01 北海道  定数2名 (南・北選挙区 各1名)

  北海道【北選挙区】
氏名  宮 崎 憲 之

  『活力に満ち、社会に貢献できる宗門、
明るく語り合える北海道教区をめざして』
を基本姿勢とし、躍動する伝道教団の再生に努めます。
 宗門が世界的視野に立って開かれるよう「展望を持った行動」「責任ある行動」
「対話を深めた行動」を議会活動の基本に据えて、御同朋御同行教団の構築に資し
てまいります。
 北海道南選挙区選出議員、門徒議員と協働して、宗政に北海道教区の意志を強く反映させることに努めます。

取り組みの目標

◎ 宗祖七百五十回大遠忌御消息の具体化への取り組み
    大遠忌総合計画と宗門長期計画の策定を通じて、御消息の具体的実行に努める。
◎ 教学の振興と伝道推進への取り組み 
    全員聞法全員伝道を基本に、時代に即応した教学の振興と伝道活動の推進に努める。
◎ 宗門の社会貢献に向けた取り組み
    基幹運動の更なる推進をすすめ、教団の社会的責任の発揚に努める。
◎ 宗政の透明化と宗務の行財政改革への取り組み
    宗会、宗務の情報公開を推進し、行財政の見直しと宗門組織改革に努める。

 略  歴 
・ 昭和13年生まれ(67歳) 
・ 龍谷大学大学院修士課程修了(仏教学仏教史専攻)
・ 上川南組組長・教区基推委副会長
・ 宗会議員 二期
・ 総 務、本願寺執行
・ 議会運営委員長、賦課制度等検討委員会委員長、法制審議会副会長
・ 龍谷大学理事、札幌龍谷学園理事




  北海道【南選挙区】
氏名  海 野 英 爾

   〈所信〉
 この度、ご門主様が、「親鸞聖人七百五十回大遠忌についてのご消息」を親読発布されま
した。私はその「お心」を体して、激動する時代の中、「現代社会に応える宗門を築く」ためにも
柔軟かつ大胆な宗門改革を図るべく、同朋教団への構築に邁進する決意であります。

   〈目標〉
@教学・伝道の振興と基幹運動の活性化を図ります。
A宗務に関する情報公開を促進します。
B財政制度の健全化に努めます。
C教区定数二人制の利点をいかします。
Dその他、宗門のかかえる課題に積極的に取り組みます。

   〈経歴〉
 ・龍谷大学文学部真宗学科卒業・札幌組組長、教区基推委副会長・教区組長会会長、
教区基推委参与

(中外日報)


氏名  利 国 仁

   (私の思い)
 宗門に属している寺院・僧侶・門信徒は、さまざまな相違点(歴史的背景・気候風土などの
地域性・産業や人口の構成など)をもっている。
 その様な相違点を有していることを、お互いに受けとめ共有した上で、それぞれのおかれて
いる状況に応じ、いきいきとお念仏いただく門信徒、僧侶そして寺院に対して、やさしく支える
宗門を目指す。

(中外日報)


氏名  山 階 照 雄

ぬくもりある教団をみなさんと共に
1、すべての世代にみ教えを
1、伝道教団にふさわしい行財政の見直しを
1、未来につながる750回大遠忌法要を
1、みんなで行うイキイキとした寺院活動
1、過疎問題への取り組み
1、社会に開かれた活動を

(中外日報)


02 東北  定数1名


氏名  足 利 善 彰

 御正忌報恩講初日に「親鸞聖人七百五十回大遠忌についてのご消息」が発布されました。
ご門主様ご自身が力を込めて書いたと強調され、具体的な施策にまで言及されたことを、
私は危機感のあらわれといただきました。
 総合的な宗務機構の改革や賦課制度の見直し等、難問山積ではありますが、教区の皆様
の意見を中央にお伝えしながら、この大計画の具現に力を尽くしたく存じます。
 引き続き皆様の深いご理解と絶大なご支援を賜りますよう、心からお願い申しあげ、宗会
議員選挙立候補のご挨拶といたします。
  私の目標
一、寺院の声を宗政に伝えます。
二、大遠忌基本計画をよりよい形で実現する為に、宗門の機構改革、行財政改革に取り
   組みます。
三、誰でもが伝道教化活動に取り組めるシステムを考案します。
四、社会活動の推進(ビハーラ活動、奉仕活動)に力を尽くします。

(中外日報)


03 東京  定数2名 (南・北選挙区 各1名)

  東京【北選挙区】

氏名  稲 木 義 友


経歴  42歳
     東京教区少年連盟委員長
     喜連川少年院教誨師
     築地別院恒例二法要法要部員

稲木義友は宗門教区のために働きます

○今こそ親鸞聖人のみ教えがもとめられています
1,親鸞聖人の750回大遠忌に向けて、立教開宗の地一東京教区から盛り上げていきましよう
2,女性が輝く宗門をめざしましょう女性参画の新組織を
3,手を合わす子どもを育てましょう唯一『いのち』を伝えられる場所はお寺です子どもたちに
  お念仏を

宗門教区の明日を 自由に語り合いましょう
 教区と本山のパイプ役になります

稲本義文は 聞きます 伝えます 応えます




氏名  池 田 行 信

 本年1月9日、本山・総御堂において「親鸞聖人七百五十回大遠忌についてのご消息発布式」
が行われました。
 ご消息の中でご門主様は「現代社会に応える宗門を築きたいと思います」「時代に即応した
組織機構の改革も必要であります」とお示し下さいました。
 今回の選挙は、来る2011(平成23)年にお迎えする親鸞聖人七百五十回大遠忌法要の
意義を深めるための、3期12ヵ年(2005・平成17年〜2016・平成28年)にわたる宗門長期
基本計画を、いかに策定・推進するかが問われる選挙であると思います。
 私は今回の選挙にあたり、宗門の新たな発展を目指し、以下の三つの「私の信念」と、五つの
「私の願い」に立って宗政に臨む所存です。

   「私の信念」
 −、私は、「宗門を良くしたい」と願う人々との対話を重視したい。
 一、私は、教学と宗務行政を理解した宗政家をめざしたい。
 −、私は、わたしたちの宗門を、「社会に開かれた宗門」「世界に誇れる宗門」にしたい。

 そして、以下の五つの「私の・願い」の実現を目指します。
  「私の願い」
 一、念仏者を生み出す宗門の形成を!
 一、教学に腰を据えた宗務行政を!
 一、情報の収集・発信基地としての東京に!
 ー、生涯聞法の体系化と青少年教化の充実を!
 一、基幹運動 - 新たな歴史観と社会的実践論の構築を!

 なお、「私の願い」の詳細につきにましては『行信プレス』にその概要を述べさせていただき
ました。あわせて、ご一読のうえ、私の意とするところをご理解いただきまして、ご支援を賜ります
ようお願い申し上げます。

〔略歴〕
 龍谷大学大学院博士課程(真宗学)修了後、大学関連では龍谷大学講師、
武蔵野女子大学講師、武蔵野大学大学院講師、宗門関連では基幹運動本部専門委員、
東京教区相談員、首都圏宗務総合センター嘱託などを経て、
現在、浄土真宗本願寺派慈願寺副住職、東京仏教学院講師。




氏名  高 辻 円 和

50年後 あなたのお寺はありますか?
 突然でございますが、上の思いがふと頭の中に浮かび、自問自答致しました時、この度の宗会
議員選挙に立候補する決意をいたしました。50年後お寺が存在しているといっても建物がある
という意味ではありません。少なくとも現状維持が出来ているかどうかということです。現状維持と
いうと楽なイメージの言葉ととらえがちですが、実際には少しずつでも進化していかなければ、
現状維持などありえないと思います。
 例えば老舗を例にとると、100年、200年続いているからといってもずっと同じ形(方法)でやって
きたわけではないと思います。実は常に時代を見据え、その時代に合った形に変わっているはず
です。今の私たちは、世の中の急激な変化、多様性、少子化などに早急に対応していかなければ、
折角の素晴らしい浄土真宗というみ教えを将来に伝えていくことは出来ないのです。
 この文章をお読みいただいた皆様には「何をしたいんだ」「無計画」など様々なご叱責をいただい
ていることと存じます。しかし、1つ1つの思いを文章にすると今1つお伝えできない歯痒さを感じて
おります。
 改めまして、50年後にお寺が存続するためには、「今」1歩を踏み出さなければという止むに止ま
れぬ心情がございます。どうかこの思いをお汲み取りいただきますよう、お願い申しあげます。

   高 辻 円 和
     年 齢  44才


  東京【南選挙区】 (南選挙区 1名)

氏名  石 上 智 康

 私たちにとって永遠の目標は、宗祖聖人のお念仏のみ教えに導かれつつ「社会的に信頼され、
本来あるべき役割を果たしていく教団づくり」でありましょう。私は伝統と先取の精神にのっとり、
教団にとって大事な仕事の幾つかについて基礎的な仕事をしたい、心の依りどころとなる教団に
して次の世代に引き継ぎたい、そう念願しております。
 これまで私は、宗門・教区の懸案につき努力いたしましたが、なお充分とは言い難く、諸種の
課題を残しております。〈ひたすら誠実に・そして着実に〉をモットーといたしまして、宗門と教区の
さらなる発展のため、全僧侶の皆様方と心をひとつにして、議員活動の総仕上げをめざし努力いた
したいと深く心に期しております。
 宗祖聖人750回大遠忌法要の「ご消息」のお心を体し、今年から、その実働体制に入ります。
広くご意見を賜りながら、教団の本質的課題と進むべき方向性を見誤ることなく、時代の要請に
応答できる「総合基本計画」の策定と着実な推進が重要と考えます。

 私の意のあるところをご賢察賜りまして、宗会に活動の場をお与え下さいますよう心からお願い
申し上げます。

      〈石上智康の願い〉

I.750回大遠忌「総合基本計画」の適切な立案と着実な推進!
U.さらに西高東低の流れを変え、宗門の明日に希望と活力を!
V.話し合いですすめる教区の和合と協力!

