さくら投稿『9・10月2カ月で、5万6千部減紙申請』
9月1日申請H−5000、N−29000。10月1日H−2900、N−19000
共産党・民青悪魔の辞典への投稿−ある地区委員長報告
(宮地作成・編集)
〔目次〕
1、宮地コメント
2、さくら投稿記事−共産党9・10月で5万6千部もの減紙
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1、宮地コメント
これは、ブログ『日本共産党・民青同盟悪魔の辞典』に載ったさくらの投稿記事である。09年10月2日全国機関紙部長会議があり、そこで「赤旗読者大きく後退」と報告された。その全国的大量減紙の状況は、47都道府県委員会機関紙部長から、316地区委員長に即座に連絡され、減紙ストップと党勢拡大への総決起を指令する316地区委員会総会が緊急招集された。さくら氏は、その地区委員会総会に出席し、地区委員長の減紙状況データを直接聞いた。
ただし、国政選挙と党大会に向けて、志位・市田・不破らは、いつも党勢拡大を日報・週報・月報システムで、成績数字追及をしてきた。その期間中、中間機関・専従たちは、HN減紙申請を敵視し、反党行動扱いをし、受け付けない。22000支部長・支部機関紙係はその体験を何度もしている。その数ヶ月間、減紙分の機関紙代金は、支部機関紙係や支部長・LC全員が自腹を切って、納入し続ける。その負担額は、臨界点に達する。
そして、国政選挙や党大会が終わった瞬間、支部は、一挙に減紙分を減紙申請で吐き出す。地区専従も、減紙申請を拒絶してきた弱みがある。減紙申請にたいし、専従が文句を言おうものなら、支部の自腹支払金額をどうするんだ、お前が弁償するのかと睨みつければ、減紙申請部数を初めてすんなりと通すことができる。この成績主義システムは、宮本顕治が開発・強要したものである。赤旗読者拡大は、1980年以降の29年間、同じ増減リズムを何十回も繰り返しつつ、歯止めのないじり貧的瓦解レベルに突入している。もはや、計画的党勢拡大路線は、完全に破綻し、臨界点に達してきた。
(表) 歯止めのきかない党勢力減退=読者大量離脱
年 |
80 |
82 |
85 |
87 |
90 |
94 |
97 |
00・9 |
04・1 |
06・1 |
09.10 |
大会 |
15 |
16 |
17 |
18 |
19 |
20 |
21 |
22 |
23 |
24 |
9中総 |
HN |
355 |
339 |
317.7 |
317.5 |
286 |
250 |
230 |
199 |
173 |
164 |
(146) |
内H |
|
|
|
|
54 |
50 |
40 |
35 |
(30) |
(28) |
(25) |
内N |
|
|
|
|
232 |
200 |
190 |
164 |
(143) |
(136) |
(121) |
増減 |
|
−16 |
−21.3 |
−0.2 |
−31.5 |
−36 |
−20 |
−31 |
-26 |
-9 |
-18 |
志位・市田・不破らは、10月13・14日、総選挙総括・参院選方針と第25回大会日程を決める第9回中央委員会総会を開いた。これは、党大会議案3カ月前発表規約に基づく。まもなく、党大会決議案を出す。2010年1月13〜16日に第25回大会→7月参院選になる。88億円代々木新築ビルの委員長室・書記局長室と津久見にいる彼らは、(1)決議案発表の年内11月〜(2)党大会1月〜(3)参院選7月と、党大会・参院選に向けた党勢拡大の連続9カ月間に及ぶ「党躍進特別期間」を、22000支部・党費納入25万党員に指令した。そうなると、中間機関・専従たちは、またもや、減紙申請をほぼ完璧に拒絶し、反党行動視する。
ブログ記事は、増えていくので、以下は投稿記事だけを載せた。コメント多数は、リンクにした。
2、さくら投稿記事−共産党9・10月で、5万6千部もの減紙
2009年10月06日
臨界点はいつ来るのかな?
さくら氏から8月と9月の赤旗大後退を報告いただいた。
4. Posted by さくら 2009年10月06日
00:31
さっそく地区委員会が開催されました。「『大きく後退』とはどれほどなの?」の質問に、地区委員長が「9月1日申請がH−5000、N−29000。10月1日がH−2900、N−19000」と全国の状況を暴露! やってしまいました。2ヶ月で5万6千部もの後退です。
参加者から「えっー、うそー」「善戦健闘じゃなかったのかー」と驚きの声が。2年前の5中総から積み上げてきた「賽の河原の石積み」が崩壊した瞬間です。
同志の顔には、やってもやってもやり遂げられない事を際限なく続けるという「苦しみ」「悲しさ」「空しさ」の表情が…。
「志位委員長は、不破を見習って外国訪問なんかするんじゃなくて、公明党新委員長の山口さんのように全国の支部を訪問し、本音トーク行脚をするべきじゃないのかー」今度は休憩中じゃなく、会議で言ってみようと思います。
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実際のところは、志位タンに本音トークは体力的に無理だろうし、さくら氏が変に目を付けられても困るのでぼくちんとメール連絡する方がいいのではないかと思う。
と、それはそれとして思うのは、この状況、いつか臨界点に達するはずだが、それがいつになるのかが読めない。
臨界点に達するのが、大混乱の党大会になるのか、参議院選獲得議席が2議席になった直後になるのか、宮本岳志先生が大ボカをやったときになるのか不明だが、いずれにしても早めに来て欲しい。
でなきゃ党員諸兄がカワイソ過ぎる。
3、共産党・民青悪魔の辞典『さくら投稿へのコメント』リンク
共産党・民青悪魔の辞典『さくら投稿へのコメント』すべて
4、全国機関紙部長会議開催「赤旗読者大きく後退」10月2日
(注)、これも、共産党・民青悪魔の辞典に載った10月3日記事である。
2009年10月03日
全国機関紙部長会議開催
学習・党活動のページ
2日に開かれた全国機関紙部長会議の席上、岩井機関紙活動局長は「総選挙の結果に照らしても絶対に見過ごすことはできない」として総選挙後も新たな党への注目、関心が広がっているにもかかわらず、二ヶ月連続でしんぶん赤旗読者を大きく後退させたことを直視し、10月からなんとしても大きな前進に転じるよう強調した。
大きく後退というのがどの程度か部数が書いてないので不明だが、市田忠義曰く、党本部へのしんぶん赤旗の購読・見本誌申し込みは総選挙後過去最高の広がりになっているそうで・・・
総選挙後一ヶ月しかたってないから、どんな部数でも過去最高になっているはずなのだが・・・市田忠義はやはり面白い。
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