電話:06-4707-0070 住所:大阪市中央区高麗橋4-6-2 銀泉横堀ビル1F
営業時間:12:00〜14:00 18:00〜21:30 日曜定休
御堂筋線淀屋橋駅下車。朝日生命館を東へ入り、二つ目の通りを南(左折)へ曲がり右手。阪神高速環状線の西側二つ目の筋。四つ橋線肥後橋駅からもほぼ同じ距離。
2005年8月30日
アラン・シャペル、ジョエル・ロビュションで修行した渋谷圭紀シェフの店。ルレ・エ・シャトー加盟のレストラン。
食べたもの(四人分)
前菜◎帆立貝のマリネをのせた、カボチャの冷製スープ
魚料理(選択)◎スズキのオーブン焼き、新ジャガイモと桜海老の和え物
肉料理(選択)◎牛腿肉のロースト、木苺の香り
肉料理(選択)◎フォアグラのポワレ、マデイラ酒風味
デザート(選択)◎香辛料の効いたパンケーキ
デザート(選択)◎メロンのスープ
デザート(選択)◎ブランマンジェ
デザート(選択)◎梨のコンポート
飲んだもの
Bourgogne 2003/Henri de Bezerey
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ワインリストは十分かつ多すぎない種類を備えた見やすいもの。1万円を越えたところに魅力あるワインが揃っているが、安いところではアルザスの白(トランバック)が6300円、シャトー・ボーモン01が7350円、カントメルル97、カルボニュー97が共に10500円。ハーフボトルやグラスワインにもある程度の選択肢がある。ロマネ・コンティもリストにある。01年産が40万円。
というわけで十分満足できるけどやや無難かなという料理だったが、デザートは超びっくりもの。これまた名前や見かけは普通なのに、口に含むと思わず微笑んでしまう。どれも底から楽しさが湧き出てくる力強さと軽やかさをもっていた。
メニューはアラカルトしか配られず、尋ねてようやくランチコースの存在とその内容がわかる。でもすべて口頭によるもの。そのうえランチコースのフォアグラ付とそうでないものに価格差があることは告げられない。
全体的にフォーマルを強制するような威圧的な雰囲気があり、四角四面。寛ぐというより、背筋をのばさなきゃいづらい。それは内装とばっちりあっている。各メートルも失敗をしないようがんばっており、しかもそれを態度にあらわさない。テーブル上のオブジェについて何の形だろうと話をしていたら「違います。それはベカスです。」とちゃんと説明してはくれるけれど、教えを垂れるようなところがあった。料理はおいしいし安いのだから、サーヴィスを改善すれば再訪意欲がぐーんと上がるような気がする。