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2026年のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」が、今(2026年夏〜秋)盛り上がっている。 舞台は大河ドラマ王道の戦国時代。 主役は 農民から天下人になった豊臣秀吉とその弟、秀長。 特に豊臣秀長に焦点が当てられ、弟から秀吉の天下取りの様子が語られるというのが興味深く、注目されている。 秀吉の補佐をし、温厚な人物であったという秀長を仲野太賀さんが好演されているのも人気に繋がっているのではないかと思う。 そんな「豊臣兄弟!」では 演者によるトークライヴが全国各地で開催されている。 基本的には「豊臣兄弟!」の登場人物の出生地や ゆかりの地で行われているが、ここ愛知・名古屋は秀吉・秀長の出生地であり織田信長をはじめとした多くの戦国大名の出生地だけに いくつか行われている。 今回、自分が参加した「「豊臣兄弟!」トークライブ in 名古屋 〜まつ 編〜」もその中の一つ。 出演は 前田利家の妻 まつを演じる菅井友香さん、そして"総合"司会は丹羽長秀役の池田鉄洋さんと発表されていた。 会場は 2024年に一旦閉館したものの、今年(2026年)新たに営業を再開したしらかわホール。 クラシック中心のホールゆえ、自分には縁がなかった為、前夜に行き方さえストリートビューで予習するぐらいであった。 そのしらかわホールは地下鉄伏見駅から数分歩いた場所にあった。 伏見なんて、歩いて通り過ぎるか、以前の場所にあった映画館 伏見ミリオンに行くぐらいしか用事がなかった為、しらかわホールも不案内であった。 だが前述したストリートビューが奏功し、あっさりとしらかわホールにたどり着くとポツポツと人が入っていくのが判った。 入場から20分ほどが過ぎていた。 入り口には 本日の公演名が提示されている。 エントランスに足を踏み入れ、階段を登ると人だかりが出来ていた。 豊国神社がある中村公園に今年、設置され絶賛公開中の豊臣ミュージアム「豊臣兄弟! 名古屋中村 大河ドラマ館」のブースがあり 其処で何か受付が行われていたのだった。 どうやら大河ドラマ館のXかinstagramをフォローすれば、ステッカーが貰えるらしい。 −とスタッフが連呼し、QRコードを提示していた。 既にinstagramはフォロー済みの筈だが、今すぐにアカウントを探すのが面倒臭い。 Xはフォローしていなかったので、QRコードをスマフォで認識させ、すぐにアカウントをフォロー。 その画面をすぐさま、スタッフに見せて ステッカーを貰った(マア、ステッカーというより小さなシールだったが)。 その後、ブースの横に展示されていた 衣装を纏った出演者の立像(仲野太賀、池松壮亮、小栗旬、白石聖、吉岡里帆、浜辺美波、宮崎あおい、松下洸平)をスマフォで撮影した。
其処から階段で2階へ上がり、受付を済ませる。 ここで当選ハガキから、席が記されたぴあのチケットに交換され、初めて自分の席が判るというシステムであった。 チケットはランダムに手渡している感じであったので、席が前方か後方かは時の運でしかなかった。 客席はこのビルの3階にあった(2回席は4階である)。 いそいそと客席に足を踏み入れるとHPにあった光景が目に飛び込んできた。 木を基調としたホールは再オープンの際、それ相応に綺麗にしたのだろうか。 ライヴハウスとは明らかに違う内装にたじろいだ。 自分の席は1階でも後方であり、端っこであった。 途中で気分が悪くなったら(この時、長引いた夏風邪の病み上がりであった)すぐ退出出来るのは助かったが、ステージからはそれなりに遠い。 やはり双眼鏡を持参したのが正解であったと思い知るのだった。 そんな自席の横には、自分と同世代?と思われるおばさま3人組が座っていた。 そのグループは何やら2人と1人の組み合わせであったが 応募ハガキ1枚では2名まで入場可能だったので、残り1人は全くの偶然で隣になったことにとても驚いていたのが印象的であった。 また盗み聞きする訳でもなかったが「豊臣兄弟!」のトークライヴにこれまで色々応募してきたが全く当たったことがなく、今回が初めてと言う話が耳に入ってきた。 私はトークライヴに申し込んだのはこれが初めてであったが 百発百中で当選し、運が良かったんだなと嬉しくなった。 