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#600
ひで 2003/06/15 15:55
邦題つけます
洋画に怪しいタイトルを付けて遊んでしまおうというサイトなら
「勝手邦題」というのがあります。
はまると面白いですよ(笑)
http://www.kt.rim.or.jp/~sokohaka/houdai.html
#599
徹夜城(支配人) 2003/06/15 10:36
邦題を考えよう
>そのまんま邦題
尾鳩さんもご覧になったという、「キャッチミー・イフ・ユーキャン」。日本ではこのまんまカタカナ状態の邦題で公開されました。「つかまえられるもんならつかまえてみろ」ってなところでしょうが、確かにズバッといい訳が思いつきませんね。面倒になってそのまんまにしちゃったのか。また輸入時の契約の際に「原題と大きく異なるタイトルはつけない」と定めることもあるらしく、そうなるとますます面倒になって英語そのまんまタイトルになっちゃうんでしょうね。
昔だったら「鬼さんこちら!」とかなっていたような気がする…(^^;)
>カンフー映画。
尾鳩さんの書き込みを見てただちに「燃えよドラゴン」のDVD(実はしっかり持っている)を引っ張り出し問題のシーンを確認しました。うーむ、サモハンのことは知ってたんですけどね。あれはジャッキーだったのか。確かに首をねじるイヤな音がするシーンは印象に残ってましたが、あれがジャッキーとは…注意深く見れば確かにあの顔に見えますね(完全には確認できませんが)。
同じ頃じゃないかと思うんですけど、倭寇映画(じゃなくて倭寇討伐映画ですが)の「忠烈図」にもサモハン、ユン=ピョウ、ジャッキーが揃い踏みで出演しておりますね。サモハンはなんと日本人海賊役で和服に刀を差して登場。「燃えよドラゴン」同様エキストラよりは役がついているわけですな。ユン=ピョウも倭寇役、ジャッキーは顔は一切見えず何度も殺される斬られ役だそうです。
前に史劇的伝言板に書いたはずですが、この映画の監督のインタビュー本を古本屋で見つけまして、それによるとまだ子供といっていいジャッキー=チェンが監督に「もっとたくさん映画を作ってお金持ちになろうよ!」とあどけなく語っていたエピソードが出ていて感慨深いものがあります。監督も「彼は大変な金持ちになりましたねぇ」と懐かしく語っております。
#598
ホリ−・ハンタ− 2003/06/13 21:36
おみそれしました
>尾鳩サマ
燃えよドラゴン〜確かにサモハン氏が出ていたのは気付きましたが
ジャッキ−氏まで出ていたのには気付きませんでした、
恐れ入りました。(自爆
ドラゴンへの道〜チャック・ノリス氏がカタキ役で出てましたね
数少ないブル−ス氏主演映画では最強の敵ではないかと思ってます。
決闘中、チャック氏の毛深い胸毛をムシリ取るブル−ス氏。(笑
怒りの鉄拳〜とにかく出てくる日本人皆が、これでもか〜というくらい
悪役でしたねぇ、柔術の先生みたいのとブル−ス氏の屋内での対決
両者、飛び上がり、ブル−スの飛びゲリが柔術先生の頬ゲタにヒット
柔術先生は勢いで障子戸を突き破り奇麗に整えられた日本庭園まで
ブっとんでいきました、ブル−ス氏が倒したテキ達のうちで
一番、ヤラレ方が鮮やかなかただったと思います。(苦笑
#597
尾鳩 2003/06/13 12:49
その昔、ブルース・リとかブルース・ライとかいうそっくりさんがいましたな
>ブルース・リー
管理人さんが呼んだような気がしたので(笑。
サモハンは、映画の冒頭で、ブルース・リーと戦うデブなのに敏捷な奴。
ブルース・リーに固め技でしめられて、ギブ・アップしてました。ブルース・リーの勝ち方って、固め技とか絞め技のように案外地味なのが多いんですよ。実際、パンチやキックよりは一番効果があるとか。
ユンピョウは、顔は出てきません。バック転などのアクロバチックな動きの時の代役で出ているとか。
ジャッキー・チェンは殺されます(笑。顔も出てきます。リーが麻薬などを作っている地下の秘密基地に忍び込んだとき、発見されていつもの如く拳銃を何故か使わない戦闘になるのですが、その際に出てます。
やってくる下っ端を次々に倒したリーが、一人の下っ端を腕を締め上げてメンチを切り、その後首の骨を折るイヤな音が。その下っ端の顔を見ると、おお、確かにジャッキーじゃないか。「怒りの鉄拳」では、キックをぶち込まれてすっ飛んでますし。出世したよなあ、ジャッキーも。
「燃えよドラゴン」と言えば、最後に敵味方が入り乱れての戦闘の際、リーが下っ端の敵を連続キックでぶちのめすんですが、後ろで見ている奴らの一人がへらへらと笑っているんですよ。「すげえなあ、リー先生、あ、やられてやんの〜〜、へらへら」という感じで。折角の緊張感もそいつのせいで台無しで、リー先生には是非そいつを殺って欲しかった・・・。
>「Catch me, if you can」
トム・ハンクスとデカプリ夫の映画。見ました。
期待してなかったんですが、楽しめました。コメディーづくしかなと思っていたら、結構シリアスで。
デカプリ夫を初めて見たのは、「ギルバート・グレイプ」でした。障害者の少年の役をやっているんですが、最初は本当の障害者だと思ってました。「こいつは、のびるぞ。いい役者だ」と思っていたら、あれよ、あれよという間に有名になっていました。大したもんです。
トム・ハンクスは、もはやハリウッドの顔の一人になっちゃいましたね。
コメディアンから成功した奴ってのは、ビリー・クリスタルやロビン・ウィリアムなど結構多いですけど、やっぱり演技に関しては天性のものを持っているのかな。
志村けんなんかも、俳優の間では評価が高いと聞きますし。
北野先生は、いつも同じ役柄しかやんないですけどね。
#596
徹夜城(支配人) 2003/06/13 00:17
ためこまないうちにレス
>ななさん
>「二重スパイ」
ホントにそうですよね、僕なら「ダブルスパイ」にしましたが…妙に生々しいタイトルをわざと狙ったのかなぁ?
外国映画の邦題ってのはそれだけで大論文が書ける面白いネタですが(実際大学の教養部のレポートで書いたことがありまして)、韓国映画の邦画タイトルは洋画以上に苦労している気もします。「シュリ」「JSA」「ユリョン」なんてのはどうせアクションだからいいんですけど。韓国では大ヒット作「西便制」は「風の丘を越えて」というイメージ先行のタイトルになっちゃってましたっけ。
>旧「魔界転生」
僕は結構こういう破天荒なのってスキでして(笑)。破天荒も作りよう、ですね。リメイク版はあんまり興味なかったですけど。
オカルトにまでは走りませんが、破天荒時代劇としてはやはり深作欣二+千葉真一の「柳生一族の陰謀」がありますね。これも実は大好き(笑)。さすがに宇宙から大隕石が落ちてきたりテレパシーも気象操作も何でもありの「真田幸村の謀略」には参りましたが(笑)。
>「病院坂首縊りの家」
これ、映画と原作がかなり異なっている映画の一つといえるでしょうね。まぁ原作はいたずらに長くて複雑(時間も途中で大きく飛ぶ)なので映画にするには不向きなんですが…草刈正雄のとぼけた写真屋助手がよかったですよね。それと横溝正史本人(笑)。
生首っていえば金田一シリーズ、特に市川崑作品には毎度のように出ていたような気すらしますが…(^^;)。
>ブルース・リー
このへんも尾鳩氏独壇場の予感がしますが(笑)。
僕は割とジャッキー=チェン流の見世物アクロバットアクションが好きなもので、本格風のリーの映画はどっちかといえば苦手だったりします。「燃えよドラゴン」しか見たことないですし。しかしこのお方、世界的にまさに伝説的存在になっちゃってますよね。「早死に」ということでいうならジェームズ=ディーン級でしょう。出演作も同じぐらいの本数しかないところも共通。
「スターウォーズ」のヨーダ師匠以下ジェダイの騎士どももたぶんに東洋武術的でしたが、「マトリックス」でも「考えるな、感じるんだ」といったブルース・リー風なセリフが出てきますよね。
#595
鵺 2003/06/12 23:09
燃えよドラゴン
やってましたね〜、観ました(^。^)v。
BSはこの後「スターウォーズ」特集をするそうですが、この「燃えよドラゴン」の最後の鏡の間の闘いで老師の言葉(「老子」の言葉だったようなw)を思い出す辺りはスターウォーズに影響を与えているんですよね。
ジャッキーチェンやサモハン、ユンピョウまで、やられ役で出てるなんて話も聞いてましたしけど、良くワカランかったf(^^;)。
「スパルタンX」や「プロジェクトA」も観たいな〜、放映してくれないかな。
#594
ホリ−・ハンタ− 2003/06/12 22:06
ブル−ス・リ−特集
BS2CHではブル−ス・リ−特集をやってるようです、
燃えよドラゴンと死亡遊戯をば、前にも見たことは
あったんですが、前見たのは地上波ので、カットがひどく
衛星でやってたのは、へぇ〜こんな場面があったんか?と
何度も思うくらいカットが無かった。
死亡遊戯は、未完成の遺作に継ぎ足しをしたので有名ですが
あのかたが急死しなかったら、どんな映画になってたのか?
と、いつ見ても思いますねぇ。
#593
なな 2003/06/11 01:09
ためこんだネタ
>「二重スパイ」
映画の話なのでこちらのBBSへ。まずダサダサの邦題に脱力しました。原題は「二重間諜」。
二重間諜と書いて、カタカナで小さく「ダブルスパイ」とルビうった方がまだしもかっこいいのでは…。
私も現代劇の方にはあまり食指が動きませんねぇ…。日本のドラマや映画でも現代モノはあまり見ないので、特に韓国作品がというわけではないです。
とはいえ大河MUSASHIはとうに脱落しました。先日の土曜スタパをたまたま目にして、どうも私は市川新之助その人が好きになれないからだとわかりましたわ。
ゲストなのに司会者やレギュラーに対するぞんざいな態度や言葉づかいはなんなの?
>旧作「魔界転生」
私はダメです、こういうの。
「時空を超えたオールスター総出演」なんて、その設定からしてもう楽しめないのね。
新作では浩市さまが出てるし國村隼もちょこっと出てるんだよね〜。う〜ん。
>「病院坂の首縊りの家」
旧作魔界転生もこの映画も、深夜放送だったのはたぶん生首が出てくるからなんでしょう。
麻薬も簡単に手に入れて使っちゃってるし。映画は別に恐くもなんともなかった。
若き日の桜田淳子がとてつもなくきれいでした。
>「走らなあかん夜明けまで」
昨年末からにわか國村隼のファンです…。なので「愛を乞う人」とこれをチェック。
浩市さんをはじめ、ふつう男優は十年やそこらでそれほど顔が変わったりしませんが、この人の老け込み方、皺の増え方は尋常じゃないです。ヘビースモーカーのせいじゃないかと思っていますが。
映画は丁寧な作りで佳作だと思います。萩原聖人は本当にいい役者さんなんだと思いました。
あの裁判沙汰で失速し、さらに夫婦の不仲説が出てイメージが悪化したのがいかにも惜しい。
#592
徹夜城(支配人) 2003/06/10 16:46
ネタばれ専用掲示板を設置しました。
別に「マトリックス」のせいではなく、以前から計画はしていたのですが、どうしてもこの作品について語ると尾鳩氏のようにネタばれに走らざるを得ないところがあり、これを機にツリー型の「ネタばれ専用」掲示板を設置することに致しました。
で、こちらの「栄耀映画伝言板」は映画関係のよもやま話をワイワイとする、という形で継続させていただきますね。
>原田さん
おー、こりゃまたずいぶんなリアルタイムの暴露話を(笑)。
「スパイ・ゾルゲ」、僕も見に行く気ではいるんですが(篠田監督最終作もさることながら歴史映像ものという側面が大きい)、ちらほらと聞こえてくる情報にゾルゲたちの行為を「戦争回避」「平和志向」で語るものが多いことに「そんな奇麗事で話をまとめるのかなー」という懸念もいだいておりました。
まぁ映画は映画として史実から離れてもデキがいい、ってことも無いわけではないので全体の感想は見てからいうことに致します。
しかしそのボツ原稿はもったいないですなー。それこそネット上で公開されればよろしいのでは?原稿料は入らないけど(笑)
>尾鳩さん
「マトリックス・リローデッド」、僕も昨日見てきました。上野の劇場は盛況でしたけど、おもったほど超満員というわけでもなかったです。
ただ問題だったのはこちらの体調で…。月曜は早朝出勤で午前中三時間授業をこなしているんですよ。それから夜の仕事まで時間が空くので映画なんかよく見に行くんですが、この日はあんまり体調がよくなく、映画が始まってしばらくしたら睡魔が襲ってきてしまいました。
アクションシーンにでもなれば目が覚めるだろうと思っていたのですが、やっぱりアウトでして、中盤の階段大喧嘩シーンの周辺で記憶が曖昧に(笑)。気がついたら高速道路のチェイスシーンでした。この辺のことはネタばれにも書いてますんで、よろしく。
いまのところの総合感想ですが、「大ヒット作の2作目」のパターンにやっぱり陥ってると言わざるを得ないんじゃないかと。デキは悪くないけど、1作目のインパクトはどうしても無いし続きを同時製作したから一本の映画としてスキッとまとまってるわけでもない。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の2作目と似てるかな。とりあえず「レヴォルーション」を見ないと何とも言えないところもあります。
ところで、冒頭のザイオンに着く場面で「ミフネ」ってやつが出てきたあたり、三船敏郎の国際的名声を改めて思い知らされましたな。聞いた話だとなんかの洋ものゲームにも「ミフネ」って侍が出てくるとか。
映画中でも日本刀使うシーンもあったしなぁ。ハリウッド映画では日本人の映画よりかえって思い切った使い方をしますよね。「ブラック・レイン」とか「パルプ・フィクション」とか。
そうそう、劇場(松竹系)の予告編で当サイトで何かと注目の「ラスト・サムライ」が見られました。以前のバージョンより完成映像がかなり入ってますね。
黒澤流戦国武者vs明治陸軍ってな構図のカットがいっぱい入ってるなぁ…「士族反乱」っつっても戦国武者みたいな感じではなかった気がするんですが。
おや、「たそがれ清兵衛」氏が出演しておられますな(笑)。なんだかそのまんまのメイクに見えましたけど…あれは「たそがれ」の映像の流用で予告編つくったかな?
#591
尾鳩 2003/06/10 11:14
映画版が賑わうと「史劇的・・」の伝言板の閑古鳥が鳴く、これ法則!?
>マトリックス・リローデッド
観てきました。観てきましたよ。
私の周りで既にこの映画を観た人の100%が「面白くなかった」と言ってましたが、私は面白かったなあ、単純に。
キアヌ・リーブスの動きが前回と比べて非常に良くなっました。まあ、金と言うなれば世界最高峰の武術スタッフをつけてるわけだし、もっと言えば前回が前回ですから・・・。
アクション・シーンは、長すぎたかな、という気もしますが、そこが一つの見せ場ですから仕様がないか。
ここからは、ちょっとだけネタばれ(かな?
読みたくない人は、避けて下さい。
マトリックスのアーキテクト(管理者というニュアンス?)にネオが会った際、アーキテクトがマトリックスの歴史をネオに対して延々と語るんです。現在のマトリックスは6Versionに当たり、過去に5つのVersionが存在したと。最初のマトリックスは、完璧なる故に失敗し、その後は故意に完璧でないものを創造してきたと。その「完璧でない」ということを語っているときだったかな(何せ英語と広東語の字幕だけなもので・・・)、アーキテクトの部屋の壁一面のモニターにヒトラーやらの「問題児」が映っているんですが、ちょこっとブッシュさんが映ってまして、かみさんと笑いをこらえるのに必死になってしまいました。
最後に、リローデッドのエンドロールが全て終了するまで待っていると、「予告編」が観られます。
とにかく、キャストやスタッフの紹介など無茶苦茶長いですから、待つ価値があると思う人が待てばいいわけですが。
#590
原田 実 2003/06/09 23:17
『スパイ・ゾルゲ』公開直前!!
