神紋とは、神社固有の紋章のことで、社紋とも呼称され、各神社ごとに定まっているが、ここに掲げたのは代表的な神紋の例で ある。神紋は、神社に縁のある植物、祭具、伝説、あるいは奉祀する氏族の家紋をモチーフとして成立したとされる。代表的なも のに巴、桜、梅、柏、葵、藤などがあり、神様の象徴として境内の建物、御守、神職の装束などに用いられる。
1 神紋の概要と由来
・ 定義:神社が固有に用いる紋章
・ 起源:平安時代頃に公家が装束に用いた紋様が、鎌倉時代以降、各神社ゆかりのシンボルとして定着
・ 由来:神木・植物(大神神社の「桐」など)、神話・伝承(天満宮の「梅」など)、家紋(東照宮の「葵紋」など)
2 代表的な神紋の例
・ 巴(ともえ):八幡宮(「三つ巴」)など
・ 梅(うめ):天満宮・天神社(菅原道真公)の「梅鉢紋」
・ 葵(あおい):東照宮(徳川家康公)の「三つ葉葵」など
・ 柏(かしわ):春日大社、諏訪大社(古来、神事で使用)など
・ 橘(たちばな):橘神社など
・ 藤(ふじ):石上神宮、春日大社など
・ 菊(きく):皇室や、それにゆかりのある神社
3 神紋の役割と見方
・ 信仰の象徴:神社の屋根、賽銭箱、鳥居、授与品(御守や絵馬)など
・ 社家の証:千葉神社の「月星紋」のように、地域や一族の権威を表すものなど
・ 神社の特色:神社の神紋で、その神社の歴史や御祭神の由来を知るヒント
・ 神社には「表紋(神紋)」と「裏紋(社紋)」の2つが存在する場合も
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