@正しく・わかり易く・ありがたく伝える布教能力の養成強化
A親しみ易く感動的な「新しい法要」形式の創造を
B首都圏宗務機能の拡充と新しい教線の開拓を
C坊守の代表を宗会ヘ
D民主主義のもとで、簡素純良にして強力な宗務執行権の確立を
E新しい護持口数を大遠忌募財の教区への依頼額算定基準にしない
F現場の声に耳をかたむけ、教区の願いの実現に努力

 石上智康の略歴   君津市で都市開教に従事、全日佛理事長・日本宗教連盟理事・
文化庁宗教法人審議会委員・龍大常務理事・総務(3回)宗会議長など。



氏名  逸 見 道 郎

 東京は一都八県という広い地域にまたがり、その地城により抱えている課題は様々です。
しかも現代日本における社会現象を、最前線で受け止めていらっしゃる寺院が多くあります。
 今日教団としては「新たな百万人の門徒の誕生」など、都市開教に意欲的に取組む姿勢を
明確に打ち出しています。確かに教線拡張はいつの時代にも我々宗門人の願いであり、鋭意
努力する使命があります。しかしながら、同時に東京教区の寺院においては、過疎化や長期
経済不況、家族形態の多様化など現代の社会問題が色濃く影響していることにも目を向けなけ
ればなりません。私は東京教区における課題の克服は、同時に教団の将来への力強い示唆と
なり得ると考えます。
 私はこれらの教区・教団の課題克服に対し、皆様のお心やお力をいただきながら、誠実に取
組む所存であります。有権者の皆様方におかれましては、私を宗会の場にお送りいただきます
よう、ご支援宜しくお願い申し上げます。

〈新しい風を東京教区から全国へ〉
         私の願い−3つの柱

Tデュープロセス(適正手続き)の確立
  @情報公開:教区・教団の施策決定過程の情報公開を
  A論議と対話の重視:現場の声を大切にし話し合いにより進める合意形成を
  B説明責任の確立:護持口数など、教区・教団における決定事項の説明を
Uコンプライアンス(遵法)意識の高揚を
  @多発する宗門内不祥事を生む体質を改める。
  A人事への不正介入を許さない;誠実に実績を重ねた人が活躍し、やる気のおこる人材育成へ
V現代社会の諸問題や要請に応える教団へ
  @崩れつつあるコミュニティーや多様化する家族形態に対応できる布教伝道の確立を
  A全僧侶・寺族・門信徒の連携を
  B女性の声を宗会へ
  C布教活動の現場を応援する組識体制づくりを

 〔逸見道郎の略歴〕龍谷大学卒、布教使、研修講師、元日本テレビ「宗教の時間」ディレクター、
(財)国際仏教興隆協会総務部長、インド現地法人理事




04 長野  定数1名

氏名   月 原 秀 爾

  − 宗会で私が目指すもの −
●宗祖750回大遠忌を宗門興隆の好機と受けとめ、実効ある総合計画・長期計画を策定し、
  宗門の危機的状況からの脱出を目指します。
●基幹運動の一層の推進をはかり、真の同朋教団の実現を目指します。
●自分の目と耳で確かめ是は是、非は非の立場に立つことを基本とし、世俗の論理にまみれる
  ことなく、念仏者の集う議会を目指します。
●利権と金権を捨て、誰にでも分かりやすい宗政を目指します。
●機会あるごとに、寺院や門徒の皆さんの意見をよく聞き家政に反映させることを目指します。
●教区再編問題については長野の灯を燈し続けることを目指します。

   《経歴》
龍谷大学文学部仏教学科卒業、伝道院住職課程修了、教区教推協会長、教区基推委副会長、
中央基推委員、基幹運動本部員、組基推委相談員(以上元職)宗会議員一期、布教使

(中外日報)


05 国府  定数1名

氏名   中 戸 康 雄

 この度の議員任期は、宗祖親鸞聖人750回大遠忌の宗門長期基本計画(3期12年間)が
始まる第一期であり、実行計画の決議と執行に携わることとなります。実行計画はともすると
華々しさを求めがちでありますが、家庭環境の激変、少子化の中、2割の子供たちが「死んでも
生き返る」と考えているような現実を踏まえ、「命めぐまれてただ一度」と伝えることこそを大切に、
地に足のついた地道な政策を大切にしてゆきたいと思います。

   〈私の抱負〉
一、宗祖のご内室にふさわしい恵信尼公ご廟所再整備の完成に向けて努力する。
二、時代に即応した宗門組織・機構の抜本的な見直しを目指したい。
   (組・教区・選挙区等)
三、宗門の安定財源の確保と支出の総合的な見直 しを図りたい。

   〈略歴〉
龍谷大学文学部真宗学科卒・国府別院責任役員・宗会議員・幼稚園園長

(中外日報)


06 新潟  定数1名

氏名   阿 部 慶 一


 この度、蒲原霊秀前宗会義員のやむを得ない事情により立候補辞退ということになり、急遽
蒲原議員の後を引きつぐということにさせていただきここに立候補を決意することにいたしました。
 思い起こせば前時代の父阿部慶昭も念願であった新潟教区の新潟別院新築落慶法要を
ご門主様からご親修していただき、新しい新潟教区が始まりました。
 その落慶法要実行委員長を務めさせていただきながら父が長きに渡り宗政への参画をして
おりました思いがよみがえって参りました。そんな折り、真新しい新潟別院で宗祖親鸞聖人750
回大遠忌のご消息披露がなされました。
 総局が示した大綱案を拝聴いたしますと実行するにはかなりの予算が必要です。中央より聞こ
えて参りますご懇志額は、総額290億円とも言われております莫大なものです。先の蓮如上人
500回遠忌のご懇志依頼額の150%の依頼額になるとも聞いております。
 この長年続いている不景気と新潟教区を襲いました、度々の災害で当教区の体力は、疲弊して
おります。
 父慶昭が存命であれば、教区寺院、門信徒に依頼する訳にはいかんと政治的活躍をしたと思い
ます。それを思いますとこの機に宗政へ参画して私の思いを実現できればと思うところであります。
 その思いとはご懇志依頼額は、先の蓮如上人500回遠忌の依頼額と同額位とし@1000年の
森構想の中止Aビハーラ施設建設の中止B首都圏における新100万人門徒の獲得の実行ある
施策と規模の見直しC現行ブロックを教区とし教区を組とした大改革を行うことによって行、財、政
の構造改革をすすめるD東京宗務所移転を行い法要儀式と宗務行政・宗政の分離すること。
 このように宗祖親鸞聖人750回大遠忌は、次世代に向かっての宗門の存立基盤の確立をなす
べく事業に重点を置いた地に足のついた大遠忌にしたいと思っております。



07 富山  定数1名

氏名   百 山 敬 祥



08 高岡  定数1名


氏名   養 藤 了 文

 ご門主様のご消息をいただいて宗門はいよいよ親鸞聖人750回大遠忌法要に向け歩み始め
ました。
 50年ごとに勤修される親鸞聖人のご法要の位置付けを明確にし、社会の期待に応える宗門を
目指し努力いたします。

         私の基本姿勢
○ 宗教団体の意志決定機関にふさわしい宗会のあり方を、協議と研究をすすめながらめざし
   ます。
○ 政策を前面に、公明正大な選挙・議員活動をいたします。金品を配る選挙運動はいたしま
   せん。
○ 定期的に宗会報告と協議会を開き、教区と宗会との情報交換を密にし、開かれた宗会をめ
   ざします。
○ 個人や集団の利害に縛られず、ルールに基づく宗門運営の確立をめざします。
○ 富と力のあるものを中心とした宗門運営ではなく、門信徒をはじめとした、すべての宗門人の
   声を反映する宗門運営をめざします。
○ 宗会において、権威や名誉ではなく、僧侶・門信徒から信託された代表としての役割に徹し
   ます。
○ 念仏者として常に自らを問い続け、「良識の府」と言われる宗会を目指します。

               私の政策
○ 親鸞聖人七百五十回大遠忌に向けての「宗門長期基本計画」の実施にあたっては教区、
   宗門内の意見を集約し、基幹運動の趣旨に立った点検を行う中で推進する。
○ 宗門を取り巻く社会環境の変化に適切に対応できる組織、機構の確立を図る。
   ・ 同朋教団にふさわしくない制度、機構の改革に努める。
   ・ 男女共同参画、門信徒参画を推進し、教化組織機能の拡充を図る。
   ・ 時代の要求に応える法式規範の策定に努める。
○ 長期的視野に立った人材育成を進めるための施策を確立する。
○ 宗門の社会的使命や将来性にかかわる重要案件(例えば国家神道の復活につながる危険
   性をはらむ新しい国立追悼施設問題や教育基本法改正問題など)に関する宗門の意志
   決定過程の透明化を図り、情報公開の推進に努め、一人一人の声が集約され、宗政に反映
   する体制の整備を図る。

                             以上



09 石川  定数1名

氏名   西 島 誓 哲

10 福井  定数2名


氏名   波 多 野 昭 方

   (所信)
●親鸞聖人七百五十回大遠忌を視野に中、長期の発展計画を早期作成し即実行に移行
  すること
●御影堂平成大修復及び本刹境内地の整備
●宗会の正常化
●宗務体制の改革
●教学の振興
●人材の育成
●海外開教と都市開救の促進

−等々、人ひとりを大切に、共通理解の上に立つ柔軟性と、一歩一歩確実に取り組む信念で
前進する所存です。

   〈略歴〉
宗会議員六期、総務五回、築地別院輪番、小樽別院輪番、函館別院輪番(現職)

(中外日報)


氏名   竹 田 空 尊

   【所信】
 「親鸞聖人七百五十回大遠忌についてのご消息」を賜わりました。
 現職総務として、大遠忌法要をも含む長期計画の策定にかかわらせていただいています。
 宗門の発展を考えます時、その計画の策定、決定、実働、実現は是非とも必要です。
 お念仏繁昌の為、今なすべき事をしなくてはなりません。
 伝統を守りつつ「新たな始まり」として、共に歩んで行きたいと思います。
 竹田空尊にあなたの一票を託してださい。

   【略歴】
宗会議員三期、出版事業局長、総務(現職)

(中外日報)


