秋、ポップコーンばら撒き事件
パーク内の掃除はカストーディアルキャストが行う・・・のだけど、実際のところ落ちているちょっとしたゴミは全てのキャストが拾うし、時には軽い掃除も行う。ただ、血液や嘔吐などは専門のトレーニングを受けたカストーディアルキャストしか対応できない。
ゴミを拾う場合、小さなものは拾って捨てておしまい。ちなみに捨てる先は、お客様用と同じトラッシュカン(ゴミ箱)である。コロナの時期、どうしてもマスクは落としてしまうこともあり、これはさすがにそのまま触るのは問題があるので使い捨て手袋を使う。手袋をつけて拾い、手袋をひっくり返してマスクを内側にしてそのままゴミ箱へ。手袋が薄いのでひっくり返すのも簡単である。この使い捨て手袋、例えば少量のポップコーンも拾ってひっくり返してゴミ袋にしたりする。大きくはないけど多少は入るのでなかなか便利である。
そのポップコーンである。少量なら簡単だけど多くなると手間がかかる。そして、風があると飛んで広がったりする。更に踏まれて粉になったりする。だから、すぐに対応した方が良い。カストーディアルさんが近くにいればお願いするし、見つけてすぐに対応してくれたりするが、大抵はそうではないので、近くにいるキャストが対応する。こういう事態に備えてトラッシュカンには小さな箒と塵取りが入っている。なので、すぐに対応ができる。
この前、歩いていると目の前でポップコーンが・・・。当然、すぐに対応。引き返してトラッシュカンから箒と塵取りを取り出して集める。散らばる前だったので直ぐに集められた。その隣で・・・鳩が恨めしそうに見ている気がした。
ポップコーン、踏まれてしまうとこれは結構面倒である。おそらく表面に付けた味のためだと思うが、地面などに張り付いてしまうのである。カストーディアル用の棒のような箒を使うこともあるけど、これでもなかなか取れないこともある。カストーディアルなら慣れているかもしれないが・・・多くのキャストにはそうではない、ということで、面倒? なかなか取れないこともある。そして、踏まれると細かくなって粉になる。地面には溝もあるので、そういうところに入ってしまうとなかなか取れなかったりする。落ちたらなるべく早く処理する、というのが望ましい。
さて、アトラクションでポップコーンがばら撒かれると?
ライド内であれば、まずアトラクションキャストが対応する。手で拾えるなら手で。それより多くなれば小さな箒と塵取り。更に増えるとカストーディアルと同じ箒と塵取りすなわちトイブルームとダストパンを使う。最初はちょっと扱いづらかったけど、慣れるとまあまあ使えるようになる。
ただ、アトラクションは時間が長くなるとその間停まってしまうことにもなる。なので、一時的にその乗り物(ピノキオの冒険旅行であればトロッコ、アルスのティーパーティーであればカップ)を使用停止にして2回3回に分けて対応することもある。また、乗り物を先に送らなくてはならないこともあるので、乗り物内のポップコーン、乗り場に一度捨てることもある。これはもちろん、次の乗り物が来るまでに処理するようにする。間に合わなければ降りて歩くのにできる限り支障がないようにする。交代の時などに手空きであればもちろん手伝う。
ピノキオの冒険旅行でディスパッチャーに入ったとき、アンローダーが手で大きくバツ印を示した。乗れない、とのことをローダーに伝え、トロッコを見るとポップコーンが・・・。当然、空で送った。そして、次の回で清掃。と思っていると・・・同じくアンローダーのところで安全バーに白い札がつけられた。これは“Out Of Service”で、一時的にお客様をお乗せできないことを示す。これも次の回で清掃が完了・・・。少しして、私がアンローダーに入ったとき、お客様が降りるときにポップコーンがこぼれた・・・。即座に優しい声で、
「そのままでいいですよ。気にしなくていいですよ。」
とお声がけしてポップコーンを処理。幸い、これは少なかったのですぐに拾えた・・・。
ポップコーンばら撒き、3連発であった。
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