電話&Fax: 03-6903-6730
住所:〒105-0001東京都港区虎ノ門1-11-5 森谷ビルB1F
ディナーのみ:17:00〜23:00 日曜日,祝祭日の月曜
地下鉄虎ノ門駅 1番出口を出て戻り左へ、3つめ(ファミマ)を左へ、一つ目の角を右へ、一つ目角を左へ。駅から徒歩2分。
2010年4月
この回の点数評価は<6、2、3=11点>
おやじフレンチ。一人でカウンターという場合にはどうぞ。
食べたもの
アミューズ◎オリーヴ
前菜◎ブーダン・ノワールとレンズ豆、りんご、バナナのラグー
メイン◎仔鴨胸肉の「ラッケ」、コニャックのソース
デザート◎サヴァラン
飲んだものはこちら
選択の幅はとても広い。パテ、テリーヌ、スープ、ソーセージ、フォアグラとリヨンのビストロ料理の集大成。
前菜のブーダンは、りんごやバナナのフルーツソースと正直古くさいが、クラシックがやっぱり一番ということを思い出させてくれる佳作。900円だが質量ともに立派な料理であり、おすすめ。
メインは「いつにも増しておいしそうにできました」とにっこりしたシェフから出された。はちみつを皮に塗りローストし、照りをだすこの料理がまずいわけはないが、ビストロ料理としては高めだし、レストランで出されるソースとくらべかなりシンプルなので、鴨料理を味わうという意味では後者に軍配があがる。
デザートのサヴァランは、作り置きのブリオッシュにアイスと飾り付けを加えて1品に仕上げるところを目の当たりにすると、ちょっと寂しい。せっかくプロのお店でいただくのだから、テリーヌならともかく、デザートは仕込まれた半完成品をトッピングで組み立てるだけではなく「まさに出来立て」というものをいただきたいと思った。
ワインは、クレマンが4000円、シャンパーニュが6500円からあることでわかるように、小売価格の2倍程度ととても安い。1万円以下でかなり多くの選択肢がある。
グラスワインは800円〜1600円で、赤だけで4〜5種類。しかも5杯取り(150cc.)。それぞれの説明の際に値段も明示してくれ、ここでも良心的。
だけどなんだか楽しくない。お店のスタッフはみな無言で黙々とお仕事に没頭。仕事する姿としては理想的かもしれないが、レストランとしては寂しい。味だけで勝負という意味で「おやじフレンチ」をうたっているのかも。