 宗政の透明化と宗務の行政改革への取り組み
 北山別院問題の早期解決による宗門の正常化をはかり、わかりやすく透明な宗政を行うとともに、時代に即応した各種法規の見直しを行い、寺院住職納得のいく賦課制度を策定し、宗務の行い、財政改革をすすめます。




22 安芸  定数3名


氏名   後藤寿邦

私の提言
 北山問題解決の基本
一、宗会議員は債務保証二億円の解決に努力すべきこと。
二、早急に債務を一度精算し、宗門としての社会的責任を果たすこと。
三、同時に、宗門内の北山別院に関わりあった責任者即ち平成7年11月1日第3次松村内局から平成12年2月末日までの豊原内局の公平・公正な再調査を新総局において行うこと。
四、宗門外から関わった京阪電鉄(土地の売り主)、北山墓苑(二億円の借主)などの責任の所在を今一度洗いなおし、明確化すること。

また、公約として
−、世界・日本全国に教線の拡張をはかること。
二、現代の諸問題に応えうる教学の構築。
 以上、これらの信念を堅持して宗政に更なる精進をいたす所存であります。

 そして、来るべき平成二十三年の宗祖七百五○回大遠忌に向け指針を策定し可及的速やかなる実働体制、お待ち受け体制の構築に着手いたします。



氏名   武野以徳

 第267回定期宗会が2月20日より開会されましたが、同日午後3時本会議開会と同時に、宗法46条による総長の解散権発動により、宗会は解散となりました。宗会史上初めての冒頭解散であります。
 皆様もよく御承知の通り、北山別院墓地造成計画において不都合な点が明らかになり、その責任のとり方と解決の方法で、総局と宗会(大多数の議員)の意見が食い違ったことによるものであります。そもそもこの北山墓地は、虚偽の申告により市の許可を得たこと、また、事業推進に当たっては、宗門法規に従わないで進められたことが豊原総局の時に明らかとなり、平成10年11月、墓地造成を中止しました。
 私は、この問題解決のため平成11年11月、宗会議長に推され、12年2月、定期宗会で宗会調査特別委員会が設置されました。この調査特別委員会の設置により全容が明らかとなり、12年9月、臨時宗会で委員長より調査結果の報告があり、その後、承認されました。同時に宗政浄化決議案も採択され、二度とこのようなことが起こらないようにとの施策をすべきであると、総長に届けました。そしてその後も、早急に方針を示すようにと蓮総長に要望してきましたが、積極的姿勢が示されず、4名の総務辞職という大事となり、更に定期宗会では76名中(欠席3名、正副議長2名を除く)61名による蓮総長不信任の動議が出されようとした直前に「解散権」を発動したのであります。
 これにより、この度の選挙はどちらを是とするかの信を問う大切な選挙であります。宗門のため。渾身の力を捧げて正常化に尽力する決意を以って立候補しました。是非当選させて頂くよう、御支持下さいますことを切にお願いします。
(私の重点目標)
1、北山問題の早期解決と明るい宗門づくリ
2、二度とこのような不正を起こさないための法規と機構の改正
3、教学・伝道を中心とする人材の育成



氏名   武田昭英


 今回の選挙は、宗会の指導的立場にある人達が宗門の社会的信用を失う不祥事を起こし、私はその解明に全力を尽くしてまいりましたが、その成果半ばにして解散という大変な事態になりました。私は四たぴ立候補し、宗政の腐敗をただし、本来の伝道教団に蘇るべく今一度努力する所存であります。
 みなさまの絶大なるご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
                         称名

【私の公約】
一、反社会的集団との決別
    暴力団の宗門への介入を許さない
一、宗政の徹底的浄化
    利権に絡むあらゆる不正腐敗を許さない
一、情報の開示
    宗門の動向はもちろん、宗会議員の言動をつぶさに知らせる
一、本来の伝道教団へ
    長期的視野に立って、人材を育成し宗門の活性化を図る
一、基幹運動の推進
    わかりやすく、誰もがさんかできる運動へ



23 山口  定数3名


氏名   村上智真

視 野 を よ り 広 く
       “ L O O K I N G
                      W I D E R”
 1   宗門浄化に務めます。
 2  「良識の府」といわれる宗会の改善に務めます。
 3  「お念仏の心のかよう」宗門の構築に務めます。

