暗算の集中力に及ぼす鼻呼吸の影響ー実証試験ー
資料提供:グラクソ・スミスクライン株式会社 ブリーズライト
この実験は、「鼻呼吸」がそろばんの練習にかなりの効果を示すであろうということを実証するためにグラクソ・スミスクライン
株式会社の鼻孔拡張テープ「ブリーズライト」を用い、最も集中力を要する乗除暗算に限定して実施検証しました。
【結 果 】
鼻孔拡張テープ「ブリーズライト」を貼ってテストを実施した場合、何も貼らないで実施した時よりも、回答数と正解数において、
平均約10%アップするという結果を得ました。
テープを張って呼吸量を増すというこの手法によって、即効性という点において驚異的な効果をもたらすことが判明しました。
以下、グラクソ・スミスクライン株式会社からのリリース資料をもとに結果を公表させていただきます。
【 実施概要 】
■実施日時: 2009年6月21日(日) 午前中
■実施場所:梅田珠算教場 堺 (大阪府堺市)
■テスト対象
・上記そろばん塾の生徒で、珠算3級以上の小・中学生 33人(中学生14人 、小学生19人)
⇒11人×3グループで実施。
■実施方法
・ 種目 : 暗算 4分 (内訳:かけ暗算2分、わり暗算2分)
・ 呼吸法による違いを見るため、各チーム、下記3通りの呼吸状態で実施。
その際、鼻孔拡張テープ「ブリーズライト」を使用し、鼻孔を拡げて物理的に鼻の通りをよくすることで、鼻呼吸による効果を検証。
@ 正しい位置に貼る [H1]
→鼻孔拡張テープ「ブリーズライト」を正しい位置に貼り、鼻呼吸を促進した状態。
A 正しくない位置に貼る [H2]
→同テープを正しくない位置(正しい位置より上)に貼り、十分に鼻孔が拡がっていない状態。
B 貼らない [H3]
→何も貼らずに普段どおりの呼吸状態。 | |
■ 実施順序
データの公平性を期すため、下図のとおり3チーム(A,B,C)に分けたうえ、実施順序を入れ替え3回の暗算テスト(4分間/回)を実施。
■ 参考 : テスト結果集計データ
鼻孔拡張テープ「ブリーズライト」を貼った方が、何もつけないときに比べ、正解数、回答数ともに、約1割増に。
■テスト結果考察(考察: 関西医科大学附属枚方病院 耳鼻咽喉科・頭頸部外科 朝子 幹也 医学博士)
鼻閉は集中力を低下させる、イライラする等の精神生活におけるQOL(生活の質)を下げる事が知られています。また、鼻閉がある事で勉強等において本人が気づきにくい能力低下を起こしていると考えられます。
今回の検証結果は、鼻孔拡張テープを使用することで、潜在的な鼻閉を改善した、あるいは単純に鼻腔からの酸素吸入効率を向上させた事により、集中力を向上させた結果と考える事ができます。そもそもヒトの鼻粘膜は自律神経のコントロールのもと、リラックス時には腫脹して鼻閉の方向に向かい、緊張時には収縮して鼻腔は通る方向に向かいます。つまり、集中時には生理的には鼻が通る状況にある、あるいは言い方を変えれば、その方がより個体にとって有利であり、生理的であると言えます。ブリーズライトを使用する事により 眠気等の副作用なしに鼻腔通気が良い状況をつくり、集中力向上の一助になったと考えます。 |