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ルスランとリュドミラ:オレグ・コルゼンコフ、アナスタシア・ノボキナ、クレムリン・バレエ   (2004.4.17)
バレエ「ルスランとリュドミラ」は、グリンカの同名のオペラのバレエ版で、ロシアのおとぎ話を題材にした愛と冒険に満ちた物語で、華やかな音楽、衣装、振付の楽しい作品です。
クレムリン・バレエ団は、1990年創立の新しいバレエ団で、ロシアの名作バレエのオリジナル復興に力を入れているとのことで、このバレエ「ルスランとリュドミラ」もその一つです。主役2人の背の高さも釣り合いもとれて良く息のあった踊りですし、コールドバレエもよくそろっていて、とても美しい。
原振付がフォーキンのせいか、どことなく「レ・シルフィード」のようなところがあります。コールドの動かし方、構成も似ている感じがします。
女性ソリスト達はもちろんですが、女性だけの群舞が、皆プロポーションがよく美しく、踊りはとても訓練が行き届いているようで、よく揃って見事です。
 
これは、CS放送クラシカジャパンで放送されたものですが、クラシカジャパンが、日本ではほとんど見ることの出来ない、この「ルスランとリュドミラ」を放送してくれたのは、とても有り難いことです。今後も、珍しいバレエを放送してくれることを期待します。
 
    バレエ「ルスランとリュドミラ」
    [出演]オレグ・コルゼンコフ(ルスラン)
    アナスタシア・ノボキナ(リュドミラ)
    ワジム・ムルジン(キエフ大公)
    ワジム・テデーフ(ファルラーフ)
    スヴェトラーナ・ソイ(ゴリスラーヴァ)
    クレムリン・バレエ団
    [振付]アンドレイ・ペトロフ、[原振付]フォーキン
    [音楽]ミハイル・イヴァーノヴィチ・グリンカ
    [監督]オレグ・グリゴローヴィチ
    [制作]1993年

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