電話:078-272-6882 住所:神戸市中央区中山手通4丁目16-14 定休日は月曜。
ランチ12:00〜14:00、ディナー18:30〜22:30
兵庫県庁近く。神港学園神港高校の南。ひょうご共済会館の北。わかりにくい場所にあるので、事前に地図で調べることをおすすめします。
2010年9月
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この回の点数評価は<9、3、5=17点>
食べたもの(一人分)
おつまみ◎鰯のマリネ パルメザンとトマト水
アミューズ1◎アンチョビのマリネ
アミューズ2◎クアテルロの生ハム
アミューズ3◎カニみそコルネ
アミューズ4◎水なすのガスパチョ 雲丹
アミューズ5◎フォアグラとサンマのミルフイユ
アミューズ6◎モホソースで食べる鯛と空豆のムース
前菜◎今日届いた野菜たち
魚料理◎鰆のソテ イカとイカ墨のソース
肉料理◎梅山豚のロースト ニョッキとわさび添え
米料理◎パスタのパエリア
デザート1◎ヴェルヴェヌのアイスといちじく ぶどうのジュレ
デザート2◎フォンダンショコラ
デザート3◎牛乳のアイス
二度目に訪れた2009年5月には、席につくとタパスがずらりと並べられ、いかにもモダンスパニッシュ!という料理を堪能したが、デザートが食べるのが辛いほど酸っぱすぎた。
そして今回。福本シェフの本領が全開。いかにもスペインというアンチョビや生ハムのからはじまり、サンマとフォアグラ、ウニと水ナスという抜群の相性、シェフの発想の豊かさを感じさせるタパスが次々とテーブルに並べられ、わくわくした気分で食事を開始。
続くスペシャリテの野菜料理は健在。「上から下」へと食べすすむにつれ、調理法、温度、香り、触覚と次々に局面が展開し、野菜だけ(+エメンタール)でどれだけのことが表現可能かという芸術と技術の幸せな結合を楽しめる。
そしてメイン。主菜はシンプルに仕上げつつ、つけあわせとの組合せで足し算がかけ算になるのがよくわかる。そのあとにはオジャまたはパエリアがあり、量の調節に設けられているのかと思うと大間違い。スペイン料理のプロ中のプロの手になると、同じ名前の料理でもこうも違うのかということを体験させてくれる。
今回はデザートまで抜かりなく、ここまでの流れに沿った穏やかなモダンスパニッシュ。びっくり系ではないのだけど、食べているうちに「しみじみとびっくり」してしまう料理の数々。身体が内側から浄化されるような落ち着いた食後感。
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料理長:福本伸也
オーナーはJeroboam wine & spirits