秋、ディズニーマジック
ディズニーマジック、ディズニーでの神対応と言えるようなことに対して言われることがある。
フォトワークス時にスプラッシュ・マウンテンのギャラリーでライドショットを売っていたときのこと。ライドショット、これはスプラッシュ・マウンテンで最後の急降下の際に撮る写真である。出口付近で、ディスプレイ8台に写真が次々に表示される。ディスプレイには写真と共に写真固有のアルファベットの記号と番号、そしてフォトキーカードに登録するためのQRコードが一緒に表示される。この写真、台紙付き写真の購入はここにいるキャストに注文してできる。また、QRコードを読み込んでフォトキーカードに対応させておくと、サンプル画像を確認して改めてデータとしてダウンロードでの購入できる。その、QRコードでの登録のお手伝い、そして台紙付き写真の手配をしていた。記号と番号がわかれば、あとで台紙を注文することもできる。
私が売っていたのはコロナの時期でもあり、お客様は比較的少ない時期でもあった。アトラクションも待ち時間が短めで、スプラッシュ・マウンテンに一日に何度か乗ることもしやすいこともあり、何回か乗って一番良い写真を購入、と言うお客様もいる。その際、写真の番号がわかればすぐにプリントの手配ができる。メモは面倒だけど、画面に番号が合わせて表示されているのでスマートフォンなどで撮っておいてもよい。だけど・・・普通に、QRコードを読み取って登録しておいたのでは番号は表示されない。その場合、乗った時間を元に一枚一枚確認することになり、時間がかかることもある。
さて今回のお客様、2度目の乗車であった。お父さんお母さんにお子様2人の家族で、私のすぐ横のディスプレイに写真が出ているので話し声が聞こえてくる。
「う~ん、最初の方が良かったな~。そっちにするか~。」
と。
で、私のところにアプリに登録されている写真を見せて、こっちを、と。
「番号は・・・」お父さんがお母さんに聞いているが、控えていなかったようだ。
その瞬間、私が
「こちらの写真ですね!」
と言いながら手元の端末で写真をお見せした。それがまさに“最初の写真”である。この間、数秒もない。お父さん、びっくりしたようだ。最初のご乗車の時に対応したのは私ではない。なのにすぐ写真が出た。ディズニーマジック?
このマジック、もちろん裏がある。マジックだからタネ、の方が良いかもしれない。このお客様、最初に“また乗ってよい方の写真を”と聞いていたキャストが写真の番号をメモしておき、その後のキャストに引き継いでいた。それを聞いていた私が、一度写真を確かめたときに覚えていて、お客様が見えたときに端末に番号を入力して用意しておいた。マジックのタネ、実にシンプルであるが・・・それを確実に行ったことでお客様を驚かせ、喜ばせられたのたなら、やはりマジックだと思う。そしてその結果、すぐに写真をお見せできたことで比較ができ、買っていただけた。
これぞディズニーマジック! それに私が関われたこと、キャストとしてとても嬉しかった。
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