やがて開演時間の午後3時となった。 場内にブザー音が響き渡り、太鼓の連打と共に勇壮な音楽が流れ始めた。 「みなさん、こんにちは」 女性アナウンサーらしき人が登場。まずは自己紹介から。 「本日、司会を務めます 加藤里奈と申します」 言われるまで気付かなかったが Xでもフォローしている"カトリーナ"こと加藤里奈さんじゃないか。 こんな処でお会いするとは驚いた。 加藤さんから「本日の 総合司会にご登場いただきましょう」と再び、太鼓の音と共に現れたのが池田鉄洋さんであった。 その池田さんは開口一番「総合司会って 一体、なんでしょう?司会を総合すればいいんですね。宜しくお願いいたします」 と笑いを取った。 加藤さんから、先週の放送分での 池田さん演ずる丹羽長秀の印象的なシーン(清州会議以降、秀吉に従う事を決意するシーン)について触れられ 池田さんは「丹羽長秀の生誕の地が名古屋にあるということで、先ほどお参りしてきました」と早速、地元民を喜ばせる発言が飛び出した。 そして「それでは まつ役 菅井友香さんです!」と紹介され、先程とは違う重厚なテーマに乗って本日の主役が盛大な拍手の中、現れた。 「お集まり頂きましてありがとうございます。あらためまして まつ役をさせていただ..いております 菅井友香です。噛んじゃった」 緊張で口が回らず少し焦る菅井さんであった。 「ここだけのお話とか、沢山お話出来たらと思いますので最後まで宜しくお願いします」 池田さんから「実はですね、菅井さんは今夜(の放送で)久しぶりの登場なんですよ」と紹介され「結構、久しぶり?」と訊ねられると 「前回、出演させて頂いたときは10代(の役)で...」と菅井さん。 「出演していないときも、結構、プロモーションとかでお見かけしましたが」と池田さんが補足する。 「そうなんです。「利まつたび」という番組に出演させて頂いて、福井と富山に行ってきました。愛知ではお味噌のきしめんを頂きパワー頂きました」 ここで前田利家ゆかりの地を巡った時の写真が中央のスクリーンに映し出され、紹介された。 菅井さんはまつの生誕の地(愛知県あま市七宝町沖之島)を訪れた時、七宝焼を体験したが、其処で作った小物入れが写真でも紹介されたのだが、それを見て池田さんが一言 「私の世代には『スケバン刑事』のヨーヨーに見えました」と言って場内は爆笑。 自分もそう見えたから、これには大いに笑った。 「(菅井さんは)6月には『加賀100万石まつり』に登場されたと...働きますね(笑)」と池田さん。 その「加賀100万石まつり」に登場された時の写真もスクリーンに映し出された。 「こちらのお着物は、今日の放送でも着させて頂いたもので 先に着させて頂きました」 すると池田さんは「すでに(地元の人は)見たってことですね。ネタバレですね」と鋭くツッコんだ。 菅井さんは「この100万石まつりの時も沿道に沢山の方がいらして "まつさーん"とか声を掛けて下さったのが凄く嬉しかったです」と思い出を語った。 「役名で呼ばれるのって、いい経験ですよね」と池田さんも頷いていた。 そして菅井さんが先ほど、前田利家出生の地と言われる「前田速念寺」を訪れた様子もスクリーンに映し出された。 おそらく午前中に訪れたのであろう。 早速、その時の様子が菅井さんから語られた。 「本当に綺麗な場所で、こちらで色々、お話を伺ったりしました」 「(寺)建物自体は 兜を模したような形をしてますね」 「そうなんです。正面だけでなく色んな角度から見て楽しめる場所ですね」 そして兜のような前田速念寺を前に菅井さんが撮った記念写真を見て池田さんは 「真ん中の(菅井さんの)立ち姿が美しいこと!」とべた褒めであった。