篠田正浩監督が映画人生最後の作品にするという『スパイ・ゾルゲ』、この作品がゾルゲや尾崎秀実に関する戦後の俗説を無批判に踏襲することでどれだけ史実とかけ離れた内容になっているかということで、某雑誌に掲載していただく予定になっていたのですが、先ほど(夜中10時すぎ)、担当編集者さまからの電話で、会社の上層部の指示により掲載不可になったとのお知らせがありました。
どうも、この映画の興行成績について神経質になっておられる方々がいるようですね。
原稿料一本分フイになってしまったというのもつらいが、行き場のない原稿の落ち着き先を考えるのもつらいものがありますって、我ながらただの愚痴かい!!
http://www8.ocn.ne.jp/~douji/
#589
徹夜城(支配人) 2003/06/07 11:13
大繁盛、嬉しい限り(笑)
なんだか始まって以来の盛況なんですよ、この栄耀映画伝言板は(^^;)。
映画コーナー自体のアクセス数もちょっと前の3倍ぐらいになっております。
コーナーの内容自体がいつまでたっても更新してないのは問題ですが…(汗)
>ゼイ・アー・マイ・コブンズ
民本主義者さん、これはウケました(笑)。別にたけしのギャグじゃないですよね。
「子分」に相当する英語はなんなんだろう…としばらく考えてます。
また未見の映画の話ですが、マイケル=クライトン原作でアメリカの日系企業で起こった殺人事件を描いた「ライジング・サン」って映画がありましたが、そこでは日本人社員達が「センパイ」「コウハイ」と呼び合う姿が描かれていたそうで。「センパイ」はともかく「コウハイ」はなぁ…(^^;)。
#588
ホリ−・ハンタ− 2003/06/06 17:47
しつこくJM
>意外なキャストのJM
たけし氏もそうですが、ドルフ・ラングレンも出ておりました、
新興宗教の教祖役で、彼の布教活動は、
『オマエを苦しみから永遠に解放してやろう』といって
哀れな子羊らを永遠に眠らせてくれる〜とゆうキテる役でした、
イエスみたいな長髪でヒゲ面のイデタチに、映画を見た当初は
彼だと気づかなかった、キャスト字幕が出るまでは。
#587
民本主義者 2003/06/05 16:08
こちらでは初の書き込みです。よろしく。
キアヌはねえ・・・。「JM」をお金を払って観て、なんじゃこりゃ?と思いましたね。
たけしの手下が自分の子分2人を連れてたけしに会うシーンがありまして、
「They are my kobuns(ゼイ アー マイ コブンズ)」と紹介しててコケました。
「マトリックス」を観たタイの少年が「僕もマトリックスの支配から逃れて日本のゲームデザイナーになるんだ!」と思いつめて自殺して社会問題になったそうです。
山形浩生著『新教養としてのコンピュータ;コンピュータのきもち』(アスキー)紙版の編集者注記より。
#586
原田 実 2003/06/05 00:41
ヘッセの『シッダールタ』
ヘッセの『シッダールタ』の主人公はお釈迦様その人ではない、インドの苦行者なんですよね。ただ、小説のクライマックスで、シッダールタが仏陀の説法を聞きに行き、これは自分が求める悟りではないと気づいて、さらなる瞑想にふける、というくだりがありますから、映画化作品が原作に忠実なら、お釈迦様映画に含まれてしまう、というややこしい問題があります。残念ながらその映画にはまだ出会っていませんので、実際のところどういう作品になったのか、気になるところです。
http://www8.ocn.ne.jp/~douji/
#585
徹夜城(支配人) 2003/06/04 23:49
アメリカ製ブッダ映画、確認しました
>鵺さん
へー、そんなのがあったんだ、というわけで調べてみました。所有している「ぴあシネマクラブ」のデーターベースCD-ROMでも見つかりましたよ。
ヘッセがそんなのを書いていたとは知りませんでしたねぇ(あんまり文学青年でもないもんで)。コンラッド=ルークスというこの監督は東洋思想にのめりこんだ人らしく、そんなお釈迦さん映画を作ってしまっていたようです。出演者などはインド人を使っているみたいですね。ロケもちゃんとインドで行ったみたい。
1972年に公開されてますが、なんでもニューヨークのみの限定公開だったらしく、その後フィルムが紛失して25年間見つからなかったということのようです。えらくマイナーな映画なのかと思ったらヴェネチア映画祭で銀獅子をとっているそうで、あなどれない映画です。
>ホリー・ハンターさん
「JM」ってありましたねぇ。僕は見てないですけど。
頼み込まれて出演していた「たけし」氏ご自身がわけわからん、って言っていた覚えがあります。しかもあれもやっぱりキアヌさんは変わった役の付く人、ってところがありますね。「スピード」なんかはずいぶんまっとうな役だったように思えます。
#584
ホリ−・ハンタ− 2003/06/04 21:12
JM
キアヌ様の最初のブレイクは、マトリックスより
JMかな?とは思いますが。北野武 氏も出てましたよね。
体に端子が付いた記憶屋って歩くディスクみたいな役でしたね。
>ぶどう農場主の娘と義理で婚約する役
あぁ、タイトルは忘れましたが、キアヌ様が都合の良い男
の役で出てた映画ですか?あの役は爽やかなのを通り超して
そんな男はいねぇよって思いました。
#583
鵺 2003/06/04 17:58
お釈迦様映画
例のキネ旬映画DBで幾つかキーワードを入れてみましたが、見つかったのが「シッダールタ」という‘72年のアメリカ映画。コンラッド・ルークスという方が監督で、ナンデモ原作がヘルマン・ヘッセで、25年間も公開されなかったとか・・・。
インド映画では無さそうですねぇ、、、仏教国ではありませんし、自国の歴史に興味を持たない国民性、という事でしょうか?_?
#582
原田 実 2003/06/03 23:42
仏陀にしてキリスト、おまけにサタンの御子か(笑)
あ、イルカの友達というのもあったな・・・しかし、ここのところキアヌさま、映画そのものは軽快でも役どころは深刻というパターンが多くて、お気楽な相棒とまぬけな死神といっしょに能天気な地獄めぐりしていたのがウソみたいですな。でも、ワインの収穫を祝って軽やかに踊り、そのまま葡萄園の婿におさまってしまうキアヌさまというのも結構好きだったりします。
http://www8.ocn.ne.jp/~douji/
#581
徹夜城(支配人) 2003/06/03 22:38
賑わってるな、何やら。
>キアヌ=リーブス関係
ちょこっと検索かけて調べましたところ、キアヌ君はお父さんがハワイアンだったと判明。キアヌって変な名前(失礼)もハワイアン名なのだそうです。
「マトリックス」でも結局救世主役ですが、やはりこの人顔が変わっているんで(また失礼)どこか神秘的な雰囲気を漂わせる役に向いてるんでしょうかねー。確か「リトル・ブッダ」で名前を覚えた直後に「スピード」でブレイクしちゃったんだよな。もっとも「スピード」では共演のサンドラ=ブロックの方がスターになっちゃったフシもあり、「スピード2」にはサンドラだけがシフトしておりましたっけ。キアヌのほうは「マトリックス」までいまいち役に恵まれなかった印象がありますね。でも「マトリックス」は映画自体のデキもあって大ブレイクになってしまいました。キアヌ君、けっこうツイてる人なのかも。
>神様、仏様、預言者様
「神様」を演じた人ってなっちゃいますと、一神教の世界ではまず無理でありまして、ギリシャ神話だの日本神話だのといった多神教の題材ならみつかりますね。
日本では東宝がそのむかし「古事記」を題材に「日本誕生」という映画を作っておりまして、伝説的大女優・原節子さんが天照大神を演じたりしております。ヤマトタケルとスサノオは三船敏郎。
平成ゴジラチームが唐突に「ヤマトタケル」なる映画を製作してまして、そこではヤマトタケルを高嶋政弘、スサノオが目黒祐樹、ツキヨミを阿部寛(なんとこれが映画デビュー作!)が演じておりました。
仏様、ならぬお釈迦様の伝記映画は恐らく日本の大映映画「釈迦」(三隅研次監督)ぐらいしかないんじゃないかと。ひょっこりインドにあったりするかもしれませんが…お釈迦さんと弟子一同でいきなりダンスはじめそうだな(笑)。
大映映画「釈迦」は主演が本郷功次郎。お釈迦さんの生涯をだいたい仏典に忠実にたどる形になっています。釈迦が悟りを開くと途端に彼の姿がはっきり映らなくなる(「ベン・ハー」のキリスト状態)という演出が日本映画としては新鮮でした。
「ベン・ハー」でキリストが後姿や手などで表現されていたのは有名ですが、僕は未見ながら「偉大な生涯の物語」ってイエスの伝記映画ではさすがに俳優が演じていたようです。確かこれが最初で、以後はだいたいばっちり映るようになったんじゃなかったかと。
やはり未見ですがマーチン=スコセッシ監督の「最後の誘惑」では十字架にかけられたキリストがマグダラのマリアとの情事を妄想する?というシーンがあって物議をかもし、上映禁止運動がおきたりしたそうですな。
イスラム教徒も負けじと(笑)オイルダラーでイスラム教草創期を映画化しております。「ザ・メッセージ」(ムスタファ=アッカド監督)って超大作でして、ずばり預言者ムハンマドの生涯を描いています。
こちらはそれこそ「偶像」が問題になる宗教ですので、ムハンマド自身のお姿は後姿や影などでしか表現されません。ムハンマド自身はただの人間なんだから(映画でもその趣旨はしつこく繰り返されます)別に描いてもいいような気もするんですが、さすがにムハンマドだけにイスラム教内で物議をかもす可能性もあり、ああいう描き方になったんじゃないかと思われます。事実上の主演であるアンソニー=クインがムハンマドと語るシーンは完全な「一人芝居」状態になっておりましたっけ。
#580
ホリ−・ハンタ− 2003/06/03 18:54
出身は
>キアヌ氏の出身は
ベイル−ト生まれ〜だとゆう話しで、あの、
典型的アメリカ人にしてはオリエンタルな顔立ちは
そこのところかもしれません。
>ディアポロス
あぁ確かにエンゼルハ−トの焼き直しかも、
悪魔のデニ−ロと契約した探偵ミッキ−・ロ−ク
悪魔のパシ−ノに採用された弁護士キアヌ・リ−ブス
>ウォッチャ−
キアヌ氏、これは何かヤッツケ仕事だったような気してます。
#579
尾鳩 2003/06/03 11:36
映画の中の「悪魔」と「神」
>とくればリ−ブスかなと思ったけど、安直ですよね
安直なのは、私の質問の方なのです(笑。キアヌしかいないですよね。
キアヌ・リーブスの映画の中での履歴についての話というのは、かみさんといつも話をしていたことなので。聖者やメシアのイメージがあるのかなあ、と。
「地獄への旅行」というのは、「ビルとテッドの地獄旅行」。このときは、お馬鹿な役がまだ似合う若さを残していたんですけど、翌年コッポラの「ドラキュラ」出演の時は、急に老けるんだよなあ。
バス爆破阻止というのは、もちろん「スピード」。
仏陀になるのは、管理人さんが指摘されているとおり「リトル・ブッダ」。あれは、ブータンで撮影したとか。キアヌさん、なかなかいい味出してます。地獄へ行ってはしゃいでいたパンクボーイの時から比べると、大出世です(笑。
大魔王サタンの子というのは、「ディアボロス」。ディアボロスとは、ラテン語で悪魔という意味だとか。原題は「THE DEVIL'S ADVOCATE」。こちらは「悪魔のささやき」という意味。アル・パチーノがサタン(堕天使ルシファー?)の役をいい味出して演じてます。そういや「エンゼル・ハート」では、デ・ニーロがルシファーの役だったような。悪魔役は、イタリア系がお似合い!?
電脳世界の救世主は、言うまでもないですね。今週の金曜日「リローデッド」を見てきます。
仏陀を演じた俳優って、確かにそんなにいないですよね。仏陀の生涯を描いた映画自体存在するんですかね。未だに実在が疑われたりしている人物ですから。「西遊記」のお釈迦様を入れちゃうと、演じた俳優の数は急に数が増える可能性があるんですけどね。
イエスを演じた俳優というのは、どうでしょうか。「ベン・ハー」では、顔を最後まで見せない演出が良かったなあ。
「神の子」ならぬ「神」そのものを何らかのかたちで演じた俳優って誰かいます?
悪魔を描いた映画というのは、それこそピンキリですが。キリスト教における「神」が生身の人間によって演じられた映画って一つだけ知ってるんです。「悪いことしましョ!」という題名からしてお馬鹿なブレンダン・フレイザー主演のこの映画。この映画に俳優の演じる「神」が出てます。
まあ、この映画では、エリザベス・ハーリーの演じる「サタン」の方が、強烈に印象に残っているのですが(^^;。
#578
徹夜城(支配人) 2003/06/03 00:06
ブッダ役者はそうそうおりませんぜ。
>ホリー・ハンターさん
キアヌ=リーブスは売り出し時代?にベルナルド=ベルトリッチ監督の「リトル・ブッダ」で若いお釈迦様を演じてるんですよ。確か彼はハワイアンか何かの血が混じってるんじゃなかったっけ。インディアンだったかな?
この映画、現代における仏教(っつってもラマ教なんだよな、あれは)とお釈迦さんの悟りを開くまでの過程が二重に語られるという変な構造になっておりまして、あんまり「キアヌ=リーブス主演」って感じでないのも確か。まぁ何といいますか、欧米の一部に妙にある仏教理解の一端を見せてくれる一本ではあります。
ベルトルッチは自称仏教徒になったんじゃなかったっけ。もともとは自称社会主義者でもありまして(参考に大作「1900年」を御覧ください)「ユートピアを求めるということでは社会主義も仏教もおんなじだ」などと発言したこともございます。
なお、ベルトルッチが「釈迦」を映画化、と聞いた晩年の黒沢明は直接ベルトルッチに電話をかけ、「釈迦をやれるのはサタジット=レイ(「大地のうた」三部作で知られるインド映画の巨匠)しかいないよ!」と熱弁したそうであります。さらに余談を付け加えればベルトルッチはこのときもう一つの候補として「チンギスハーン」を構想していたそうでありまして…やっぱりアジア趣味なんだな、この人。
お釈迦様映画は日本でも製作されておりまして、以前ビデオで見たことがありますがまぁまぁ面白いです。「十戒」ばりの特撮スペクタクルなんですけどね。
勝新太郎演じるダイバダッタがなぜか最後に改心するのが納得いかないんだが(^^;)
#577
ホリ−・ハンタ− 2003/06/02 21:36
それキアヌ様?違うか
>バス爆破阻止、電脳世界の救世主
とくればリ−ブスかなと思ったけど、安直ですよね
それに、ブッタの役をやったって話しは聞かないし。
売り出し中の頃のキアヌの映画で、
サ−ファ−強盗団に潜入する囮刑事の役をキアヌ様が
ってのを見た記憶があります、映画スピ−ドより以前
だったと思います、ハリウッドのアクション映画界が
スタロ−ンとシュワちゃんで持ってた頃で、
初めて見たキアヌ氏に、優男風の俳優でもアクションを
張れるもんだなぁと思った映画でした
ハ−トブル−って映画だったかな?
#576
尾鳩 2003/06/02 11:26
赤壁の戦いの時に主要な人物の鎧甲が日本的になるのなんでだろう〜〜
>貧乏神様
やはり、袁和平でしたか。ありがとうございました。
ちょっと前、マトリックスのプロモーション的なプログラムをTVで見ていたときに袁和平が出ていたんですけど、彼も年を取ったもんだと感慨深いものがありました。
ジャッキー・チェンの「酔拳」の中でジャッキーにこづかれる彼を見慣れていた自分としては、貫禄がついたなあというのが最初の感想なんですけどね。
>管理人様
鮑国安氏、さすがに大物をはってますねえ。曹操、李世民、林則徐、うーーんすごい!
鮑国安氏の演じる林則徐というのは、どうもイメージがわかないですけど、どうでしたか。
諸葛亮を演じていた唐国強氏といえば、今や毛沢東を演じるならこの人、と言われていると聞いたことがあります。いや、これは北京でタクシーに乗ったときのタクシー運ちゃんが言っていたことなんで、どこまでが本当なのかはわかんないですがね(^^;。
その運ちゃんは、中学生、高校生の子供がいるんですが、毛沢東のことなんか今の若い奴は知らないよ、とちょっと嘆いていました。日本で言う「戦争を知らない世代」ですかね。じゃ、「誰が中国を建国したと思っているの」と聞き返したところ、「江澤民、ましな回答でケ小平」と言ってました。天安門に飾ってある写真って、誰の写真だったっけ。TBSの某番組でアメリカの初代大統領を「クリントン」と答えていた大学生を思い出してしまいました。
ところで、大物を演じた俳優というのは、それはピンからキリまでおりますが、地獄へ旅行に行き、バスを爆破から救い、仏陀になって悟りを開き、かと思えば悪魔の王サタンを父に持ち、未来では電脳世界の救世主になるというものすごい履歴の持ち主がいるんですが、わかります?わかりますよね。
#575
ひで 2003/06/01 02:09
今日見た映画
ってタイトル書いてからもう昨日だということに気がついた(笑)。
昨日一日で2本映画を見ました。連ちゃんです(爆)
一本目は「ハンテッド」、トミー=リー=ジョーンズの追いかけっこものです(笑)。追いかける相手はかつて自分がサバイバル術や格闘術を教えた軍人(ベニチオ=デル=トロ)です。いやぁ、デル=トロが柴俊夫に見えてしまって(笑)。
二本目は「マトリックス=リローデッド」。先行オールナイトで見てきました。まだ公開前なので寝たばれしちゃまずいからあまりかけないですが(笑)。見に行かれたなら、スタッフロールが終わるまで席は立たない方が良いということだけはいっておこう。
#574
徹夜城(支配人) 2003/05/31 19:53
鮑国安氏
昨日、書き忘れたことを。
>尾鳩さん
「三国演義」で曹操役をあまりのハマり度で演じたこの鮑国安氏ですが、映画「阿片戦争」では林則徐を、TVドラマ「武則天」では唐の太宗を、と歴史上の大物役を連発しておられますね。
「三国演義」で諸葛亮孔明を演じた唐国強氏はその後大作TVドラマ「康熙王朝」で康熙帝を演じてまして、中国史上人気モノ巨頭を立て続けに演じたことになります。
日本の大河ドラマもそうですけど、中国のそれはより配役が限られているのか、使いまわし的なところがありますね。もっともそれだけ一流の俳優さんしか演じないわけで、日本のは…以下略(^^;)
#573
徹夜城(支配人) 2003/05/31 00:30
こっちでは「水滸伝」
そういえば大学の近くにあった居酒屋「酔虎伝」がいつの間にか「八剣伝」になっておりまして…さりげなく「日本化」したのでしょうか!?
それはさておき中国TVドラマ「水滸伝」は僕はビデオで途中まで見てます。全小説史上最も謎な主人公?宋江がようやく登場するあたりまでですか。
そこまで見た限りでは原作には一応従いつつ、けっこう現代人向けにアレンジしているな、という印象を受けました。なにせ「水滸伝」でございますからねー。さすがに中国現代人にはストレートには受け入れられないとみたのでは?という改変がいくつかあったように思います。
あのエンディングテーマは僕もお気に入りです(^^)。あれは「水滸伝」の世界をまさに体現していると思いますよ。それと、確かに耳に残る(笑)。
>尾鳩さん
R指定確実の四大奇書の一つですが、ポルノ系なら香港で何本か映画化されていたような…。
#572
貧乏神 2003/05/31 00:19
次、っていうと水滸後伝か(違う)
パッケージの記述によりますと、「アクション監督:袁和平」となっております。
もうひとりアクション監督として、袁祥任という名もクレジットされていますが。
残念ながら私はどちらの方も存じ上げないのですが、魯智深 vs 林冲のシーンは
出色だと思います。
エンディングの歌は、私は気に入りました。
#571
足塚玉虫 2003/05/30 19:20
上海グラウンド
レスリ−・チャンが逝ってしまったから、見る気に
なった〜とゆうのではなくTVでやってたんで見た
わけなんですが。
レスリ−氏は死ぬ前の数年間は良い作品に恵まれなかった
なんて説も聞きますが、上海グラウンドが彼の晩年
(とゆうには早すぎるかな)時代の映画かは分かりませんが
結構、レスリ−氏が映えてましたねぇ、
大勢の刺客を二挺拳銃で連続で撃ち倒す場面、
レスリ−氏『男たちの挽歌』を引きずり過ぎ?って気もしたが
相棒役の俳優は何かウルフルズのト−タス松本に見えて
しかたなかった(苦笑
上海デカダンス時代の台湾の組織と上海の組織の衝突を
描いてた映画なようですが
中国の歴史風俗に詳しくない自分としては、台湾系と上海系が険悪な仲
と言われてもピンと来ないのですが、
そこのところは不夜城を読んだり映画見たりしてもピンと
来ないわけで。
#570
尾鳩 2003/05/30 18:11
西遊記、水滸伝、三国志は制作済み、次はあのR指定確実作品か!?
