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山田風太郎 作品詳細
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| No. | 1 |
| 書名 | 柳生忍法帖 |
| 著者名 | 山田風太郎 |
| 評価 | 90 |
| ジャンル | 小説 |
| 出版社 | 角川文庫 |
| 評価日 | 2002/02/12 |
| シビれるフレーズ | 見よ、その右眼は糸のように閉じられて― そして、たんに彼の右眼がつぶれていることを知ったばかりではなく、その事実から、さらにふたりの心胆をふるわせてくるある名がある。剣をとっては江戸にならぶものなしといわれた隻眼の天才児。― ｢……柳生十兵衛！｣ |
| 書評 | 文句無く面白い。 剣の達人柳生十兵衛が、夫や父を無常に殺された敵討ちの助太刀をするという話を聞くと良くある話である。敵の相手が例よって人間とは思えない技（髪の毛を自由に操れたり、動物と話ができたり）を持っているし、敵の殿様はサイコだし、とにかくハチャメチャなのである。あらすじを書くと荒唐無稽にしかならない話をグングン読む進めさせられてしまうのは、山風恐るべしというしかない。恐らく緩急の微妙な具合を心得ているからではないか、とんでもない技を使った活劇の次のページでは、歴史的な背景の記述で興奮をクールダウンさせてくれる。背景の話をしていると安心していると、いつのまにか次の活劇の世界に取り込まれているのだ。 |
| Blog | ご本といえばBlog:山田風太郎「柳生忍法帖」 |
| 詳細 | honto Amazon 他書店 |
| No. | 2 |
| 書名 | 風来酔夢談 |
| 著者名 | 山田風太郎 |
| 評価 | 80 |
| ジャンル | 対談集 |
| 出版社 | 富士見書房 |
| 評価日 | 2005/03/31 |
| 読んで一句 | 手をひろげ天のひらめき待っている |
| シビれるフレーズ | 忍法がいいとね、話全体の筋がつまんなくてもわりあいおもしろいんですよ。だから、アイデアに詰まって、くだらん忍法しか出てこなくなると、どんなにしてもだめですね。 |
| 詳細 | honto Amazon 他書店 |
| No. | 3 |
| 書名 | 夜よりほかに聴くものもなし |
| 著者名 | 山田風太郎 |
| 評価 | 80 |
| ジャンル | 小説 |
| 出版社 | 光文社 |
| 評価日 | 2001/09/26 |
| シビれるフレーズ | 「それでも……」 と、彼は二本の腕を見下ろしていった。重い意味を含んだ『それでも』だった。 「おれは君に、手錠をかけなけれぱならん」 |
| 書評 | 山田風太郎といえば、忍法帖をはじめとした伝記物の作家という印象があった。ミステリを書いていたことを本書で知った。昭和３０年代に書かれた作品群だが、今読んでも十分読み応えがあるので驚いた。他の作品も読んでみたくなった。 |
| Blog | ご本といえばBlog:山田風太郎「夜よりほかに聴くものもなし」 |
| 詳細 | honto Amazon 他書店 |
| No. | 4 |
| 書名 | 眼中の悪魔 |
| 著者名 | 山田風太郎 |
| 評価 | 70 |
| ジャンル | 小説 |
| 出版社 | 光文社文庫 |
| 評価日 | 2006/05/14 |
| 読んで一句 | 知るという罪を背負って生きてゆく |
| シビれるフレーズ | 僕は自分の復讐が完全に、いや完全以上になし遂げられたことを知った。 |
| 詳細 | honto Amazon 他書店 |
| No. | 5 |
| 書名 | 跫音 |
| 著者名 | 山田風太郎 |
| 評価 | 60 |
| ジャンル | 小説 |
| 出版社 | 角川ホラー文庫 |
| 評価日 | 2002/08/15 |
| シビれるフレーズ | 彼は、心のなかで、絶叫していた。 ……つかまるものか！ おれは、つかまらないぞ。あんな悪党、この世の害虫とひきかえに……おれがつかまれば……この子供たちが……つかまって、たまるものか！ |
| Blog | ご本といえばBlog:山田風太郎「跫音」 |
| 詳細 | honto Amazon 他書店 |
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