続き 池田さんが補足説明をする。 「利家は この地で生まれて7歳から荒子城へ移った説と、荒子城で生まれた説があるんですが 利家以前から前田家発祥の地として(前田家の家紋である)梅鉢紋が町のあちこちで見られるそうです」 それから「利まつたび」で以前、荒子を訪れた時の写真も紹介された。 あおなみ線の荒子駅前には「前田利家公初陣之像」が飾られ、それを見送るまつ像も立っている。 加藤さんから「こういう像に、女性も一緒にというのは珍しいですよね。(他では)ないですよね」 「(まつは)二男九女を授かりまして、本当に仲良しだったんだなと思いますね」 と菅井さんはこの像を見て感想を述べた。 「池田さんも(丹羽長秀の出生の地)に行かれたんですよね」 「行きました。行きました。何も残ってなかったですけど(笑)」 「生誕の地であるという碑はあって、うれしかったです!」 スクリーンには 池田さんが丹羽長秀の出生の地である名古屋市西区にある丹羽長秀邸址を訪れた写真が映し出された。 「利家公と聞くと 先ほど話題に出た加賀百万石を思い浮かべますが、菅井さんは百万石まつりに参加されていかがでしたでしょうか?」と改めて訊ねられると 「この日のために 皆さんが太鼓とか準備をされてこのまつりが守られてきたんだなと感じました。そしてまつも台に乗って沢山、手を振らせて頂いて改めて前田家が築いた功績の大きさ、地元の方からの愛を感じました」 「前田利家って、伝承によると相当な暴れん坊だったと言われますが、例えば信長公の大事な家臣を怒りに任せて切っちゃったり、一回、追放されながら 自ら勝手に戦に参加したりした人ですよ。(まつは)そんな人を支えた人ですよ。利家とまつの絆は強いと思いますね」と池田さん。 すると菅井さんは 「まつも相当、精神的にも体力的にも たくましかったんじゃないかと感じます。だからこそ利家も活躍できたのかなと思いますね」 「ただ、友香さんが演ずるまつは たおやかというか 内助の功というか支える感じを伝える雰囲気が強いですけど、どのへんを意識してますか?」と訊かれると 「たくましさは意識して、特に夫婦で一緒にいるシーンは 兎に角、利家にはやすらぎの時間であって欲しいなと思いもあったのでホッと出来るような場所であれと意識していました」 「それは友香さんのファンにとってもまさにピッタリな役だなあ 新境地開拓だなと思われているんじゃないですか?」 「どうなんでしょう。こうして時代劇に出させて頂くのも初めてのことなので.....」 「その話は後で、ゆっくり聞きますよ」と池田さんから念を押されてしまうのだった。 「戦国武将の多くが名古屋で生まれてますね。信長、秀吉、利家の親父殿も、柴田勝家は名東区出身ということで。まつも名古屋出身なんですね」 「あま市で生まれました。其処も行かせて頂きまして、出生の地と言われる場所がありまして、其処も巡らせて頂きました」 「『利まつたび』OAにはのっていないのですが スタッフさんがぜひということで連れていって下さいました」と裏話を披露する菅井さん。 ここで池田さんから まつの生誕の地についての詳しい説明が為された。 それによると、まつの父は信長公の父親に弓衆として仕えていたというお話もあるようだった。 これについて知ってましたか?と問われると、菅井さんは 「知ってました。役が決まってから 色々本を読ませていただきました」 「なかなか(まつの)資料はなかったでしょう?」と池田さん。 「NHKの『利家とまつ』の大河ドラマの時の資料が残ってまして...」 「あれを見ればいいんですもんね。丹羽長秀公は(ドラマの)主役になっていないので資料が無いんですよ」と愚痴る池田さん。 「どうやって調べられたんですか?」と菅井さんが訊ねると 「3冊ぐらいあったんです。丹羽長秀という本は1冊しかなかったけれど、これを何回も何回も読んで勉強しましたけれど 出生の地までは書いてなかったんです」 菅井さんが「(丹羽長秀)の肖像画を見たら(池田さんに)そっくりで...」と言うと池田さんは苦笑。 「意識して 演じられていたのかもと...」 「いやいや 私の顔を意識して変えられません。たまたま似ていただけです(笑)」
そして池田さんから、まつが前田利家と結婚するまでの詳しい経緯も説明された。 なかなか まつと利家の出自を深堀りするというのはないからお話だけでも貴重であった。 加藤さんから「まつと利家のパーソナルな部分を知ることで 演技に生かさせるものなんですか?」と訊かれた。 すると菅井さんは 「とにかく色んな情報を集めて、想像を膨らませて まつに関しては資料が結構、あったので賢い方だったんだろうなと思いましたね」 「最近になって見つかったという書状もあってこれも助けになるというか、先日放送されたの清州会議の新情報もあったりして、昔は秀吉に完璧に騙されたと言われてましたが、やっぱりみんな 合議の上で三法師を担ごうとなっていたのが最近になって判りました。