>貧乏神様
水滸伝ですか。中国中央電子台の「水滸伝」は、ついこの間まで香港で再放送してました。あの殺陣は、かの袁和平(ユアン・ウーピン)だと聞いたんですが、本当ですか。
調べて頂けないでしょうか。だとしたら、すごいなあ、と。中国大陸からハリウッドまで超売れっ子武術指導ということになるもんなあ。
あの終了のテーマソングが独特の爽快感を出していて、いかにも中国の豪傑を感じさせる音楽なんだよなあ。好き嫌いの出る音楽だと思いますが、耳についたら離れない音楽です。一日中、耳から取れなかった時は、さすがにイヤになったけど。
同じ電子台作としては、もはや伝説とも言える超大作「三国演義」のDVDを買いました。日本のビデオ版は、6シリーズのダイジェスト版ですが、これは全話入ってます。じっくりと時間をかけてみるつもりです。それにしても、この曹操はしぶい。実は、「蒼天航路」のパーフェクトすぎる曹操よりも気に入ってます。
鮑国安という名前の俳優だったように思うのですが、その後も中央電子台作の歴史作品には何度も登場してます。最近では、かの秦と趙の激戦「長平の戦い」を主要に描いた作品(その名もずばり「長平之戦」だったような)で主要人物を演じています。宣伝しか見てないので、はっきりとしたことは言えないのですが、多分あの露出の仕方は、白起に違いないと推測してます。
香港で放映が開始され次第、ご報告します。
#569
貧乏神 2003/05/30 01:29
酔虎伝、じゃなくて
中国中央電視台制作の「水滸伝」のDVDを買いましたです。映画じゃなくて史実
じゃない、ということで、映画板か歴史板か微妙ですが、こっちに書きます。
歴史板の話題もちょうどそれっぽくはあるんですけどね。
以前から、欲しいけどどうしようかと迷っていたのですが、量販店でバラ売り
していたのを見つけて、バラで買っても高くならないのと、映像特典がバラの
最終巻にもついていて、BOXだけに付くのがまさに箱だけ、ということでバラ買い
することにしたわけですが。
とりあえず1話だけ見て、と思ってたら、面白いんで、1巻通しで見てしまいました。
おかげで生活リズムが乱れてしまいましたが。(^^;
まあ水滸伝ファンの人なら、間違いなく「買い」だと思います。考証がどのくらい
正しいのか判断できるほどの知識はないのですが、とりあえず、「このシーンは
こういう絵になる」というのを見られるのがうれしいです。肉屋は露店なのか、とか。
ストーリー的には原作にかなり忠実なのも好感が持てます。逆に原作を知らないと
わかりにくいところも多少はありますが。
難点をいえば、結構カットされてるシーンがあることですね。おそらく放送された
のに収録されてない、と思われるシーンがいくつかあります。特撮もワイヤーが
見えたりしますが、全体としてはこれらの問題点を補ってあまりある面白さを感じ
ました。いや、買う前にはこのサイトにも紹介されている映画版「水滸伝」の悪夢が
多少頭をよぎったりよぎらなかったりもしたのですが。
#568
徹夜城(支配人) 2003/05/27 22:39
容量リストラ作業いくつか
歴史の方でもやったんですが、いい加減休止状態のところはリストラを断行しました。映画関係ではデータ的に古くなったDVDコーナーとパロれるワールドをカットしてます。「パロれる」は復活させる気まんまんではあるんですが(笑)とりあえず閉鎖ということで。
>鵺さん
そういや「マリー・アントワネットの首飾り」はまだ見てなかった(^^;)。ついつい先送りにしていました。今度時間をみて借りてきます。
エドワード=ズウィック監督の南北戦争ものは、北軍の黒人部隊を描いた「グローリー」ですね。僕は公開当時劇場で見ています。ぼちぼち「歴史映像マニア」化していたころですな(笑)
「グローリー」、悪い作品ではないけどさして面白くもないというところでした、僕には。当時の戦場をかなり忠実に再現してはいるようですけど…いささか美談調な仕立て方が鼻につくところもありましたし。これでアカデミー助演男優賞をとったのがデンゼル=ワシントン。モーガン=フリーマンも出てたなぁ。
部隊を率いる白人将校が主人公なのですが、主役のマシュー=ブロデリックはその後見かけないなと思っていたら「GODZILLA」で主役に返り咲いてました(^^;)
#567
鵺 2003/05/25 10:29
レジェンド・オブ・フォール
衛星で録画しといたのを観ました・・・。
ラストサムライが心配なエドワード・ズウィック監督、ブラットピット主演。
大自然の中に生きる家族を描いた感動巨編、というトコでしょうか・・・。
アンソニー・ホプキンスがなかなか名演でしたな。
「第一次世界大戦」「禁酒法時代」など、歴史的キーワードもありますね、ちゃんと第一次大戦で有名な毒ガスも出ておりました。
ズウィック監督って、南北戦争だかを扱った作品もありましたよね、歴史モノをイロイロ撮ってる人なのか知らん。
#566
ホリ−・ハンタ− 2003/05/24 19:32
レオン
昨日、日テレでやってました、完全版を見ているだけに
カットが顕著〜てなことばかり気にしてましたが。
しかし、いつ見てもゲイリ−・オ−ルドマンの怪演には
見入ってしまいます。(苦笑
この役者は、自分で血管をコントロ−ルできる俳優だと
思います、怒りを冷静に爆発させる演技を
この俳優は額に青筋をたてたり、コメカミをヒクヒク
顔の筋肉で動かすことで表現、『顔面神経・俳優』と勝手に
呼んでます(苦笑
>エリザベス
エリザベスの腹心の、粛清を担当する卿をやった俳優は
たぶん、何とかアルメイダってラテン系の俳優では?違う?
『そこにある危機』では、コロンビアの麻薬組織の外交官・役
『デスペラ−ド』では麻薬組織のボス・ブッチョ役、
『エリザベス』を見て、意外な顔を見たなって思いました。
この俳優とオ−ルドマンをよく混同するんです、なぜかな?
#565
鵺 2003/05/24 08:57
マリー・アントワネットの首飾り
これも立派な歴史映像ですよねー。
史劇的の方で上野のロマノフ展のお話なんありましたけど、私はその前に開催されていた「ヴェルサイユ展」の方を見ました。フランス王室の権威を失墜させる事になったスキャンダル、
「首飾り事件」、首飾りのレプリカも展示されておりましたが、一体どの辺りまでが史実なのでしょうか・・・。
幼くして両親を失い、家財を没収され、天涯孤独の身になったジャンヌ・ド・ヴァロワが家名再興のため、王妃相手に一世一代の大博打に出る、というお話でしょうか。
「戦場のピアニスト」のエイドリアン・プロディーさんなんかが出ておりましたね。
ラストシーンはチト紛らわしいですf(^^;)
詐欺モノというと、音楽が有名なロバート・レッドフィード、ポール・ニューマンの「スティング」なんかが思い浮かぶのですが。。。
#564
ホリ−・ハンタ− 2003/05/22 22:04
必殺仕事人U裏か表か
劇場で見たこともあるんですが、ビデオでまた
見ちゃいました、監督は、 故・工藤栄一さん。
殺陣が何かスゴイです、中村主水が、ハメられ
かな〜り大人数を斬りまくります、TVドラマ版の
主水は、騙し討ち不意討ちを常として、大人数を
相手にするような事は極力避けますが
この映画は昼行灯の中村が冷静で無くなったとゆうか
逆ギレした話。
大人数を斬りまくる〜といっても
暴れん坊将軍や桃太郎侍とは又、別格なチャンバラに
なりますねぇ中村主水は。
藤田まこと さん は未だ健在ですが、もう、あの映画
のような大立ち回りは見れないでしょうねぇ。
#563
徹夜城(支配人) 2003/05/22 00:09
映画と脚本と
「映画日記」、ぜんぜん書けないなぁ。結局見た映画の話は掲示板に書いちゃうんですけどね。なんとかしないととは思いつつ。
>映画
ビデオで「君よ憤怒の河を渉れ」(高倉健主演、佐藤純弥監督)を鑑賞。
この映画、タイトルだけはずいぶん前から知ってました。きっかけが修士課程にいたときに一緒に勉強していた中国人留学生が「中国で見た日本映画」の一本としてこれを挙げていたことなんですね。最初「怒りの河」とかなんとかいう中国タイトルを言ったので「何の映画だろ?」とその場にいたみんなで推理して、ストーリーと高倉健主演ということから僕が「「君よ憤怒」だ!」と気が付いた、というエピソードです。
で、今回初めて見たわけですが(笑)。
某事件に首をつっこんだために強盗殺人犯の汚名を着せられた高倉健演じる検事が、全国を逃げ回るという、まぁ「逃亡者」そのまんまのお話です。原作は西村寿行とありましたが…映画見る限り、まともな話じゃないぞ、これ(笑)。鑑賞したことがある方はけっこううなづかれるんじゃないかなぁ。
ネタバレ多少ありで書きますと…
高倉健が日高山脈に逃げ込むとヒグマに襲われている女性(笑)を助けます。これがヒロインでありまして二人は恋に落ち、協力し合うことになるんですが。この時点でかなりムチャなと思っていたら、そこへ原田芳雄の刑事が踏み込んでくる、するとそこにまたヒグマが乱入!(大爆笑)原田は重傷を負い、高倉は逃げちゃうのであります。
他にもセスナ機で北海道を脱出するシーンで追いかけてくる自衛隊機のミニチュア特撮がまるで撃墜された戦闘機みたいな場面だとか、新宿のど真ん中で競走馬を暴走させて、乗馬してかけつけてきたヒロインに高倉が助けられたり(これも爆笑してしまった)、事件の鍵を握るのが何やら怪しげな精神破壊薬で、高倉健がそれを飲んですぐに吐くことで免れたりと、とにかく2時間半の長尺にツッコミ所は満載。ラストも「そんなんアリかい!?」ってなもんだったし。まぁ関心のある方は御覧ください。
…こういう映画が日本映画代表として中国人に見られていたとすると結構怖いなぁ(笑)。高倉健は向こうでもかなり有名らしいですね、実際。
高倉健+佐藤純弥といえば「新幹線大爆破」という傑作があるんですけど、一方で「ゴルゴ13」とか本作とか珍作も結構つくっております。
>脚本
映画化が企画されたものの、結局流れた「幻の名作」というのがあります。以前から読みたいと思っていたんですが、故・笠原和夫氏の「実録・共産党」のシナリオが雑誌「映画芸術」に全文掲載されました(深作・笠原追悼特集)。おおっ、ってなもんで早速購入して読み通しました。
うーん、なるほど、これは映画化したら「伝説の一作」にはなったでしょうね。大正デモクラシーの時期から敗戦までの日本共産党の苦闘史を、丹野セツさんという女性党員を主軸に描いた群像劇です。労働運動、地下活動、大弾圧、転向などなどえらく濃い内容となっておりました。出てくる人はもちろん実在人物だらけ。戦後に共産党指導者となる徳田球一がちょっと三枚目的な(「仁義なき戦い」の山守…とは言わんが江田に近い?)形でしばしば登場。小林多喜二もチラッと出てきますね。
主役は丹野セツで、そのその恋人(?)で関東大震災の際の亀戸事件で虐殺される川合義虎、そしてセツの夫となり台湾で銃撃戦の末死ぬことになる渡辺政之輔の純愛モノ、という側面もありますな。これは映画としてうまくまとめる形になっていると思います。
ただやっぱり映画化するにあたっては実際の共産党に配慮はしなきゃならなかったようで(実際東映社長は「赤旗」読者を客層として狙っていた…創価学会の「人間革命」も作ってるからなぁ、ここは)内ゲバ事件その他のヤバい話題は避け、製作当時の実力者であった宮本顕治氏も登場してません。笠原和夫氏としては「仁義なき戦い」の左翼版(笑)のような構想を抱いていたようで、ヤバめの内紛なんかが書けない時点でやる気が失せてたかもしれませんね。
実際に製作した場合、深作欣二が監督することになっていて本人も乗り気だったみたいだけど、どうなっていたことやら。
のちに某女優がシナリオを読んでセツ役を熱望したので角川春樹が映画化に乗り出したりもしたそうですが(なんとタイトルは「いつかぎらぎらする日」だった!)、シナリオ中に出てくる亀戸事件(軍隊による朝鮮人・社会主義者虐殺事件)腰が引けてカットを申し入れたところ笠原さんが蹴って流れちゃったみたい。まぁ脚本読むとそこが重要なキモだとわかりますからね。
当初の構想どおり作っていたらそれこそ「伝説の一本」にはなったろうし、「歴史映像名画座」を確実に飾ったはずですが(笑)。
#562
徹夜城(支配人) 2003/05/20 20:44
Re:エリザベス
>足塚さん
「エリザベス」、僕は劇場で見ていて、先日NHK衛星でも放映していたのでビデオにとって勝手に自家製DVDにしちゃいました(笑)。歴史映像マニアとしてはやはり押さえておかないといかんのですなぁ。
劇場公開時、なぜか僕のいった劇場がやたら客の入りがよかったのが不思議でした。あんまり一般受けする作品とも思えないんですよね。歴史の基礎知識も多少必要な映画ですし。
それと、2時間枠の映画にまとめるためにエリザベスの治世の初期のみを映画化してるのも不満点といえば不満点。まぁしょうがないんですけどねー。正月に大昔の「無敵艦隊」って映画を見ましたけどあれのエリザベスはまさに壮年期のエリザベスでむちゃくちゃカッコよかったです。ただし脇役ですね。他には「スコットランドのメリー」という映画でもどちらかといえば悪役で登場しています。
そう考えてみるとエリザベス自身が主役の作品、って珍しかったような気もしますね。しかもインド人の監督に撮らせたというのも異例。
ラストが「ゴッドファーザー」なのは僕も感じました。明らかに意識してますよね。
ところであの映画にはNHKでも放映していたTVドラマ「シャーロック=ホームズの冒険」シリーズ後期でワトソン役だった方も出てましたね。イギリス映画みていると時々顔を見せる方です。
エリザベスといえば、昨年5月にイギリス旅行した際、ロンドン塔も見物してエリザベスが幽閉されていたところなんてのも見てきました。
#561
足塚玉虫 2003/05/19 21:47
エリザベス
外国の歴史大河映画って、あまり見ないので、
な〜んかコレは見てて、慣れなかった。
英国の歴史も詳しくないもので、出てくる人物は
みな実在人物なのか分かりませんでした。
エリザベスが即位した当時、四方八方敵だらけ
だったってのは分かりました。
終盤、女王の影の腹心が裏切者たちを次々と
抹殺してゆくシ−ンは、何かゴッドファ−ザ−
を連想しました。
#560
尾鳩 2003/05/19 14:46
たけーーーし、ハンガー!!!
最近、仕事の忙しい時期が続くときほど、書き込みも頻繁になっていることに気が付きました。現実逃避だ、これは・・・。
>少林寺関係は尾鳩氏が詳しそうなので、うっかりしたことが書けなくって(^^;)
徹夜城どの、武道歴8年(自慢してます、笑)、中国に最初にはまるきっかけになったのも武術だったもんで。これは、好きで仕様がないんですよ。まあ最近は、武道家というよりは、武術マニアですが。
で、中国の嵩山少林寺と日本の多度津にある少林寺の関係は、交流はあるようですが、中国のいわゆる少林拳と日本の少林寺拳法との関係は、あまりないと考える方がいいと思います。
寺同士の交流というのは、多度津の少林寺の創始者の宗道臣個人が戦前少林寺で修行したことがあるようで、その時の縁で交流が続いているようですね。映画「少林寺」の冒頭で少林寺の歴史が語られる際、宗道臣が嵩山少林寺を訪問し、少林寺時代の兄弟弟子で、尚かつ当時の嵩山少林寺の官長であった人物と再会する場面がついています。
ただ、このシーンは日本公演向けの際に付け足されたもので、講演の際のスポンサーであった日本少林寺拳法協会に配慮して付け足されたものと考えて間違いないと思います。
武芸を比較した場合、日本の少林寺拳法は、中国の少林拳よりは、日本の古武術により近い技法を備えていることがわかります。柔術をはじめとする古武術も中国の影響を多大に受けている可能性が強いため、縁がないとは一概には言い切れないんですが。
ちなみに私が大陸にいた頃習った拳法は、八極拳と呼ばれるものと蟷螂拳と呼ばれるものです。前者は、「拳児」という漫画のおかげで結構知られるようになりましたし、後者は武田鉄也氏が「刑事物語」という映画シリーズで使用してましたね。
「刑事物語」といえば、蟷螂拳よりもハンガーをヌンチャクのように使用してたことの方が記憶に強いんですけど。
「ちがーーーーう、木のやつーーー!!!!」と、結構ものまねしたのを覚えてます。
吉田拓郎の唄うテーマソング「唇をかみしめて」も加えて、おすすめの一品です、はい。
#559
徹夜城(支配人) 2003/05/17 01:35
おお、なんだか怒涛のように。
映画掲示版。意外と勢いがあるんですよね、ここは。少なくともアシモフ伝言板とエンジンFX伝言板よりは活気がある。しかしコーナー自体へのアクセスは圧倒的に少ないという不思議なコーナーです…って、更新作業をしてない管理人が言っちゃあいけませんね(と、言いつつしっかり言ってる)
>少林寺ネタ
ホリー・ハンターさん、そのネタは次回「史点」ネタ候補なんです(笑)。
少林寺関係は尾鳩氏が詳しそうなので、うっかりしたことが書けなくって(^^;)
>ホラー映画関係
前にも書きましたように、僕はかなり苦手でして話題に全然ついてけない…(^^;)
と言いつつ、なんでも「フレディvsジェイソン」なる映画が製作中らしい、という話を書いておきます。「エルム街の悪夢vs13日の金曜日」ってぇわけですよ(笑)。「ゴジラvsガメラ」並みの企画ですな。いや、これも実際話はあるんですけど…やっぱり監督は金子修介氏なんでしょうか?
