電話:03-3444-3967 住所:東京都港区南麻布5-15-13
地下鉄広尾駅1番出口下車。表に出て左へ。交差点を左へ。駅から1分。
昼:12:00〜15:30 (L.O.13:30)、夜:18:00〜23:00 (L.O.20:30)
定休日:月曜
2009年7月
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東京のネオクラシックフランス料理店の雄
食べたもの
アミューズ◎フォアグラのムース ポート酒のジュレ サマートリュフ添え
前菜◎白イカのソテーと才巻き海老 パルメザンチーズのチュイール イカ墨のリゾットと南仏風小さな野菜添え
メイン◎鶏胸肉のロースト ソース・ヴァンジョーヌ ベーコン風味のほうれん草のサラダと共に
デザート◎チョコレートとスパイスの香りを付けたパイナップルのムース ココナッツのアイスクリーム添え
小菓子◎チョコレート、マカロン、マドレーヌ
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コース料理は昼夜ともに3種類。アラカルトは前菜〜デザートそれぞれ4〜5種類。フォアグラのきゃべつ包みなどひらまつの古くからのスペシャリテと、クラシックを基本とした現代風フランス料理ともにバランスとれた料理群。
今回はランチの一番基本的なもの(4200円+サーヴィス料15%)を選択。アミューズ、前菜、メイン、デザート、小菓子、お茶という構成。
メニューについて詳しくはお店のHPへ。
日本にある数少ない「グランドメゾン」なのに値段は以前より安くなり、本当にこれでいいの?という価格設定。サーヴィスはいいに決まっているので、料理がどこまでのものなのか興味津津。
前菜、メインと素材は一般的なものながら、ソースで二回三回と味の変化を楽しめるネオクラシック料理。特に鶏は繊細な胸肉を真空調理で組織を壊さずゆっくり加熱し、ジュラのワインとタプナードを合わせたソースでオーソドックスながら新しい色と香りでいっぱいの料理。
デザートも同じく王道料理なのだが、納得してしまう重量感がある。トゥールダルジャンのミルフイユを思い出した。また、ミニャルディーズも質が高い。レストランならではのマカロン、ショコラ、マドレーヌ。
今回は「入門コース」だったのでシェフとしてもプレゼンに限りがあったと思う。ぜひ別の料理も食べてみたい。
サーヴィス陣はかなりレヴェルが高い。積極的にあれこれするタイプのサーヴィスではないが、こちらのして欲しいことに対して、あうんの呼吸で応えてくれる。
ミシュラン東京は、パリ版とくらべると大判振る舞いで星ひとつ取って考えるとちょうどいいと言われるが、この店に関して言えば、パリでも通用する立派な一つ星。