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くるみ割り人形: セメニャカ、レニングラード国立バレエ  (2004.2.11)

CSシアターテレビジョンで、レニングラード国立バレエの「くるみ割り人形」が放送されました。1993年の録画です。
この映像の見所は何といっても金平糖の精を踊る、リュドミラ・セメニャカ。彼女は、1970年キーロフバレエ団に入団、その後ボリショイバレエに移籍、プリマとして君臨しました。長い手足の、容姿の美しいダンサーです。この映像はレニングラード国立バレエの公演にゲストで出演したものです。リュドミラ・セメニャカは1952年に生まれですから、この時41歳、バレリーナとしては、そろそろ体力の上から、年齢を意識する時期に近づいた頃ですが、優雅な気品ある踊りは、やはり女王の風格。若いダンサー達に比べると、一味も二味も違います。キーロフのようなバレエ団の振り付けでは、パドドゥのアダージョは、あまりリフトはないのですが、このレニングラード国立バレエの振り付けでは、最初から男性が女性を高々とリフトして登場し、その後幾度もリフトをします。あまりリフトが多すぎると、アクロバット的で品がなくなりがちですが、セメニャカの踊りのせいでしょうか、気品は少しも失わずに優雅な舞台でした。また、ワガノワ・バレエ学校出身者を主体としたコール・ド・バレエが、上品な美しい踊りをみせ、ボリショイとは違った、レニングラード国立バレエ独特のエレガントな舞台を楽しめました。ただ、録画年代がわりに新しいにもかかわらず、やや鮮明さに欠けるのが残念です。
CSシアターテレビは、珍しいバレエの番組を放送してくれるます。しかも視聴料がとても安い(クラシカジャパンの3分の1)。我々バレエファンにはとても有難い。今後も、良い番組を放送してくれることを望みます。
 
  レニングラード国立バレエ「くるみ割り人形」 (ベリスキー版)
  台本・振付:イーゴリ・ベリスキー
  音楽:ピョートル・チャイコフスキー、指揮:アンドレイ・アニハノフ
  出演:リュドミラ・セメニャカ、キリル・ミャスニコフ、
     イーゴリー・ソロビョフほか
  1993年録画

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