氏名   酒 生 文 彦

        立候補の御挨拶

 福井教区の皆様、長らく御無沙汰しておりましたこと深く御詫び申し上げます。

 実は、このご挨拶が、お手元に届くころ私儀、親友?『癌様』に見舞われて五回目の入院生活
にて某病院の一室に臥せっています。

 ところが実にタイミング悪く宗会議員総選挙と重なりました。残念に思い担当医師に「先生、
今度は死にますか?」と尋ねると「あなたは幸運ですね。老齢ですから新陳代謝がスローなの
で今度の『癌』では当分死にません。だから、張り合いのあることなら大いにやりなさい」との
ご託宣でした。と言うわけで過激な運動は出来ませんので文書活動だけに絞って選挙運動を
展開します。まことに御無礼の段、ひらにご容赦下さい。

 「梅でも充分手入れをすれば立派な花開く・・」の言葉に励まされて74歳の老体に鞭打って
再び立候候補しました。 「死の一瞬まで輝いて行く」と言う、かねてからの信条を貫く所存です。

 宗祖大遠忌法要まを控えて本願寺の内憂外患を凝視しながら政治信条を揚げて具体的に私儀
のマニフェストを文書にて公開いたします。この選挙公報では字数に限度がありますので、ここで
は私が述べたいことの項目だけ羅列しますので、その詳細については今後、ご送付する文書を
ご覧くださって御賛同を頂けたら幸甚至極です。

 本願寺が今抱える内憂外患は、あまりにも多くて取捨選択に困りますが何れも連動する同額
ばかりです。その一部を羅列します。

◎『直葬』(チョクソウ)の時代が迫っている。 直葬とは?
◎基幹運動は抜本的に見見直すべし。
◎北山別院事件は終わっていない。
◎行議混同は許し難い。(議員が輪番職に就くのは諸悪の根源)
◎不景気のどん底を考えた大遠忌予算を。
                                    以上



11 岐阜  定数1名


氏名   橘 正 信

私の基本的所信
 教区の皆々様のあたたかいお声をいただき3期目に立候補いたしました。よろしくご支援を
お願いいたします。今や国内外の状況を見ますと「いのち」の尊さが見失われ、国外においては
戦争が絶え間なく、国内においては凶悪な事件の続発に唖然とする世情であります。
 これに反比例するかのように宗教心は世代を問わず喪失しつつあります。我が教団が作り
上げた各家庭にお仏壇を安置し、家族中で朝タ「お勤め」をする風習は日本の家庭に定着し、
それによって家族の和が保たれてきたのも過言ではありません。今やその風習もなくなり
つつあり、家族崩壊が進み人心の荒廃はなはだしい現状であります。今こそ教団の役割は重大
であります。
 ご門主さまは「ご消息」に「私たちの先人は厳しい時代にも、宗祖を敬慕し聴聞に励まれ、愛山
護法の思いとともに、助け合ってこられましたこの良き伝統を受け継がなければなりません」と
宗門人の基本姿勢を示されました。宗門はこれから「750回大遠忌」に向けて「新たな始まり」を
せねばなりません。私も大遠忌準備委員会副委員長として二年間、沢山な意見を聞かせていた
だき、今こそ私たち一人一人が「自信教人信」の立場に立ち、「念仏再興」をせねばなりません。
まず「み教え」を伝えるためには次のことを実行せねばなりません。

              公 約
 ( 一 )教学の振興(親しみやすい教えの確立)
 ( 二 )人材を養成し、特に伝道力のある布教使の養成
 ( 三 )地方寺院の活性化(過疎地寺院対策)と都市開教の推進(過疎地への伝道教化)
 ( 四 )現代に即応した法要儀礼の制定(法要、葬儀等)
 ( 五 )社会福祉攻策の充実(ビハーラ、ボランティア、災害等)
以上、今まで教区内全寺院を訪問させていただき、沢山なお声を頂戴いたしたこと、又私自身も
一住職としての目線で教団、教区の発展のために努力いたしたいと思います。
 どうか皆々様のなお一層のご協力をお願いいたします。
                                      合 掌



氏名   片 桐 勝 信

 以下の項目の実現を目指します。
1宗祖聖人七百五十回大遠忌に向けて教区の力を結集
2宗門・教区の沈滞・閉塞状態の現状を改革し未来に繋ぐために、持てる経験、能力を活用して
 提案と実現
3開かれた教団の実現。知らせるべき情報は公開する。
小さな事でも実現をめざすマニュフェストとしての約束
*実効ある基幹運動の行事・研修・事業の整理と効率化
*本願寺博物館と誰でも意見を投書できる目安箱の提案
*教務所、組長会、教区会、基幹運動推進委員会の横の繋がりを図り、活性化を実行する。
*別院の環境を整え崇教区の責任をはたすため加談会への教区会議員の参加
*教区と別院の態勢を見直すため対策委員会を活用する。
*「別院に快適なトイレを贈る会」の立ち上げと実行。

     姿勢と約束
 *自ら猟官運動(官職を獲ようと競うこと)をしない。
 *利権を漁らない
 *選挙の結果に関わらず、選挙関係の収支は公表する。
 *自ら立候補し自らの責任で運動をすすめる。勝手連の応援は喜んで頂く。
 *王道を行く。裏道、邪道は一切無し。

 私 の 歴 史
1960.3  早稲田大学卒業、 松竹 入社(脚本部)
1961.10 サンウエーブ工業入社(ガス器具開発)
1963.4  宗祖親鸞聖人七百回大遠忌に出勤
1965.4  岩井産業入社、合併により日商岩井
      (機械貿易実務、航空機、プロジェクト開発)
1994.5  住職30年表彰 
1995.10  日商岩井定年退職在京40年岐阜〜東京を往復し報恩講・
      永代経・年忌・お取越等法務を勤める。門徒の葬儀は全て帰って執行。
1997.4  蓮如上人五百回遠忌 揖斐組団参部長
1999.4  揖斐組副組長相談員、岐阜教区基幹運動推進委員
      禀授五等,広報部 「念仏の声」の改革実行
2001.4  岐阜教区基幹運動推進委員副会長
      岐阜教区同朋運動推進協議会委員
      中京都市圏都市関教対策本部員
      中京都市圈都市関教振興金庫監査役
2003.4  教区会議員・監査委員  
2003.5  布教使



12 東海  定数1名

氏名   藤 野 堯

 これからの宗門にとって、浮沈に直結する重要な節目を迎えております。確かな方向性を
見出すべく、皆さまよりお考えをお聞きし、集約し、その要請に応え、宗門の進む姿を求めて
まいります。

   (所信)
一、「教書』の意向に遵じた宗政をめざす
一、地方の思いを中央に届け、宗政の状況を伝えるパイプの役割をする
一、議会に仏徳讃嘆の集いを実現したい
一、各組に出向き、宗政を語る意見交換の場をもつ

   (略歴)
布教使、宗会議員一期

(中外日報)
 

13 滋賀  定数2名


氏名   仲 尾 孝 誠


     ご あ い さ つ

 慈光のもと 浄土真宗僧侶の皆さまには、ご法義繁盛のためご精勤のことと、お慶び申し
あげます。
 ふたたび仲尾孝誠後援会、蒲生下組をはじめ基幹運動を推進する教区の有志の皆々さまの
ご推薦をいただいて宗会議員選挙に立候補いたしました。
 私は、同朋運動の実践の中で「いのち恵まれたものが共に尊ばれる、差別解放の社会実現
こそ、お念仏に生きるものの使命と喜びである」とのお育てをうけてまいりました。
 引き続き、基幹運動の成果を宗会へ橋渡しさせていただき、真実に生きるよろこびを共有し、
寺院・組・教区・本山のそれぞれの立場で、諸課題に立ち向かっていける宗派の立法づくりに
寄与させていただきたいと思います。

 ◎来る宗祖親鸞聖人七百五十回大遠忌に向けて、教団の社会的信頼を回復し、現代人の
   よるべとなる宗派実現に尽くします。

 ◎財政制度の抜本的な見直しを行い、寺院の歴史と地域の実情をふまえ、類聚制に依拠
   しない同朋教団にふさわしい財政の確立をめざします。

 ◎本願寺の歴史は、滋賀教区が本願寺を支え続けてきた歴史でもあります。これからの宗門を
   第一線で担うのも私たちの教区です。教区一二〇年の歴史的検証をふまえて、その歴史的
   教訓と願いを宗派づくりに生かします。

 ◎お念仏相続の喜びが、宗教ばなれ、過疎・過密のなかで形骸化してきている現状があります。
  滋賀の土徳を、今日的に再生していく努力をいたします。

  宗会議員一期の経験と、このお育てを生かす機会を、どうぞお与えくださいますよう、衷心より
お願い申しあげます。                  合 掌

〈 私の信条 〉

一、宗政の不正を許さない制度をつくります。

一、どんな小さな事でも取り組める組織づくりをすすめます。

一、滋賀教区の願いを結集し、本山に反映する姿勢を忘れません。特に、若い世代の声を宗政に
   もっていきます。

一、女性・門信徒の共同参画を推し進め、各世代の特性が生きる教学・伝道の確立につとめます。

  (略 歴)

     五一歳、宗会議員一期、宗会基幹運動推進特別委員会委員長
     布教使/中央仏教学院講師、龍谷大学・種智院大学非常勤講師
     財団法人同和教育振興会常務理事、民生・児童委員
     元・真宗聖典編纂委員会編纂委員、前・滋賀教区教区相談員



氏名   那 須 野 浄 英

宗門の躍進を拓く 五つの行動

一、ご法義を拠り所にした宗門改革を
      ご法義を第一義とした宗門であることを大切にして改革と刷新のため行動します。
二、佛法聴聞と伝道教化の実践を
      教団の歩みは親鸞聖人を鑽仰することであり、「学佛大悲心」からの聴聞のよろこびを
      伝える行動をします。
三、佛法で結ばれた仲間づくり
      如来さまを主として、安穏な社会づくりが願いの仲間をつくる行動をします。
四、寺族と門信徒の一体が寺院の本来の姿
      宗祖大遠忌法要をご勝縁として情報ネットワークを作成し活かす行動をします。
五、だれもが参画できる宗政
      宗会議員は名誉職ではありません。パイプ役として、宗会の本質と議員の本文を果たす
      べく行動いたします。




