歯科矯正治療をするわけ
まず、歯の役割から。
1)咀嚼(そしゃく)=物を噛んで細かく粉砕し、唾液と混ぜることによって、消化を助けます。
2)発音(構音)に使われる。
3)表情に必要。笑った時に歯が見えないと不気味。
4)体の姿勢やバランスを保つのに使います。
5)噛むことによって脳のに刺激を与えます。よく噛むネズミと噛まないネズミの実験がありまして、よく噛むネズミのほうが学習能力が高いという結果が出ています。
6)物を加えて、運ぶ。ライオンが子どもを運ぶときはこうします。
7)武器になる。最後の手段は噛みつきですね。
歯がかみ合わないと、上記の歯の役割が完全に果たせません。
よくかめるように治すと顔のバランスもよくなります。
口の機能(発音、咀嚼、嚥下など)が100%使えるようにできます。
※歯をきれいにならべるだけではないのです。 見た目だけではなく、口と歯を通して、心も体も健康にする治療なのです。→さらに詳しく
前歯がかみ合わなくても、丸呑みすれば生きてゆけますが、胃腸には負担がかかります。上顎前突や反対咬合では発音がおかしくなります。滑舌の悪い状態になりますね。
運動選手(陸上競技、サッカー、野球、プロゴルファーなど)がかみ合わせの治療をするのはよく見ますね。ジーコさんは、選手に歯科矯正治療を勧めてました。