’91〜 ヤマハTZ250
 
 

年々改良を重ねるホンダの250に対し、
「ヤマハYDS−1」以来の並列ニ気筒の熟成型で対抗していたヤマハから
満を持して、クランクケースリードバルブ一軸Vツインエンジンの
91年型「ヤマハTZ250/TZR250R」が発売されました。

難波恭司選手の先行開発マシン。

Vツイン ”TZ250”のレイアウトをベースに
ワークス独自のチューニングを施したスペシャルマシン
「ヤマハTZ−M250(TZ250M)」が新たに開発されました。
原田哲也選手のライディングで、全日本GP250における岡田忠之選手との幾度の名勝負や
93年のWGP250における、デビューイヤーでのチャンピオン獲得などの
輝かしい戦跡を刻んでいます.

93年の日本GP
原田選手のウイニングラン

96年からは再びマシン名を「ヤマハYZR250」に戻し、
中野真矢選手が98年に、松戸直樹選手が99年に全日本タイトルを、
オリビエ・ジャック選手が00年WGPタイトルを獲得。

中野真矢選手の98年型「ヤマハYZR250」
 
ワークスマシンYZR250の参戦はホンダNSR250と同様に2002年限りで打ち切りとなりました。
ヤマハTZ250も2004年以降は開発中止され、2003年型の継続販売になったようです。

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