14 京都  定数1名


氏名   青 地 敬 水

 【所信】
 本年一月九日、ご門主様より「親鸞聖人七百五十回大遠忌についてのご消息」をいただきまし
た。このご消息の真意を体し明日の宗門の「新たな始まり」を出発期とし、節目をつけ、ここに宗
会議員の改選を迎えました。そこで、諸師と諸般にわたりご相談をいたして、熟慮の上、初心明鑑
に帰し、宗政に継続参画し宗門躍進にお役に立って参りたく決断をいたしました。このうえは左記
事項の実施に向け挺身する決意であります。

●親鸞聖人七百五十回大遠忌総合基本計画のさらなる構築に向け策定推進
一、宗務機構改革(伝道活動体制の充実を計る組織)
二、世界に誇れ得る教団としての意識向上の確立
三、次代を担う「人」の育成推進
四、宗門低迷の意識の脱皮(向上の躍進)

 【略歴】総務、龍大理事、平安学園理事長、佐賀龍谷学園理事長、札幌龍谷学園理事長、
親鸞聖人七百五十回大遠忌準備委員会常任委員、京都刑務所教誨師会会長、
京都拘置所篤志面接委員会会長

(中外日報)



15 奈良  定数1名

氏名   三 浦 性 暁

 私は、現在の宗門・宗会のあり方に多くの疑問を持ち、「徹底した改革」が必要であり、新しい
宗門の未来をみんなの手で創り上げなければならないと確信し、僧侶宗会議員に立願補いたし
ました。
 何卒、皆様のご理解とご支援をたまわりますようお願い申し上げます。

@親鸞聖人750回大遠忌法要が宗門の新生への転機となる取り組みをします。
 1 290億円という巨額予算と長期計画を精査し各寺院の懇志依頼額を軽減します。
 2 教学の現代化を進め、時代に合った伝道方法を発信できる体制をつくります。
 3 宗門の新生に向けて、基幹運動を推進するために、性別・年齢にとらわれない男女共同
   参画・門信徒参画の組織づくりに取り組みます。

A教区と中央の太いパイプ役となり教区意見を宗政の場に反映します。
 1 「護持口数調整問題」では教区意見を尊重し、教区の実情に合った護持口数を全力で具
   申します。
 2 過疎や人口の空洞化をかかえるなど、さまざまな形態の寺院が相互に支えあうシステム
   を構築します。
 3 宗会・宗務情報を詳細かつ速やかに届けるため、教区のさまざまな場をとらえて「宗会
   報告会」を行うとともに、今までにない「宗会報告」を適時発行し、三浦性暁のホーム
   ページにも公開します。
B宗会の情報を透明化するため情報公開を推進します。
 1 予算委員会等を積極的に公開するための法規改正を提言します
 2 宗会本会議や予算委員会のインターネット配信を実現します。

C宗門の財政・宗務の適正化と合理化を推進します。
 1 予算決算の内容を精査し、無駄を省き歳出を減らし、宗務全体をスリム化します。
 2 賦課制度の改正に注意を払い、寺院の負担を最小限にとどめます。
 3 中央集権から脱皮するため、宗務・財政の主体を中央から地方に移し、教化伝道の最前
   線である寺院の活性化につとめます。

D宗門の次代を担う「人」の育成と発掘をめざします。
 1 寺院後継者の育成と、青少年教化のための施策を充実します。
 2 宗門内の各種専門家を発掘し、宗門の未来にそなえます。
 3 社会の苦悩にかかわって行ける、行動する念仏者の団体づくりの奨励と支援をします。

E真の同朋運動を推進します。
 1 同朋教団の再生をめざし教学の再構築に向けた取り組みをします。
 2 時代に流されることなく国に戦争させない宗門の立場を明確にし、非戦平和を社会に発
   信します。
 3 宗門の上意下達の体質を払拭するため制度・法規の見直しを進めます。


【経歴】(中外日報参照)
龍大経営学部卒、布教使、元中央基幹運動推進相談員、中央基幹運動推進委員会委員




氏名   中 野 信 宏

 この度、昨今の宗門における現状に危機を感じ、今こそ宗祖のお心を体した同朋教団のあるべ
き姿としての宗門の抜本的改革に取り組まなければ大変な事態になっていくと重く受けとめ、立候
補を決意致しました。
 その改革の主たる内容は、間近に迫った、親鸞聖人750回大遠忌総合基本計画の推進等に
取り組み、均衡した宗門財政を推進し、教区護持口数の調整に献身し、基幹運動の成果をあげる
ため尽力し、過疎寺院の対策等に積極的に取り組んでいきたく存じます。

   【公約】(中外日報参照)
@親鸞聖人750回大遠忌総合基本計画に取り組みます。
A均衡した宗門財政を推進します。
B教区護持口数の調整に献身します。
C基幹運動の成果をあげるため努力します。
D過疎寺院の対策に尽力します。


《略歴》龍大経済学部卒、布教使、前組長、教区会議員、常備会員、教区基推委委員、
ビハーラ奈良代表、本願寺全国布教同志会会員、保護司、下布田仏教団々長





16 大阪  定数3名


氏名   本 多 隆 朗

かえまひょうな!

1. 親鸞聖人750回大遠忌法要の具体化へ!
平成17年(2005年)1月9日に親鸞聖人750回大遠忌についての御消息が発布されました。
その内容は、現状の寺院活動への強い危機感にじみ出ており、現代社会に応じる宗門の
構築にまで言及されています。私は、蓮如上人500回遠忌法要を踏まえ、今回の大法要を
円成させるとともに、50年後の親鸞聖人800回遠忌への基本計画を確固たるものにしてい
きます。

2. 過疎・過密への対応と具現化へ!
市町村合併が進む中で過疎地寺院の対応が急がれ、人口集中の首都圏での教線の拡大
が求められています。私の現在取り組んでいる課題のひとつでもあり、全力で具現化してい
きます。

3. 現代社会へ新しい宗門構築を!
少子・高齢化が進む中で、団塊の世代への取り組みをはじめ、独居老人や定年後の入門
対策など新しい組織への構築に取り組みます。

4. 情報化社会への新しい伝道を!
私の得意とするジャンルですが、情報化が進む中で、テレビ・ラジオ・インターネット等への
新しい取り組みと宗門の更なる情報公開を進めます。

5. 女性参画の組織拡大へ!

6. 子供たちや若人に夢と信仰心を!


 (略歴)中外日報より
龍谷大学卒・毎日放送社会情報部長・蓮如上人五百回遠忌法要行事部長・
吉本興業テラサンプロジェクトプロデューサー・首都圏都市開教対策本部長・
首都圏宗務総合センター所長・武蔵野大学理事長



氏名   出 口 湛 龍

略  歴  1951(昭和26)年生 53歳  龍谷大学大学院修士課程、宗学院修了
      宗会議員4期 総務2回(現職)基幹運動推進本部副本部長、布教団連合総団長

〜明日の宗門の『新たな始まり』を期して〜

「親鸞聖人750回大遠忌」にむかって
 これができます! これをやります!

◎基幹運動の見直し
    ・運動名称の変更
    ・新5ヵ年計画の策定(大遠忌を見据え平成18年度の新計画)
◎時代に即応した布教伝道の実践
◎親しみやすく、感動的な法要形態の創設
◎教区の再編、組画の変更(31教区の見直しと行政区を配慮した組画)
◎ビハーラ施設の開設、育成機関の充実(西本願寺のお膝元に研修施設を)
◎国際貢献、ボランティアに対してNGOの設立

 皆様に支えられ、宗会議員として、ご本山に送り出していただいて早や16年。
 これまでに多くの方々とお出会いし、たくさんのご意見を頂戴してまいりました。このことは
私の貴重な財産であります。
  「世心中安穏なれ、仏法ひろまれ」と願われました親鸞聖人の願いを柱とし、次世代の
社会を担う明日め宗門を、皆様のお声と倶に築かせて戴きたく存じます。
 現在、現職の総務として、基幹運動推進本部副本部長、布教団連合総団長を拝命し、
教化・伝道にと力の限り邁進いたしております。
 今後とも温かいご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。



氏名   松 永 大 徳


  略  歴
1948年(昭和23年)生 56歳
1970年(昭和45年)西稱寺住職(住職歴35年)
大阪教区会議員6期  堺別院輪番  宗会議員1期

 私、松永大徳は「宗門への提案」として次のような改革の案を提示して、懇志依存型から
懇志以外の財源の確保を考えるべき時期であり、ご住職・門信徒の方々の負担の軽減を計り、
広く社会に浄土真宗・お念佛をお伝えする機縁になることを願い、具現化できるよう精進して
まいる所存であります。
 1,財政改革への提案(本山機能の一部を独立採算化と権限の委譲を行う)
  ◎聞法会館の独立化(株式会社化と宗派の持株会社化)
  ◎出版事業(メディアセンター)の独立と株式会社化
  ◎本願寺会館を葬儀会館へ改築・葬儀事業の展開

 2,医療関係・福祉の改革への提案
  ◎アソカ診療所の病院(医療法人化)への拡大及び特別養護老人ホーム建設
  ◎かけこみ寺の設置
     寺院の地域性をフルに活かし、地域社会と協力し、教区・本山との連携を図り、本山に
     「かけこみ寺本部」を設置し宗門としての救済・ケアーを考えていきます。

3,教化活動の改革
  ◎福祉・介護に関する人材の育成
     福祉・介護の公的資格の取得を推進するプログラム・カリキュラムを作成し、地域社会
     との融合を図ります。
   ◎「たすけあい本部」の設置
      自然災害の発生に対して「たすけあい本部」を本山内に常設し、専門家・有識者を
      中心に災害発生に対する宗門の支援・協力活動が展開できるよう各教区・組・寺院
      のネットワークの構築・人材の育成及び基金を設立します。

     以上、皆様方には様々なご意見がある事と存じます。忌憚のないご意見を頂だいし
宗門ヘ一石を投じ今日の宗門・明日の宗門をともに考え、皆様の代表として皆様の声を宗会ヘ
届けてまいります。ご支援よろしくお願い申し上げます。




氏名   山 田 智 之


  経  歴
1945年生・59歳 宗会議員2期

              立候補の趣意
 ご門主は「親鸞聖人七百五十回大遠忌についての消息」において、宗門ならびに寺院活動の
現状に対する強い危機感を表明されております。そしてまた、現代社会に応える宗門の構築に
ついての固い決意も披瀝されました。