  ボーイスカウターとして八つの実践目標「スカウトは誠実・友情・礼儀・親切・快活・質素・勇敢・感謝」を自らに課する指標として今日まで歩んでまいりました。僧侶として生きる人生にあって、スカウト魂はさらに自戒の言葉でもあります。心して品格ある宗会議員になりますよう成長しなければと覚悟を新たに立候補し、下記の実践目標に向います。


公約
1   開かれた教団の確立を目指します。
2   教化最優先の宗政を目指します。
3   宗門財政基盤の確立を目指します。
4   お念仏の心に体した基幹運動の充実強化を目指します。
5   首都圏および過疎地の布教伝道対策の確立と、過疎地域の寺院維持、後継者問題を真剣に検討する対策と体制の確立を目指します。
6   現代のキーワード、高齢化・少子化社会にあっての教化施策の確立を目指します。
7   福祉活動(ビハーラの進展)の新たな展開の確立を目指します。
                                  以 上



氏名   桑羽隆慈


宗会活動への決意

  長い伝統の中にお育てを頂いた多くの念仏者のご恩を思い、日々変動する社会情勢の中で、次代へお念仏の灯が届くことを念じて活勤して参ります。

一、当面する課題
   宗祖750回大遠忌への長期計画の策定
   御影堂平成大修復工事の円成への推進
   北山別院墓地造成問題の早期解決

一、基幹運動の推進
   同朋教団として、共に歩む方向への点検と課題の推進

一、財務の課題
   安定的な財政基盤の確立
   護持口数調整制度への取り組み

一、人材養成の問題
   布教内容の充実と布教使育成

一、伝道方法への模索
   寺院の存在と宗教としての浄土真宗をどう伝えていくか
                                    以 上



氏名   松原功人

所信
聞かれた宗門を目指して!
 北山別院墓地問題にけじめをつけ、人材の育成と活用をはかり、風通しの良い組織をつくりあげて、皆で真の伝道活動に力をあわせていける宗門にしましょう。

☆ 展望と責任と対話に基づいた行動をします。
☆ 信頼と参加と活力の御同朋教団をつくります。
☆ 宗政浄化と念仏弘通に努めます。
                                      以上



24 北豊  定数1名

 
氏名   西郷和生

  各位におかれましては、ご周知のごとく、昨今の宗門を思うとき目に余る事件が相次ぎ、これを取り巻く内外の状況を思いますとき、その適切な処置、処理に困惑している様相を強く感じます。宗門最高の立法機関として宗会そのものが、本来の機能を果たせず、護法愛山の気概が喪失されているのではないかと危惧される所です。私たちの教団は、二十年まえ、法灯の継承を機縁として、閉ざされた安泰に留まることなく、開かれた新しい宗門として力強く一歩を踏み出すことが決意されました。しかし、二十一世紀を目前にし、わが宗門の宗会においてその願いの実現がどれほど達成されたでありましょうか。小生と致しましても皆様と思いは一つであります。今こそ、気概を持って行動し、活き活きとした教団を取りも戻さなければなりません。また、ご住職を始め、門信徒の皆様お一人おひとりが、悩みを気軽に相談できる宗門のパイプ役が求められている事を痛切に感じております。今般図らずも、当北豊教区宗会議員選挙出馬に際しまして、年来の多くの法友、諸兄の方々から「西郷さんしっかり頼みますよ」、との激励を頂く中で立候補を表明出来ましたことは、小生にとりましては、誠に感謝に堪えないところであります。
  宗政に参画して、私が取り組みたい四つの課題は、
 1.教団の三権立法(宗会)、行政(総局)、司法(監正局)の責務の明確化を計ります。
 2.宗会議員選挙(僧侶門徒)制度の見直しに取り組みます。
 3.勧学寮、夏の安居など教学(基礎教学)の推進を計ります。
 4.定期的に宗会報告会を持ちます。
また、現在、教団を挙げて取り組まれております、基幹運動につきましても、北豊教区基幹運動推進委員会の関係の皆さんと連絡を密にして進めたく考えております。教団の再生もこの運動の成否にかかっていることは云うまでもないことであります。幸いなことに、私をご支援してくださっている方々の中に、同朋運動をはじめ、社会の色々な問題に非常に熱心に取り組んでいる方もおられて、心強い限りでございます。おわりに、ご住職をはじめ教区内の皆様には、この度、北豊教区宗会議員に立候補いたしました趣旨をご理解いただきまして、未熟ではありますが、不肖、この西郷和生を宗会へ送り出して行動を見ていただきたく、伏してお願い申し上げるところであります。


