電話 03(5422)8851 住所:東京都渋谷区広尾5-19-4 SR広尾ビル1F
地下鉄広尾駅下車。広尾橋交差点を明治屋の方へ。道なりに進み、つきあたりを左に曲がって一つ目を右へ。その左手3軒め。駅から徒歩5分。
昼:11:30〜13:30(L.O.)、夜:18:00〜21:00(L.O.)
定休日:火曜
2011年2月
点数表記の個別評価はこちら
28席の小さなキャパながら高い天井と広いテーブルでぜいたくな気分を味わえる
食べたもの
アミューズ1◎ニョッキ、菊芋のムース、アンチョビのクロワッサン
アミューズ2◎ジャガイモのとろけるフリット
前菜1◎葱 長野県産”松本一本葱”のパフェ 葱の300度ロースト
前菜2◎白子 白子のクロケット 紅芯大根のエクラゼ トリュフの香り 白子のフラン 玉葱のコンソメと共に
スープ◎キジと栗のヴルーテ
魚料理◎萩のひらめのポワレ インカのめざめソース ニンニクの泡とグリュイエールチーズ
肉料理◎蝦夷鹿 腿肉のロースト トリュフと黒コショウ味 肩肉の煮込みのチョコレート
デザート1◎金柑ソーダ
デザート2◎仙台の苺 フレジエとサバイヨンソース 苺とトリュフとクリーム
小菓子◎パッションフルーツのギモーヴとフィナンシェ
飲んだものはこちら
基本は少量多皿コース(8000円)とムニュ・ドゥ・コンパレゾン「比較」コース(12000円)。これにサーヴィス料10%が加わる。今回は「比較」コースを選択。
詳しくはお店のHPを参照のこと。
にんにくの泡などはかなりの技量とセンスがなければ、魚料理に違和感なく、しかも焦点のあったものに仕上げられないだろうと思う。
鹿はまさに王道で、何の変化球も使ってないけれど、味そのもので十分に納得。
他方で、白子はクロケットにすればおいしいのはあたりまえだし、フランにすると白子の個性が失われたのが残念。また、この時期にわざわざ仙台のイチゴをデザートのメインにしなくても、など疑問も感じた。
また、葱のコンパレゾンはパフェのおいしさに納得しつつも、わざわざ「比較」として2品にせず、ローストを丸1本にしてどかんといって欲しいという気がした。それはTSU・SHI・MIで同じ素材の料理をいただいたばかりだからであるが、もっと全体的に冒険があってもいいのでは。
席数は小さな街場のレストランながら、天井が高くテーブルおよびテーブル間の間隔が広いためとてもゆったりとできる。
ワインリスト、特に充実度は3つ☆クラス。値段は基本小売りの3倍弱。数でいえば10000円以上、特に20000円以上が多いが、10000円以内でも選択肢は十分にある。白ワインは6000円、赤ワインは7000円から。15000円くらい(サ抜き)の予算であればレストランならではのワインを選べる。
ワインのデギュスタシオンコースもあり、今回は常連の方に予約してもらったせいか、かなりお得にさまざまな地域、種類、品種のワインを楽しめた。