冬、お客様を否定しない?

アリスのティーパーティーの前にいるとき、ややお年のお客様からご質問があった。
「空飛ぶゾウの乗り物・・・えーっと、ダンボはどこ?」
と。このとき私は、
「今上がっていなくて分かりにくいのですが、空飛ぶダンボはあちらです!」
と手で方向を示した。
空飛ぶダンボ、アリスのティーパーティーからもよく見える。お隣、キャッスルカルーセルの一つ先である。だから、場所を聞かれることはあまりない。なので、ちらりと見て、ダンボが飛んでいないことを確認しての返事であった。 

このご質問への返事、最適かどうかは別として、後から考えて最悪の対応をしてしまう可能性があったな・・・とヒヤッとした。
まず一つ目。空飛ぶダンボはすぐ近くにあり、よく見えているということである。うっかり、“そこに見えているでしょ”と思って返事をしてしまうとお客様を不愉快にしてしまう危険がある。これは絶対してはいけない返事だろう。
そしてもうひとつ。「空飛ぶゾウ」である。キャストやディズニー好きの人ならダンボ、そしてアトラクション名の“空飛ぶダンボ”はよく知っている。だけどお客様によってはそうではない。もしうっかり、「空飛ぶゾウ」に反応して笑ってしまったら? これは大変なことになるだろう。お客様が気分を害するのは間違いない。それどころか、もう来たくない! と思うかもしれない。実際、“空飛ぶゾウの乗り物”、完全に正しいのである。“ダンボ”という言葉がすぐ出なかっただけのことである。それなのに笑われてしまったとしたら・・・。注意しなくてはいけないと思う。

これ以外にも・・・お客様になにか勘違いがあってもなるべく否定しないようにしている・・・
一例が“白雪姫と七人の小人“である。ピノキオの冒険旅行とために間違えられたりする。
ピノキオの冒険旅行で、アトラクションをアンローダー、トロッコから降りる場所での勤務の時、降りてきたお客様から聞かれたこと。
「これと似た乗り物でシンデレラの・・・。どこにある?」と。
「はい、あちらの方向で、100mほど先です・・・」
とお答えした後で・・・
あれ? シンデレラ? ピノキオの冒険旅行と似たアトラクションは白雪姫と七人のこびとだ! と気が付いた。まあ、同じような乗り物、と言われたのだから白雪姫と7人のこびと、のことで間違いないだろうけど・・・。


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