ひのでやエコライフ研究所  かんきょうもんだい一日一言

新しい単位の実践

1999年6月5日
  さて昨日用意した「新しい単位」を試しに、さっそくエコ・リーグのギャザリングへとでかけてきました。時間をちゃんと聞いてこなかったこともあり、3時間以上も前についてしまい、ひとつまえの講演会もゆっくり聞いてしまいました。そこではみんなが集まって、全国で1万人以上の会員を持つと言われている「地球村」の小浜さんが講演をしていました。地球村の講演はいつもそうなのですが、非常にまじめな話で、問題が深刻であることを淡々と訴えていくパターンです。別にどうこう言うつもりはないのですが、とりあえず「馬鹿なことをしよう」という私のスタンスから見ると、今日は敵です(^^;)。

 次の分科会では、10個くらいイベントが出てくるということで、どのくらい人がくるの予想がつかなかったのですが、6人ほどあつまってくれました。予想通りというか、1年生は少なく「濃い」人たちばかりでした。

 まずは自己紹介をしながら、準備体操をして、イベント会場の隣にあった公園をランニング20周(^^;)。ふだんから運動をしていない私にとっては、非常に辛い10分間でした。

 走りおわって汗だくになった状態で、今回の「エネルギーを実感してもらう」企画のメインである、「これが1人力という大きさだ、電気に換算すると100ワットなんだ」という話をしたのですが、残念ながらあまりよくわかってもらえなかったようです(^^;)。
 走ることは大変だ、ということは分かったのですが、これが100ワットに相当するんだということがよくわからなかったようですね。 その点では自転車発電は、ちゃんと100ワット分が電気として生み出されているから、実感ができるわけです。やはり自転車発電は偉大なのだということがよくわかりました。・・・・しかしそれじゃあ、何のために走ったんでしょうね。

 最初につまづいてしまったために、その後のフォローは大変でした。テレビをつけていると、さっきのように一人の人間が後ろでいっしょうけんめい走っているのと同じだけのエネルギーが必要であること、シャワーに関しては300人近くが走って熱をだしてようやくシャワーをあびるだけのお湯が出てくることなど、がんばって説明しました。テレビとかシャワーはわかりにくかったようですが、自動車については、後ろで200人以上の人がいっしょうけんめい走って後押ししていることを想像すると、とんでもない乗り物だということがかなり実感をもって理解してもらえたようです。
 そりゃ200人以上の人が後ろから押していたら怖いわな(^^)。

 いやあ、分科会だけでは十分理解してもらえなかったのかもしれませんが、あの走り回って汗をかいた経験は、きっとあとから効いてくると思います。エネルギーとは大変なものなんだなと、大切にしないといけないのだなと。
 私も夜になってじわりじわりと足が痛くなり、エネルギーの大変さを実感させてもらいました。
 

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