リーダーの率いる組織が大きいものになってくると、グループの中の一体感を育てることが重要になってきます。
そのためには、常日頃グループ構成員にグループ仲間をよく知らせることが、もっとも良い方法です。
また、それと同時にこれはグループ意識を高め、グループの仕事に精励することにもなるのです。
多くのグループでは、ユニフォーム、バッジなどを用いて、一体感を高めようとします。一体感を自然なものにするためには、リーダーは絶えず、次のことに自問が必要になります。
「各メンバーは、自分がグループの一員であることの自覚を持ち、互いに助け合うべき他のメンバーについて、よく知っているだろうか」
「メンバーが容易に仲間を識別し、一体感をかもす方法「「何らかのしるしをつけさせるような「「は、どうだろうか」
一見子供っぽい表示方法が、大学のクラブや同窓会、同好、同志団体、政党など多くのグループでとられております。
これらは、部外者にはバカバカしく見えるかも知れません。
が、しかし、敬愛すべきリーダーのもとに、価値ある目標をめざすグループの一員であると、認識しあうには、心理的に必要であるかも知れないのです。
それは、これがなかったらグループの一体感が失われてしまうようなシンボルであるからです。
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