25 福岡  定数2名


氏名   下川弘暎


[立候補の趣意]
 1期3年余、宗会に議席を与えていただき,問題山積していることが、現実の事として具体的に知らされました。今、宗門は病んでいます。皆様の御理解と御協力をいただき、一つ一つ着実に改善改革しながら、現代の社会状況の中で、仏法をひろめ、もって宗門の社会的責任を果たしていかなければならないと考えます。
 ここに1期3年余の宗会経験を通して、思うところの一端を述べ、皆様方の御支援を賜りたいと思います。

@宗政浄化
 この度の宗会解散は、定期宗会冒頭、解散理由も述ぺない理不尽な解散です。これは北山別院問題の疑惑解明を先送りにして、重要関係者を不問にしようとする目論みと言わざるを得ません。従って、この度の選挙は、宗政の自浄能力が問われている選挙であります。
 宗政浄化の宗会決議を無視し、疑惑をうやむやにされようとしている総長の政治姿勢は決して許されません。

A宗会改革
 宗政浄化のためには、言論の府としての宗会の機能回復が必須要件です。今、宗会議員が輸番、局長などの行政職に就いて、行政と立法の境目があいまいになり、行政のチェック機構としての宗会の機能が果たされていません。
 立法府としての宗会の機能回復を急がねばなりません。

B監正局の機能強化
 一連の不祥事件を教訓に、監正局の機能を強化しなければならないと考えます。

C信心なき教団になりつつあるのではないでしようか。
 法味愛楽のうえから、常に報恩感謝の思いに基づく日々の実践こそ宗風であります。それはまた、念仏者の生活規範であります。このような 不祥事件の連続は、御信心が宗門から消えかかているのではないでしようか。そのような観点から、現在の基幹とする運動など、教団の機構を点検、見直しの必要を感じます。

Dその他,賦課制度の改革など、間題山積です。

E宗祖親鸞聖人750回大遠忌が10年後となりました。
 ご開山様の前に胸を張ることができるような宗門を目指し、皆様と共に全力をつくしたいと思います。




氏名   田中郁朗

  所 信
 かつて釈尊はこのように仰せられたそうです。
 「アーナンダよ、私は語るまい、真実でなく正覚に展開しない話を。即ちそれは、官僚の話、戦争の話、衣食住の話、巷のうわさ話、あったか・なかったかの話、このような冗談を私は語るまい」
 が、仏教徒の集まりが形作られ、それが大きな組織になってきますと、釈尊が語られなかったことがらについて語らざるを得ないようになります。
 とくに寺院が境内地や本堂・庫裏などの不動産を所有するようになってからは、ご開山の時代には考えられなかったような問題や課題を私たちは担うことになりました。
 私たちの浄土真宗本願寺派という組織もそれを免れることはできません。
 だからこそ取り落としてはならないことは、私たちの教団組織は「凡夫の集団」であるという自覚ではないかと、考えるものです。
 その一点を失うと、傲慢さがでてきます。人を「あなづりすてる」ことにもなります。
 宗会はとくべつの権威や権力をもつ場所ではありません。宗会が、歪みやすい凡夫の集団の行方をきっちりと展望し、そこでの営為がつねに公開されるような一味平等の機構であるようにと願って、この度、宗会議員選挙に立候補いたしました。
 私は次の三点を自分に課しております。
  一、宗会議員の定年制(当選期数)。
  二、教務所長等の人事を委員会に託し、人事の恣意性をなくす。
  三、宗会の情報を公開する。
                              以上



26 大分  定数1名



氏名  速水宗譲


【時代の声を聞く、新しい教団に向かって】

   私の三つの提言

1、寺族・門信徒の人材発掘
(1)地方教学の振興
    地方での寺族門信徒の教学研鑽の場の支援・組織化
(2)ビハーラ・大分救援隊(ボランティア)・国際交流活動への支援
(3)昨今の社会問題(幼児虐待,子育て支援など)への敏感な対応、次代を担う子や孫への保育支援