それが今回の豊臣兄弟に反映されています」 と池田さんが番組のプロデューサーの如く説明をした。 「まつのどの辺りに魅力を感じましたか?」との問に菅井さんは 「利家を支えていて、賢くて、たくましくて その中に品性があって、そこへ利家をたてて、令和の今でも素敵な女性だなと思います」 「やはり グループを引っ張っていったという経験も演技の上で役に立ったとか?」 遂に 菅井さんが欅坂46/櫻坂46の初代キャプテンを長年務めてきたことが、池田さんから触れられた。 「はい、ございます。自分は欅坂46、櫻坂46でキャプテンを務めていたので その時、もっとまつのことを知りたかったな。もうちょっと上手に逞しく引っ張っていけたかなと感じることもあります」 「でも その経験がまつにフィードバック出来たこともあるじゃないですか。尊敬する夫を見送る時の顔とか背負っている感じとか、友香さんじゃなきゃ 出せないものがあるんだろうなと思って見ておりました」 と池田さんが絶賛すると 菅井さんは笑顔で「良いこと言って下さって、ありがとうございます」と感謝を伝えるのだった。 「今日の放送、まつさん凄いですから。まさに夫(前田利家)がどういう決断をするのか、じっと待つ姿がホント、美しかったです」と重ねて褒め讃えたのだった。 加藤さんから「ここから物語のお話に移っていこうと思います」とテーマの変更が告げられた。 「まつさんの初登場シーンなんですが、御前試合ありましたね。SNSでも"尾張コロッセオ"というつぶやきがあったりだとか...」 スクリーンには、その"尾張コロッセオ"の中で戦う前田利家の姿が映し出された。 「スタジオの中に建てたんですが、凄くないですか、こんなの作っちゃって。この場所で(まつは)初登場なんですか?」 「そうですね。撮影自体は違うんですが、皆さんと共演させて頂いたのはこのシーンからでした」 「ビックリしました。これがドラマのセットなんて!」と菅井さん。 「結構、物々しいセットを作られていたんですが、これを見た瞬間、私、怒られないか?と思って。こんなコロッセオ作る時代じゃないのではと(笑)斬新すぎますよね」 と笑ってしまう池田さんであった。 「実際、放送で見たら凄い面白かったんで、豊臣兄弟ってこういう面白さがあるんだと思いませんでした?」と菅井さんに問うと。 「思いました。応援しているねねさん−浜辺美波さんとのこのシーンが初めてだったので、楽しみつつ、視聴者としてもこれだけのセットが見られるのはビックリするだろうなとワクワクしていましたね」 スクリーンでは"尾張コロッセオ"での試合での、それぞれの旦那を応援するねねとまつの表情が活写されている。 「ここの木下(藤吉郎=秀吉)家と前田家の確執というかライバルの、バチバチのシーンはいかがでしたか?」 「この時の利家が本当に一生懸命に戦っていたので、兎に角、勝って欲しいという気持ちを持ってましたね。まつも はちまきをして駆けつけて 大きい声を出して応援しようと思いました」 「(藤吉郎と利家の)犬猿の仲の二人を見て「うちの方が負けてないわよ」という気持ちが出て、そういう意味では可愛らしいシーンではありましたね」 ここで加藤さんから質問。 「こういうバチバチのシーンというのは、最初にお互いにこんな感じでやろうとか打ち合わせとかするんですか?」 「この時は なかったかと。リハーサルもスケジュールの都合でなかったのでほとんどぶっつけ本番でした」 「大河ドラマは必ず、月曜日にリハーサルが入るですが 出来ないシーンとかもあって、出来ないこそ面白いシーンもあるんです」と池田さんが大河ドラマ経験者として補足した。 「二人(藤吉郎と利家の)のライバル関係が、奥さんに受け継がれているのが面白い処でもあります」 「ちなみに私もあのシーンにいたんですが、お二人の殺陣は長いシーンだったんですが 本番になるとスピードが早くなってリハーサルと違ってバチバチじゃねえかと。二人の殺陣は安心感はあるんだけど、物凄く大変な事をやっていて格好良かったなという印象でした」 「実際に音もバチバチとしていて、竹で組んだ処を駆け上がるシーンもあったのですが まあガチですよね。大丈夫か?と思ったんですが、二人(秀吉役=池松壮亮さん/利家役=大東駿介さん)とも相当な稽古をしっかりとやっていてそれが出てました」 と現場だからこそ 感じることが出来た率直な感想を池田さんから聞く事が出来たのだった。 