 私どもは、いよいよ六年後にせまった大遠忌法要を大きな転回期として、危機の克服と新しい
宗門の構築を図るとともに、未来に向けた宗門の指針を明確にすることによって、社会の要請に
応えねばなりません。

 宗会のおかれている現状でそれは可能なのでしょうか。一般寺院のこころとの乖離は深刻
です。溝を埋め距離を縮めるには、徹底した情報開示によって現状認識・課題設定を共有し、
否定すべきは否定し、志向すべき方向の決定・実行には万全の体制をつくりあげる能力ある
人材が宗会に求め続けられています。

 大遠忌を軸とした宗門長期基本計画・基本法規の抜本的改正等々の決定に携わる大任をはじ
め諸課題の解決・改革に、皆さんとともに全力で邁進する決意をもって再び立候補いたしました。

 親鸞聖人が生涯を通じて貫かれた厳しい生活実践こそ、私どものたどる道でありましょう。現生
正定聚のよろこびの中、法を仰ぎ、自らを律し、切磋琢磨の宗会議員の誕生に皆さまのお力を
お貸し下さい。



17 和歌山  定数1名


氏名   藤 下 恒 庸


 「親鸞聖人七百五十回大遠忌についてのご消息」をいただいて五十年に一度のご勝縁と慶んで
おります。
 今日の社会状況と宗門の現状を把握、分析し、教団の伝道と教化態勢の基盤の整備と確立を
計ります。
 このことは、いま取り組まれている「親鸞聖人七百五十回大遠忌総合基本計画」(案)を早急に
「総合基本計画」に纏め上げ、抜本計画の推進と法要の円成のために精進します。

   【略歴】
龍谷大学文学部卒業、小樽別院・鷺森別院勤務、和歌山教区教務所長・鷺森別院輪番、
福井教区教務所長・福井別院輪番、東海教区教務所長・名古屋別院輪、北海道教区教務所長・
札幌別院輪番、宗会議員二期、親鸞聖人七百五十回大遠忌準備事務所所長

(中外日報)


氏名   荻 野 昭 裕

   (私の思い)
○時代に即応した宗門の組織・制度の見直し。

○浄財の有効利用と安定財源の確保をめざす。

○大遠忌基本計画の諸項目には、毎年の経常予算の中で創意工夫し専業化すべき項目がある。
 二百九十億円もの計画事業費は、門侶の理解も得がたく到底容認できない。
 宗門全体が喜んで迎えられる大遠忌にしたい。

○少子・高齢化社会の到来や過疎化のより一層の進行など、厳しい現実を直視し、各ご寺院の
 思いを施策に反映していきます。

   (略歴)
龍谷大学文学部卒、和歌山教区教区会議長

(中外日報)



18 兵庫  定数3名

氏名   豊 原 大 成

 現在の我が国は、政治、外交、経済、社会、道徳、宗教など、様ざまな面で危機的様相を
呈しているのに、国民一般には、その事に関して漠然とした不安を抱きつつも、いわゆる真剣
な危機意識が感じられません。
 我が宗門でも同様なことが言えると思います。
 6年後にお迎えする宗祖750回大遠忌こそは、宗門がこのような危機的状況から脱出し、再び
かつての栄光の日々を実現する絶好の機会であります。
 宗門人一人一人が栄光の喜びに満ちて宗祖の御影前に参上できることを願い、過去5期
20年間の宗会議員等としての貴重な経験を生かしつつ、具体的には下記の諸項推進のために、
私は6たび宗会議員選挙に立候補いたしました。皆様の絶大なる御賛同ご支援を、衷心より
お願い申し上げます。

       記
一、 宗祖750回大遠忌関連諸計画の早期確定と推進(行事、事業。予算、募財方法など具体的
    計画は、新しい宗会によって決議されます。)

二、 宗門財政の抜本的見直し。

三、 人材の発掘、登用、特に育成に関し、既成諸機構の活性化を計り、下記の諸項の実現に
    努力する。
 1・より広い視野、方法論の上に立つ教学の研鑽、法式の整備・充実、伝道の拡大。
   (僧侶一人一人が皆学者としての自覚の下に、インド・中国・日本などの仏教全体の学習、
    特に七祖各々の教学の専攻による学習の掘り下げを、僧侶人材育成の場において推進
    する。)
  ・勤式指導、学習内容等についても見直しを計り、門信徒の月忌、年回等法要の新しい勤修
    方法の開発を進める。
  ・布教使だけの布教大会開催奨励による相互研鑽の進退を計る。
 2.宗門関係学校(26学園、71校、学生、生徒数約七万人)の活性化による次代人材の育成。
 3.仏教音楽の更なる開発と普及によって、特に婦人層の活躍を促進する。
 4.各種研修会(住職・僧侶・寺族・門信徒、本山・教区・組)の充実を計る。
                      以上



氏名   菅 義 成

一人でも多く
 お念仏を喜ぶ人を育てる
親鸞聖人七百五十回大遠忌へ二十一世紀を貫く
      大計に立った宗門活動の実現を目指して!

親鸞聖人七百五十回大遠忌をお迎えする『ご消息』を頂戴いたしました。ご門主さまのお諭しを
拝して、身が引き締まる思いであります。その思し召しを体して、宗門の中に信心のよろこびが
満ち、現代社会の要請に応えてみ教えを伝える活動を展開するサンガを築いていくことが、私達
に課せられた使命であります。そのために、戦後六十年の歴史を再点検し、「無宗教化していく
精神風土」に取り組み、八百回大遠忌に繋いでいく視点から必要な施策を打ち立てていくため、
宗門組織の変革も含めた新しい時代の宗門を築いてまいります。

            所信
一、基幹運動を発展させ、理解しやすく格調高い全員参加の新たな運動計画の策定を行います。

ニ、「無宗教化」していく人心に真実の宗教を伝える宗門のグランドビジョンを打ち立てます。

三、寺院基盤を揺るがせる地縁社会や人間関係の絆の喪失に対処する方策を打ち立てます。

四、「一人でも多くお念仏を喜ぶ人を育てること」を諸活動の根底に据える施策を進めます。

五、人々の悩み苦しみに応え、み教えを伝えられる人材の育成と、現実に即した伝道対策を
   進めます。

主な経歴 宗会議員当選3回。浄土真宗本願寺派総務。本廟局長。教学助成財団常務理事。
引き続き宗会議員としてご推挽いただきますよう何卒よろしくご支援をお願いいたします。



氏名   是 川 恵 信

宗門のさらなる
 発展をめざして!!
前回の選挙では多大なる御支持御支援を頂き乍ら及ばす申し訳ありませんでした。
今回も再度立候補し、皆様方の信を得て宗門の発展に尽くしたいと存じます。
◇宗祖親鸞聖人七百五十回大遠忌展望
  大遠忌法要基本計画に皆様方の御意思を反映させます。また宗門長期計画の策定に参画
  し、賦課制度教区組再編等の諸問題の解決に向けて努力致します。
◇宗務所東京移転
  日本の政治経済の中心は東京です。また東京には最新情報が最も早く最も多く集まってき
  ます。本山機能だけを京都に残し、宗務所を東京へ移転し宗門としてもこの現代社会に対応
  すべきです。
◇基幹運動推進
  同朋運動は更に推進し、約50年にわたる門信徒会運動は総括をすべきであると考えます。
◇龍谷大学に寺院経営学を
  少子化高齢化の進む中、これからの寺院経営を考えていく上で経営学科の中に専攻を設置
  します。
◇人材育成、教学振興
  世代交代は進みつつあります。また時代も変わりつつあります。時代即応の、教学の確立と
  人材輩出の制度整備をします。
◇過疎地対策
  過疎は国政の問題ですが、過疎地寺院に対しては宗門の強力な対策が必要急務です。
  以上、私の所信を述べました。今回はぜひとも

 是川恵信(53才)、 龍谷大学大学院修了 輔教
   を宗会に送って頂きますよう絶大なる御支持御支援を賜わりますようお願い申し上げます。



氏名   西 脇 修

 【立候補の趣意(宗門の課題と問題点)】

1.基幹運動の推進
 二〇〇五年は現行の基幹運動(門信徒会運動・同朋運動)計画の最終年度です。
 人類の三課題、平和・人権・環境を視野に入れ、かつ、「事実からの学び」を「ご門徒と共に深め、
 歩みとする」ということが大切です。
 名称変更を含め、次期運動計画を推進します。その基盤はご法義です。

1.同朋教団としての教学の確立
 教団は社会性を持った組織です。社会的事実を踏まえた現代教学の確立は、混迷する社会の
 救いとなるでしょう。
 社会に迎合するのではなく、社会に提示する教学です。

1.浄財の使途を明確化した情報公開の推進
 愛山護法のご懇念は、ご法義相続の結晶であります。
 それ故に、宗門の経理運営の詳細を開示する必要があります。
 宗務の情報が一般寺院や門信徒にインターネットなどの方法だけでなく、地道な文書による
 情報公開が大切です。

1.団塊の世代と青少年教化の充実
 二〇〇七年、団塊の世代は60歳を迎えます。また、少子化傾向は続きます。
  「念仏の声を世界に子や孫に」の基幹運動のスローガンは実態に即した運動でなければなり
  ません。

1.寺院後継者の育成と人材登用の研究機関の充実
 宗門の発展の要はご法義相続です。伝道者としての後継者の育成が急務です。それには教学
 及び法式と布教の専門家を登用した育成・研究機関の充実強化です。

1.人口学と減少経済を踏まえた寺院振興策の研究
 人口変動の学問である人ロ学を視野に入れた都市開教並びに過疎地の教化を研究しなければ
 なりません。
 門徒戸数の動向が課題です。抜本的な研究と調査の上に立った振興策が必要でしょう。
 当然、賦課制度と関連のある問題です。

1.災害対策と心のケアができる部局の設置
 昨年の自然災害の多発は多くの悲しみをもたらしました。災害復興への支援策と被災なさった
 方々への心のケアは欠かすことのできない大切な施策です。これらを充実さすためにも、常設の
 部局を設置して対応しなければなりません。

