2001-08-13 天河神社にいってきた。
今回で4回目なんだけど、トンネルができて道がラクになったり、あちこちに真新しい建物ができてたり、なんかどんどんフツーの観光地になってきてて、なんだかなぁ、である。

近鉄あべの橋駅 8:10 発 特急「吉野」行きに乗り、下市口駅 9:11 着。
そこから奈良交通バス 洞川温泉行きに乗り、峠を越えトンネルを通り、約45分。天川川合駅下車。
とぼとぼと天河神社まで約3キロ歩いて、到着したのが11時半頃。道中は以下の写真のごとく、ひたすら山と森と河だけ。お盆シーズンだったので、けっこう車は多かった。

写真だとわからないけど、実際は山とか森、緑が迫り来る。こんな風景、今どきお目にかかれない。山にかかる雲の影、時間経過で変わる光の加減。その度に緑の色味が変わり、見てて飽きない/飽きさせない。

天河神社そばの天川温泉(村営の温泉/大人510円/火曜休み)で、汗を流して、いよいよ精神世界の原宿/天河神社だ。

鳥居
天河神社名物の鐘は、きれいに音を鳴らせない。なんかコツがありそうだけど、ちゃんと音を鳴らせている人を見たことがない。すぐ隣にある太鼓は、ガキのオモチャになってる。
能舞台。ぴっかぴかに磨きあげられてる。まあ、天河弁財天神社っつーぐらいで、芸能の神様だから当然の設備。ここでなにやらイベントも行なわれるらしいが見たことはない。ここはさすがに上ったりモノをおいたりすると叱られる。
ご神体…にカメラを向けないで、と注意されるのだが。なんでだろ。網膜に映るのもダメってことなんだろうか。

能舞台のフロア(?)に、シンセのいわゆる癒し系音楽が流れててビックリ。いくら「気」が横溢する神秘的な場所で売ってるにしても、そりゃやりすぎやろ。もともと、ひとりヨガもどきのことやってる人や、瞑想してる人がいる場所なのに、そこに妙な音楽ならしたらベタすぎ。

雰囲気に飲まれるワケじゃないが、天河神社にはそれなりの雰囲気/空気が流れてて、さいせん箱の前あたりは暑い日だったのにもかかわらずひんやりとして風が気持ちいい。シンセの音が途切れた時に聞こえるセミの声や風の音が体に流れ込む(妙な音楽なんぞ流すだけ邪魔)時間が止まってるみたいで、とても気持ちのいい場所なのだ。

しかし、おはらい、する時に般若心経唱えてたのにはビックリしたなぁ。