「毎回(前田利家を演ずる)大東さんが気迫を感じる演技をされて、利家として積み重ねられているのを凄く感じまして、特に最近は肩を出しているシーンが多くて(笑)」と菅井さん。 「大東くんは(役柄上)背負うものも多いけど、どんどん筋肉を付けてきて....だいぶパンプアップしてきて。今日の放送、パンプアップしてます(笑)」 「それに筋肉だけじゃなくて、大東くんの気迫がどんどん出てきて、今日の放送なんて鬼気迫る顔をしているんですよ」 池田さんが今夜の放送について、煽りまくるのでとても楽しみになってきた。 「大東さんには ご飯に連れていって頂きました。最初に合わせた時に ぜひお話を伺いたいと申したところ"作戦会議をしよう"と言って下さって...」 「(利家とまつの)二人の関係は濃いもんね」 「なので、撮影の後に その日のうちにご飯に連れて行って頂き、そこでお芝居の事とか、ご自身の経験とか色んなことを教えて下さって」 "ゆっかー"ファンにとっては 聞き捨てならないヤキモキするような話も出てきて 一瞬、空気が変わったかも?? 池田さんは それを察してか みんなでも行っていると話を膨らませた。 「大東くんが選ぶお店は すべからく美味しいからね。大体、大東くんがお店を選んでくれて 豊臣家臣団、織田家臣団が集まる時は 大東くんの行きつけのお店に行ってます」 「大東くんは本当に気が利く人で、アドヴァイスも的確ですしね。(菅井さんにも)いい言葉を貰ったんじゃないですか?」と訊くと 「印象的だったのは 色んな役をされてきたけれど どの役も一つとして同じ声で発声したことがないという事で。声色とか、出し方とか全部変えて そうじゃないと恥ずかしくない?と言われたのが印象的でした」 と菅井さんは答えたのだった。 「大東さんとの(撮影で)付き合いは長かったと思いますが、もう一方、強い繋がりのあった方がいらっしゃいます?」 と池田さんが訊ねて スクリーンに現れたのが ねね(浜辺美波さん)だった。 「まつとねねも 旦那同士のライバル関係を反映してバチバチでしたが、回数を重ねるうちに二人の関係も友情とは違うものの 変わってきましたよね」と池田さん。 「友情は生まれているなというのは感じてまして、お隣同士、実際に家が近かったので なので描かれていなくても まつとねねはきっとお互い判りあえる瞬間はたくさんあったんだろうなと思って演じてました」 「豊臣兄弟に女性陣がいることによって(ドラマが)締まるというか、男性陣だけではシッチャカメッチャカになる処を女性陣が締めて、まつさんの力も強いなあと思って見てました」 「男性陣が突っ走る姿を 女性陣がどんだけ引き締めていたのか描かれていると いいドラマだなと思いますね」 と脚本家・演出家でもある池田さんの感想は的確であった。 「続きまして、登場人物の印象はいかがでしょうか? まずは羽柴小一郎と羽柴筑前守秀吉ですが、この二人にどういうイメージをお持ちですか?」 二人の姿がスクリーンに映し出される。 菅井さんは「やはり二人のチーム感、兄弟愛ですけど、実際にお会いしても 本当に阿吽の呼吸で リハーサルの時から凄いなと思っていましたね」 「この『豊臣兄弟』では関係性というものが凄く大事なんですけど、兄弟の話、信長公が弟を殺めてしまう運命があったんですけど、その関係性が凄く面白いんで 兄弟というものが 実際 お二人(池松壮亮さんと仲野太賀さん)が本当の兄弟のような関係を作っていらっしゃるですけど、この二人がいれば大丈夫なのではないかと思わせます」 「池松さんは芝居はハイテンションなんですけど現場でにお会いすると、子役の役者さんに対してお名前で呼んで 笑顔で接しているのが印象的で 現場を守って下さっているのを感じます」と率直に答える。 「今日の放送ぐらいからどんどん(秀長の)存在感が増してくるので、二人(秀吉と秀長)の関係は面白いなと思います」とも加えた。 「秀吉がどんどん偉くなっていくのを まつの立場から見るとどんなふうに感じていますか?」と加藤さんが興味深い事を訊いた。 「出世していく秀吉ですけど まつにとってはお隣さんの藤吉郎ですから 目出度いという気持ちもありながら 寂しさやちょっと悔しさもあるのではないかとは想像しています」 「不思議ですよね。