 以上のことをより一層研究を深め、共に歩む「同朋教団」としての宗門を、次代に伝えていきます。

 【経歴】
 龍谷大学大学院博士課程単位取得修了
 宗会議員一期、保護司、人権擁護委員、龍谷大・相愛大・夙川学院短大を経て、
 兵庫大学講師、揖龍西組副組長、仏青連盟指導講師、研修講師、
 基幹運動本部専門委員を経て同朋センター研究部会長
 町文化財保護審議会委員、町青少年育成協議会理事



19 山陰  定数2名

氏名   原 田 光 生



経  歴   最終学歴 昭和48年 中央仏教学院研究科卒業
                同年    伝道院住職課程終了

略  歴   昭和49年 沖縄開教地開教使任用
        昭和53年 安芸教区教務所勤務
        昭和61年 山陰教区教務所勤務
        平成2年  浄土寺住職就任
        平成13年 宗会議員

信  条    「み教えをともに聞き、ともに伝える」
立候補の趣意  
@《親鸞聖人750回大遠忌法要へ教区の声を》宗門長期基本計画の中で過疎、過密の問題を
重点的にとり上げ寺院活動の活性化を図り大遠忌法要修行へ向けて全員聞法・全員伝道を
推進すべく態勢となるよう努めます。

A《情報の公開と解かりやすい宗政》宗務の動きを一般寺院の僧侶・寺族・門徒が理解できる
よう情報の公開を図り、時代に即応した解かりやすい宗政となるよう努めます。

B《基幹運動の推進》人びとの悩みや思いを受けとめ共有する広い心を養い、互いにささえあう
組織を育て、み教えを伝え現代社会に応える宗門を築く運動の推進を目指します。併せて寺族
婦人の運動参画への法規整備ができるよう努めます。

C《人材の育成》人々の苦悩に共生する次代を担う僧侶・門徒の育成現代社会の要請に対応
できる人材、特に寺院後継者の育成に取り組みます。

                                     以 上




氏名   小 笠 原 義 宣

《スローガン》
一心一向 そして C(チャレンジ・挑戦)
 H(オネスト・正直)
 C(クリーン・清潔)

「一心一向」蓮如上人の『御文章』に再々出てくるこのお言葉が私は好きです。
まさに今こそ、皆が心を一つにして、一つの方向に進んで行かなければならない時ではないで
しょうか。一心一向をモットーとし、大きな問題にもひるまず挑戦していく(C−チャレンジ)。
  選挙時だけのきれいごとではなく、誠心誠意皆様と語り、思いを耳に傾け、また、宗会の
現状を正直にお伝えする(H−オネスト)。
  そして自分の言動に責任を持ち、清廉潔白に宗会活動に取り組む(C−クリーン)所存で
ございます。

《公約》

 @親鸞聖人七百五十回大遠忌の宗門長期計画大綱案に関して。(総予算の査定と精査。)
 A過疎地域の寺院対策について。(中央都市・過密対策に重点を置いている。)
 B人材育成に関して。(関西地域の講師のみ登用、地方の若手・有資格者を切り捨てている。)
 C災害時において相互扶助システムが存在しない現状を鑑み、早急に新たな災害共済制度を
   確立する。

                                   以 上




氏名   菅 原 龍 憲

■私の課題と取り組み

       現代社会に向き合える教学の樹立
 現代という時代状況にどう対応するかということが基幹運動の重要な課題とされてきましたが、
はたして今の真宗教団が現代のあらゆる問題に発言し、対処しうる前提、根拠を持ちえているの
でしょうか。来世往生に収斂された「真俗二諦」という真宗の信が、はたして人間一人ひとりの
尊厳を自覚させ、この世をどう生きていくかという立場をうながしうるのでしょうか。
 今私たちにとって大切な課題は、教団として現代の社会にどのようなメッセージが送れるかと
いうことではなく、歴史的現実を問題にしえなかった教えの本質とはなんであったかが、まず問わ
れなければならないと思います。

      神道的宗教性からの解放を求めて
 現在私は「小泉首相靖国参拝違憲訴訟」の原告のひとりですが、この裁判はあくまでそれを
契機として、私たちの精神に深く根ざしている神道的宗教性を掘り起こし、この国に「信教の自由」
を確立する基礎を据えるたたかいであると、つねに自分に言い聞かせてきました。私たち真宗
門徒も例外なく神祇信仰を受容し、なお神道的宗教性に頽落し続けている教団の現実があり
ます。真宗の復権、教団の再生こそが今、問われているのではないでしょうか。

      親鸞聖人七百五十回「大遠忌」に向けて
 宗祖の七百五十回「大遠忌」を六年後に控え、今年より教団として本格的な準備が進められ
ようとしています。
 先の蓮如上人五百回「遠忌」は「イノベーション(変革)」というテーマが掲げられましたが、なんの
変革もなく長期にわたる法要は終熄しました。一大イベントとあふれるほどの出版物など諸事業が
なされましたが、結局は現代社会になんの影響ももたらすことなく、宗門という名の閉鎖社会を
象徴した法要であったと思います。時代状況と関わる真宗の信の基軸そのものを問い、真宗
教団としての明確な立場を表明することが、宗祖の法要を迎えようとしている今、求められて
います。




氏名   鈴 木 恭 之

最終学歴 龍谷大学 文学部 仏教学部


略  歴、 昭和49年 本願寺派伝道院部長 拝命
昭和53年 同上 同朋運動本部事務室長 退任
平成 7年 山陰教区組長会長 就任
 〜11年  退任
平成14年 宗会議員当選(6月)
 〜17年 上記任期満了(3月)

皆さんとともに特に考えて行きたい実践課題、

@ 親鸞聖人750回大遠忌に関して課題を分かり安くすること。

A 山陰教区が抱える後継者問題に加えて人口移動に対する明るい将来展望について。

B 宗務組織の点検、特に機能化・重点化について。(過疎対策を実施する「本願寺宗務
首都圏センター」「本願寺教学伝道研究所」「寺院庶務部」との連携等)

C 同朋教団(特に基幹運動)の本来的なあり方について。

D 教区・組の編成に関する実質的な取り組みについて。




20 四州  定数2名
氏名   浅 野 弘 毅

 私は、前任期中におきまして平成13年4月より平成15年10月まで総務の重責を拝命し、
また平成15年11月より今日まで宗会の議員会派会長(宗門の躍進を拓く会)として、微力
ながら宗務の推進努力してまいりました。

 前回の選挙時に教区の皆様にお約束しました北山別院問題については、宗会において
「北山別院問題終結宣言及び反社会組織との決別宣言」の満場一致の決議を得ることが
出来ました。これによって宗会及び本山の疑惑の一掃と、本山の受けた損害賠償請求の
司法への提訴がなされました。

 しかしながら、宗門の信頼回復や、教区の皆様の声や女性僧侶坊守様の意見を宗政に
反映させる為の改革は、まだ道半ばといったところであります。

 今後は前任期中にやり残した事由はもちろん、宗勢拡大を最大の目標として組織の改革と
布教の強化拡大に努力をしてまいりたいと存じ、いま一度宗政の場に参画することを決意した
次第です。

 なにとぞ皆様方よりの倍旧のご支援をいただきたくご理解とご教導を賜りますように、重ねて
お願い申し上げ立候補のご挨拶といたします。



 「私の決意」

 1、旧来の本山の組織機構を改めより多くの人々が参画出来る宗政組織の改革

 1、宗祖親鸞聖人750回大遠忌に向けて全宗門がふるって参加出来る計画の立案

 1、都市開教の具体的施策の作成と実施

 1、本山の自浄能力の向上(北山問題をくりかえさない為に)




氏名   成 川 和 行


 私は、自らの生き方のモットーとして、情熱・誠実・行動を課してまいりました。私が宗門内
では、特に“誠実”あれとの言葉の重みを感じます。諸問題をご法義に照らし、心して人の話し
に耳を傾け、更に皆様の声を伝えることのできる宗会議員を目指します。

 公約

 1.現代社会の諸問題に即応できる教学の確立と柔軟な伝道方法の確立を目指します。

 2.宗門の健全な財政基盤の確立を目指します。

 3.宗門の次世代を担う後継者を幅広く育成し、人材登用とその活用を目指します。

 4.宗門内外の社会の諸問題に対して、積極的に取り組みお念仏のお心を体して、人々の
   悩みに応える基幹運動の充実を目指します。

 5.緊急の課題である過疎・過密地域に応うる伝道の在り方・後継者問題・寺院活動の
   活性化を目指します。

 6.「宗祖親鸞聖人七百五十回大遠忌計画」の具体化をはかり、準備に万全を期するを
   目指します。

 7.自然災害時に於ける相互扶助制度の確立を目指します。


〈略   歴〉
   龍谷大学文学部卒・布教使・宇和島組長・愛媛県組長会長・教区布教団幹事・
本山宗務員等




21 備後  定数1名


氏名   不 二 川 公 勝


            私  の  抱  負

 来たるべき親鸞聖人七百五十回大遠忌をご法義繁盛と宗門興隆の機縁とする上から、
現代社会に即応する開かれた宗門として、基幹運動の推進をはかり、私と教団の体質の改善を
目指し、具体的に次のことに取り組みます

−、寺院の活性化をはかる
 一 地域の特性をいかした寺院活動の推進
 二 教区・組の区画の見直し
 三 現代に即した法要・勤行の制定(儀式の場を聞法の場に)
 四 寺院子弟の養成・教育の場の整備
 五 宗門活動における男女共同参画の推進

二、み教えによって結ばれる教団をめざす
 一 新たな基幹運動計画の策定と推進
 二 僧侶・寺族・門信徒の研修の強化
 三 各教化団体(特に青少年教化)の充実
 四 念仏者の生活実践の展開(「現代版領解文」制定・精進の日・食前食後の言葉など)
 五 社会的活動の拡充と推進(ビハーラ活動や森林事業など)

三、宗門の伝道基盤の充実をはかる
 一 抜本的な過疎過密対策の推進
 二 不公平感のない新たな賦課制度の導入
 三 宗門内外の人材の発発掘と登用
 四 出版・広報活勤の拡充
 五 新規教線の開拓

