電話 086-222-3505
住所:岡山市中央町7-5 12:00-14:00,16:30-20:00 (昼はバラ寿司のみ。)
岡山駅から清輝橋(せいきばし)ゆき路面電車で6駅目、大雲寺前下車。進行方向右手に渡り少しもどって歯科医院の角を左折。一つ目の角を右折。一つ目の角を左折して60メートル行った左手。
岡山駅からタクシーで10分ほど。
昼も夜も完全予約制。
2005年5月26日
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今回の点数評価は<9、4、4=17点>
(お任せ)鯛、あわび、うに、ままかり、ちんだい貝、中トロ、いか、キス、小鯛、螢イカ、づけ、手長だこ、いくら、あじ、あなご、たまご、めねぎ、かっぱ巻。
(以下、追加注文)鯛、中トロ2つ、うに。
メモ
・出だしの鯛がホームラン。淡白な味だからこそ如実に差があらわれる甘味と塩気の微妙なバランスが王道をいくもので、これ以上でも以下でもいけない焦点のあった弾力性があるため歯ごたえも気持ちいい。
・鎮台貝は鉄砲を担いだ兵隊さんの形から名付けられたという。どっしりとした質感があり食べごたえのある貝。
・鯛は前述の通りだが、今宵はキス、小鯛という白味魚が絶好調。もちろん余分な味はついていないのだけど豊潤な味わい。日本酒と同じように酸味甘苦味といった分類での味の入り口の幅は狭いけれどその奥がとても深い。噛むごとに塩味→甘味→苦味と進んでその次には塩味と甘味が化学反応をおこして別の味に変わっていき、またさらに・・・という感じで味のスケールをすべて見せてもらったかのうようであった。
・今回のもう一つのヒットが甲殻類。鎮台貝、螢イカと手長だこに共通して感じられたのは、逆説的だが手を加えているがゆえに素材そのもののもつ味が引き立つということ。寿司職人の究極の到達点はある意味こうした触媒的役割なのかな、と思った。
・あなごについてもプロの技を感じた。旬にはまだ遠いからかふっくらというよりやや痩せた素材。だからからか「焼き」をほんの少し多めに入れることでふっくら感は狙わずに、こんがり感で食べさせるという技を見せてもらった。
魚正でのもうひとつの楽しみは他のお客さん。食べながらいつしか言葉をかわすようになり、食べることを人生第一の楽しみとしている方が多いので話がとてもはずむ。
昼のバラ寿司は3300円(税ぬき)。