対決モノといえば「スーパーマンvsバットマン」は難航中との話が流れており、お流れかもしれません。
>ジャッキーのラブシーン
そういえば無いですねぇ。お子様でも安心して見られる?健康的映画っちゅうのが身上のジャッキー映画ですから、恋愛沙汰も入れないのか。というより演出上サマにならないと本人も自覚してるんじゃないでしょうか。
恋愛描写ではなく、きわどい、といえばジャッキー版「インディジョーンズ」である「プロジェクトイーグル(なぜか英題は「オペレーションコンドル」だったような)」は割とお色気ありでしたね。ヌードそのものこそ映らないけどけっこう狙った演出がいっぱい。砂漠で水を飲ませるシーンは…ジャッキーにしてはきわどい笑いを狙ったようにも思えました(笑)。この作品はスペイン・日本・香港の美人女優三人を配するというその方面での豪華版でした。
>中国映画における日本イメージ
日本兵がやたら口にしたという「みぃしぃ」の話は僕も聞いてるんですが、中国語ではどう書きましたっけね?
映画とは離れた歴史ばなしですが、満州方面の中国人がよく覚えた日本語が「バカ」だったそうでありまして、それだけ日本人が連発していたことを伝えてくれています。
以前、尾鳩氏から聞いた話のはずだけど、北朝鮮の留学生が「スケベ」って日本語知ってたってね(汗)。
#558
ホリ−・ハンタ− 2003/05/16 21:59
少林寺派の真贋
>尾鳩さん
おくわしい、すね少林寺について。
ところで新聞で読んだのですが、本家の少林寺は
最近、世界中で少林寺派の名をカタってる輩が多いと
訴えたとか。
日本の少林寺派は正統な交流があり、本家に認められて
るんだとかゆう話しでした。
ブル−ス・リ−は少林寺に入るのを拒否されたとか
聞いたことがあるんですが本当ですか?
#557
尾鳩 2003/05/16 11:52
36 Chembers of Shaolin
しつこく、「少林寺36房」のことを書かせて頂きます。
独りよがりで、すいません(笑。
ふとしたことで、昔見た「少林寺36房」を思い出したんですが、昨日HMVをぶらついていたら、見つけたんですよ、「少林寺36房」のVCD版を。
見ましたよ!早速!夜中にもかかわらず、全部見ちゃいましたよ!
公開当時、日本でも香港でもかなりの人気があったと聞いていたんですけど、その理由がなんとなく判りました。「強くなる、弱い役が達人にまでなる」この過程がわかりやすいんですね。
で、例の「チュン・チャン・クン」将軍ですけど、「台湾の鄭将軍」と中国語では言っていたので、これは鄭成功しかいないですね。
また、武術ファンなら「おお〜〜〜、この人が」という著名な武術家が密かに登場してしてました。「洪煕官」と言って、洪家拳という中国華南地域で有名な拳法の創始者と言われている人で、この人自身もいろんな伝説を持っている人です。かの有名な「ムー」でも紹介されてました(笑。
この洪煕官、映画の中では劉裕徳(三徳)の弟子になってました。
香港のいろんな映画で少林寺が題材に使われてますけど、香港映画で扱われる少林寺は、ほとんどが伝説上の南少林と考えていいように思います。
ところで、香港で昔テレビなんかで放映されたカンフー映画を見て一つだけがっかりすること。それは、日本公開当時のオリジナル曲がついてないこと。有名どころだと、「ドランクモンキー酔拳」の「拳法混乱(カンフージョン)」とか「拳精」の「チャイナガール」ですとか、あの独特の雰囲気の音楽がついていない。「少林寺36房」だと「少林ファイター」なんていう英語の音楽!がついていたんだけどなあ・・・。
人それぞれ好みもあるでしょうけど、私は、あの当時の音楽がついてないと何だか「味気ない」です。
それはさておき、「少林寺36房」、かつて一世を風靡した映画会社「ショウ・ブラザーズ」の傑作の一つだと思います。
#556
足塚玉虫 2003/05/15 23:38
マネ−トレ−ダ−
大金なんか動かした事ない自分には、
この映画は怖かった〜そうゆう意味では
ホラ−映画かもしれませんねぇ(笑
何しろ、実話を元にしたものらしいですから
アジアから株大暴落を引き起こした西欧人の
トレ−ダ−をユアン・マクレガ−が。
エンディングの字幕が、スゴかった〜
『主人公のトレ−ダ−がオ−ストラリアで逮捕
されるまで一緒に逃げ連れ添った恋人は
彼が服役で離婚、別の男と再婚したが
その男も又、トレ−ダ−だった。』
#555
尾鳩 2003/05/14 11:35
少林寺
>ジェット・リィ
ジェット・リー(李連杰)のことですか。
リー・リェン・チェイという言い方の方が、どうもしっくりくるんだよなあ、この人の場合。「少林寺」で衝撃的なデビューを果たし、「ワンス・アポン・ア・タイム・チャイナ」略して「ワン・チャイ」シリーズで黄飛鴻を演じ、着実に実績を作り上げ、「リーサル・ウェポン4」でハリウッド進出を遂に果たしたというのが簡単な履歴でしょうか。
「少林寺」や「少林寺2」(原題:「少林小子」)の時のまだ若くて「可愛い」時の彼の方が印象が強かったので、「リーサル・ウェポン4」での悪役ぶりを見たときは、ちょっとびっくりでした。
ところで、「少林寺36房」という映画を知っている方、いますか。
伝説の武術家「劉三徳」(だったかな?)の話で、劉家輝(ジャッキー・チェンの「酔拳2」などで監督をしている劉家良の弟ですね)がその役をつとめています。昔、ゴールデン洋画劇場で何回も放送してましたし、そのおかげで結構有名になったようにも思うので知っている方も多いんじゃないかなあと思うんですが。
劉家輝なんかは、そのおかげで来日して「笑っていいとも」なんかにも出演していたもんなあ。今考えると、なんかすごい。
ストーリーは、極めて単純で、清朝の将軍に親や恩師、親友を殺された若き三徳が少林寺で修行して、その仇を討つ、というだけなんですけど、こっていたのは少林寺での修行シーンですね。三十六ある修行房を一つ一つクリアーしていくというもの。
若い頃に見たときは、本気で少林寺に三十六房があるんだろうなあ、って思ってましたよ。あと、「木人」ですとか(笑。
よく考えると、この映画の中の「少林寺」って、いわゆる福建少林寺とか南少林とか呼ばれている「少林寺」で、あくまでも伝説上のもので実在してないんですよね。
実在しているのは、河南省にある嵩山少林寺。ジェット・リーのデビュー作「少林寺」の方の少林寺は、この嵩山少林寺の方で、はじめて本当に「少林寺」をロケ地にした映画としても有名です。中国にいたとき、訪ねてきましたけど、少林寺学校なんてものが幾つも建てられていて、将来の拳師を目指すがきどもが何百人という単位で練習してたなあ。彼らのほとんどが、未来のジェット・リーか、ボディーガードやガードマンとして、全中国のみならず全世界に飛び立っていくのだとか。
少林拳師というネームバリューは、その道では結構高いのだとか。うーん、もう「拳児」の世界ですね。
ところで、管理人様、「少林寺36房」の冒頭で、反清の活動家が「チュン・チャン・クンと連絡を取らねばならない」なんていうせりふをはくんですけど、これって鄭成功のことですよね? 中国語だと確かZheng Cheng gongですし、おそらく広東語だと「チュン・チャン・クン」という発音に近くなるのではと。
うーん、反清活動家の話って中国に多いですねえ。
再び活動を開始しつつある「三合会」や「哥老会」などの「秘密結社」なんかも創始者は全部反清活動家で「南少林」で修行したことになってるもんなあ。
そういや、ジェット・リーの「阿羅漢」(原題「南北少林」)という映画で、「蒲田少林寺」という名前で「南少林」が出てたよなあ。これも、やっぱり敵は清朝の将軍でした(笑。契丹しかり、女真しかり、皆結局は、悪者で侵略者ということなんですね(笑。
現代に近づくと、そのヒールは、もちろん我らが日本軍。
10年前くらいの中国映画やドラマに登場する日本軍は、とにかく残酷で、口を開けば「みぃし、みぃし」ばっかり言ってました。「飯、飯」ということらしい(笑。
中国で知り合った中国の少年なんか、「僕も日本に行きたいけど、中国人と判ったら、殺されるから怖いよ」なんて言ってました。青海省の曲麻莱県というところで知り合った少年なんで、極端に情報が乏しかったことにもよるんだろうけど。
ちなみに、山東省の田舎に行ったときは、20代の農民にスペイン人だろうと言われましたけど。理由は、「昨日見たテレビに出ていたスペイン人と同じ服を着ている」・・・。当時、着てた服、全部中国製だったんだけどなあ(笑。
ああ、あのころの中国が懐かしい・・・。
#554
ホリ−・ハンタ− 2003/05/13 22:05
キス・オブ・ザ・ドラゴン
ジェット・リィとゆう俳優は初めて見ました、
ブル−ス・リィと似てますね、感じが、この映画
ほとんどカンフ−映画といっていいんじゃないですかねぇ
ワイヤ−アクションが多いですけど。
右も左も解からぬ西欧の都市パリで目の敵にされるる中国人の
武術の達人が主人公とゆうあたり、ドラゴンへの道を
連想してしまいました。
タイトルの『キス・オブ・ザ・ドラゴン』の意味が何なのか
終了5分ほど前に、いきなり明かされるのは、ビックリ、
あまり話しの主筋と無関係な気もします。
しかし、この手の話しは、日本でも映画で作れそうな気も
します、現代に生きるマッチョな男を、とゆうのなら
原哲夫・作『公権横領捜査官・中坊倫太郎』なんかが。(自爆
悪人の前にババァ〜ンと現れ、キメセリフは
『オマエは既に横領しているゥ!』なんつっって。(爆死
#553
尾鳩 2003/05/13 12:12
ホラー映画好きには、カンフー映画好きが多いという法則
>原作者とのトラブル
原作者とのトラブルと言う点では、エクソシスト・シリーズかな。
第1作の続編として、「エクソシスト2」が作られましたけど、原作者のウィリアム・ブラッティがそんなのは続編じゃないとして「エクソシスト3」を自分で監督して制作してます。「エクソシスト2」では、リーガンが重要な役割を果たしているのに対して、3ではカラス神父が重要な役割を果たしています。個人的には、3の方がいいかな。2は、映像が明るすぎて・・・。
>シャイニング
シャイニングは、確かに原作とキューブリック版では違いますね。
TV版の「シャイニング」は、恐怖を感じるには、全体的に映像が明るすぎたような。
得たいのしれない恐怖を感じるには、キューブリック版の方がいいような気がします。「世にも奇妙な物語」的な話が好きな自分としては、キューブリック版の方がいいなあ、やっぱり。
で、米版の「リング」。
ストーリー展開は、ほとんど同じですが、やはり「貞子」の位置づけが日本の奴とは全然異なってますね。前にも書いたような気がするんですが、恐怖の質が日本人と米国人じゃ違うんだろうなあ。
日本の恐怖のキーワードって、やはり「恨」や「怨」っていう字に集約されるんじゃないかなあって思うんですよ。そういや、古代日本人も怨霊の存在を非常に恐れたそうですし、その視点から法隆寺の謎に挑んだ梅原猛の「隠された十字架」っていう本もありましたね。それに対して、米国人の恐怖のキーワードは、「Evil」とでも言えばいいのかな。「原理的な恐怖」、「純粋悪に対する恐怖」とでも訳せばいいのか。
「業を背負った存在」故の恐怖と「罪を背負った存在」故の恐怖。リメイク版というのは、東西を比較研究する上での結構いいテーマになるんだろうなあ。ベタベタすぎますけどね、自分としては。明確すぎるという意味で(笑。
ところで、リメイク版と言えば、「Shall we dance」もハリウッド・リメイクされるとか。本当ですか。リチャード・ギアが役所さんの役やるって本当ですか。竹中さんの役は、そうするとジム・キャリーとか。でも、あのまどろっこしいくらいの役所さんの片思いを米国人が表現できるのかなあ・・・、いや、これ、うちのかみさんの意見なんですけどね。イタリア人には、無理だって断言してましたけど。あと、ケビン・コスナーだけは、役所さんの役をやって欲しくないと。彼の場合、全部自分がおいしいところを持っていっちゃいますから(笑。
さらに話題は変わりますが、昨日久しぶりにジャッキー・チェン様の映画を見たんです。「タキシード」。
私、ハリウッド進出してからのジャッキーの映画がどうも好きになれないんですが(それでも、結局は見てしまう)、この作品のジャッキーは本当に「衰え」を感じてしまいました。「衰え」というよりは、「老い」の方が近いかな。ワイヤーを使ったアクションは嫌いだなんて言ってた頃のジャッキーが懐かしい・・・。
まあ、発言がころころ変わる彼のことだから、仕様がないと言えば仕様がないか。なんせ、昔は「好きな中国は、僕にとっては台湾、社会主義の中国は嫌い」なんて雑誌で公言してたもんなあ。
そのタキシードで、ジャッキーのヒロイン役と言えばいいのかな、つまりメイン女優の顔をどこか別の映画で見たような気がして仕様がなかったんですよ。それが、ずーっと気になって、ストーリーに夢中になれなかったんです。で、思い出しました。
あのウーピーの「天使にラブソングを2」(原題:Sister Act 2)に出ていた生徒の一人だったんですよ。
あの映画からは、何人かが女優や歌手になってますね。たった一人アジア系の生徒役で出演していた女の子は、舞台女優として「ミス・サイゴン」の主役なんかをはってますし、映画の中のメイン・キャラクターの黒人少女は、一応歌手として活躍しているらしく、この前MTVに出てました。あと、誰かいたかな。
なんか「あの人は今」みたいで面白いですね。
あ、そうそうジャッキー・チェンが昔からずーっと変わっていない点といえば、映画の中でラブシーンを撮らないという点ですかね。「ファースト・ミッション」でのキス・シーンや「バトル・クリーク・ブロー」でのきわどいシーンぐらいですかね。他にありましたっけ。
#552
原田 実 2003/05/12 22:49
『ザ・リーグ』
うまく行ったらオールスター冒険大活劇、
失敗すれば天下の怪作、どちらにしても長く語り伝えられそうな
映画がもうすぐ来るようです。
http://www.lxgmovie.com/
何なんだろう、この顔ぶれは・・・私としてはミシシッピー出身(と思われる)少年スパイ、エージェント・ソーヤーの役回りが気になります。
http://www8.ocn.ne.jp/~douji/
#551
足塚玉虫 2003/04/29 18:44
コミック雑誌なんかいらない
最近なにかTVでやってたのを、ちょっと見ました、
私は内田裕也さんって俳優さんの映画をそんなに
見たことは無く(座頭市で、敵役、斬られて
そこたら中から血が吹き出すシ−ンが記憶に残って
るぐらい)
内田さん扮するTV屋が突撃レポ−タ−となり
ほうぼうで強引な取材をしてゆく〜とゆう筋でしたが
圧巻は先頃、無罪を獲得した三浦和義 氏の
姿が。たぶんロス疑惑真っ盛りの頃かと思われますが
内田氏扮する突撃レポ−タ−が三浦氏の店にアポ無し
取材に行き、三浦氏は内田氏に罵声を浴びせ
それでも、しつこい内田氏に対し、コップの水を
ブッカケ、店から追い出す〜とゆシ−ン。
三浦氏の剣幕には、演技とゆうか、ホンマに
アポ無し取材だったんではないか?と思えるくらい
迫真の表情と思えました。
#550
ホリ−・ハンタ− 2003/04/27 12:34
キュ−ブリックにヨロシク(笑
>スタンリ−・キュ−ブリック
アンチ・ハリウッドの監督といえば、最近では、
映画ボウリング〜の あの人が、そんなイメ−ジありますけど
あの人はアメリカ嫌いとゆうか(自身米人なのにねぇ)
社会派の観点上での姿勢のように思えますが
キュ−ブリック監督の場合は映画製作のシステム上でアンチハリウッド
の姿勢だった〜と聞いてます、晩年は英国に移住したとか聞きますし、
メディア不信とゆうか、かなりインタビュ−嫌いの人物だったそうで、
読売新聞が以前、彼との単独インタビュ−を取り付ける事に
成功して、その内容を読んだ記憶がありますが、
インタビュア−はインタビュ−の席に着くまでに彼の事務所から
尋問に近いくらいシツコク、インタビュ−の詳細プランをチェック
され、これほどハ−ドでビビったインタビュ−は初めてだったと紙面で
コボしてました。
原作のコピ−映画を強要されるのは映画監督の面目としては
どうでしょうか?シャイニングの原作は読んだ事はないですが
独特の間の取り方、背景を ゆっくりスクロ−ルして全景を
じっくり見せる描写など、キュ−ブリック節・炸裂の映画だなぁと
当監督、同じジャンルの映画は作らん主義の人でしたが
こうゆう見せ方は、共通してた気がします、
フルメタルジャケットの戦場シ−ンのロングは圧巻だと
思いましたし、2001年宇宙の旅も、あの独特の間と
重厚な空間描写は当監督のケレン味だろうか〜と。
スピルバ−クの映画A.Iは最初、キュ−ブリックが
メガホンを取るハズだったが、キュ−ブリックが急に亡くなり
スピルバ−クにお鉢が回ってきた〜とゆう話しを聞きます。
もしもキュ−ブリックが手掛けてたなら、スピルバ−クが
やったものとは違う映画になっていただろうと容易に想像
できます、どちらがイイかは分かりませんが。
#549
徹夜城(支配人) 2003/04/27 10:09
原作者とのトラブル
>ひでさん
そうですか、「シャイニング」映画版はけっこう原作とは異なっているんですね。
映画に限ったことではありませんがある作品を別のメディアに「移植」したときにあれこれとトラブルになることはよくありますね。原作者は最初映画化とかドラマ化って喜ぶんだけど出来上がった作品を見ると産みの親として激怒するということはよくあるみたいで。この辺はいったん映画化等を認めたらもうそれはそっちの作者のもの、と割り切っている方もいますけどね。
僕が覚えているところではミヒャエル=エンデの「はてしない物語」を映画化した「ネバーエンディングストーリー」(ウォルフガング=ペーターゼン監督)の事件がありましたね。この映画、大きく二部構成の原作の前半部分をほぼ忠実に映像化しているのですが、エンデが力点を置いていた後半部分、主人公バスチアンが権力にとりつかれて悪人化していく過程がまるっきり削除され、ドラゴンを現実世界に呼んでいじめっ子に仕返しするという陳腐なオチがついてしまっていました。
