火星大接近


2005年12月12日、間隔は少し広いが、月と火星が並ぶ

 10月30日に地球へ最接近した火星ですが、12月に入ってどんどんと地球から遠ざかってきています。
そんな中、12月12日には月齢11の月が火星のそばへやってきて、月と火星が並んでいるのを見ることができます。

この日の火星の明るさは−1.2等、視直径は15秒ですから、ひと頃と比べると明るさも落ちて、大きさも小さくなったことは否めませんが、
それでもまだまだ楽しむことができる状態が続いています。遠ざかりつつある火星を見送りつつ、明るい月明かりの近くでどこまで楽しむことができるでしょうか。


2003年8月27日、地球と火星が 5576万q まで大接近しました。

地球は太陽の周りを1年でまわりますが、火星は地球の外側を1年10ケ月半かけてまわります。
回る早さが違うので、地球と火星の距離はいつも変化します。
地球は火星より早く回るので時々火星を追い越し、このとき
「火星接近」が起こります。

火星接近は2年2ヶ月毎に繰り返されますが、地球の軌道はほぼ円なのに対して火星は少しゆがんだ円軌道をとっているため
かなり地球に近い接近(大接近)と、それほどでもない接近(小接近)があります。

大接近は15年から17年ごとに起こり、前回は 1988年にありました。
今回の大接近は21世紀で一番の大接近といわれており、およそ6万年ぶりだそうです。

次回の大接近は2018年7月31日(5780万q)です。

9月9日の夜、南東の夜空で月と火星が大接近する天体ショ−が見られた。
18:33頃、火星が満月直前の月の左下に現れ、20:40には月の真下に、23:00には右下へと移動した。

僕のデジカメでは、7.5倍ズーム(35カメラ換算:260mm)が限界なのでこれ以上のズームアップは無理でした。