2、教団の組織の解放
(1)過疎化対策
    護寺口数の適正化に向けた継続的な取り組み
    都市開教への支援強化
    離郷門信徒の集いへの支援
(2)女性の意見が反映される教団へ
(3)儀礼の継承と創造
    仏教音楽・勤式の普及と活用

3、情報のオープン化
(1)情報公開制度の制定
(2)基幹運動・勧学寮・教学研究所・龍大その他の宗門学校・学院間の、教学に関する交流促進

以上を踏まえて、各組へ最低でも年一度、ご意見を拝聴するために意見交換の場を持ちます。この度は特にこのことを最重要課題として受け止めます.



27 佐賀  定数1名


氏名   光岡理學


  佐賀教区ご住職、衆徒の皆様へ
 わたしはこのたび、皆様のご支援をいただき、宗会議員に立候補いたしました。10年近くに渡って争われてきた佐賀龍谷学園の事について、宗会では重要課題としてたびたび議論されたにもかかわらず、地元では何の報告もされませんでした。このことを心配して、「佐賀教区を憂うる会」を発足しました。教区内の皆様のご協力によりたくさんの署名をいただき、一応の決着を見ることができました。今、宗門でも佐賀教区でも、御門主の宗会でのご教示にあるように、あってはならないことが起こっています。まことに悲しいことであります。何が真実であるか、何が正しいのかを見極めていくことが必要であると思います。「心を弘誓の佛地に樹て、念を難思の法海に流す」という言葉のように、教区内の皆様と一丸となって、教区内のこと宗門のことに尽力していきます。宗会議員として自分の主張を持ち、自分の意見を言え、しかも教区内の皆様の声に耳を傾けていく人でありたいと思います。佐賀教区のために力になることができればと思い立候補を決意し精進したいと思っていますので、何卒よろしく御支援くださいますようお願い申し上げます。

◎ 御法義(お念仏)中心の教区でありたいと願い、
   次のように主張いたします。
 
1、 佐賀教区全体の声に耳を傾け、宗政に反映させます。
2、 現在の宗会宗政の制度疲労を本来化し、新しい人材の登用、権力争いからの脱却を主張していきます。
3、 佐賀教区の活性化(お互いが本音で話し合える場作り)をはかります。
4、 宗会の報告を佐賀教区にきちんとします。



28 長崎  定数1名


氏名   園城義孝



一、宗門に新しい風を
  ・一般寺院の声がとどく宗政をめざします。
  ・宗会、宗政情報のこまやかな伝達をはかります。
一、新しい時代にお念仏を
  ・青少年教化活動の活性化をはかります
  ・心はずんで上山できる祖師聖人七百五十回忌法要の
   円成をめざします



29 熊本  定数2名



氏名   木下慶心

 『あってはならない出来事が起こりました。その中には指導的立場にあった人々の倫理道徳を問題にせざるを得ない事柄も含まれていますこと、誠に悲しい事であります。』
     (第261回定期宗会開会式・ご門主ご教示の一節)
 ご門主さまの、三度にも互る厳しいお示しに象徴されるかのように、2目20日宗会は史上初めて、審議もされぬまま冒頭に解散されました。
 大切なご教示に、あえて「倫理道徳」とまでお述べにならねばならなかったほど、宗門の現状は悲惨を極めております。
 この度、十年のお育てを深謝しつつ、初心を相続して、四度目の立候補をさせていただきました。
 教区内ご法中皆さまの、声なき声を宗会に響かせ、真の伝道教団に回生させる変革を断行したいと考えております。 何卒、よろしく、お願い中し上げます。
                          称名

      私の基本的所信
◇親鸞聖人七百五十回大遠忌総合計画の樹立
◇基幹運動(門信徒会運動・同朋運動)の推進と点検
◇男女共同参画と門信徒ぐるみの寺づくり
◇教学伝道の振興と真宗儀礼論の確立
◇過疎過密に伴う賦課制度等の改正
◇宗務機構の抜本的検討
◇宗会議員選挙規程の改正



氏名   藤岡崇信


 今田は私にとって四度目の立候補になります。周囲からは「落選続きなのに何故?」ど奇異の眼を向けられ、「野心家」と白眼視されたり、「もう止めなさい」と忠告を受けることもあります。