一本の映画という形にまとめるためには仕方なかったところもありますが、確かにあのドラゴンのオチはやりすぎでしたな。で、エンデは裁判まで起こしているのですが当然というべきか敗訴でした。映画は映画、別物であるという判断ですね。
その後「ネバーエンディングストーリー第二章」なる映画が製作され、原作の後半部分に該当する展開が映画化されました。エンデはこちらには太鼓判を押した?らしいのですが、こちらは映画としては全然ダメでして…やはりペーターゼン版の方が映画としての完成度は高かったってことなんですよね。
エンデの一方の代表作である「モモ」もドイツで映画化されまして、こちらは相当に原作に忠実。なんつっても原作にもあるエンデ自身が列車に乗ってるシーンに本人が本人役で出演しているぐらいで(笑)。こちらは原作そのまま、しかも映画的にも完成度が高かったという稀有な作品になっていたと思います。
日本では自身が映画マニアであった池波正太郎が自作の映像化に関してはいろいろとうるさかったみたいですね。もっとも池波さんはそれなりに割り切っていて映像化したらそれは映像作家側の作品だ、という視点で批判をしてましたが。僕が読んだもので槍玉にあげられていたのは「雲霧仁左衛門」などを映画化した五社英雄でしたね。
他にも「鬼平犯科帳」ドラマ化の一番最初のもの(先代松本幸四郎版)のいくつかの原作改変(特に鬼平の描き方)に激怒していたとの話を聞いたことがあります。
#548
ひで 2003/04/24 23:31
シャイニング
うちにビデオがあります(笑)
それはさておき、キューブリック版「シャイニング」ですが、スティーブン・キングの原作とはかなり違う展開になっています。あれをみたキングが自分の小説とあまりに違う展開にぶち切れたという話も。そしてそれ以降自分の作品が映像化されるときにはキングは色々と注文をつけるようになったそうです。ちなみに「シャイニング」ですがテレビドラマとしてスティーブン・キング監修で新しく作り直されてます。そっちを見ると確かにキューブリック、原作クラッシュしてるなぁってかんじがしました(笑)。とはいえ映画の方が好きですが(爆)。
#547
徹夜城(支配人) 2003/04/23 22:54
ホラーは苦手なんですけどね(^^;)。
>ホリー・ハンターさん
子供のときから暗闇が苦手で、悪夢を物凄く恐れて、梅図かずおの漫画でうなされトラウマになった過去をもつ私ですから、ホラーものは全般的に苦手です(^^;)。もうピークは過ぎた和製ホラー映画の数々もまったく敬遠して見てません。
ただこの「シャイニング」は「キューブリック監督作品セット」なるDVDボックスでまとめて買ってしまったので(他は「バリー・リンドン」「フルメタル・ジャケット」「時計じかけのオレンジ」)、ついでという感じで見たんですよね。
まぁスティーブン=キングの「ホラー」ってのは僕が苦手とする系統とはまた違う「怖さ」ですよね。だからまぁそんなに気にせずに見られました。確かに一番怖いのはジャック=ニコルソンの怪演ですよねえ。
映像的には扉が開いて「血の海」がドドドドッと流れ込んでくる幻想シーンが印象的ですね。
#546
ホリ−・ハンタ− 2003/04/22 23:53
シャイニング
ついいましがたCSN1チャンネルでやっておりました、
たくさん幽霊が出てくる映画ではありましたが、
幽霊たちより、生身のジャック・ニコルソンが一番
怖かった、(自爆
霊能力少年&心配性の母親と、発狂親父の激突
ホラ−のようでホ−ムドラマでもあるかな、
かなり過激で極限の。(苦笑
それにしても、これのリメイクをやろうにも
ニコルソンの怪演をやれるのは空前にして
絶後ではないかと思えます。
役の名前がまた、すごい、ジャック・トランス
って名前。
#545
徹夜城(支配人) 2003/04/20 10:55
「仁義なき戦い」になぜかハマって
足塚さんがお書きになっていた「デスペラード」のロバート=ロドリゲス監督はクエンティン=タランティーノ監督と仲良しで、出演してもらったり一緒に「フォールームス」なんて映画とったりしてますね。そのタランティーノ監督は深作欣二の大ファンでありまして、その深作監督の代表作が「仁義なき戦い」シリーズであります、と半ば強引に話をつなげております(笑)。
先日、書店で購入してついついハマってしまったのが洋泉社から出た「実録『仁義なき戦い』外伝・血の抗争の鎮魂歌」という凄いタイトルの本(というか雑誌形態)。
映画「仁義なき戦い」は、もともと美能幸三氏という広島20年抗争の当事者であった人物自身の手記に基づいているわけですが(故・飯干晃一氏が一応間に入りますが)、もちろん実名は変えてますしフィクションの部分も多いです。この本は実話と映画の違いを詳細に書いてくれたものでして、映画ファン、ヤクザファン(笑)ともに必読の内容となっております。言ってみりゃ正史「三国志」と小説「三国演義」の違いの解説マニア本みたいな内容でして。
読んでみて、映画シナリオも意外なほど史実に取材して作っている、という事実にけっこう驚かされましたね。脚本の笠原和夫氏は原作連載の途中から仕事に入ったので広島に出向いて関係者(もちろんその筋の方々)と直接会い、取材してシナリオを書いているんです。映画中で出てくるやたら劇的な展開も意外と史実元ネタがあったりしてあなどれません。僕が一番驚いたのは「完結編」で北大路欣也の次世代ボスが襲名式に赴く途中で車ごと襲撃され、一緒に乗っていた山城新伍演じるレギュラーボスが死亡、北大路欣也が重傷を負うもののそのまま襲名式にかけつけるというエピソードが、ほとんどそのまんま「実話」だったということでした。
ついついこの本で「仁義」の世界にまたハマってしまいまして、杉作J太郎氏らが数年前に出した「仁義」マニア本も買っちゃいましたし、レンタルビデオで何本も借り出してきたりで、ここ一週間ばかり「仁義漬け」状態(笑)。
#543
足塚玉虫 2003/04/12 18:44
アサシンとデスペラ−ド
ここでは、はじめまして、です。歴史の掲示板ではチョボチョボ
書いてましたが、こうゆう掲示板もあるとは最近知り、徹夜城さんって
守備範囲が広いのですね−。
で、ここは映画の話しをせねばならないんでしたね、え−昨夜
見たのはTVの映画ですけど、デスペラ−ド、
アントニオ・バンデラスがまだ長髪で売り出してた頃の映画、
私はバンデラスがスタロ−ンと共演した映画アサシンは劇場で
見たことがあったんですが、アサシンではバンデラスは
な〜んかスタロ−ンを完全に食っていたような気がしたんですけど
まぁ、あの映画、スタロ−ンが珍しく抑制の効いた役で
セリフも少なく、それはそれでバンデラスとコントラストを成して
良かったような気がしました、で、デスペラ−ドですが
これは、また、えらくメキシカンでラテンな乗りの映画ですね、
まるでチョウ・ユンファのようなノワ−ルをラテン風に
やったようなもん?久々にスカっとするような何も考えずに
虚構を満喫できるような映画でした、ただ、私は、当映画の
前編・エル・マリアッチとゆう殆ど自主制作映画で低予算
の映画は見た事あったのですけど、前作と、どう繋がって
いるのか不明とゆうか、前作との繋がりをまるで無視して
る感じでした。
#542
ホリ−・ハンタ− 2003/04/02 12:29
悲報
自殺といえば、古尾谷さんって俳優のかたも
自ら命を断たれましたね、俳優も苦悩の多い
仕事か。
レスリ−さん の享年を知って驚愕
46歳?40歳代で、あの端正な顔は
ただごとでは無いと思いました、
男たちの挽歌では、チョウユンファら
が渋い中年男ばっかりな中で、彼は一人
アイドル系の顔なもので、目立って見えましたね
しかし、しかし、彼に、よく似た顔だと
自分勝手に思ってるだけだけど、
読売ジャイアンツの二岡選手は
レスリー氏にソックリだと思う
(決してジャイアンツファンでもアンチでも
無い自分が公平に見て思うのだが)
ここはレスリー氏の遺志は二岡選手に継いで
もらうか〜って住んでる世界違うか。
#541
尾鳩 2003/04/02 11:27
レスリー・チャン追悼
惜しい俳優を亡くしました。
レストランなどで何回か見かけたことがあるんですが、端正な顔立ちをしているもんだとつくづく思ったことを覚えております。
昨晩、イラク攻撃の件やSARSの件に関して、友人数人と話していたところ、そのうち2人の携帯電話が同時に鳴りました。曰く、レスリー・チャンが自殺したとのこと。ただ、日付が4月1日であったので、最初は何となく半信半疑でした。
しばらくたって、その友人2人の携帯がまた同時に鳴りました。ニュースは、エイプリルフールではなく、本当であることが確認されたとのことでした。
友人の友人たちは、同じニュースを見ていて同時に電話をかけたようです。それにしても、携帯やE-mailコミュニケーションの進歩した現代の情報伝達の速さというか、情報網の広さというか、とにかく現代のコミュニケーションの有様を実感した一瞬でした。
それにしても、惜しい俳優を亡くしました。
在りし日が偲ばれます。
#540
徹夜城(支配人) 2003/04/02 09:45
失念していた
レスリー=チャン出演作ですが、「男たちの挽歌(英雄本色)」シリーズ2作を忘れてました。どうもこの映画、チョウ=ユンファのイメージの方が強烈なもので…
#539
徹夜城(支配人) 2003/04/02 00:23
張国栄自殺…
つい先ほどネット上の速報で知りました。張国栄=レスリー・チャンが飛び降り自殺してしまったそうです…。
この人が出ていた映画では「さらば我が愛・覇王別姫」しか見てないんですが、これの妖艶な女形ぶりが素晴らしく強烈だったものです。
合掌…
#538
尾鳩 2003/03/31 19:37
少林サッカー
史劇的な物見櫓の方に書き込みましたんで、こちらの方にもおじゃまを。
>徹夜城様
久しぶりです。
ようやく、見ましたか、「少林サッカー」。
面白かったでしょう。
主演・監督のチャウ・シンチー、NHKのインタビューに応えて曰く、
「日本の漫画が大好き」だそうです。その場で、キャプテン翼を見せて、いろいろと参考にさせてもらったなんて言ってました。あの所々に出てくる落ちの付け方なんて、まさに漫画チックだなあなんて思ってたんですが、やっぱりこの手の映画は、人によって好き嫌いの別れ方が大きいでしょうね。
先日、うちの妻の両親が香港に遊びに来たとき(英国人、両方とも60代)、うちのかみさん、何を血迷ったのか「少林サッカー」を見せてました。僕は、本気でやめとけと言ったんですがね。案の定、両親、テレビの前で固まってました(^^:。
かみさん、さすがに途中で止めましたけどね。
アカデミー賞、千と千鶴、見事にとりましたね。
ただ、最近思うんですけど、アカデミー賞と聞いても、あまり国際的な映画祭っていう響きがなくなったように思うんですよね。
結局は、「アメリカ」の映画祭なんだよなあ、と。「アメリカ」が変わったのかもしれないんですが、どうもカンヌやベルリンなんかの方により多彩的で多様的な広がりを感じちゃうのは、何なんでしょうか。
あからさまなアングロサクソン至上主義に、最近まいっているのかな。
そういや、かみさんもアングロサクソンだった・・・。
#537
ホリ−・ハンタ− 2003/03/30 10:39
アトムやってるんですか
実写のアトムといえば、日本では、もう、やってた
そうですね、私が生まれる前の話しだと聞きました、
それを見た年輩層の知人の話しでは、子役俳優に
トンガリが2本出たヘルメットをかぶせただけ〜
みたいな代物で、ああゆうもんを作られたら
原作者もタマらなかっただろう〜と言ってました(苦笑
実写・鉄人28号はもっと壮絶だったようで、
動きが超スロ−とゆうか、やっとの思いで動いてる、
鉄人28号が中々動かない作品だったとか聞きます。(自爆
>宮崎監督、アカデミ−賞、受賞
おめでとうございます、受賞発表の式に欠席しても
受賞とゆうところが快挙でしょうね。
これを期に宮崎カントクの過去の作品を実写に
しようとハリウッドが乗り出し激化が予想されそうで
それ自体は結構な事じゃないかなと個人的には
思います、トトロは、何か実写でやったら面白い
んじゃないかな〜って気はします、
ネコのバスをハリウッドSFX陣がどう造詣
するか〜ってソレばっか興味あるだけなんですが。
#536
徹夜城(支配人) 2003/03/29 00:25
少林サッカー
よーやく見ました、「少林サッカー」。前々から勧められてはいたけど、なかなか見る機会がなかった…。ようやく暇が出来てレンタルビデオに出かけて、「あっ、そういえば」と借りてみた次第。
うーん、面白かった。これもちゃんと「栄耀映画日記」で書かなきゃいけないんだろうけど(早く書かないからドンドンたまる)、ちょいと感想を。
高い映像技術、それをまとめて自然に見せちゃう演出、それをフル活用して徹底した冗談映画を作ってしまったスタッフに脱帽。「映画」への愛を感じますよ、ホント。
ひところ日本でも話題になったインド映画のノリが引用(?)されてましたね。あとサッカーの試合(つってもただのケンカ?)の最中に「プライベート・ライアン」みたいになっちゃうシーンとか。そういうシーンがさりげなく、実にさりげなく元に戻っていくのに大笑い。
しかし基本線はあんがい「スポーツ映画の王道」です。僕もこのジャンルはいくつか見てますが、「ダメ人間が集まってだんだん凄くなっていく」「コーチは過去に栄光と挫折がある」といったあたり、しばしば見られるパターンをこれも踏襲してますね。
この映画を見ていて思い出したのは映画というよりは漫画かもしれないなぁ。「アストロ球団」のギャグ版というか(笑)。サッカー漫画でもその昔「少年サンデー」でこの映画みたいなムチャクチャなサッカーを展開する漫画がありました(人気は出なかったが)。
>ホリー・ハンターさん
ちょいとレスが遅れましたが、「アトム」はすでにハリウッドがフルCG作品として製作を進めています。予定では来年公開ぐらいだったはず。
一方で「マジンガーZ」「デビルマン」の話もありましたが、こちらはどうも流れたようで。
#535
ホリ−・ハンタ− 2003/03/22 22:24
マレ−ナ
何か『ニュ−シネマパラダイス』と『髪結い屋の女房』を
足して2で割ったような映画って感じでした。
舞台が第二次大戦中〜後のイタリアの町なんですが
ヨソモノのヒロインに立ちはだかる脅威が戦争よりも
町の人々の羨望とヒガミとゆう点で、なにか
イタリアらしいなぁと感じました、
戦中のイタリアでは、こんな手の実話があったろうな
って感じで、実は恋愛映画ではないかとすら思える
映画パ−ルハ−バ−にも通じるものがあるような
気はします。映画パ−ルハ−バ−では
ヒロインを取り合う主人公2人が 戦闘機で
日本のゼロ戦をバタバタ撃墜し、そんな
スタ−ウォ−ズのハンソロとル−クじゃあるまいし
と思って見てましたが、後で聞いた話では
実際、真珠湾攻撃後、帰還中のゼロ戦編隊に
追撃を掛けてゼロ戦数機を撃墜した2機の
米軍機があったそうで、あの映画、全部が
ウソでも無いんだなぁ〜と思ったものです。
#534
ホリ−・ハンタ− 2003/03/17 18:22
持ってけヤンキ−
>ゴジラにルパン3世にクロサワに
拝啓ハリウッド様、何でも持って行って下さい、
ゴルゴ13もどうですか?ゲゲゲのキタロウも如何?
手塚センセイ物では、アトムなどどうですか?
スピルバ−グが最近やって、あんましパっとしなかった
ようなSF映画(子供のロボットが主人公の)
は手塚センセイのメトロポリス?ジャングル大帝は
もう持ってかれましたね。
しかし、しかし、ブラックジャックだけは持って
いかないで下さい。
(最後は哀願調になってしまいました。)
#533
徹夜城(支配人) 2003/03/16 21:22
ハリウッドに創造性なく日本にはカネが無い(笑)
「ルパン三世」に続いて、今度は「七人の侍」のハリウッドリメイクが公表されました。西部劇としては「荒野の七人」があるんですけど(そういえば先日この映画で三船敏郎+木村功の役どころだったホルスト=ブッフホルツが亡くなってましたね)、今度のリメイクがどういう形でやるのか…それにしてもリメイクって成功したためしはほとんどないんだけどな。最近「用心棒」をリメイクした「ラストマン・スタンディング」ってのがありましたが、あれは当初SFと発表されたと言う経緯もあり、今度の「七人の侍」リメイクもSFになるんじゃなかろうか、って気がしてます。
ハリウッドもよくよくネタ不足なのかリメイクばやりですよねぇ。自国のだけでなく外国映画名作も漁りまくっているような。「惑星ソラリス」なんかよくやる気になるよなぁ…と思ったりもしますし。
また一方でこのところ黒澤プロが黒澤作品の映像化・舞台化権利をむやみに切り売りしているように見えるのも気になります。「旋風の用心棒」って謎のアニメがあり、あまつさえ舞台化し、TVで「赤ひげ」が「黒澤明作品のリメイク」として製作され、「生きる」もどうやらハリウッド製作との話があります。
#532
ホリ−・ハンタ− 2003/03/16 15:48
アクシデンタル・スパイ
ジャッキ−・チェンの映画は久しぶりに見たのですが
当人もだいぶんイメ−ジチェンジしているような感が
ありますね、静かなシ−ンも結構あったです。
カンフ−を披露せねばならんシ−ンも多々ありますが
よく体が動くこと〜あの年齢で、あの身のこなしは
脱帽です。ただ、ちょっと驚いたのは
舞台は一応、殆どトルコ・イスタンブ−ルなのですが
ジャッキ−扮する主人公を襲うトルコ人集団は
カンフ−でジャッキ−と闘います(笑
カンフ−とは縁が切れないジャッキ−さん も
大変ですねぇ。(苦笑
イメ−ジチェンジを必死で図ろうとしてる彼を
これから起用しようとしてる監督さんがた、
彼を1度、カンフ−抜きで起用する試みも如何?
