2007年国内オペラ公演集計


公演集計の基準と限界について


A.作品別公演集計(5回以上)

回数 新国 作品名 2006年 2005年 2004年
25 (6) カルメン 12 11 19(5)
24 魔笛 26(5) 10 10
21 (4) フィガロの結婚 25 13(5) 18
12 ジャンニ・スキッキ 圏外 13 圏外
11 カヴァレリア・ルスティカーナ 7(4) 圏外
10 ボエーム 圏外 24
(4) 蝶々夫人 16 18(6) 19
(6) タンホイザー 圏外 圏外 圏外
道化師 7(4) 圏外
ヘンゼルとグレーテル 16
こうもり 10(6) 13 10
秘密の結婚 圏外 圏外 圏外
天国と地獄 圏外 圏外
仮面舞踏会 圏外 圏外
ドン・ジョヴァンニ 圏外 10
(6) ばらの騎士 圏外 圏外 圏外
コシ・ファン・トゥッテ 13(4) 12(6) 17
ミカド 圏外 圏外 圏外
愛の妙薬 圏外 圏外
アルチーナ 圏外 圏外 圏外
(5) さまよえるオランダ人 圏外 圏外 圏外
(5) 西部の娘 圏外 圏外 圏外
前年ランクインの圏外落ち
椿姫18、皇帝ティトの慈悲6、セビリアの理髪師6、運命の力6、ドン・カルロ6、修道女アンジェリカ5、イドメネオ5

(括弧):回数の内数で、新国立劇場公演数。


概観

・「カルメン」は3年ぶりトップ。「魔笛」「フィガロ」は2年連続20回以上。

・上位3作品とそれ以下の差が大きく、4位、5位に1幕ものが続いている。

・大幅な凋落は「椿姫」。モーツァルト以外では、「カルメン」と並んで、堅調に推移していただけに、意外な感が強い。もっとも外来では多くの公演があったし、国内オペラとしても一時的なことと思われる。

・圏外続きの作品がいきなりランクインする理由は、新国立劇場などの1プロダクション多公演が寄与することがほとんどなのだが、「秘密の結婚」と「アルチーナ」は複数プロダクションの積み上げによるもの。特に「秘密の結婚」は、同じように6人のキャストで上演される「コシ・ファン・トゥッテ」の5回を上回る7回もの公演がもたれた。

・新国立劇場の公演回数が減り、( )書きが必要なくなってきているのではないだろうか。あるいは、西宮の公演も、「魔笛」が6回、「ヘンゼルとグレーテル」が4回もあるので、こちらも特記すべきか。



B.地域別公演集計

2007年 2006年
回数 都道府県名 回数 都道府県名
168 東京(内、新国46) 167 東京(内、新国52)
 29 兵庫 22 兵庫
 24 神奈川 15 大阪
 12 大阪 11 広島
 10 10 神奈川
  9 埼玉
  8 北海道、滋賀、広島 愛知、滋賀
千葉
  6 埼玉 京都
  4 長野、愛知、熊本 山形
  3 徳島 熊本
  2 宮城、山梨、静岡、
三重、京都、香川、
鹿児島
北海道、宮城、群馬、
千葉、福井、岐阜、
鳥取、徳島、香川
宮崎
  1 青森、山形、奈良、
鳥取、島根、福岡、
大分
青森、福島、栃木、
奈良、岡山、福岡、
大分


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2007.12.26