顎変形症の判定基準

 0:問題なし

 1:判定基準が「1」でないもの

 2:明らかに顔面の非対称を認めるもの。顎関節症を伴う場合もある。

 ※判定が「1」であっても、気になるようでしたら、歯科医師にご相談ください。

顎変形症(顎の曲がり)の治療方法について概略的な説明

  ここでは、顎変形症の治療法について、私なりの見解をまとめておきます。治療開始時期に分けて、まとめてみますね。 高校生以降に手術を併用して治療する場合は、手術の準備のための歯科矯正治療も健康保険適用になります。 種実を前提としない歯科矯正治療は自費です。

1.乳歯列期(概ね6歳前まで)

 この時期に歯科矯正治療をするのは不可能です。できることはありません。

2.6歳から10歳ぐらい(前歯部の永久歯への交換期、混合歯列期)

 この時期になると、お話を聞いてくれますし、理解力も付いてきますので、歯列の拡大や機能的顎矯正装置による治療を勧める歯科医もいるかもしれません。むし歯が痛くて片噛みになっているようなら虫歯治療が先ですね。

3.高校生以降(概ね15歳以降)

 

 希望されれば、成長が止まっているのを確認して、外科矯正治療を始めます。

 骨のずれは、手術によって合わせるほかありません。