電話 03-5436-3255
住所:東京都品川区大崎5-4-18 ヤクモビル B1F
ランチ:11:30〜14:00(L.O.)、ディナー:18:00〜22:00(L.O.) 定休日:月曜、第3火曜
JR五反田駅と大崎駅のちょうど中間。五反田駅からゆうぽうとへ向かい、松屋を過ぎたら左折、東急池上線の下を通り,小野ビルを右折したらすぐの右手。駅から10分弱。
2010年6月
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日本で最も正統的なクラシックフランス料理を食べられるお店
食べたもの
アミューズ1◎鶏レバームースのカナッペ
前菜◎冷製 鴨のフォアグラ ブリオッシュ・トースト添え
スープ◎温製 魚(ヒメジとアナゴ)のスープ
メイン◎イベリコ豚の肩腹肉のロースト シンプルなジュを添えて
デザート◎さくらんぼのクラフティ・タルト
小菓子◎マカロン、テュイル、オレンジピール
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コース料理は2つ。7350円(前菜、スープ、メイン、デザート)のプリフィックスと、10000円のシェフお任せのもの。サーヴィス料金がプラス10%。
7350円プリフィックスのコースは4種類、スープ5種類、メイン5種類、デザート3種類でアラカルト以上に選択肢が広い。これを選択。
前菜の他の選択肢は帆立、サーモン、鱧。スープはコンソメ、ヴィシソワーズ、ガスパチョ。メインは魚料理1種類、牛ステーキ、鴨ロティ(+1050円)、牛尻尾のブレゼ(+2625円)など。今回は2人前からのみの受付で、2人で2100円の追加料金がかかるイベリコ豚を選択。追加料金のかかる選択肢も多いが、アラカルトで食べることを考えるとむしろコストパフォーマンスは高い。
アラカルトは前菜3150円〜、4200円〜、1260円〜。しかし種類はあまり多くない。
流行に媚びることも背を向けることも、そして自己流のアレンジを加えることもない、クラシックフランス料理一本勝負。しかしまったく色あせておらず、細部まで手をかけてつくられた職人芸。しかも華やか。
皿数は今風のフランス料理とくらべると少ないが、量的にはアラカルトの8割程度なので、コースを通して食べれば十分にお腹いっぱいになる。
今回はスープとメインが特に印象的だった。
魚のスープにはひめじとあなごがたっぷり入っており、おそらく数時間かけてとったダシと相まってとても複雑な味が醸し出されていた。フランス料理でここまで具たくさんのスープは久々。
メインは、いわゆる「豚肉」とイベリコ豚が全く違うものであることを教えてくれる1品。シンプルなジュをソースとしており、素材の味を柔らかく生かす料理法。
ワインはフランス産のみ。10000円を超えるものが主だが、赤白ともに5000円を超えるくらいからあり、安いものは、この店に選ばれるだけの理由のある魅力的なものが揃えられているので、料理と相性さえ合えば狙い目。
雰囲気はデートにもぴったりだが、場所的にも料理的にもおやじフレンチ好きにもぴったりだったりする。