夏、アリスのティーパーティー
キャストの仕事の特徴のひとつ、立ちっぱなしである、ということである。実際、パーク内で座っているキャストを見ることはほとんどない。見かけるのは、一部レストランでのレジくらいであろう。アトラクションキャストも裏の仕事であれば座って、ということは実はあるのだが、ライドを監視カメラなどでチェックする業務くらいである。それ以外の仕事は立ちっぱなしである。アリスのティーパーティーとピノキオの冒険旅行の勤務は全て、完全に立ちっぱなしである。もちろん休息や食事の時間は座ることができるアリスのティーパーティー、一見おとなしそうなアトラクションだけど回しすぎるとディズニーで一番の絶叫マシンに化ける。回しすぎて体調を崩してしまった人を見ること、実はときどきある。最悪・・・倒れてしまったり、しばらく動けなくなったりする。嘔吐もある。とはいえ、カップを回しすぎなければどうということはない、実に優雅なアトラクションである。が・・・若い人は往々にして回しすぎることがある。その結果が、“最悪・・・”である。回すのは? 修学旅行に多いように感じる。
こいつら思いっきり回すんだから・・・
ある日、3人組のお客様がアリスのティーカップに来られた。お母さんらしい女性は乗らない、とのこと。これはたまにある。ほかのアトラクション、一部の人が乗らない、というのはそう多くはないと思うのだが、アリスのティーパーティーではたまにある。
「回しすぎなければ楽しいですよ」、と言ったところ・・・
「こいつら、思いっきり回すのだから・・・」
と返ってきた。まあ、それもわかるなぁ、ということでそれ以上は何も言わなかった。が・・・そのお母さん、結局乗る羽目に。実は、お子さんの一人が7歳未満だったのである。そしてもう一人、てっきり16歳以上だと思ったのだが、念のため確認すると15歳以下だった。おかげで・・・お母さん、ティーカップに乗る羽目に・・・。そのあとは? 私は見ていないのでわかりません・・・。
リミッターの話、そして悪魔のささやき
アリスのティーパーティー、カップはお客様自身で回す。ゆっくり回せばゆったりと優雅に、思いっきり回せば高速に絶叫マシン並みに回る。だけど、実はリミッターがある。45RPM、3秒に2回転ちょっとくらいでブレーキがかかる。リミッターが働くこと、多くはないが運転中にブレーキ音を聞くことはあるのでたまに働いていることになる。
ここで悪魔のささやきである。カップのチェックを行っていると、ときどき“回す気満々”と感じることがある。そんなとき、リミッターがあることを伝えたりする。そういわれると挑戦したくなる? まさに悪魔のささやきである。でも、必ず「回しすぎないようにお楽しみください。」などと付け加えて安全確保をしている。リミッターを働かせるには、瞬間的に早く回す方が作動しやすいようだ。でも、“回す気満々“のグループ、平均的には早いけど瞬間的な高速回転、とは違うように感じる。
なお、時々早く回すにはどうすれば? と聞かれることもたまにある。そんなときも回しすぎに注意、と必ずご案内をしている。
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