あと、当映画の終盤のタンクロ−リ−の大暴走は、
キアヌ・リ−ブスが出てた映画スピ−ドの
亜流なような感じがしました、話しの大筋と
あんまり関係無いアクションシ−ンであった感じが。
#531
蘭亭 2003/03/12 21:24
考えるってことは大事なことで…
>徹夜城様
のっけから荒っぽいことを書いて申し訳ありませんでした。
きちんと応じてくださったので、「書きたいことを好き勝手に書いているだけ」ではないのは判って私も安心しました。少なくとも自分の言葉に責任は持って居られる、と感じましたので。
「戦争と人間」はまた機会がありましたら今度は最後まで観てみようと思います。個人的には芦田伸介や高橋悦史のいやらしく、毒々しい見事な演技が色々な意味でたまらなかったです。
第3部はソ連軍全面協力と言うことで非常に迫力ある場面が作られたようですね。
岡本喜八は好きな監督の一人ですが、戦争の無情を非常にドライに語る一方で「そこまでやらんでもいいだろう」と思うようなことまでやっていて、悲しんでいるのか楽しんでいるのかよくわからない、一種、人間的な矛盾を感じさせる画面作りがあったりして、そこがまたこの監督のいいところ、と私などは思ってしまいます(「そこまでやらんでも…」と思うのは例えば「沖縄決戦」で画面手前に作り物の手首が吹き飛ばされてくる、とか、「日本のいちばん長い日」で首が切り落とされて血がドバーッと必要以上に出ているように思われるシーンとか…ここは単なるグロ趣味では、と思うところ)。
昔は学校の先生が戦争体験あるのが当たり前だったりして、そのせいで空襲や艦砲射撃の経験談をよく聞いたものですが、考えてみるとあの手の話も社会的な「財産」ではあったのだな、とよく思います。
こちらのサイトはまだ読ませて貰っていないところもありますので、もしかしたらまた書き込んだりするかもしれません。お邪魔いたしました。
#530
徹夜城(支配人) 2003/03/11 14:14
ルパン三世論(←大げさな)
このところこの映画掲示板にまれにみるペースで書き込みが続いているような…、って僕もヒマになったということですかね(笑)。
>ホリー・ハンターさん
情報源お教えいただきありがとうございます。そこまでくるとかなり具体的に話が進んでいると見ていいんでしょうね。
「ルパン三世」原作はもともと無国籍な話だしハリウッド的にやっちゃって案外うまくいく可能性もあるでしょうね。
アニメのルパン三世についてはこれまたすでに多くの議論が出ておりますけど、モンキーパンチ氏自身は「宮崎ルパン」はそれはそれとして認めて評価しつつ、むしろその後のアニメスタッフたちが「宮崎ルパン」に縛られ続けていることに批判を向けていたように思います。
「死の翼アルバトロス」とかにも表れてますが、宮崎駿の中では貧乏臭いルパンたちを描くことでリアリティやキャラ造形をつかむという手法なんでしょうね。カップラーメンすすったり割とポンコツな車に乗ったりして。モンキーパンチに言わせればルパンはそんな貧乏臭いことはしない、ひたすら現実離れしてゴージャスな奴なのだ、ってことのようで。
モンキーパンチ自身が監督に当たった「DEAD OR ALIVE」って映画がありましたが、確かにアニメ作品の中では原作の雰囲気にかなり近いものにはなっていると思います。特にキャラクターがそうですね。「腕利き刑事・銭形」を強調しているのもこの作品の特徴なんですが、「カリオストロの城」の銭形も意外にこれに近いキャラだったような。雰囲気と言うことでは漫画流の場面転換演出(コマ割り、ページめくりの発想ですな)が結構面白かった。
ただ、この映画つまらなくはないんだけど、もう一つ面白くないのも事実。原作漫画みたいに無国籍な突拍子もない話をしようとしつつもアニメ的にはそれが出来ず、どこか歯止めがかかっているというか…表現方法の違いなんだよなと思うところも多々あります。あと、タイトルの「デッドオアアライブ」の件がストーリー上あんまりうまく絡んでないんですよね。基本ストーリーはどんでん返しもあってよく考えられているだけに中途半端にいろいろ詰め込んじゃってる感があるのが残念。
ついでなんで書きますけど(笑)、元祖アルセーヌ・ルパンもアニメ映画(TV用だったと思う)が作られてまして、チラッとTVで見たことがあります。「ルパン対ホームズ」と「8・1・3の謎」でしたが(たぶんタツノコプロ製作だと思う)、このほかにも製作されたのか気になってるんですよね。
#529
ホリ−・ハンタ− 2003/03/11 13:33
情報源は
ハリウッドがルパン3世実写映画化、決定の報は
ヤフ−の特報欄に書いてありました、あと昨夜の夕方の
フジTVニュ−スのエンタ−ティメント部門でも
報じてました。詳しいところまでは解かりませんでしたが
配給は何処の会社とか、裏までは取れませんねぇ(自爆
映画ガッジィ−ラの時も日本のファンの一部には日本のゴジラを
ヤンキ−に売り渡すなんて〜って意見もあったようですが
私個人の感じでは、ルパン3世をハリウッドでヤルのは
そんなに抵抗を感じないですねぇ、
ハリウッド版実写・北斗の拳はケンシロウ役が陽気で饒舌で
バタくさいカウボ−イ風で何やらズレてるなぁ〜と
感じましたが、ルパン3世に登場する面々はヨ−ロッパ系の
キャストが演じた方が妙にシックリする気もするし
原作者のルパン一味に対する造詣の趣向と合うような
気はします、原作者はカリオストロの城のルパン一味が
貧乏くさくて不満だったそうで、アニメ映画パ−ト4だったかが
原作者が相当介入したものだとか聞きましたが。
もっともそのアニメはカリオストロを見て育った?アニメ現場と
原作者の嗜好の食い違いが相当あったようで、
出来映えがチグハグしてるように思え、多分、原作者と現場が
うまくいってなかったのかなぁ?と勝手に考えてます。
ヨ−ロッパ系の俳優が真剣に日本人役に挑戦するとゆうのも
例え結果がズレてても挑戦には敬意を表したいかな?
#528
徹夜城(支配人) 2003/03/11 00:27
ルパン実写化
>ホリー・ハンターさん
「ルパン三世」のハリウッド実写化の噂は以前からあるにはありましたが…本格的に決定、ってことなんでしょうか?よろしかったら情報ソース掲示をお願いします。
ご存知の方も多いでしょうけど、「ルパン三世」はその昔、
ルパン=目黒裕樹、次元=田中邦衛、銭形=伊東四郎、その他忘れた(^^;)、
というキャストで実写映画化されています。赤塚不二夫なんかも関わっていたような覚えが。
ただなにぶんにもこの手の映画化企画は発表はされても流れることも多くって。
日本のマンガだと「デビルマン」や「マジンガーZ」、「鉄腕アトム」までがハリウッド映画化が報じられましたが、その後音沙汰が無いのが多いし。アメコミですが「バットマンvsスーパーマン」も難航との情報が流れています。
難航ではなく撮影に支障が出てきているものに注目作があります。「マッドマックス4」です!なにを今さら、な企画という気もしなくは無いですが、ホントに製作開始されていたんですねえ。ところがイラク戦争勃発(予定)のために海外ロケ(確か中東方面)を延期することにしたんだそうで。
その一方でオリバー・ストーン監督の「アレクサンダー大王」(タイトルは違うらしい)は予定通り進めている、とその元ネタ記事に出てました。これもとうとうやるのか…ディカプリオ主演で同じ大王の映画企画があったようですが、こちらはどうなったか不明。
#527
徹夜城(支配人) 2003/03/11 00:17
日本の戦争映画で個人的お気に入りは
>蘭亭さん
そこまでいろいろご覧になっているのなら、先日の書き込みのような認識にはなりにくいと思うのが本音ですが…まぁあんまり単純に物事を見ておられるわけではないようですので安心しました(^^;)「赤旗」なんか読んでると戦後史ではむしろ「左」が迫害され続けているように感じるんじゃないかとも思えますが(笑)。
まぁ一つ傾向を言いますれば、日本の戦争映画(に限らず小説でもマンガでもなんでも)では「反戦」と言いながらもいわゆる「被害者的反戦」が強かったということもあるでしょうね。僕の感触では「加害者的反戦」を盛り込まざるを得なくなってきたのは80年代後半以後ということになるんじゃないかと思ってます(意外にも…というべきか東映「大日本帝国」あたりからそれが明確に出てくるような気がする)。ちょっと時期的にはずれるけれど、西部劇でインディアンに対する加害者意識が出てくるのとも似ているかと思ってます。
日本の戦争映画で個人的ベストを言えば蘭亭さんも挙げておられましたが、「日本のいちばん長い日」でしょう。戦闘シーン全然ないけどさ(笑)。あれも当時の映画評読むとけっこう議論があったみたいなんですよ、左右双方から批判があったりして。
あと挙げるなら前向きかつ人道的姿勢の目立つ日本戦争映画中の異色作(笑)として「太平洋奇跡の作戦・キスカ」も挙げておきましょう。これLDでもってるんですけど、はやくDVDにならないかな、と。
山本薩夫作品ですが、まぁ露骨に割り切った左翼的政治性が少々嫌味にも感じられますが、財閥やら軍人やら政治家やら資本家やら銀行家やら、悪役のほうが善玉の主役よりずっとピカレスクな魅力に輝いてしまうと言う共通点がありますね。
「皇帝のいない八月」についても自伝で「ラストの対決で山本圭が渡瀬恒彦に負けてる」と白状してますし(笑)。「金環食」の三國連太郎、「戦争と人間」の高橋悦史、「不毛地帯」の仲代達矢(これはモデルよりはかなり善人になっちゃったけど)、「華麗なる一族」の佐分利信とまぁ、どの作品でも悪役のほうが印象的なんですな。いずれの作品でも田宮二郎もだいたいワルの魅力を醸してますもんね。
「赤いセシル・B・デミル」というのが彼のニックネームでしたが、まさしく言いえて妙と言うか…基本的に娯楽映画志向だし、やたらにゴージャスなキャスト、設定などえらくブルジョア的なのが不思議といえば不思議(笑)。
「戦争と人間」については未完なのがやはり惜しいですね。ノモンハン事件の再現をロシアの平原でやってみせたなんてのは今にして思えば凄いことでした。企画では五部作で東京裁判までやる予定だったそうですが…第一部のキャストロールにはもうただただ呆然とした覚えがあります。
#526
ホリ−・ハンタ− 2003/03/10 23:01
戦争はもうしませんそう
>日本の戦争映画
太平洋戦争の悲惨さを知りたいだけなら、金払って
邦画の戦争映画を見なくとも、出兵経験のある爺様がたの
話しを聞けば十分ではないかと思います、むろん先方も中々
話したがらないもんで、茶菓子や酒持参なりして口の滑りを良くし、
長老を持ち上げウタってもらわねばならないでしょうが、
体験者の肉声から出る情景は迫真とゆうかリアルでしょう、
むろん、そこに劇的な要素は少なく、逆に劇的な要素が
ありすぎたらウタってる人の誇張、脚色でしょうが
それはそれでウタってる人の好みがウカガえて微笑ましいかな?
戦争体験とゆう強烈な記憶を封印して墓場に持っていく
とゆう事は中々、困難なものです、私の大叔父(祖父の兄)は
ノモンハンへ出兵に行った時の話しを死ぬ数ヶ月前に
何の脈絡も無く突然、トツトツと話し出した事がありました。
旧日本軍にとって悲惨な戦車戦だったそうで、
大叔父は友軍の破壊された戦車の中にサイコロステ−キのように
なった戦車兵らの断片を始末する仕事が一番イヤだったとか。
#525
蘭亭 2003/03/10 21:36
頑張る戦中派監督
「極東裁判と東条英機」「プライド」東宝「日本海大海戦」東映の「二百三高地」「大日本帝国」「海ゆかば・日本海大海戦」三部作 今井正「ひめゆりの塔」
ああ、この辺は観ました。新東宝ものは他に「明治天皇と日清大戦争」「戦艦大和」「山本元帥と大東亜戦争」(タイトル違ったか)「ラストエンプレス」等。映画会社自体が左前だから何となく貧乏くさいんですよね。
「戦争と人間」は第二部前半まで(テレビで放送した時観ました)。思想的にどうこうより何だか善玉悪玉がはっきりしすぎているせいか画面に「エグイ」「濃すぎる」感じがして途中でやめてしまいました。張作霖爆殺の場面なんか非常に迫力がありますね。
岡本喜八の「愚連隊」ものは「血と砂」がもの悲しくて私は好きですね。岡本監督の戦争映画だと「日本のいちばん長い日」「沖縄決戦」もいいですけどね。「沖縄決戦」で悲しいのは何と言っても負傷した女子学生が脚を切断されるシーンで泣き叫ぶところですね。それと軍医役の岸田森が自分だけ自殺しようとするシーンで女子学生に「弱虫!」と罵られるところ。「肉弾」にも通じる岡本喜八自身の戦争観が実にうかがえるシーンですね。
「青島を舞台にした第一次大戦もの」は古沢憲吾監督「青島要塞爆撃命令」でしょう。
私が個人的に好きな日本の戦争映画は舛田利雄監督、石原裕次郎主演「零戦黒雲一家」です。出てくる飛行機(テキサンか?)が全然形は零戦に見えないんですが、いい味出してますよ。アクション映画としても戦争の中の青春群像を描いた作品として観ても良い作品だと思ってます。
「栄光のかげに」は主演が池部良、山口淑子という、後の「白夫人の妖恋」コンビの予定だったらしいですが、これは是非観てみたかった企画です。代わりに「ゴジラ」が歴史から消えるのはかなりイヤですけどね(笑)
結局「勉強」してても思想がそうそう変わる訳じゃないよお、ってことで(笑)私は思想的には右ではあるけども「右」だろうが「左」だろうが不愉快すぎない程度に映画として面白ければいいんです。山本薩夫も好きですしね。「皇帝のいない八月」なんか面白いし、日本には珍しいクーデター映画ですからね。
「左」がいまだに日本社会で強いように見えるのは昔「赤旗」読んでたせいもあるのかなあ。
#524
ホリ−・ハンタ− 2003/03/10 12:46
ルパン3世ハリウッド実写映画化、決定?
ついに来たか、しかし、キャストは未だ決まってない
ようですね、とゆう事で自分で勝手にキャストを
ルパン3世・役 〜 クリス・タッカ−
次元 大介 〜 ティム・ロス
石川 五右衛門 〜 キアヌ・リ−ブス
銭形 警部 〜 ロバ−ト・デ・ニ−ロ
絶対、揃わないキャスティングだろうな
第一、ギャラだけで制作費食いつぶしますね(自爆
おっと峰不二子を忘れてたけど、この役は
ハリウッドでは別段困らないでしょうねぇ。
#523
徹夜城(支配人) 2003/03/09 13:59
眠くなる映画
>ひでさん
僕もタルコフスキーは二本ほど見てるんですが…しんどいですよね、ホント(^^;)。
「惑星ソラリス」(そういえばリメイクされましたね)なんかは彼の作品中ではかなり一般的な作品だと思えますし、けっこう感心して見たもんなんですけど、「アンドレイ・ルブリョフ」には参りました(^^;)。3時間ぐらいあって全然話が分からない…これ、「黒澤明が選ぶ100本」というNHK−BSの企画で、黒澤自身が親友だったタルコフスキー作品の中の一本として選んでるんですけど、かなりしんどい映画ですね。実在したロシアのイコン画家の人生を描いていた…らしいのですけど(汗)。
そんなタルコフスキーも「七人の侍」が大好きで黒澤に会ったとき「タタタ、タータタ、タータタター♪」とテーマ曲を歌って見せたという案外お茶目なエピソードがありますね。
>ホリー・ハンターさん
戦争映画は確かにその二者に分けられますね。娯楽性とテーマ性の両立と言うのは映画に限らず芸術作品の葛藤するところでありますが、戦争ものというのは極端にそれが現れますよね。コッポラの「地獄の黙示録」なんかは全体としては反戦テーマ映画と位置付けられるのですけど、なんというかそんなことも通り越して「戦争」そのものの有象無象をグチャグチャに投げ込んだ怪作、といったあたりが僕の印象でした。とにかく映画のパワーには圧倒され、作品の内容をめぐって議論が起こったり難解なテーマの解読が試みられたりしたあたり、宮崎駿の「もののけ姫」と似たところも多々あります。
日本はどうしても敗戦国と言うこともありネアカ系戦争アクション映画は少ないのですけれど、岡本喜八の「独立愚連隊」シリーズ(日中戦争時の満州付近が舞台)なんかはその中の傑作として挙げていいと思います。あの映画の佐藤允はホントに強烈なんですよねー、こういうタイプの映画スターって日本では彼だけかもしれません。あとはまだ見てないけど面白そうなのが東宝が加山雄三主演で作った第一次大戦もの「青島攻撃作戦」(タイトル違ったような気もする)でしょうか。
敗戦国うんぬんと書きましたが、戦中の日本の戦意高揚映画も変に悲壮感に満ちていて、戦後に鑑賞したアメリカ軍人たちが「反戦映画か」とビックリしたという逸話もありますから、単純に国民性によるものなのかもしれません。僕自身が見たのは「ハワイ・マレー沖海戦」ぐらいしかないですけど、これも「開戦一周年記念作品」の割にはどこか悲壮感が漂ってます。それでもまだ戦勝気分のころだからどっかネアカでもありますけどね。
戦中の映画では木下恵介の「陸軍」というのも見たことがあります。明治維新から昭和にかけて、一家三代が陸軍に関わっていくというドラマだったような(しばらく見てないんでうろ覚え)。ラストに出征する息子を見送りに港まで駆けつける母親の姿が強烈ですが、こんなのも当時の軍部には「反戦」とにらまれたりしたのでした。
#522
ひで 2003/03/09 12:40
最近見た物
「ノスタルジア」アンドレイ・タルコフスキー
今日の午前0時半すぎに衛星放送にて放映。
映像は綺麗なんだけど、いかんせん長回しが多くて眠くなり(長回しを多用して作られた映画をみると多くの観客は眠くなるらしいが・・)、案の定途中から寝ていたらしい・・・。やはり疲れてるときにタルコフスキーなんか見てはいけないということを身を以て実感(^_^;)。もうちょいコンディションを整えてから見に行こう。
「Sweet sixteen」ケン・ローチ
先月半ばころ、有楽町シネ・ラ・セットにて鑑賞。スコットランドの田舎町に生きる15才の少年が16才の誕生日を迎えるまでの間の日々を描いた物・・・というと何かよく分からない説明になってますが、主人公の少年が自分と母親の幸せな暮らしのために取った行動が彼をどんどん危ない方向へと引きずり込む事になる、という感じの話です。ドラッグやマフィアの存在が日常生活にするっと滑り込んできている感じで、かえって怖いかも・・・。もう映画館での公開は終わっているようです。
#521
ホリ−・ハンタ− 2003/03/09 02:20
最近、TV映画ばかり見てて。セコイ?