四、親鸞聖人七百五十回大遠忌に関して
 一 大遠忌の諸計画の策定の推進
 二 各組における記念事業の展開
 三 全寺院での大遠忌法要修行をめざした取り組み


                            以 上



22 安芸  定数3名

氏名   武 野 公 昭

 この度の選挙は、宗祖親鸞聖人七百五十回大遠忌法要修行並びに記念事業の推進を
決定する時期の大切な選挙となります。
 今年一月発布の「ご消息」にも示されておりますように、急激な社会の変化のなかで、
如来の智慧と慈悲とに照らされ、心豊かに生きることのできる世の中を築くために貢献
する心を以て宗政に邁進したいと思います。

@教学・伝道の振興 人材の育成

A基幹運動の推進

B過疎・過密地域の対策

C財政の確立 護持口数の調整
       安定財源の確立

D時代に即した宗務組織の充実 法規の改正

(中外日報)


氏名   後 藤 寿 邦

 【私の活動方針】「初志貫徹」私は有権者の皆さまのご付託を受け、初当選の栄を頂いて
以来、長い伝統と護法の情熱あふれる安芸教区の皆さまの声に、ご法義の心をもって応えて
まいりました。今後も、名誉や権力の争いではなく、いささかの揺るぎもなく常に仏法中心の
議員活動を続けます。

 【私の五つの重点目標】
@教学の振興と現代社会への貢献★み教えの根幹 を、わかりやすく親しみやすく!
 そして宗門の願いを、広く社会に発信を!
A寺院の活性化対策★今こそ、包括的で具体的な過疎寺院対策を!
B基幹運動のさらなる推進★門信徒にもわかりやすく、全員で参画を!
C宗門附政の改革★抜本的な財政施策の樹立を!
D宗門組織機構の改革★効率的な伝道活動のための組織改革を!

 これらは、直接皆さま方のご寺院に関わる課題でもあります。安芸教区、各組ご寺院の
ために、全力を挙げ取り組む所存であります。何卒重ねてのご支援の程よろしくお願い
申し上げます。


(中外日報)



氏名   武 田 昭 英


 御門主の宗祖七百五十回大遠忌ご消息の御意趣を受け、時代に即応した伝道のあり方を
問いなおすことと組織機構の改革、人口減少時代への対応策を早急に打ちたてたい。

一、仏教音楽ならびに法要儀式の研究に力を注ぐ。

二、お念仏申す喜びを知り語り合う御同行とともに思想信条を超えて手を取り合える御同朋の
  社会をめざす基幹運動の促進。

三、布教伝道に携わる人材の育成。

  〈略歴〉
龍谷大学卒、宗会議員四期 総務四回


(中外日報)


23 山口  定数3名

氏名   桑 羽 隆 慈

(所 信)
平成17年1月9日ご正忌報恩講の初日、親鸞聖人750回大遠忌のご消息をいただきました。
この時期に宗会議員の任期満了し、総選挙が実施されることは宗門のあるべき方向目指す
好機であります。
 今、原点にかえって思いをいたすとき、宗門には個々の寺院において、過密人口の大都市に
ある寺院、過疎の農山村に位置する寺院、又大規模な寺院、小規模な寺院とその内容は異な
りますが、聞法と伝道を基本とした寺院活動がその役割であることは申すまでもありません。
 宗門組織は、この寺院の活力を引き出し、大きな力へと結集して、国内外へお念仏の灯を
かかげることにあります。
 宗門への期待を明らかにし、連繋を密にして、めまぐるしく変貌する社会に向かって、寺院存在
そのものの明確な位置付に取り組み、 50年ごとにお迎えする聖人の大遠忌のご勝縁にあった
私の法悦と責務を果たしたいと思っています。

 具体的な取り組みへの目標

 1.宗祖750大遠忌への取り組み
   長期展望にたった基本計画の方向指示
   予算の具体的な積算と理解の徹底

 2.都市開教について
   将来へ向かって寺院形態へのビジョンを

 3.過疎寺院について
   激しい人口流動中にあって寺院存在の意義明確化

 4.護持口数と賦課制度の確立
   次第に懇志が減少傾向にある現代、応分の負担への理解の徹底
                         以 上




氏名   村 上 智 真

         “LOOKING WIDER”
         〜 視野をより広く 〜

      ★熟慮 ★決意 ★実行 ★決断

 700回大遠忌以来、宗門を挙げて基幹運動に取り組み、展開してまいりましたが、この50年の
間に、どれほど本物の僧侶、門僧徒が育てられてきたことでしょうか。宗門の教化・財務体力は
年々右下がりです。
 門信徒以上に私たち僧侶自身も、本当にこの教えに生きる慶びを、日々の生活の中で心身とも
に具現しえているでしょうか。
 今、まさに宗門再生の原点は、寺院に生活している“私たち”にあります。
 ご門主が発布してくださった『750回大遠忌ご消息』のお心を体し、宗門内に山積する諸問題に
鋭意取り絡み、変革していく旗手のー人として、「心の通う」宗門の充実・発展に全力を尽くす所存
であります。

              公 約

@3期12年間の「大遠忌宗門長期計画」の策定にあたり、急激に変動する時代を見据えて、
  さらに内容を精査検討した上で速やかに決定し、募財される浄財を無駄にすることなく、
  数々の実践項目の成就に向けて熟慮邁進いたします。

A人々の苦悩に応え、現代に通用する布教伝道の施策として、教学・布教・勤式儀礼の3本柱
  の内容充実と人材育成・新人登用の確立を目指します。

B仏教音楽(声明を含む)を通じた布教の意義を徹底し、時代の要請に応える新たな仏教音楽
  の創作と普及に努めます。本願寺会館の再生に洋式のステージを備えた音楽礼拝堂建設を
  促進させます。

                            以 上

氏名   松 原 功 人

   (所信)
親鸞聖人750回大遠忌を機縁としてダイナミックな教団への新たな始まりとしよう

@お念仏を喜ぶ朋の和を拡げる

A社会に開かれた活力ある宗門を目指す

B本山・寺院・門徒相互の信頼関係の構築

C宗門の将来を担う僧侶の育成



24 北豊  定数1名
   

氏名   西 郷 和 生

 さて、この度、宗会議員任期満了に伴い総選挙が行われることとなりました。
不肖、わたくし西郷和生は、宗政を考える会(舟川宏顕会長)や法友、知人の推挙にて、再度、
宗会議員選挙に立侯補致すこととなりました。つきましては、2期目となります今回の私の宗会
での取り組みとして、以下の4点を掲げさせて頂きました。
 その第1は、健全なる宗門(開かれた)の運営です。長引く不況などで、宗門の財政は大変
厳しいものがあります。ご門徒、ご寺院からの浄財によって運営されるべき宗門の財政など、
多くの宗門人が納得いく運営に勤めたく思っております。
 第2には、親鸞聖人750回大遠忌法要に向け、時代に即応した教学と伝道の確立ということで
あります。
 申すまでもなく、私たちの教団は伝道教団と呼ばれて久しいものがあります。そうした教団の
伝統を思うとき、どこまでも伝道のすわりは“他力回向の信心”にあります。近年、教団を取り巻く
状況は厳しいものがあります。聖人の遺弟として、不安と悩みを抱える現代人の苦悩に応えて
いくことは本願寺布教使を名告る者としての使命でもあります。その意味から、時代に即応した
教学と伝道の確立は焦眉の課題であります。
 第3として、宗会議員選挙制度の抜本的な改正であります。特に、僧侶議員選挙と門徒宗会
議員の選挙方法には数え切れないほどの多くの矛盾が存在しています。宗政を考える会の皆様
などともご相談申し上げつつ、再度宗会へ送り出して頂くならばこの問題に強力に取り組んで
参ります。
 最後の第4番目に、宗政報告会などを通じ、教区人の付託に応えるということです。この4年
間、組内寺院住職のご協力を頂いて、定期宗会終了後、全寺院、全衆徒の皆様へ《西郷和生
宗会だより》を発行し、お届けして参りました。先般、第10号を発行致しました。4年間の発行
総部数は8、000部を超えました。可能であれば、年に一度は、わたくしの宗政報告会を持って、
直接意見をお聞きする場や時間づくりに取り組みたく考えているところであります。
 第2期目も、1期目以上に、体力の続く限り頑張って宗政の刷新に取り組む所存です。
どうぞ宜しくお順い申し上げます。
         「散るときが、浮かぶ時なり蓮の華」  合掌 南無阿弥陀仏


25 福岡  定数2名


氏名   下 川 弘 暎



 宗祖親鸞聖人七百五十回大遠忌法要は教団過去の五十年の歩みを省み、教団の箍(タガ)
を締め直し今後の五十年の教団の具体的な施策を策定する重要な節目

▽寺離れ、僧侶離れが急速に進む(宗教離れではない)と予想される中で、先ず浄土真宗
 僧侶と しての基本の確認と自覚 「いかなる勝法も人によって世に現れる」
▽伝道活動のバックボーンとなる教学体制とそして、その研修体制の見直しと確立
▽伝道教団としての、宗会制度を含む諸組織機構の点検とその機能回復
▽首都圏四千万の人々に念仏を伝えそして日本と世界に新しい精神文化の流れを!
▽宗祖親鸞聖人の御前に胸を張ることかできる教団を目指そう!