   ◎では、なぜ四度目の立候補なのか?
 世間では「勝ち・負け」や「見通しの有無」「損得」が実践の判断になるのでしょうが、出世間の法である宗教的実践の特徴は、この世情の判断基準を超えたところにあると思います。
 私は周囲から何と言われようとも、嘲笑されようとも私の真宗者としてのささやかな実践と見定めた道をただ歩き続けているのです。

   ◎現代真宗教学と存在意義ある教団の確立
 父を早く亡くした私は、住職歴四十年になります。その間、私なりに努力はしてきたつもりですが、法座の日数も参詣者も減少してきました。残念なことですが、これは拙寺だけの現象ではないようです。
 かって、実在的浄土を説き、多くの妙好人を生んできたのですが、最早いま通用しない時代になり、『教行信証』に説かれる宗教哲学的浄土を重視した現代教学の樹立や、臓器移植等の新しい問題に的確に対応できる真宗教学とその発信の部署の必要性を強く訴えたいのです。
 そして私たち僧侶が、自信と信念をもって伝道教化に邁進できる教学、そして現代に存在意義のある教団の確立を目指さねぱならないと考えます。

   ◎宗会議員の資質を問い、あるべき姿に返す
 二月の定宗の開会式でご門主は「あってはならない出来事が起こりました。誠に悲しいことであります。皆さまには本質をしつかりと見抜かれて、宗会という職務を全うしてください」(教辞・一部抜粋)と、利権と地位を漁る現宗会議員を厳しく「叱咤」されたといいます。営利法人の内情と見紛う「宗門タイタニック号」の現状を、私たち僧侶が黙認したり、絶望的な程の楽観主議で無関心でいては、宗門の再生はあり得ないと思います。最初の立候補の時は四十代であった私も、今や六十代となりましたが、『いくぱくの いのち燃やせよ 秋の蝉』の心境での今回の立候補であります。
 私は宗門再生への皆の真の願いが結集すれば、「今ならまだ間に合う」と確信しているのです。
 皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。



30 宮崎  定数1名



氏名   涌水邦英

所  信
 生かされる人生、活力ある宮崎教区、真宗教団としての活性化を推し進め、・展望・責任・対話、を念頭に議会活動に専念致します。
 み教えに生き、み教えをいただき宗派の発展に全力投球で進んで行きます。

☆宗会において取り組んだこと
1、義援金の使途は被災地に全額使用のことー実行ー
2、海外開教地区への助成の充実ー実行ー
3、本願寺、大谷本廟での一座経の後、法話をしていただきたい…本廟(朗読法話)本願寺(5月より実行)
4、宿泊しやすい、親しみのある、聞法会館の運営ー実行ー
5、本願寺内の警備の充実ープログラム作成中
6、宗会への自浄化への取り組みー継続中

☆これからの4年間の目標
1、宗祖750回大遠忌に向けての取り組み
2、過疎寺院と離郷門徒との関わりについて
3、ゆとりある寺院経営
4、基幹運動のさらなる推進
5、各施設の点検と時代に即応した利用
6、宗会の透明化と自浄努力
7、宮崎教区の活性化と地域社会への啓発と発展


31 鹿児島  定数1名


氏名   村永行善


    所  信

 慶児島は明治9年までの300年の長きに亘って浄土真宗が禁止された地でありました。
この地に生きる門信徒には弾圧に耐えてみ教えに生きる先人の心血が流れ、僧侶には開教
に命をかけた開基住職たちの願いが生きています。私は僧侶、門信徒の皆様との対話を大
切にして教区の皆様の声を宗政に反映することで宗門の発展に努めてまいります。

    努力目標
◎ 宗門浄化と宗政への信頼の回復
◎ 組・教区・宗門のさらなる連携の強化
◎ 基幹運動の強力な推進
◎ 過疎地寺院に対する対応(寺院統廃合と都市開教)
◎ 教団活性化に向けて攻めの伝道へのどジョンの構築
◎ 人材の育成と登用
◎ 現代社会に生きる教学の検討
◎ 現代的法要儀式の検討
◎ 僧侶、門信徒の願いを生かす大遠忌法要の実施