>エネミ−・オブ・アメリカ
あぁ徹夜城サン、私もソレTVで見ました、イチイチ
ふ〜ん、こんなんだったっけ?と思いながら見てた
実は封切り中、映画館で見たクセに記憶が殆ど飛んでてて
〜とゆうか、映画館では〜時間の殆ど、
爆睡しておりました(自爆
決してツマらないと思ったわけでは無いのですが、あの
映画、見てて疲れましたね、主人公を あらゆる角度から
大人数で監視して追跡するとゆう筋なんでカメラワ−クが
目まぐるしく変わり私の忍耐を ちょっと超えてましたね、
ああゆうセワしなさすぎる映画を見てるとグッスリ
眠っちゃうんだよねぇ。
>レナ−ドの朝
これもデ・ニ−ロですね、そう言えば。
すごく痛い話しをニ−ロが丁寧に演じていた気が
しました、ロビン・ウィリアムズとのタッグでしたが
ロビンもニ−ロに圧倒されず自分の持ち味を出してた
ような気がします、ロビンさんって医者の役が多い気
がしますねぇ。
>戦後の戦争映画ですか
戦前の戦争映画とゆうのも、見た事無いですけど
洋画もそうですが、戦争映画も娯楽派と社会派に大別される
ような気がします、社会派戦争映画は戦争の悲惨さと
反戦を訴えねば〜とゆうお題を必ず背負わねばならん
のでしょうかねぇ?娯楽派戦争映画はアクション・スペクタクル
ってトコでしょうか?娯楽派と社会派を両方狙った戦争映画を
作ろうとするとタイテイどっち着かずになるような気はします、
娯楽派であり社会派である戦後の邦画の戦争映画は見た事ない
ですねぇ、コッポラ監督の地獄の黙示録は、
戦争を取り巻く人間たちのの狂気を描いてる点で
娯楽性もあり社会派でもあるような気がするんですが。
#520
徹夜城(支配人) 2003/03/08 23:52
TVで見た二題
最近ようやく時間がとれたので正月あたりから録りためていたTV放映映画をぽつぽつ見てます。これも出来ればちゃんと映画日記で書きたいんですけど、話のタネにさわりだけ。
「レイジング・ブル」
「ギャング・オブ・ニューヨーク」が評判倒れになりそうな(?)マーチン=スコセッシ監督、ロバート=デニーロ主演のボクサー映画(あえて言うと「ボクシング映画」ではない)。やたらにブチのめすボクシングシーンと変幻自在のデニーロの肉体が楽しめる(?)一本。ただしスポーツ映画的な快感を求めて見ると肩透かしを食らう、どちらかといえば芸術性の映画。まぁスコセッシですからねぇ…。この監督・主演の組み合わせだと「タクシードライバー」の方が鑑賞後の印象が良かったような。
「エネミー・オブ・アメリカ」
原題は「国家の敵」なんですね。これ、「9.11」テロ後だったら製作・公開されたか怪しいような…「国家の敵」であるテロリストなどを事前に予防するためにプライバシーを侵害していく国家組織(にしてはお粗末?個人集団というべきか?)に偶然にも追われることになってしまうウィル=スミス。社会派テーマを匂わせつつ結局はドンパチ・追いかけっこというあたりは、ハリウッド映画だなぁ、というところ。
個人的には争奪戦の対象となる小道具がなぜか「PCエンジンGT」(PCエンジンのハードの一つで、TV画面付き携帯ゲーム機。日本でも知る人が少ないドマイナー機)であるところがツボにはまりました。というか、事前にそのことを聞いていたから見る気になったんですけどね。
悪役にジョン=ボイト(「ミッション・インポッシブル」)、善玉にジーン=ハックマン(「カンバセーション〜盗聴〜」)という「盗聴映画」出演者を持ってきているのはワザとでしょうか(笑)。
#519
徹夜城(支配人) 2003/03/08 23:18
戦後の戦争映画をもっと良く鑑賞された方がいいかと(^^)
>蘭亭さん
大変面白く投稿を拝読しました。まぁご自分で「大東亜共栄圏」「戦後民主主義」だの「自虐史観」だのといった「さる方面で多用される用語」を使用されているので姿勢は最初から分かっちゃうようなものですので、正面きってこの映画の話をする気はありません。
一つだけ申し上げておくなら、あなたは戦後の戦争映画史に関して知識が乏しい、というより全く鑑賞されたことが無いんでしょうねー。たぶんお若い方と思うので仕方ないですが。
かつて新東宝で製作された「明治天皇と日露大戦争」「極東裁判と東条英機」「皇室と戦争と我が民族」などなどなど、実はわんさか「その手」の映画は製作されてるんですよ、それもぜーんぶ戦後にです。数年前に製作された「プライド」なんて「極東裁判〜」のネタの焼き直しでしかありません(「ムルデカ」も元の企画は「栄光のかげに」という東宝企画がありました)。東宝はまぁ押さえ気味ですが「日本海大海戦」なかはかなり傾向としてありますし、東映の「二百三高地」「大日本帝国」「海ゆかば・日本海大海戦」三部作なども押さえておかなきゃいけませんね。もっとも東映のこの三部作は軍国調に見せかけて実は反戦映画の側面が強いというあなどれない脚本なのですが…脚本を担当した故・笠原和夫氏は「右翼から見れば左翼に、左翼から見れば右翼に見えるように」脚本を書いたといいますね。この人の企画で昭和天皇のものもあったんですけどねぇ…
ともあれ、僕もいろいろ列挙しましたが、あなたがおっしゃるほど戦後の戦争映画は左翼的だったわけじゃあありません。左翼的でモロにそうだったのは山本薩夫の「戦争と人間」三部作、今井正「ひめゆりの塔」あたりがあげられますかね。まぁこの二人は実際に共産党員だったわけですし。この二人とかなり仲が良かった黒澤明あたりが戦争映画撮ってればいろいろと面白い話ができたのですけどねぇ…「トラ・トラ・トラ」が流れちゃったしな。
ともあれ、もう少し勉強してくださいね。
#518
蘭亭 2003/03/08 21:05
好きだッ!「ムルデカ」(「がきデカ」もね)
はじめまして、荒らしに来ました(のっけからこういう挨拶もなんだかな)
「ムルデカ17805」についての感想があったので今更ですがカキコミに来ました。
確かに全体的に出来は良くないのは認めるけど、そもそもこういう保守系映画って少ないのでもっと大事にしよう。
大体こういう映画をつくる、とわかった時点で昨今のちょっと名の知れた映画人なんかはへっぴり腰で逃げてしまうと思うので、この手の作品は勢いはあっても完成度は甘くなる、と思います。まあ、何よりも戦後延々と続いてきた大東亜共栄圏思想などに対する左翼側からの度を超した否定(いわゆる自虐史観、近代史暗黒史観という奴)のお陰で何だか戦後日本は文革中国にも似た一面をずっと持ってきたので、この手の映画自体ロクに企画が通らない、社会全体がバランスを崩した状況であったことを考えなければならない、と思うのですね。だからソビエト型共産主義が崩壊した後になって一気にその反動が出るのは当たり前で、本当ならこの手の作品はもっと出なければ嘘だ、と私などは思っているのです。
数が少ないのだから全然作品として磨き方が足りないのは仕方がない。もっと色々この手の右翼映画をたくさん作ってみることが映画界にとってもいい結果を生むのではないか、というのが私の論です。
いや、もうちょっと過激な言葉遣いをしようと思っていたのですが紋切り型になるので何かおとなしくなっちゃいました。ま、そういうことです。以上。
http://rantei2661.tripod.co.jp
#517
徹夜城(支配人) 2003/03/02 16:55
「ロード・オブ・ザ・リング」二つの塔
一仕事が終わったので、久々に映画館に足を運んでみてきたのがこれ。
感想についてはそのうち「日記」に文章をアップすると思うのでここでは深くは語りませんが…
とにかく、「疲れた」(^^;)。いやもうとにかくよく出来ていることは保証しますが、後半戦はその時間の長さもあってとにかく疲れます。こういう疲れ方はソ連版「戦争と平和」の第3部(ナポレオン軍がロシアに侵攻してボロディノの大戦闘シーンが約一時間続く)を見て以来です。確かにこの映画ってファンタジー版「戦争と平和」だよなぁ。原作が超有名大作で、それに真面目に取り組んで予算と手間隙かけて映画化しているというあたりは確かに共通しますね。
#516
ホリ−・ハンタ− 2003/02/27 00:00
八月のクリスマス
セッカチな人には向かない映画かもしれませんが
人生に疲れたな〜とお思いの方は、つまみ見程度に
見始めたらハマるかも、私は、昨夜、そのくちでした(爆死
見たら元気が出る類の映画では無いですが
話しの展開のスロ−テンポが結構心地良く、
何か起こりそうで起こらなさそうで不思議な映画でした、
裏町の小さな写真屋を営む主人公が、不治の病で死期を
悟りつつもジタバタせず、日々を生きるって話しなんですが、
この役を演じた韓国男優の静かなる演技はタダごとではない
と思いました、あんなキャラクタ−を演じ切る俳優は
日本ではドレほどいるだろうと思い、改めて韓国映画界の
裾野の広さを感じたものです。
自分も、死期を悟ったら、ああゆう死に方をしてみたいです。(爆死
#515
貧乏神 2003/02/21 23:48
特撮など
TVで「ジュマンジ」やってましたが、今見ると結構映像のアラが見えますね。大して
気にはならないレベルですが、特撮の宿命でしょうか。とはいえ、同時期制作の
「ジュラシック・パーク」は映像がいまだ色褪せてないように思いますけど。
>ホリー・ハンターさん
いやまあ、たしかにそうなんですが。
「新しいことに挑戦する」場合の、いちばんわかりやすい手段が良識への挑戦かな、
ということで。それにこういうことは、それまで良識派とか人畜無害とか思われていた
人がやる方が効果的ですし。
とはいえ、ほんとにそんなのができたら、かえって拍子抜けするかも。
ちなみにゴルゴ13の最終話のプロットは既にできていて、さいとうプロに封印されてる
と聞いたことがあります。さいとうプロは高度に合理化された家内制手工業やってる
とこですから、いつ御大がいなくなってもシリーズを終わらせられるようにしてるの
でしょう。
#514
ホリ−・ハンタ− 2003/02/21 07:10
ゴルゴ13(アニメの方の)
>貧乏神様
ミヤザキ監督に良識を破るような深作流映画を求めるのは
居酒屋でジャック・ダニエルを持ってこいと言うようなもんじゃない
ですかねぇ。
アニメで良識を破るうんぬんは、劇場版よりビデオ版に
そうゆう類が沢山ありますからミヤザキさん に強いて求めて期待
する必要もない感じが。
昨夜、ワウワウでやってた映画のアニメ版ゴルゴ13は
典型的な良識なんてクソくらえ映画でしたね、
そうゆう点では原作に忠実だったのですが、
また原作のゴルゴは野獣でもあると同時に狡猾で策士
だと思うし、だからこそ今まで生き延びて
これた(今、原作者はイイ加減、ゴルゴが死ぬ話しばかり
考えてるほど連載するのがイヤになったとかゆうウワサ
もありますが。)と思うのですが、
アニメのゴルゴ13は単にマッチョで野獣なだけで
原作のような狡猾さとケレン味が感じられなかったのですが。
#513
貧乏神 2003/02/19 23:33
どこかで見たような
貧乏神です。ようやくここの三掲示板制覇ということになります。
「もののけ姫」はこないだの放送が初見で、感想としては、「これってナウシカぢゃん」
だったわけですが、ようするに誰でもそう思うわけですね。
ちなみに、「千と千尋」は劇場で見た口ですが、「もののけ」の方がボリューム感が
あるな、とは思いましたね。どっちが好きか、というと、異形のもののデザインの
おもしろさ(かわいらしさ?)の分、「千尋」の方でしょうか。
しかし、管理人さんの書き込みにありましたが、「もののけ」の設定って、なかなか
奥深いのですねぇ。ちなみにアシタカの出身地って、平家谷か、それとも物部系かと
いう感じですが、どうなんでしょうかね。
巨匠が次々と違うジャンルに挑戦してゆく、っていうのは、さもありなんとは思うん
ですが、どうせなら過激なセックス描写か何かで世間の良識に挑戦するくらいの気概が
欲しいよな、などと無責任に思ったりもしてしまいます。(^^;;
あと、個人的な好みとしては、安っぽいエコロジーの受け売りみたいな文明批判の
メッセージが毎度のように込められるのは好きじゃないですね。結果としてどれも
それなりに面白い作品に仕上がってるので、それだけを理由にけなす気はないですが。
って、十分けなしてるかも。(^^;
#512
ホリ−・ハンタ− 2003/02/19 05:59
自己流・対ミヤザキ監督分析
>ななサン
韓国で大変な大火事があったそうで、心配ですね。
私、韓国映画リベラ・メを見た事があったんですが
今回の火災、続報で放火だそうですね、リベラ・メの
壮絶な火災の描写が脳裏にフラッシュバック
してしまいました。
>もののけ&千尋〜は使い回し?
ミヤザキ監督の使い回しは、最近に始まった事では
無いと個人的には思ってます、ルパン三世
カリオストロの城も其れより前のTVシリ−ズルパン3世の
『クラリス似の少女を伯爵似が拉致、これの救出』の回と
『時計塔をアジトにするニセ札偽造団とルパンの対決』の回
ってのがありました(自爆
当監督は、やはりTV畑の人なので、使い回しを
確信犯的にやるのかな?とカンぐってますが。(苦笑
ミヤザキ・ファンにとっては、それが許せないという人も
いますが、また、1話完結の話しでやったネタを
勿体無く思い、膨らませ映画サイズに盛り込む〜とゆう
繋ぎ合わせ の手腕は、当監督、上手いかな?とは
思います。
その技が、もののけ姫に関しては上手く作用してない〜
とゆうのが、わたし個人の感想です。
出雲の古代伝説の火の国は、山の木を伐採し、それを
火力にし鉄を生産し強大になった国で、他国を侵略したり
して繁栄しましたが、山の木を伐採し過ぎ山の保水が壊れ
洪水が起きて、出雲の諸国はゼロからヤリ直した〜とゆう
話しだったと聞きます。
ミヤザキ監督がコレをモチ−フにしたかは不明ですが
もののけ姫は、トトロみたい大自然の神秘を描きたいのか
ナウシカみたい戦争はもうしませんそう的なスペクタクル
にしたいのか、良く言えば豪華で悪くいえば核が定まらぬ〜
二兎追うものは両方逃す的・結果に終ってるって
感じがするのですが。酷かな?(苦笑
#511
なな 2003/02/19 01:45
学者になるか芸人でいくか
>徹夜城さん
お察しの通り、大河BBSで「もののけ姫」が話題に上っていたのを拝見しました。
「映画の舞台は中世」というのはほんとにあれが初耳だったんですね。ともかく時代設定のことはひとまず置いて…。
徹夜城さんと私とでは問題の着眼点がちぃと違ってると感じました。
「千と千尋」「もののけ」について、私が一番腹を立てているのは、「料金を払って"新作映画"を見に来たのに、なんで過去の作品とダブるキャラ・固定化した人物相関図・前にも見たようなシーンの連続…を見せられなくちゃならんのだァ〜!」ってところなんです。
ホリー・ハンターさんがおっしゃった「もののけ姫=ナウシカ日本版」のご指摘の通りです。
私だったら…というのはおこがましいですけど、私だったら初めての観客を楽しませるのはもちろんのこと、古くからのファンも気づかって過去の作品群と少しもバッティングしないよう、シーンの一つ一つに工夫を凝らすと思うのね。
水戸黄門のようなシリーズ作でもないのに、過去作品の人物配置・キャラ設定に固執するのは「老化ゆえの安定志向」か「創作能力の衰え」か、でなければ「単なる怠惰」だと思うのです。
「今回のヒロイン千尋は今時の現代っ子を描いた」などと監督は言っていたけど、冒頭で多少だらしないところを描いただけで、親とはぐれてからの千を見てるとこれまでの歴代ヒロインと同じく「もとから躾のしっかりしている、けなげで頭のいい優等生」なんですよ。セリフの言葉づかいもリアルじゃないし。確かに物語の舞台は作品ごとに変わるけど、登場人物は何十年も前から変化しないまま…という印象がいつ頃からかありますね。
時間が遅くなっちゃった。続きは明晩書きます〜。
#510
ホリ−・ハンタ− 2003/02/18 22:45
スパイ・ゲ−ム
ブラピとロバ−ト・レッドフォ−ドがタッグしたら
2人のギャラだけで制作費の大半を食いそうやねって
余計なお世話を焼きそうな映画ですね(笑
特徴は、まず、中国武装警官が一杯出てきます(笑
といって、特に中国当局を悪の側として描いてる
ようにも感じ無かったので、007ほど単純明快な
スパイアクションでも無く、まぁ、ブラピにレッドフォ−ド
この2人が、俺達が組んだら、007やミッションインポッシブル
とは一味違う、スマ−トなスパイ映画が出来るゼ〜と意気込んで
るのは映像からうかがえ、演技もスマ−ト指向ではあるのですが
また、土壇場で、自爆特攻する連中をけしかけたり
米軍特殊部隊をヘリボ−ンさせるなどして事を成すなど
最後は荒っぽく事を成すところは007と大して変わらないかな
と思うのは酷かな?まぁ、しかしブラピのファンと
ロバ−トレッドフォ−ドのファンとゆう世代の違う階層が
見るのにはオススメ映画ですか。(苦笑
これはカン繰りですが、ベイル−トでのロケが順調だったら
中国当局との対決の話しは入れなかったのでは?と感じたくらい
PLOとの対決から中国当局との話しの繋がり がギクシャク
と感じ、パレスチナとイスラエルの関係が悪化、自爆事件が
多発したので、ベイル−トでのロケが沢山やれなかったので
中国の話しを急遽、もってきたのかと邪推してます。
>もののけ姫
私も、それほど面白く思わなかったです(苦笑
ナウシカの和風版って感じで、ナウシカの方が未だ
ミヤザキ監督流のケレン味があったような気が。
徹夜城サンが室町期を時代設定とされる説、なるほど
です、キャラの装束とか生活習慣様式が、そうですね。
話しの大筋は出雲地方の古代伝説で、鉄を生産する火の国
と農業生産を主体とする国が戦争したって話しと
酷似してるような気はします。時代設定を古代にしたら
マンマだから室町期にしたのかな?
