第拾話 AD物語〜6〜
ちょっと季節が早すぎますが「怪談」です。
どんな会社にも学校にも、「怪談」だとか「七不思議」ってのがありますよね?
今、ニッポン放送はできたばっかりの「お台場本社ビル」だから、
「怪談」って、全然縁がないんだけど、
前の「有楽町ビル(現ニッポン放送別館)」は、
そりゃもう「怪談」のてんこ盛りでした。
最も有名なのが、3階「女子トイレ」。
ここは、隣にだーれも入ってないはずなのに、物音がするとか、
外を人が歩いてる音がするのに、
個室から出てみるとだーれもいなかったとかいう話がありました。
だれか、覗いてたんじゃねーの?
次に、同じく3階にあった比較的大きな「第2スタジオ」。
ここは、霊能力者の人に来てもらって見ていただいたところ、
スタジオの隅に「正座してるおばあさん」がいる・・・と。
なんかまぬけです。
さあ、4階にいってみましょう。
4階の隅にある「第5スタジオ」。
このスタジオの隅には、「おふだ」の入った「小さな壺」がおいてありました。
なんでも、ここも霊能力者に見てもらったところ、
悪霊が住んじゃってるらしく、それを封じるための「おふだ」と「壺」なんだそーな。
でも、この壺・・・・、
お菓子の食いカスとか入ってて、すっかりゴミ箱扱い。
今度は、6階です。
ここには生放送用のスタジオが2つありました。
冬場になると、だーれも触ってないのに、
再生中のテープレコーダーがひとりでに止まってしまうという怪事件が続発・・・・。
それって、静電気のせいだろ!
放送局なんだから、
静電気対策くらいしとけや!
さらにさらに、6階にあった「レコード室」。
週末になると、レコードが勝手に飛び回っているらしく、
月曜日に、レコード室の職員が出社してみると、
天高く積まれたレコードやCDのジャケットが・・・・。
すいません!
僕たちADがちらかしてました!
さあ、最後に、最も恐るべきでんじゃらすぞーんの紹介。
それは、地下にあった、だーれも使わない「シャワールーム」。
ここは、昼間でも全く光が届かなくて(なんせ地下だからね)、
年がら年中じめじめしてる・・・。
まさに幽霊がお住まいになるには、絶好の場所。
ここで、怪しい物音を聞いたという人は数知れず。
さらに最も恐ろしいのは・・・、
夏場など、この「シャワールーム」で「きもだめし」をした番組は、
次の改編期に必ず番組終了になる!
100%ですよ、100%!
結局この「ジンクス」というか「伝説」は破られることはありませんでした。
おーこわ、おーこわ。
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