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木下友美は、アティチュードとアラベスクのポーズが惚れ惚れするほど美しい。出だしのアンオーの腕をパートナーに支えられたアティチュードでは、
まろやかな腕がで優雅で、手を離してグッと堪えた表情が険しながらも美しく、続くアラベスクでは、まっすぐ綺麗に伸びた脚にうっとり。
この人は、本当に自然に高く脚が上がる。アラベスク・パンシェでは軽々と美しく180度を超えてしまう。
これだけ挙げると下品になりがちなのに、この人は全然そうではなく、気品があり、とても優雅で素敵。
無理なく容易に脚が挙がって嫌味がない。
しかも、両足とも上がるのだから素晴らしい。左脚は高く上がるけれど、左脚は上がらないという人が多いだけに、両足とも完璧に上がるのは素晴らしい技術です。
ここまで楽々と自然に脚が挙がるのは股間接が完全に開くからでしょう。
完璧なアン・ドゥオールが身についている証拠。日頃のたゆまぬ稽古の成果でしょう。敬服します。
しかも、手の指の先から伸びやかな爪先まで細かく神経が行き届き、本当に木下友美は繊細な輝きが香り立つ美しく素敵な舞姫です。
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相手役の王子は末松大輔で、当時は新国立劇場バレエ団の団員。
アダージョでの木下友美のサポートがとても上手です。グラン・パ・ド・ドゥのアダージョは二人の踊りですが本質的には女性の踊り、男性は引き立て役です。
パ・ド・ドゥの中で最も二人の呼吸が要求されるところ。二人の呼吸が合わなかいと、女性はアティチュードやアラベスクでバランスを失ったり、
リフトでから転落、大怪我・・・にもなりかねない。
こうしてみると、アダージョで女性が成功するか否かは、相手の男性如何にかかっているといっても過言ではないでしょう。
それほどクラシックバレエの舞台で、女性にとってサポートの男性は重要な存在です。
パ・ド・ドゥのアダージョで、主役の女性を引き立て、サポート役に徹すること、それはそれは大変で難しいことでしょう。
この点に欠けているダンサーは、どんなに踊りが上手でも、ダンスール・ノーブルとは言えないと思います。
この末松大輔のサポートはとても良かった。木下友美を優しくリードし、彼女が安心して最高の踊りが出来るようにと思いやる気持ちが伝わってきました。
スコレーバレエアートという教室で子供たちにバレエを教えているようですが、さぞ素敵な先生なのでしょう。
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木下友美は、バレエ教室・バレエアーツトモミの講師。しっとりとして清楚で慎ましやかな雰囲気。
繊細でしなやかな身のこなしには、ほのかな気品が漂い、見終わったとき心の中に花が咲いたようなホッとした幸せな気持ちになる。
フワッとまろやかな弧を描く腕、トゥの先までスッキリ伸びた長い脚・・・、
ピンクの可愛らしいチュチュがとてもよく似合う。
ポアントでの足の運びは軽やかで、まるでチュチュの裾からピンクに光る泡を撒き散らしているよう。
難しい箇所に差し掛かっても柔和な笑顔を失わず、愛くるしく上品な雰囲気が漂う。
可憐で知的な優しさ、優雅な気品・・・、バレリーナの資質を備えた魅惑の舞姫・木下友美。是非、生の舞台を見たいものです。
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