春、ミッキーミニーと働いて・・・

鎌田氏の本に、ディズニーの駐車場で誘導をしている母親の話が出ていた。息子さんは、お母さんはディズニーで働いているのだからミッキーと働いていると思っている、というところから始まる。
確かにディズニーでキャストとして働いている、というとミッキーミニーと働いている! と思われかもしれない。息子さんのように考えるのは当然だと思う。だけど、ディズニーランド/シーで働いているからミッキーミニーと働いている、とは言えない。同じパーク内で働いていることは間違いない。でも・・・だからミッキーミニーと一緒に働いていると言えるか? 例えばアトラクションのキャストは? 近くにミッキーミニーがいるわけではないので一緒に、とは言い難いと思う。ショップのキャストは? これも同じである。どこかでミッキーミニーは見かかるけどそれだけである。ゲストとしてディズニーランドに行って、ミッキーミニーを見るのと大差ないと思う。ミッキーミニーと一緒に働いたといえる業務、それはグリーティングとショー、パレードなどの一部のみだと思う。
そんな中で、私は・・・ミッキーミニーと働いたことがある、と言える数少ないキャストである。業務はフォトワークス時代でのグリーティング。ミッキーやミニーとお客様の写真を撮っていた。ということで、ミッキーミニーと働いてのことを書いてみる。

ミッキーやミニー、どんな感じか? 一言で言えば「優等生」である。他のキャラクター、例えばシェリーメイはマイペースである。グリーティングで時間がちょっとあると、お花を摘んだりして、自分中心に行動する。だけどミッキーはある意味理想的な対応を取る。グリーティングでちょっと時間ができたら、近くで見ているお客様に向かって手を振ったりポーズを取ったりしている。
一緒に働き始めてのころの出来事である。私が不慣れなのがわかるから? ミッキーが私にがんばれ! と励ましてくれたことがある。もちろん言葉ではなくポーズで、である。ミッキーに励まされた人、他にもいるかもしれない。
ではミニーは? 同じように優等生的である。しぐさがやさしくなるのは、やはり女の子である。

その後、バックステージ業務になり、ミッキーミニーと働くことはなくなったが・・・、でもバックステージで、ミッキーと話したことがある。もちろん、ミッキーはショーなどを除いて話すことはない。だから、身振り手振りで、である。荷物を持ってホテルのオンステージキャストに渡す作業で、その渡す場所近くにミッキーミニー、そして案内のキャストがいた。ある日、ミッキーがよけてくれそうになったので“ここで待つ”と言うとミッキーはうなずいてくれた。
その3日後、やはりミッキーミニーが待っていた。そばのキャストが“どうぞ進んでください”と言ったが、ここで待つことを伝えるとミッキーがうんうん、とうなずいてくれた。“ここで待つこと、知ってるよ!”と言いたそうなしぐさであった。3日前のミッキーと同じなのかな? (ミッキーはミッキーで、中に人が入っているわけではないのが大前提だけど) 覚えてくれたの、やはりうれしい。

ミッキーやミニーと一緒に働いたことがある、と小さな子供に言うと、驚くだろうな~。私の子供はもう成人しているから、たとえば孫だったら?
「おじいさんは昔、ディズニーシーでミッキーやミニーと一緒に仕事をしていたんだよ~。」
 「うそだ~」
なんて言われるかも?
でも、知り合いが撮ってくれたミッキーと働いている証拠写真と動画はある。


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