出世したい男たちではなくて自分の旦那が出世コースにどう関わっていくのか見守る立場というのが面白い処で」と池田さん。 「凄い複雑な心境だったと思います(戦に行って)無事であって欲しい、無事であって欲しいと思うけれど どんどん出世してもらわないと家を守る立場として子供たちがいるので、頑張って欲しい、ガンバレと願っていたと」 「旦那さんがどちら側に行くかで家族の命運を決めるので....」 「まつさんはどういう風にしたら 利家に対して力になれるのか相当、考えられていたと思いますね」 加藤さんは"丹羽長秀"的にはどういう風に見ていますかと池田さんに訊ねた。 「男性陣は出世するじゃないですか、衣装もそれにつれて立派になっていくんですが、なにより女性陣の服装がどんどん派手になっていくで こんなにも出世したんだと実は女性陣の装いで判るというか...」 それを受けて菅井さんが今夜の放送の秘話を明かした。 「今回の放送で はじめて打掛けを着させて頂きまして、100万石まつりで着させて頂いたものですが そこでも感じました。利家が頑張ってくれて 打掛けが着れるようになったんだなと思いましたね」 「これが大河ドラマの良い処で、イベントを含めて大河ドラマになっているとなっているんだなと思うんです。生誕の地とか終焉の地とか回ることによって どんどん意識を高めていきながら、皆様の前で出来るというのが役を深める一つの要素になっているのが面白いですよね」と深い考察を述べる池田さんであった。 次にスクリーンには 大東駿介さん演ずる前田利家が映し出された。 「利家を演ずる大東さんと どんな夫婦にしていくかは先ほどの打ち合わせなどで相談したのでしょうか?」 「大東さんと『利まつたび』なども含めて色々お話させて頂いて、お互い色んなことがあっての仲なんだなと。今日の放送も言える範囲なんですけど、利家も 大東さんからまつに対してきっとこういう心境であったんじゃないかなと現場でヒントを頂きまして 違う角度からの心情などこうして現場でアドバイスを頂いて心強かったですね」 「ホントに良いコンビですね」 「やっぱり夫婦だから そういう話も出来たんですけど 私たち(丹羽長秀などは)は気持ちを共有する人があまり居ないというか、お互い騙し合いというか、そういう打ち合わせがなかなか出来ないというか。久しぶりの出番でも必ず、具体的なアドヴァイスを貰うって 助けられたでしょう」 「本当に助かりました」 「と言いながら、前田利家はなかなかな勝手な男というか、筋肉見せなくてもいいシーンでも筋肉を見せちゃったりとかそういうヤンチャなところがあるのですが(笑)」 「それは筋肉を見せるというのは台本にあるんですか」と我々、参加者の心の声を代弁するように加藤さんが訊ねる。 「(台本の)ト書きにはないです(笑)」 「大東くんは熱い人なんですよ。正に利家にピッタリなんじゃないかと思います」 「池田さんも、先週、名シーンもありましたよね」 スクリーンで 丹羽長秀が 秀吉に凋落された信長家臣団の長い起請文を前田利家に見せるシーンが紹介された。 「この時に 大東くんが(私の演技を)受けてくれた。私がやることをしっかりと受けてくれた。この時、監督からは カメラの前に起請文の文字がぷわーと並ぶように必ずやってくださいと言われたんです。出来るかな〜と不安だったんですが リハでは何回か失敗したんですが 本番では一発でOKになって、それがまず盛り上がりました」 「今夜の放送、史実通りですと利家が自分のボスである柴田勝家から離れて、秀吉の下へ行くという大事なシーンですので、そのきっかけを作るのが丹羽長秀。この重鎮が(秀吉の方へ)行くんだという事を示さなければならない。やっぱり説得力がなければいけないと思ったのでこのシーンは利家にしっかりとバトンを渡すというシーンでした」 と丹羽長秀にとっておそらく、この「豊臣兄弟」の最大の見せ場だった為か 池田さんの解説も非常に熱い。 「ここからは大河ドラマについて伺います」と加藤さんから宣言された。 「友香さんは大河ドラマ初出演なんですね。意外ですが、出演が決まった時の率直なご感想は?」 「私、今回、オーディションを受けさせて頂きまして それで今回、まつの役に選んで頂いて、知らせを訊いた時は 本当に嬉しくて。役者として頑張りたいと思っていた中で 大河ドラマは大きな目標でしたので 本当に有り難いなという思いでしたね」 「その時、焼き鳥を食べていたんですが、噛んでも噛んでも 味がしなかったです」と笑わせた。
