{自己啓発は場所を選ばない}×{変化は進歩}
ビジネス社会で願い求めている「よりよい管理者」の人数は膨大なものです。
それで、ここで述べる「よりよい管理者」とは、十年前、あるいは、二十年前の管理者と、比較してと言う概念で説明をすすめています。
今日、あるいは将来にわたって、いままで以上に一層からみあって、複雑化の進んでいる仕事の重責を、管理者として果たしていくには、いままで以上に、有能であることが必要となってきております。
ここでは、この「有能な管理者の着眼点に焦点」を、当ててみることにします。
まず、健全な企業経営が、「静止状態」にあると言うようなことは、絶対にありません。
ビジネス社会では殆どの企業が、絶え間のない連続的な変化を続けているからです。
新事業、新製品、新サービス』等、市場での新しい試みは、大衆消費者の望む、あるいは望まない、方向へ変化を続けています。
しかも、変化はそれだけではありません。物価上昇、環境汚染、政府による規制』等々、大きな社会的経済的変化が、あらゆるビジネスに影響を及ぼしております。
企業の経営者層や管理職にある方々は、これまでにないほど仕事に追われています。
飛行機を使う出張の回数が増え、数えきれぬ社外会議が催されるようになりました。
それにしても管理者の立場は、従来とは大きく違った転換期に入っています。
管理者の空席がないため、部下のいない役職の新設などは、かってないことでした。
早期引退の風潮も、高齢化社会への移行にともない少なくなり、いまでは、定年延長も珍しくはありません。
一方で、人材不足や、休廃業の企業も発生していますが、雇用の機会均等法に従い、女性や身障者など、少数派の職場進出や管理職登用も一般化されてきました。
ショッピングセンターの成長で、小売り管理の仕事が大幅に増加するようになると、サービス機能の重要性が見直されて、再復活したものですから、管理者のビジネスチャンスは、更に大きく増加しております。
それに加えて、すべての管理職に完全な人間を配備して、最大効率で運営されている企業は、殆ど皆無に近いという事実があります。
そのため、よい管理者、つまり、仕事を期間内に、非難する所が無いように、やり終えることの出来る人材が逼迫して、何処の企業でも、優れた管理者を捜し求めている状態になっています。
ですから、一廉の人物と自負する方は、何処にいるにしても、自分のいる余地がないなどと思う必要はありません。
管理者になれることに、つながりのある人間に、自分自身をつくりかえるのは、自分の責任になってきます。
自分より他に、支えてくれるものは、他にはおりません。
ビジネス社会においての成功を、真剣に望むなら、遣らなければならないことはハッキリしています。
よりよい管理者に成れるのは当たり前のことで、もっとも優れた管理者の一人にさえ、なることが可能す。
すべては自分次第です。絶えず自分を向上させるため、生まれつき持っている能力を、磨き続けることに、関係しているのです。
つづく
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