01/07/13 放送

プチカラット

対戦パズル型ブロック崩し 99/04/23 タイトー file自動 F 8 B 1
↑の説明

●対戦ブロック崩し

といっても、向き合ってるのではなく「対戦パズル」風です. 一言で言うと 「ぷよぷよみたいな画面構成のブロック崩し」 (^^;. 厳密には、パズルボブルのほうが近いんですが(^^;.
ブロック崩しなんで、パドルでボールを打ち返して、ブロックを消します. で、時間が経つとブロックがだんだん降りてきて、 一番下まで詰まってしまうと負け、という感じです.

つーか、インベーダでさえ対戦型にしてしまった、 タイトーのお家芸 的な感じはありますね(^^;. ただ、それらの亜流とは違い、 抜きん出た魅力 も結構あります.

●ちぎる

ブロック崩しのくせに「ちぎる」ことができます.
ブロックは全て天井に貼りついています. でも、ブロックを崩していくと、浮いてる部分ができます. 普通のブロック崩しなら、浮いたままになるんですが、このゲームでは、 ちぎれます. 浮いた部分が全て消えてくれます.

〜〜〜〜〜〜〜〜〜天井
■■■ ■
■■  ■←A □
   □□□ □□
  □□□□□□□
 □□□□□□□

例えば↑のような状態になっていたとします. で、Aの部分にボールを当てると、 その下にぶらさがる部分(□)がすべて消えてくれます.

〜〜〜〜〜〜〜〜〜天井
■■■ ■
■■
(ぶつかった後)

まぁ、これだけだと「簡単なブロック崩し」で終わりなんですけど、 多くちぎれば高得点 なのはもちろん、 多くちぎれば相手に攻撃どどーん なわけです.
しかも、ちぎりやすいような配置で出てくるので、 「いかにうまくちぎるか」にこだわる楽しさがあります(^^).

●落とす

当然ブロック崩しなので、 パドルでボールを打ち返すわけです. さて、「打ち損なって、ボールを落とす」とどうなるでしょう?
普通のブロック崩しなら、1ミスになります. でも、プチカラットでは 「ブロックがまとめて降りてくる」 だけです.

もちろん、ブロックが降りてくると不利になるわけですが、 このゲームの目的は、たくさんちぎること です. だから、 わざと降ろして一気にちぎる ことに使えます.

これこそがプチカラットの真髄です(笑). これのお陰で「ブロック崩しが苦手」でも、ある程度プレイできます. 腕に自身があれば、リスクを背負って「一気に降ろす」プレイもできます. 他のブロック崩しと違うのは、ココです.

●12人のイカレた人達

ちなみに、対COM戦は、12人のメインキャラによる、おはなしモードです. まぁ、対戦パズルによくある、アレです(笑).

12人なのは「誕生石」がモチーフだから、です. なかなかに濃い人達なんで、ストーリーも楽しみましょう.
プレイを重ねていくと、キャラが増えていきます. PS版にいた「ゲストキャラですぅ〜」はもちろん、 サブキャラだった人達が主役になることも. 追加キャラ分のシナリオもちゃんと入ってますし(^^).

●ソリティア

まぁ、対戦がメインなのは前述の通りですが、 一人用のモードもいろいろ揃っています.
特に「決められた配置」をどれだけ速く消すか、っていう、 タイムアタックモードは面白いですねー. ラップタイムまであります(笑).

で、モードをクリアしたり、高得点を出したりすると、 「カード」がもらえることがあります. GB版によくある仕様ですねぇ(笑).
カードは全部で85枚. 全部集めるとなると、かなり大変です(^^;. まぁ、絵の少ないGB版にとっては、貴重な存在です.

●白黒対応

で、なによりうれしいのが「白黒GBにも対応」ってこと. ゲームボーイライトでも、スーパーゲームボーイでも遊べます(笑). まぁ、ブロック崩しですからねぇ.
色がないとわかりにくい部分もあるんですが、 「結局はブロック崩しだから」ってことで、ほとんど解決(^^;. ものすごい上級者でもない限り、狙って打てませんし(^^;.

あ、もちろん、GBカラー、GBアドバンスでは、色付きで表示されます. カラーだと華やかなのがいいですねー. GBAの「ワイド表示」の恩恵も楽しめます(笑).

●まとめ

アルカノイドで事実上の終点にたどり着いたはずのブロック崩しが、 対戦パズルの要素を入れて、見事に進歩した、という感じです. 「ブロック崩しでも、まだやれることがあったなんて」 が正直な感想(^^).
ゲームとしてはオススメ. 唯一、エンディングをスキップできない仕様には、納得できませんが(^^;.
ちなみに、書き換えだと、これ1本で満杯になってしまうので、 単体で買ったほうが良さそうな気も(^^;.

なお、元々はアーケード版で、その移植+αなPS版も出ています. PS版は定価2000円シリーズにもなってますし、 キャラボイスも入ってますし、ボリュームコントローラ対応ってのもオススメ.
で、既にアーケードやPS版のファンの場合でも、GB版もオススメします. PS版の1年後のストーリーらしいので、微妙に違う部分もあります. 特にサブキャラのストーリーとか面白かったです. 手軽にプレイできるのもいいですし. 画面が小さいから「別物」って印象はありますけどね(^^;.

ちなみに、Effectが最初に知ったのは「故ワンダースワンfan」です(笑). 「アルカノイドを移植して欲しい」という読者の意見に対し、 広報の「個人的にはプチカラットのほうがいいかも」とかいうコメントが(^^;.
結局実現してないんですが……カラー対応で検討してほしいなぁ(笑).


ストーリー的要素 ★★ 会話が結構笑えるんですぅ〜
見た目・音・演出 PS版にはボイスがあるのに…
万人受け安定度 ★★★ ブロック崩しです(笑)
オリジナリティ ★★ あり物の組み合わせ.でも、それが新鮮
やり込みレベル ★★ カードをコンプリートするとか(^^;
↑ゲーム成分についての説明

番組表ゲームGB


Effect(mailto:effect@msa.biglobe.ne.jp)