電話03-3477-1386 FAX:03-3477-0210 住所:東京都渋谷区恵比寿西 2-17-5
昼:12:00〜13:30 夜:18:00〜20:30(ラストオーダー) 定休日:水曜日
最寄りの駅は恵比寿。西口から右手の方、ウエンディーズとケンタッキーの間の道へまっすぐ6−7分。上り坂になるころ右手2階に看板がみえる。東横線の代官山からも徒歩6-7分。
2005年2月閉店
2005年4月、ビストロ・レサンスとして新装開店
と思ったら店名とURLが以下のように変更のようです。
レ・プレ・ディル・マルジュ
と思ったら「オー・グー・ドゥ・ジュール」の岡部氏と業務提携をして「ル・ジュー・ドゥ・ラシエット」と店名変更して、新しいお店になりました。
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しっかりした料理をつくることで知られた小さなレストラン。訪問直前の予約でも気持ちよく応対してくれました。
食べたもの(二人分)
アミューズ◎赤ピーマンのムース トマトのクーリ
前菜1◎仔鳩とオマール海老のジュレ、蕪のクーリ、3つのハーモニー2皿のサーヴィスで
前菜1◎浅蜊のラビオリ、夏キャベツの軽いクリームとパセリの香り
前菜2◎鴨のフォア・グラのビスキュイ ”クーラン” 無花果とヴェルヴェーヌの香り
肉料理◎オーストラリア産仔羊背肉のロティ、クルミの香り
アヴァンデセール◎クレームブリュレ
デセール◎さくらんぼのタルトとプラムのシャーベット
デセール◎チョコレートの温かいビスキュイ
飲んだもの
Gatinois Grand Cru Brut/Ay/Champagne
約20席の小さなレストラン。対面式2人用の卓が6、奥に4人用四角いテーブルが二つ。ところどころに店名である「ばら色の豚」の飾りが置いてありかわいらしい。
「ノーネクタイで気軽に本格フランス料理を食べられる店」というのは本当だが、シンプルな内装ながらテーブルセッティングなどは本格的なので、ちゃんとおしゃれしていっても全然浮かないし、食べ歩き好きの男同士のグループも可。
ぽつりぽつりとお客が増えて、最後にはほぼ満員。私たちを除いてすべて若い男女のカップル。
また、ワインをもってくる際「お願いします」と言う。もちろん「試飲をお願いします」の意味であろうけど、どうも武道の試合の開始、あるいはセールスで「なんとか買ってください」と哀願するようなニュアンス聞こえる。最近の「ちゃんとした」フランス料理店では聞かれない「失礼します」も連発される。
赤ピーマンのムースは滑らかさが少なく、「バターではなくマーガリン」という感じで少々人工的。でもトマトのクーリが酸味、濃度ともに最後まで舐めたくなるおいしさ。
仔鳩とオマール海老のジュレ(+1000円)は胸肉と腿肉の2皿構成。オマールのジュレにはうなりました。オマールの飴をしゃぶっている気分でとても贅沢。
フォラグラのビスキュイはもっと凄い。インパクトは脳天直撃で、料理そのものにここまで驚かされたのは久々の経験。ビスキュイ生地そのものにフォアグラが織り込まれ、中の無花果と渾然一体となる様にはその力強さにうっとり。
メインの仔羊背肉のロティ はとても繊細な味わい。ミルクだけで育てたアニョー・ドゥ・レではないとのことだが材料がとてもよく、ほんのりとした甘さ、適度な反撥力があるやわらかい弾力性、そしてヴォリュームと魅力が多く、メインにふさわしい1品。
料理に比べるとデザートは普通のおいしさだが、クレームブリュレからはじまり、メインデザート、ミニャルディーズとしてプチシュークリームと3品あるのは楽しい。
お茶はハーブティーを選択するとラベンダー、レモングラス、ミント、薄紅あおい、オレンジピールなど13種類のハーブが運ばれ、ブレンドもできる。またお砂糖もなんと7種類。