「ちなみに時代劇のご経験は?」 「舞台で、沖田総司の役を.... つかこうへいさんの「新・幕末純情伝」という作品の...」と菅井さんが言うやいなや、池田さんが 「つかこうへいさんの!! 出たの〜 いいなあ〜」と羨望の声がこぼれた。 「普段の映画やドラマと違い(大河ドラマで)戸惑われたことはありましたか?」 「セットの迫力も吃驚しましたし、映像が、モニターがありまして景色を変えて連動して映し出されていたりだとか、撮影の技術にも驚きました」 そう、番組で見たことがあるけれど、今の大河ドラマの現場って 大きなスクリーンに映像(CGで作り込んだもの)を映してその前で演技するんだよね。 「今は、壁に綺麗な映像が映りますので、其処に本当にあるがごとく。特に今日の(放送)映像はすごく綺麗ですよね」 「雪も本当に綺麗で、技術さんが「夜なべして作ったんだ」と仰っていて、わあっ そんなことをして作って下さっているんだと思いながら撮影させて頂きました」 加藤さんから「男性陣は馬に乗るシーンがありますけど(菅井さんの)乗馬が格好良いとお聞きしたんですが」 と訊かれて 「障害の乗馬をやっていたんでしょ?」と池田さんがその質問に被せた。 「馬が大好きで 10年近く乗馬は続けています」 「撮影の中で乗馬のシーンはなかったですけど...」 「実は初登場の、鉢巻きを巻いて応援しているシーンでは馬で駆けつけてきたという"裏設定"を作って頂いて、袴を着ているのですが 馬に乗って鉢巻きを巻いてやってきたとなっていました」 これは全くの初出しの情報ではないだろうか。 まさか、あのシーンの前に馬に乗っていたなんて考えもつかないだろう。 これこそがトークライヴならではの醍醐味だと思えたのだった。 「男性陣は乗馬のシーンは多いのですが、女性陣はなかなかね」 「羨ましいですね」と心からの声が菅井さんから発せられた。 「この乗馬シーンを見て やりたいなと思うのは別だと思いますが、鞍が全然違いますよね。障害だと全然違うと思いますが...」 「本番だと馬も 硬い鞍を付けて窮屈そうに見えて...」 ここでしばらく馬のコアな話が続いた。 そして柴田勝家を演じた山口馬木也さんの話にも及ぶと、菅井さんが 「今年、NHKの『ダーウィンが来た!』の馬特集で山口馬木也さんと共演させて頂いた時、山口さんが大河で馬に乗る時は 乗り方を役によって変えてると仰っていて、知らなかった。と思って」 「殺陣も 位によってとか立場によって変えるんですって。斬り方や斬られ方も。マニアなんですよ!時代劇のマニアなんですよ」と池田さんが 山口さんの素の姿を話した。 「でも、女性陣も大変でしたよね。板の間で正座って」 「正座で結構、色んな角度から撮って頂いたりするんですが 結構、何時間も座っていることが多くて」 「畳の有り難さって こういうことなんですよね。畳が無いと痛くてしょうがない。当時、女性は本来は立膝で座っていた筈なんですよね。でもお行儀良くするためにあのような正座をするようになったらしいです」 「利家が茶道が趣味だったというのを訊き、秀吉たちも教わっていたという資料を見て 私もやりたいなと思い茶道を習い始めまして、結構、何時間正座をしていても、痺れはするんですけど 撮影の時に大丈夫で、習っておいて良かったと思いました」 菅井さんが お茶を習っているのかとこれも驚いた。 菅井さんが リアルお嬢様であることは 欅坂46/櫻坂46時代台から有名な話であるが、乗馬、書道、バレエ、ピアノ、フィギュアスケートに続き 茶道がウィキペディアに刻まれるのかと感心してしまった。 池田さんや加藤さんも これには驚き 「数々の大河俳優さんとお話をしましたが、ここまでしっかりと準備していた方はあんまりいないんじゃないかなと思います」 「こういった鍛錬があるからこそ、素晴らしい活躍をされて、役柄が我々の処に届いているんだなと大河ドラマファンとして凄く嬉しい気持ちになりました」 と大絶賛をするのだった。 「流石ですね。グループのリーダーだけありますね」と再び、アイドル時代の事を触れて褒め称えたのだった。 気づけば 時計は終演時間を指し示そうとしていた。 60分などあっという間である。 加藤さんから まもなくトークライヴの終了が告げられると 菅井さんに対して こんな提案を最後にされた。 