電話&Fax: 06-6251-4006
住所:〒542-0083 大阪市中央区東心斎橋1-19-15
心斎橋駅からDiorとChanelの間の小道へ。2つめの角右手のビルの3F。
11:30〜15:00(ランチは水、木、土、日のみ)、17:30〜21:00(L.O.) 定休日:月曜日
2013年7月
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点数評価は<8、2.5、4.5=15点>
個性が光る一つ星フランス料理店
食べたもの
アミューズ◎魚介と豚バラ肉 不思議な組み合せ
前菜1◎剣先イカに黄色いピーマン 黄色いガスパッチョを添えて
前菜2◎コンフィ、ロティ、ブランシール 適切な調理法にて旨味を引き出したグリーン野菜たち
肉料理◎アイスランド産仔羊背肉のロースト
デザート◎キャラメルフォンダン エピスのシャーベットと甘酸っぱい林檎ソースを添えて
小菓子
肉料理◎アイスランド産仔羊背肉のロースト
デザート◎キャラメルフォンダン エピスのシャーベットと甘酸っぱい林檎ソースを添えて
小菓子
今回は「スペシャルランチコース」を選択。肉料理、デザートともに5種類から選べる。 詳しくはお店のHPを見てください。
個性の理由その1:やはり「水のソース」。コート・ドール(ソーリュー)出身のシェフのお店にはいくつも行ったけれど、バターや生クリームを使わない「水のソース」とはこのことかと初めてわかった。脂が少ないのであっさりといえばあっさり。だけど素材の旨味を生かすことについて、普通の調理法以上にこだわっているので、実はかなり濃厚。濃厚なのに重くないという意味でベルナール・ロワゾーは画期的な道をひらいた。
理由その2:今回いただいたコースがたまたまそうだったのかもしれないが、野菜が肉や魚介と同等に主役となっていること。
理由その3:一つの素材に異なった調理法をつかったり、実験的な組合せにより素材の個性を引き出していること。唐渡シェフはロワゾーをなぞるだけでなく、その先へ進んでいる。
それに対しサーヴィススタッフは微妙。若いソムリエさんは関西のノリで楽しませてくれようという気持ちをもっているのがわかるけれど、メートルドテルにあたる人は昔のホテルサーヴィスのように上から目線。メニューは「はい」とぶっきらぼうに言って渡され、続けてリストが目の前に置かれ、問答無用で食前の飲み物の注文を強制させられる。隠された個性があるのかもしれないけれど、今回みた限りではナルシストで、お客より自分が大事みたい。
でも、料理は質量ともに満足できるもので、サーヴィスのマイナスを十分以上に補っている。
料理の写真は こちら