ひのでやエコライフ研究所  かんきょうもんだい一日一言

 アースデイ2000日本連絡所と環境教育

1999年5月26日
  アースデイというのは・・・・と言われると私もよく説明はできないのですが。1970年にアメリカの学生が企画して始まった世界中で開かれる環境イベントの集大成みたいなもので、毎年4月22日に行われています(実際にはその前後で行うことが多いみたいですが)。国が決めた「ゴミゼロの日(5月30日)」や「環境の日(6月5日)」などもイベントが行われるのですが、まあ市民運動としては、市民が動いて決めたということで一番アースデイを中心に置きたいと考えるところですね。

 最近は大きなイベントもなかったのですが、不思議と(もちろん意図的ですが)5年ごとに大きなイベントとなって盛り上がっています。で、来年の2000年は全世界でどでかく盛り上げていこうということで、着々と準備が進んでいる次第です。

 CASAで環境教育の企画を始めたのも、もともとアースデイ2000のイベントとして、環境教育を重視することがきっかけだったと話を聞いています。そこで、東京へ出たついでに、アースデイ2000の日本連絡所に顔を出して、様子を聞いてきました。

 どんなすごい場所かと思いきや、マンションの一フロアを借り切って、環境NGO団体が軒をそろえて居るんですね。環境自治体会議や、あのバルディーズ研究会なども部屋の隅にデスクがある程度なんですね。確かに共同の会議室が利用できるのは非常にNGO団体にとってはメリットかもしれませんが、こんな狭い事務所で、とんでもない大きな仕事をしているのには恐れ入りました。

 環境教育の話をじっくりしてきたのですが、いやあ東京の人は話が大きくてなかなかついていけないかもしれません。学校向けの環境教育を行うという話程度しか聞いていなかったのですが、どうも全国の小中学校で自分たちの学校の環境を調査するという枠で取り組みを行い、できれば1000万人がかかわれるようなイベントにしたいということでした。来年の4月にですよ。で、関西では少なくとも300万人を集めて欲しいと。

 確かに、アースデイという全国的なイベントであり、2000年という節目でもあるために、そのくらい巻き込んで企画ができないと、なかなかインパクトがないのかもしれませんが・・・・。ちょっと予想していた話と大きく異なっていたために、躊躇しているところです。環境庁でも「100万人の誓い」がやっただったのにねえ。ちょっと企画を練り直す必要があるようです。
 
 

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