「まつ的には、ここに注目というキーワードを発表して頂きたいと思います。今夜放送の第32回『賤ヶ岳の決闘』の中でここは見て欲しい、注目して欲しい処を発表して頂けますでしょうか」 「どこを見て頂けばいいのか判らないのですが、やっぱり見てわかりやすい雪でしょうか」 「注目キーワードは"雪"ですか」 スクリーンに雪景色が描写された。 どうやら事前に用意されていたようである(笑)台本かな(爆) 「雪に注目して頂いて、今日の放送を御覧ください」と加藤さんがまとめた。 「なぜ"雪"というキーワードを挙げたのか説明して頂けますか?」 「雪が積もっている間は戦が行われないので。平和でいられるので 雪が溶けるとまた戦いが始まってしまうという思いがこもった雪ですね」 「まつの思いが詰まった今のセリフは(放送を)楽しみになさってください。しかも雪の中で大東くんの筋肉が見られるというのもあります(笑)」と笑わせる池田さん。 「それでは最後に 皆さんへメッセージを頂きたいと思います」 「本日は会場にお集まりいただきまして ありがとうございます。利家とまつ それぞれの生まれの地である愛知県でこうしてトークライヴをさせて頂きまして本当に貴重な時間でした。「豊臣兄弟』で色んな愛が描かれていますが、兄弟愛も家族愛も夫婦愛もありますが 私も利家とまつを通じて 色んな愛を学ばせて頂きたいと思います。視聴者のみなさんに愛して頂けるまつになれますように頑張りたいなとおもっております。今日は(皆さんから)パワーを頂きました。またお会い出来るように頑張ります。本日はどうもありがとうございました」 挨拶を終えると、菅井友香さんは盛大な拍手の中、音楽と共にステージを降りていったのだった。 「総合司会って、何が総合なのか判らなかったですが 凄い楽しかったです。今日の放送、まつの存在がハンパないです。ぜひ、お楽しみになさって下さい。ありがとうございました」 池田さんも盛大な拍手に見送られて 一礼のあとステージを降りていった。 振り返れば 60分とは思えない程、密度の濃いトークライブであった。 しかも(おそらく この放送に合わせてだと思うが)まつが久々に登場する「賤ヶ岳の決闘」放送回直前のイベントだっただけに、予習というか よりいっそう放送が楽しみになった。 菅井さんや池田さんの共演者とのエピソードは このような場所でしか聞けない話だろうし、その一つ一つがとても貴重なものであった。 "総合司会"とはなんぞや?と仰っていた池田鉄洋さんであったが、その司会ぶりは見事だ。 同じ出演者がトークを回すというのはこのようなトークライブでは必要であり完璧であったことを肌で実感した。 後日、菅井さんがパーソナリティを務めるラジオ番組「菅井友香のぷっはーと乾杯ラジオ」(9月17日(木)OA)にて このトークライブのことが話題になっていた。 その中で なんとこのトークライブに菅井さんのお母様(実際に家庭でも菅井さんは"お母様"と呼ぶことを「ダウンタウンDX」で発言していた)が見に来られていたらしく、お母様は中学・高校を愛知で過ごしたというから再び 吃驚。 そして 「豊臣兄弟! 名古屋中村 大河ドラマ館」をお母様と訪れた菅井さんは、其処で館長をされている方が中学時代のバスケットボール部の友人の夫であったことに驚かれていたのがネットニュースにもなっていたのである。
名古屋で生まれたまつを 僅かでも愛知に縁があった菅井友香さんが演ずるというのは やっぱり運命だったんだなと思う。 またラジオでは「豊臣兄弟!」の出演者でボーリングに行った話が披露され、仲野太賀さんから叱咤激励を受けたとあり、これもトークライブで話したかったとあった。 残念ながら時間の都合で披露されなかったが、もし披露されたなら 大きく盛り上がったのではないだろうか。 「豊臣兄弟!」出演陣のチームワークの良さを感じられるエピソードであった。 佳境に入りつつある「豊臣兄弟!」 遂に関白まで上り詰めた豊臣秀吉が天下統一を果たし、栄華を極めるが.... 秀長(小一郎)が長生きしていれば 豊臣政権は崩壊しなかった。と言われるだけに、どのようにこの物語をまとめるのか非常に興味がある。 楽しみです。 |
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