このホームページを開設したのは、1996年、Windows95が発売された直後でした。モーツァルト愛好家仲間同士のレコード情報等の交換の場として細々と運営を開始しました。この頃はインターネットの環境も
今のように整っておらず、またホームページ作成のためのソフトツール等もなく、苦労しました。その後、PCのページ、バレエのページ等を追加してきました。バレエのページを追加した以降、アクセスが飛躍的に増加しました。
そして、今回40,000アクセス達成。皆様の暖かいご支援、ありがとうございます。
そこで、この場を借りて、私の人生観(というと大げさですが)を述べさせて頂きたいと存じます。
私は、ごく普通のサラリーマンです。毎朝、通勤電車に揺られて会社に行き、一日仕事をし、夜遅く戻ってくる、という生活。日本の企業の場合、これまで、どれだけ会社の為に働くか、会社に貢献するかが美徳とされてきました。これが日本経済の繁栄を支えてきたことも事実です。私も、これにもれず、人生の大部分を、会社の為に費やして来ました。
でも、どんなに一生懸命会社で働いても、しょせん定年になれば、会社から出て行かなければなりませんし、もっと早く、リストラで放り出されるかもしれません。
こう考えた時と、社員がただの企業戦士として、がむしゃらに働くことだけで、はたしてどれだけ会社のためになっているのだろうか、との疑問が湧いてきます。
会社に入ったとたん、一企業という閉ざされた社会の一員になり、人間関係がどんどん希薄になってしまい、会社という固有の世界に入ってしまう。これでは、世間知らずになって、将来の会社に必要な幅広い知識や経験を蓄えることはできないと思うのです。仕事以外も大いに楽しみ、同時に仕事もバリバリやっていく。こうやって楽しんだことが人間の広さや豊かさになって、会社の総体としての力を蓄えることになるのだと思います。
ですから、仕事以外の世界:アナザー・ワールドをエンジョイをすることが必要だと思います。ソニーの出井伸之会長はオペラ劇場で良く見かけられるそうですし、小泉首相もオペラ好きとのことです。身近では、私の会社の社長は、休日は決まって釣りに行かれるそうです。
私は、バレエを鑑賞することを、アナザー・ワールドを楽しむこととしております。
バレエを観ているとき、すべてを忘れて、夢の世界にのめり込むことができるのです。踊り終わったダンサーが、カーテンコールで見せる満面の笑みほど美しいものはありません。すべてをやり終えた安堵感と満足感と・・・。心から、「夢を有難う!!。お疲れ様!!」と声をかけたくなる瞬間です。そして、このとき私は、ダンサーの皆さんから、明日の活力を与えてもらった気持ちになれるのです。ダンサーもこんなに頑張っているのだもの、自分も頑張らなくては・・・・、と思うのです。
私が、バレエの虜になったのは、ある小さな"事件"でした。それは、20年以上も前のバレエの公演。このときタイトルロールを踊った新進バレリーナ、始めての全幕の主役でした。彼女の緊張は、はかり知れません。コチコチの彼女は、出だしのバランスでつまずいてしまいました。彼女にしてみれば、穴があったら入りたい気持ちだったに違いありません。
でもこのとき、後ろの方から一人の観客の拍手が響きました。それをきっかけに拍手の輪が前の方に広がっていったのです。もちろん私も加わりました。この拍手、舞台の彼女にも届いたのでしょう。表情がひときわ明るくなりました。そしてこのステージを最後まで踊りきったのです。この時私は、観客の拍手が、どんなに舞台のダンサーを力づけるかを知りました。
バレエは「一瞬の芸術」です。「生」だからこそ、新鮮な感動を呼ぶのです。劇場の空気、臨場感、熱気、迫力・・・・。たとえダンサーが失敗しても、それは、その場に居合わせた者しか知り得ないこと。私は、ダンサーの思わぬアクシデントを成長の証として、暖かく見守ってあげたいと思います。
一芸に秀でた人は、人間的にも魅力が溢れています。 楽器のような器具を一切使わず、肉体だけで全てを表現する芸術「バレエ」。 この為に毎日血のにじむような努力を続けるバレリーナ。技を極めた彼女たちは、最高に素敵な人たちだと思います。
下村由理恵さん:「ダンサーは商品だと思うのです。だから相当魅力がないといけない。そのためには楽だけしていてはだめ。辛い思いをすればするほど後で返ってくるものは大きいと思うんです。」
吉田都さん:「プロとして踊るようになって一番感じたのは、自己管理の難しさです。楽な方へ流れても誰も止めません。その結果、怪我をして、役を下ろされ、挙げ句、クビになっても、誰にも文句は言えないのです。チャンスも落とし穴も、同じだけ転がっているのです。ドライで厳しい世界です。」
プロとしての厳しさ、自信、そして意気込みが溢れる彼女たちの言葉、自分も見習わなければと思います。
【トップページへ戻る】