お久しぶり。
へんへんですがおじゃまします。
今朝、下の娘を送って学校へ着いて、車のエンジンを切ったとたん、どこかからガイーがでてきた。
きのう車の登録替えをして新しいナンバープレートをもらったけど、まだつけずに
フロントガラスにおいといたからだな、
とすぐわかったけど、
早く行かないとまた遅刻しちゃう、勘弁してくれーと思いつつも免許などをみせると
「早くつけるように」との注意だけで済んだからよかった。
午後から娘をむかえに学校へ行くと、こんどはもっと多くの警察がいる。
そうかそうか、今日はオブチフジンが来るんだっけ。そのせいで朝にもガイーがいたのか、と納得。
校舎にはいると校長先生やSPとおぼしき耳にイヤホンをつけた背の高くかっこいいロシア人が数名。
聞いたら、これから来る、とのこと。どうも来校が遅れているらしい。で、わたしもいっしょに並んで待つことにした。
いや、娘を待つのだけど、どうもフジンが来てから下校ということになるらしいので、一行を待つはめに。
「今日は吹雪きで道がガチガチに凍ってます。ここに来るまでもすべってすべって
危なかったですよ。
それで遅れてるのじゃないかな」とか
「日本人学校の先生になるには教員免許がいるのでしょうか」
(へんへんはモスクワが好きだけど、国立大学に勤めている限り最高で連続2年しかいられない。
他方、日本人学校の教員の任期は3年。しかも外交官に準じた待遇!!で目をつけたわけ。)
とか、しょーもない話を校長先生と話しながら待つこと15分、現れました、一行が。
ジル(ソ連時代の共産党政治局員、書記局員専用車)という長ーいリムジンで。
中からでてきたのは初老のおばさん何人か。それにおつきのおねえさん数人。
校長先生と並んで一番前に立っていたためか、最初に中にはいってきたおばはんが
へんへんのところで足をとめ何か言おうとしたみたい。あとからつづく人たちも、おじぎをするでもなくこちらをゆるりと眺めながめてから奥へ入っていった。それはまるでタラップからおりたばかりのお偉いさん一行の雰囲気。
が、どの人も公務員宿舎に住んでいたときの奥さん連中とまったくかわらないのでどれが誰が全くわからず言葉がでない。
「文部省職員の外国出張のヴィザくらい政府で保証してちょ。
ヴィザなし、パスポートなしで妻が警察に連行されるなんて思いだけはもういやですから」
とでもいえばよかったなぁ。
ちなみに60万円だかの時計を学校に寄贈するとか。
小渕夫人がなにか学校にくださるので、要望をだしてください、
との先生の質問に一番多かった答えは
「男便所の水がでるよう修理して欲しい」
だったが、それでは「寄贈:小渕・・・」という名前が残らないのでボツ
になったとのことです。
ところで、こどもたちは手作りの「日の丸」の旗をつくり、それをふりながら「おむかえ」しました。
帰りがけにうちのびーびーがぽつりと一言
「これから戦争でもおきるの?」
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