  《経歴》
総務(現職)、宗会議員二期、組長等、郡・町仏教会会長、民生児童委員

(中外日報)



氏名   田 中 郁 朗

◎私の綱領

@「たかが宗会議員」だから、偉そうにするのは止そう。

A「されど宗会議員」だから、不祥事とはもっとも遠い存在であろう。

B宗門の基幹運動は教学をはじめ制度、宗風など全般に亘って真宗本来の基点に回帰
 しようとする運動であると認識し、この運動が宗門全体に浸透するよう尽力しよう。

C私を支えてくれる宗務にかかわる人たちすべての人格と人権を大切にしよう。

◎元基幹運動本部事務局長

(中外日報)



氏名   城 厚 雄



ー私の所信ー
一、宗門の重要課題
 宗門長期基本計画並びに「宗制」改正などの案件は、地方の声を十分聞いた上で、宗会が
 審議を尽くして確定する。
一、宗門の機構改革
 組織の近代化と情報伝達、地方活性化のため宗門法規を改正し、出来ることは地方へ委任。
一、宗祖の教義学習の場の拡大
 地方仏教学院を開設し、僧侶、門信徒が真宗教義を学べる環境整備を図る。
 基幹運動の推進(寺院機能振興、僧侶の意識改革)、通信教育方式による門信徒入門講座
一、宗門浄財の厳正な運用
 賦課基準要素の見直しと、大遠忌懇志の相当部分を積み立てし、将来の安定財源化を図る。
一、綱紀振粛
 過去の事犯に基づき、宗門の自浄作用が発揮出来るよう再発防止と具体的懲戒事項を
 明らかにして、宗門の遵法の精神の高揚を図る。

《略歴》龍大文学部卒、教務所長、輪番、組長

(中外日報)



26 大分  定数1名



氏名   速 水 宗 譲



《親鸞聖人七百五十回大遠忌総合基本計画・宗門長期基本計画の確立》

 聞かれた宗門・活力ある宗門を目指すことを活動の基本として「展望をもった行動」
「責任ある行動」「対話を深めた行動]をモットーに明日の宗門の発展につとめます。

   《提言》
一、情報のオープン化
 @情報公開制度
二、人材の発掘
 @地方の人材の発掘
 A社会問題への敏感な反応と対応
三、組織の解放
 @男女共同参画・女性の意見の反映
 A離郷門徒と地方寺院の関わり
 B儀礼の継承と創造(仏教音楽・勤式)

   〈略歴〉
龍谷大学卒、教化指導主事、組長、教区会議員、宗会議員二期、総務一期(現職)

(中外日報)



27 佐賀  定数1名


氏名   光 岡 理 學



公約
1.議員4年間の経験を生かし、6年後に迫った宗祖親鸞聖人750回大遠忌法要に向かって、
  宗門活性化の為に諸施策を策定し、その達成に推進努力致します。

2.過疎過密寺院の抱える諸問題解消に向けて努力致します。

3.本山とのパイプ役として教区内のことに耳を傾け、宗門運営に反映するように努力します。


経歴
・佐賀大学文理学部卒業
・藤影幼児園園長・理事長
・佐賀龍谷学園理事長


28 長崎  定数1名


氏名   園 城 義 孝


お念仏の声が満ちあふれる教団をめざして

  一、心はずんで上山できる祖師聖人七百五十回大遠忌法要の円成をめざします
  一、過疎寺院の対応と都市開放の対策をはかります
  一、一般寺院の声がとどく宗政をめざします
  一、青少年活動の活性化をはかります
  一、宗会、宗政情報のこまやかな伝達をいたします

経歴
龍谷大学卒、宗会議員(一期)、元教区会議長,社命福祉法人常光福祉会理事長、
南有馬町代表監査委員、元南有馬町教育委員長、元南有馬町民生委員総務、
元行政相談委員




29 熊本  定数2名


氏名   木 下 慶 心

     私の基本的所信
◇親鸞聖人七百五十回大遠忌総合計画・宗門長期基本計画の樹立
◇基幹運動(門信徒会運動・同朋運動)の推進と点検
◇男女共同参画と門信徒ぐるみの寺づくり
◇教学伝道の振興と真宗儀礼論の確立
◇過疎過密に伴う賦課制度等の改正
◇宗務機構の抜本的検討
◇宗会議員選挙規定の改正

   略歴
龍谷大学卒、布教使、助教、前龍大伝道部熊本OB会会長、宗会議員、総務、
本廟局長、教区基推委副会長、副組長、相談員


(中外日報)


氏名   菊 城 レ イ 子

 真宗寺院の特色は、宗祖親鸞聖人と恵信尼さまの結婚による寺族女性の存在です。昨年、
「宗法」で、宗門の構成員として僧侶、門徒に寺族が加えられて、はじめての選挙です。
 しかし、「坊守の法規]は、当事者である坊守披きで審議されました。自分のことが自分で
決められないのは、坊守が決定機関である組・教区・宗門の組織機構に参画できないから
です。この現状は、男女共同参画を目指す社会からかけ離れ、宗祖の御同朋御同行の精神
から程遠いものです。
 住職と坊守で支える真宗寺院の本来の姿を発揮し、拓かれた宗門を目指すには宗政への
女性の参画、すなわち、坊守の参政権と寺族議員の選任が不可欠です。

   〈経歴〉
全国坊守・寺族女性連絡会幹事、会報「ともに」編集長、熊本教区教区会議員、
前熊本教区寺族婦人会会長


(中外日報)


氏名   藤 岡 崇 信


 私にとって得度習礼は、「真宗の僧侶たらん」という自覚と決意を持つ大きな転機でありました。
その後、住職として43年余が経過し、その間、宗門への熱い願いと現実のギャップに苛立ちを
感じ、私は宗会に立候補をして参りました。
 皆様のご推輓をいただきました過去4年間を省み、更に次の諸問題を中心に強力に取り組んで
参る所存であります。

      宗門の今日と明日を見据えた宗政
 宗教教団とは思えない不祥事が頻発し、社会の宗門に対する信頼は大きく失墜し、宗門内部から
の宗会不信も相変わらず厳しい状況にあります。
 このような現状を直視します時、先ずは議員である私が襟をただし、宗門の信頼失墜の回復と、
一聞法者としてまさに「本気」で宗門の諸問題に取り組んで参らねばならないと肝に銘じております。

      現代をリードする教学と信火に燃えた伝道
 過疎化する田舎寺院の拙寺のみならず、築地別院の常例法座も参詣者の減少により、法座日数
が、年中の法座から、2004(平成16)年度からは金・土・日曜日に、2005(平成17)年度は土・日曜
日に短縮されるといいます。多くの人々の心を支えてきたお念仏の教えも教団も、今存亡の危機に
直面しています。
 私は、このような状況の今日、教団の伝統宗学はこれでいいのかと、宗会で訴えて参りましたが、
教団の「エネルギー」である教学の再検討を更に強く促して参ります。

      750回大遠忌法要について
 やがて迎える法要は、ご法義繁盛のためにどのような内容であるべきか、大いに熟慮すべきで
あります。単に募財の達成のみが目標ではなく、私は皆様とともに話し合いを深め、宗門の将来
への大きな転機となるご法要の策定作業を進めて参りたいと願っています。
 お互いが的確な宗門の現状認識のもと、お念仏の灯火を燃やし、自信教人信の道を邁進
すれば、私は宗門の明るい未来はあると確信しています。
 皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。




30 宮崎  定数1名



氏名   涌 水 邦 英


所信
次の事を念頭において宗門活性化に働かせていたヾき宗門の発展・教区の活性化を推し進めます。
1、親鸞聖人750回大遠忌法要の完遂。
2、基幹運動の更なる推進。
3、過疎過密の問題。
4、教区・組の活性化。
5、各組織の拠点の充実。
6、教団発展のための人材育成。
7、龍谷総合学園の更なる教団参加。
8、一般寺院への本山からの還元。(災害時の助成金・修理・新しく本堂等建設等の貸付)

◎ 涌水邦英の経歴

・ 龍谷大学 真宗学卒−昭和37年
・ 元組長会代表、教区会議員、組相談員
・ 前宗会議員
・ 現千代田女学園理事長



氏名   佐 々 木 鴻 昭


宗会議員立候補御挨拶

 去る1月9日に「親鸞聖人七五〇回大遠忌」の「ご消息」が発布されました。その「ご消息」を
受けた「大遠忌事業計画案」「事業予算案」なるものも拝見致しました。その計画の一つに
「千年の森構想案」が提案されていますが、山林の専門家の意見によると、「自然林保護」
「原生林保護」ならば問題は別ですが、本願寺の改修のための「用材」を目的とした「人工林」
の育成事業は大変なリスクを負うことになると知らされました。私はこのような事業には大きな
疑問を抱きます。それよりも道心のある子弟の「人間育成」に力を尽くすベきであると考えます。
「事業予算案」についてもまず総額予算ありきで具体的な事業計画なくしてどうして巨額の懇志を
仰がねばならないのでしょうか。
 今回の事業計画はハード面よりソフト面に重点をおくベきであり、過疎過密寺院対策に言及
すベきであって、過密の都市開教と同じ様に過疎の対策も合わせて考えるベきであると思います。
従って「親しみやすい教学と悩みに応える伝道」を推進するための「教学伝道研究センター」の
存在は大きな意味があります。「教学伝道研究センター」は教団のシンクタンクです。そこで研讃
されている研究員の処遇を十分に考慮すべきです。人材こそ本願寺の宝です。本山は全国の
教区・組と情報を密にして先覚的な意見を吸収し、運動に結びつける働きも大切ではないでしょう
か。さらに突然聞かされた「宮崎・鹿児島両教区合併案」について、これは宮崎教区の存亡にかか
わる大問題です。この様な重大問題が、教区内の十分なるコンセンサスを得ることなく宗会のみ
にて論じられていることは教区内に大きな不信感を与えているのではないでしょうか。以上を申し
述ベて立候補を決意いたしました。何卒よろしくご支援下さいますようお願い申し上げます。

   公約
1.皆様の「ご発信」を誠実に「宗会」に反映させていただきます。
2.皆様へ「宗会」「宗門」の現実を詳細に報告させていただきます。
3.皆様と共に「御同朋御同行の宗門」の繁栄を考え、全力を尽くします。


31 鹿児島  定数1名


氏名   村 永 行 善


   所信
 親鸞聖人七百五十回大遠忌を間もなくお迎えする今こそ、宗祖の御教えを全員聞法・
全員伝道の姿勢をもって人類永遠のしあわせの為に努めなくてはなりません。
 そこで私は次の事を重点として宗門のために励んで行きたく思っています。

   【取り組み】
◆夢のある大遠忌法要の実施
◆宗門・教区・組・寺院の活力ある教化活動
◆基幹運動の強力なる推進
◆宗門安定財源の確立
  (信仰から生まれる喜びの布施活動)
◆過疎地寺院への対応
◆寺院後継者の育成
  (老・病・死に対応出来る僧侶の育成)

   【経歴】
龍谷大学文学部真宗学科卒、宗会議員三期、蓮如上人五百回遠忌法要団参本部長、
同法要総合庶務本部長、本廟局長、総務、龍谷大学事務局長


(中外日報)