〜命の値段〜
年末から容態が悪くなった父方の祖母が。
ある日の午後。
いつもどおりに宇治川HPに向かう。
まず母の病室に。
母に報告と祖母の今日の具合を聞く。
お昼に祖母がICUに移ったと聞く。
祖母のベッドに母といき、いつもみたいに。
「おはよう」。
と、声をかける。
調子のいい時は声にならない声で。
「ぅはよぅ」と聞けるのだが。
その日の祖母は違った。
酸素マスクの下の、口の周りは汚れたまま。
一生懸命、呼吸しているだけだった。
呼びかけるが反応がない。
あまり長居をせず、その日は自分のマンションへ帰る。
実はその朝に見た夢に、母方の祖母が夢枕に立った。
(母方の祖母は数年前に亡くなっている)。
夢の中で祖母が。
「しんぱいせんでええで」と?。
と、ふと目が覚めた。午前1時30分だった。
母にはその日、夢の話を伝えた。
帰って深夜までネットをしていると。
母から携帯がなる、まさか。
「おばあちゃんが亡くなったと」1時半に…。
「すぐ行く!」と言い、着の身着のままで病院へ。
11分で到着。オレが1番乗り。
電話連絡を母にして貰った順番が一番最後だったが。
父の兄(長男)がくる。
父と妹は今出川からくる。
葬儀屋さんに運ばれ葬祭場へ。
式の流れの説明がほぼ聞き終わる。
5時間後、父の兄(次男)が葬祭場にくる。
当初は父の会社用に父自身のお金で。
香典返しの準備をしていたが。
(次男)の嫁(叔母)が父に。
(父)だけがしたらおかしいと。
お金の問題じゃないと、でお返しはナシになる。
翌日、遠くの親類が葬祭場につく。
次の日10時に納棺。
納棺の後、(次男)家族がくる。
父の兄妹4人がそろう。
式に使う花が寂しいと、(次男)の嫁(叔母)と父の姉(3番目)が。
お金を出し合い、(長男)に勝手に段取りを。
それを知ったオレの母とオレは(次男)の嫁(叔母)に抗議。
(次男)の嫁が反論「納棺されたらもぉおばあちゃんを見れないやん」と。
(生きてる間に大事にしていたらよかったのに!何で亡くなってから言うねん)。
と、いうオレのココロに止めて(次男)の嫁(叔母)いった。
みんなで話し合った内容じゃないから元に戻してと。
「私らがお金だしたしいいやん」、と。
(オレがキレて)金のもんだいちゃうやん、ふざけんなよ、と。
(次男)の嫁(叔母)、「子供は黙っとき!」と。
(母がオレを止めて)母が(次男)の嫁(叔母)に反論。
と、ココまでのやりとりは、周りの親類にはナニを怒っているかわからない様子。
(今の時点でも理解されてないと思う)。
オレがなぜキレたのか。
(次男)の嫁(叔母)が父に向かって言ったコトバと。
祖母が生前、大事にされてなかった事だ。
((次男)の嫁(叔母)は、あまり祖母の面倒を見ていなかった)。
この2点での原因であった。
このあと本葬、火葬、足洗などがあった。
(オレは足洗の時にも(次男)の嫁(叔母)に謝っている)。
が、問題はまだ終わっていない。
後日、祖母の故郷に納骨に親戚と一緒に両親が行く。
親孝行したい時には親はなし。
昔の人はよく言ったものだ。
親曰く、今、生きてるもんの方が大事。
(母も祖母に毎日会いに行っていたから過労に)。
大切なのは、オレが親に今親孝行出来ているかどうかだ。