>千と千尋の神隠し
コレをダウンタウンの松っチャンが雑誌でミソクソに
酷評してました、だからとゆうのでは無いですが
此れは何故か未だ見です。
#509
徹夜城(支配人) 2003/02/18 10:38
近ごろの宮崎作品論
>ななさん
「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」と驚異的大ヒットを飛ばしておりながら、今ひとつ乗れない、と感じている人は少なからずいるのは確かなようです。僕もややそれに入りますか。結局のところ「ナウシカ」「ラピュタ」あたりで熱狂した人(宮崎ブランド確立期ですな)に「最近の作品にはイマイチ乗れない」という人が多いようです。その主な理由の一つにクライマックスへの展開が「尻すぼみ」あるいは「一筋縄ではいかない」ところにあるかと思われます。
ただ、「ナウシカ」「ラピュタ」を「超え」ようとはこれっぽっちも思ってないと思うんですよ、作り手としては。同じようなものを作ってもしょうがないわけで。世界中の映画監督、とくに巨匠・名匠と言われる人に見られる傾向ですが、次々と違うジャンルに挑戦して自らを高めていくところがあるのですね。そのためにかつての作品に熱狂した人からは「衰えた」「もう終わった」といわれちゃうところがあるわけです。
日本ならば手塚治虫、黒澤明みんなそうでした。しかし作家というのはそのときそのときでしか作り出せないものがあると思うのですね。そういう観点から見れば、宮崎さんは実に幸福な作家人生を送っているなぁとも思えます。そんなわけで僕自身は特に「衰えた」とは思ってないんです。
「もののけ姫」もいろいろと議論を呼びましたが、長年暖めていたオリジナルストーリーを破棄して(もともとは「美女と野獣」の日本版みたいなもんだったらしい)あのような複雑難解なストーリーにした原因に「時代」があるだろうと思ってます。確か作者自身も言ってましたがいま「ラピュタ」みたいな単純・勧善懲悪型のストーリーを提示する意味がないということはあるでしょう。確か「王立宇宙軍」の山賀博之さんだったと思いますが、「もののけ姫」について「本人がこうしようと思ってその通りに作ったもの」と評して決して「失敗」ではない、狙い通りじゃないのかという指摘をしていたことがあり、僕もおおむねそれが当たりだと思ってます。受け止め方が人により千差万別、というのはまさに作者の狙い通りなのですよ。
ただ、「もののけ姫」ついでに「千と千尋」にしてもあの大量観客動員は確かに不思議、不思議なんですね。批評家の絶賛を受けることはある程度予想してましたけど…一般受けする作品とはあまり思えないんだけどなぁ。しかしベルリンで金獅子とっちゃったあたりは普遍的に通用するものが確かにあるんでしょうね。アカデミー賞も来ちゃうような予感がしてます。
「もののけ姫」の時代設定ですが、これは「室町時代」と宮崎監督が明言してます。僕自身専門の目から見ると室町後期、たぶん戦国にさしかかっている、ってあたりが適当なように思います。エボシは倭寇の親分の妻だったという設定ですし、ポルトガル伝来以前の、明から入ってきた火器を使ったりしています。
先日「日本歴史」誌の研究者座談会(歴史ネタのドラマ、漫画がテーマ)で「もののけ姫」が大変高い評価を受けてまして、なるほど専門の目から見るとより面白いのだなと分かります(この点に関しては僕も同感でした…それだけに一般受けは謎なのです)。相当に中世史関係、いやそれだけでなく歴史関係の本を読み漁らないとできませんよ、あの映画は。歴史関係に限らず、宮崎監督の創作力の源はそのムチャクチャとも思える雑学嗜好にあるとも思えます(ま、いわゆる「作家」の能力ってだいたいそれに由来するんですが)。
黒澤明の晩年にTV局がセッティングして宮崎監督との対談が行われたことがあります。まぁ内容はほとんど一方的に黒澤監督がしゃべり、宮崎さんがニコニコと相槌をうっているって程度のものでしたが(笑)。実際正面から激突したらあの鬼のような批評家でもある宮崎さんのこと(自作に対してもそうらしい)、ただではすまなかったと思うのですが、お年の相手だし遠慮したんじゃないかと。だいいち黒澤さんさすがにアニメ映画はあんまり見て無いようでしたし…「トトロのネコバスが良かった」とコメントした程度で(笑い)。
その対談の中で宮崎監督が「時代劇をやりたい。南北朝や室町の」とすでに発言してるんですね。「もののけ姫」の製作が発表される数年前の話で、このころ固まってきていたのかなぁと思います。実際「もののけ姫」は黒澤の「七人の侍」を意識(アンチ的に)して作ったところはあるようです。
#508
なな 2003/02/18 01:27
「もののけ姫」って…。
どの作品あたりから宮崎監督の力の衰えを感じ始めたか…。
ともかく、もののけ姫が世間的に大ヒットしようとも、友人に誘われても、劇場へ足を運んでお金を出して見る気にはならなかったんですよね、当時。
テレビで初オンエアされた時にやっと見たのですが、まさしく自分の予感が当たっていたと思いました。テーマは重く崇高かもしれないけど、スクリーンで一回見て理解できない難解さは娯楽映画としてどーなのと。
先日テレビで二度目を見ましたが、一回目の時よりはずいぶんと楽しく見られました。…というより、「千と千尋」に比べたらずっとアクションシーンが多くて見ごたえがあった、というだけなのですが…。この二作を見て、つくづくナウシカとラピュタを越えるのは大変なのだな〜と感じています。特に近作は二作ともクライマックスからラストにかけて尻つぼみになっていってしまいます。一番の見せ所なのにナウシカやラピュタのイメージがかぶる場面もままあります。もとより映画の人物配置がずっと代わり映えしないままです(汗。これらは他ならぬ作者の力量の衰えだと思いますね。声優の代わりに有名人を起用したキャスティングも、キャラによっては浮いていますし。近年の宮崎監督のもてはやされぶりは不思議でしかたがない。
もののけ姫の公開当時、映画の舞台は「古代日本」と紹介されていたと思うのですが…。
そのつもりで映画を見始めたら、鉄砲は出るわ、どう見ても中世の甲冑を着た侍は出てくるわ。
「一体これはいつの時代で、日本のどこのお話なんだァ〜!?」と、設定ばかり気になってしまって全然物語に入り込めませんでした。番宣ではほんとに「古代」と紹介していたと思うけどなあ。
#507
ホリ−・ハンタ− 2003/02/09 12:26
地獄の黙示録・完全特別版
去年見ましたレンタルで。ワグナ−流してヘリボ−ン空襲
したギルゴア氏もクレイジ−と思いますが、
個人的には、主人公の大尉の部下のサ−ファ−兄チャンの
方がより、イカレてて好きです。(爆死
このサ−ファ−兄ちゃんは、主人公らの乗った掃射艇が
ベトナム軍に待ち伏せ攻撃にあって、艇は機銃掃射しながら
全速航行中、いきなり、サ−フィンやりたい〜と言い出し
艇のテ−ルとサ−フボ−ドをロ−プで繋いでラジカセから
スト−ンズの代表歌サティスファクションをガンガンに
流しながら敵味方の銃弾が飛び交う河で掃射艇を牽引動力に
してサ−フィンを堪能してました、イカレぶりもココまで
くると見事としか言いようが無い。(自爆
話しの最後までには、主人公の部下4人は3人まで
戦死するのですが、主人公とサ−ファ−兄ちゃん
は生き残りましたしねぇ。確かに戦場の狂気と
理不尽を描いていたとは思います。
#506
ひで 2003/02/02 17:20
博士の異常な愛情
この前、衛星放送でこれをやっていたので見ました。
ピーター・セラーズ主演ということでやったのだろうと思うけど、
その前までが「ピンク・パンサー」シリーズだっただけに、ギャップ
がかなりありました(笑)。
健康体の民間人を選抜し、云々といった後で突然「歩けます」って言って
立ち上がる博士、妙に冷静な大統領、水道水のフッ素をソ連の陰謀と思う
司令官(このおっさんがこんな出来事をはじめる)・・・、みんな変な人
ばかり。
エンディングは「We`ll meet again」が流れてるし、ほんと、ブラックな
お話・・。
それにしてもカウボーイハットを被った軍人って、「地獄の黙示録」の
キルゴア中佐にしてもこの映画のコング少佐にしても何か変(笑)。
#505
ホリ−・ハンタ− 2003/01/28 04:31
ビヨンド・イン・マット
別にプロレスや格闘系競技のファンではないのですが
CSN1チャンネルでやってたのを何気に途中まで
見ておりました、ドキュメンタリ−タッチでアメリカの
有名プロレスラ−達や複数のプロレス団体を取材する
とゆう趣向の映画です、私はアチラのプロレスの事は
全く無知なので、これが本当にドキュメンタリ−の
映画なのかは解かるはずもなく、ドキュメンタリ−だと
信じて見てたわけなんですが、アチラのレスラ−は
日本のレスラ−に比べ芝居気に満ちているなぁ〜と
感じました、とにかく各選手、自前のキャラクタ−を
造るのを新技を造るのと同じくらい重視しておりますねぇ
大蛇を首に巻いてマットに上がるレスラ−も。
試合後のアトラクションで抽選でファンは彼の大蛇を首に
巻いてもらいマットに上がるってのが。彼のファンである
必須条件は爬虫類が好きでなければならないとゆう(自爆
WWFのオ−ナ−のマクマホン氏も登場、
同氏自身が新人レスラ−のオ−ディションを仕切ってる
映像なんですが、ある、元・大学アメフト選手の新人を
採用するかどうかで、スタッフは彼は育ちが良いので
レスラ−向きでは無いとの意見でしたが、
マクマホン氏は彼の特異体質を聞き及び、彼の面接に立ち会い
『君は自由自在にゲロが吐けるそうだね?ちょっと私の前で
やって見せてくれ』当然、その新人は目がテンになるわけですが
見事、オ−ナ−の前で胃の中のものをゴミ箱にブチまけます。
オ−ナ−『素晴らしい、君のリングネ−ムはリュ−ク(ゲロ)
に決まった。』数ヶ月後、WWFのリングで観客からリュ−クと
合唱が連続される喧騒の中、オ−ナ−の前でゲロ吐いたその新人
が颯爽とマットに上がる映像が。(自爆
ボブ・サップを我が国に送り込んだ国のプロレスの
情勢とゆうものが少し分かったような映画でした。
#504
なな 2003/01/28 01:24
千と千尋は焼き直し
>千と千尋の神隠し
テレビ初登場でやっと見ました。よかった、公開当時に混雑する劇場へわざわざ足を運ばなくて…。
正直言って凡作だと思いました。絵"だけ"はすばらしいので、劇場の大スクリーンで見た人は美しさに魅了されてその分だけ映画の評価を上げたかも。あるいは宮崎作品を初めて観る人にもこの作品は衝撃を与えたかもしれません。
しかしまあ、これまでいくつかの宮崎作品を観てきた者にとっては、「いつかどこかで見たキャラとシーン」の連続には落胆しましたね〜。「これはトトロ」「これはラピュタ」と思い出すシーンが多くて懐かしい気分になりましたが、その分肝心の本編にのめり込めませんでした。
千尋やハクの声もあまりに素人くさくて耳障りでした。宮崎作品でしばしば思うのですが、素人同然の子役や客寄せパンダが目的の俳優をキャスティングせず、すべてプロの声優に任せてほしかったです。千尋と同年代の少女を起用したわりには、千尋のセリフが今時の子っぽくないんですよね。
この映画で面白く見られたのは、千尋がヘドロで汚れた川の神様を洗ってあげるシーンまででした。千尋が湯婆に抱きしめられるところは、ちょうど「ラピュタ」のラストでドーラがシータを抱きしめた絵とダブるので、「千と千尋〜」もここで終われば☆5つの完璧な映画になったと思います(汗。つまりはその後の展開が大した山場もなく退屈だったってこと。つい「ラピュタ」や「ナウシカ」の後半と比べてしまう。カオナシは要らなかったでしょう。
>火宅の人
深作監督の追悼として深夜に放映されました。
タイトルからして家庭内のすごい修羅場を想像していましたけど、何とも"ぬるい"作品でした。
たぶん原作がこうなのでしょうが、平たく言えば「ダメ亭主とよくできた女房」のお話です。
壇一雄役の緒方拳は女にだらしないダメな親父だけどいつもぎりぎりのところで踏みとどまる人で、自分が家出こそすれ妻や子を路頭に迷わせたりはしないのね。
女房のいしだあゆみもそれをよく分かっていて、夫の浮気にもどんと構えて動じない。昔はよくあったんだろうなこういう夫婦って、というパターン。
映画は未見ながら小説「死の棘」と同じイメージを抱いていたのですが、まるで違いました。
>グッドモーニングベトナム
ロビン・ウィリアムズの話芸がすごいです!
映画自体は特に反戦を叫ぶでもなく、かといって米国礼賛でもなく…淡々としたものでした。
ロビンが思いを寄せたベトナム少女とは最後まですれ違いで終わらせたのもいい。こういうの、欧米の映画じゃ珍しいのでは。
余談ですが、ウチの10ヶ月の子猫ちゃんは(視覚より嗅覚と聴覚に頼る)猫にしては珍しく、テレビの画面をよく見ています。これまでに興味を示したのは大相撲・シャチ・ライオン・氷川きよし…。見るといっても、猫の集中力では10〜20分ていどが限界でした。それでも今までに飼った他の猫ではなかったことです。
それがこの映画では、後半の一時間をずっとテレビに釘付けになって見ていたのです。前半の時は寝入っていたので。動物も大きな動きも出てこないのに。
ロビン・ウィリアムズが出てこない時は目が死んだようになるので、たぶんウィリアムズのしゃべりに聞き入っていたのだと思います。猫をも魅了する話芸、おそるべし。
#503
ホリ−・ハンタ− 2003/01/24 18:37
セ−ラ−服と機関銃?(爆笑
さすがに、ハワイでマシンガンは撃てませんでした。(苦笑
私がハワイへ行った前後で、アメリカは
突撃銃やサブマシンガンの市販・所持の禁止の法案が可決。
ところがですね、私いろいろオ−トマチックのピストルを
撃ってみたんですが、ダイハ−ドの主人公の持ってたベレッタ
これは9o弾といって比較的ポピュラ−な弾を使用
この弾、サブマシンガンと同じ弾なんだそうです。
映画ダイハ−ドの主人公がサブマシンガンを持つ敵から
分捕った弾を自分のベレッタのマガジンに入れて使用してた
〜とゆう描写はリアルなんだなぁと気付かされました。
それとですね、ベレッタ、セミオ−トとフルオ−トの
二つのモ−ド切り替えがあるんですがセミは引き金引く回数
だけ発射し、フルは引き金引いたら戻す間はずっと自動で
発射、ベレッタは通常モデルは最大15発装填ですが
軍用の特殊な型は20発で、20発も装弾数がある
1丁のピストルとなると殆どサブマシンガンですね。
ななサンは護身用に一丁欲しい〜との事でしたが(笑
護身用のピストルは総じて小さくて銃身が短く
発射の衝撃を吸収する構造が不十分な傾向にあり
襲ってくる賊を狙い撃ち〜とゆうより、発射音でビビらすとか
威嚇が主眼かも。まさに護身用なのかもしれませんね?
もちろん、私はハワイではマグナム弾の銃は撃ってません
前出の日本語の上手いアメリカの射撃場の先生は
ヘイ、ボ−イ、トライ・マグナム?と挑発してきましたが
ベレッタで十分っすね(苦笑)先生曰く、
マグナム弾とゆうのは聞いたところでは、
ピストルでゾウやサイを撃つときに強烈な弾が要るから
開発されたようで、元々、人間に向けて放つ類の弾じゃねぇ
オレ流には射撃は動かない物の標的をブっこわすか
炸薬が破裂するのを体感するのが快感で、狩猟をやったこと
もないし、やってみたいとも思わん〜ってことだそうです。
>薬師丸ひろ子の機関銃
私は彼女のその銃の種は解からなかったんで
知人のガンマニアに聞いたら、グリ−スガンとゆう
第二次大戦中の米軍のサブマシンガンだそうです。
その知人の受け売りですが、薬師丸ひろ子が
その機関銃のハネ上りに悩んだのも無理が無いくらい
出来損ないの部類に該当する銃らしく、
米軍がM−16自動小銃(ゴルゴ13の銃)
を開発したらすぐにグリ−スガンは退役させられたとか。
#502
なな 2003/01/24 01:01
こっちに飛んできた(笑。
>ホリー・ハンターさん
ここの掲示板は思いも寄らぬレスが来るものだと常々思っていましたが、実射の経験があるのですか〜恐れ入りました。
「セーラー服と機関銃」は未見なのですが、薬師丸ひろこが乱射する「カ・イ・カ・ン」のシーンは何度も見たことがあります。あの機関銃は何という種類かご存じですか?
長い銃を撃つ時はあれくらいの反動があるものだと長らく思っていたので、薬師丸嬢のあの熱演を基準として見てしまうのですね。
それにしても松島ななこは表情一つ動かさずにテロリストをちゅうちょなく射殺したので…。(^^;)
いや〜あれは実際に映画をご覧になったら…笑いますよ。
マグナム44を体験してみた人の話は読んだことがあります。その人はライターで、観光ではなく取材で試してみる機会があったみたい。
発射と同時に銃口が天井まで跳ね上がり、撃った後は鼓膜はもちろん全身がしびれてしばらくその場を動けなかったそうです。
マグナム弾が普通の銃弾と違うことは知っていたので、小型で普通の弾を使う拳銃なら反動なんてないだろうと思っていました。女性向きや護身用ていどだと。私も持とうかな、とか(笑。
そういえばシティーハンターで、冴羽は向かってくる戦車の砲身にマグナム44で一発撃ち込み、大破させていましたっけ。
>徹夜城さん
先にレスをいただいていたのにすっ飛ばしてしまいました。ご容赦を。
シュリって当時そんなにインパクトを与えたのですか〜。
それで思いついたのですが。松島嬢が玄人はだしで銃を撃つシーン。あれはもしかして監督の演技指導だったかもしれませんね?
監督の頭の中には、シュリの北朝鮮女スパイやニキータなどのカッコイイ女性像があったのかもしれません。それで松島の役柄からは無理なのに、彼女ににスタイリッシュに銃を扱わせたとか。
#501
ホリ−・ハンタ− 2003/01/21 18:08
弾の行き先は弾に聞いてくれ
>ななサン
>松嶋嬢が堂々たる構えっぷりでカラシニコフ銃を掃射
私がハワイへ行った時、空き時間に、
我が半生ではもう銃を撃つ機会など巡ってこんだろうと
ばかりシュ−ティングレンジをハシゴしまくりました。
そこから得た教訓は自分には射撃の素質は無いなって事
(自爆
で、ななサンの映画ホワイトアウトの銃器に関する指摘
成る程なのですが、私も銃を撃ちまくったことより
現実と映画の違いが少し解かりました。ハワイの
私が最初に入った射撃場で、インストラクタ−が私に下記
の銃を並べ、どれかを選んでくれと言いました、
@ベレッタ(ダイハ−ドの主人公の持つ大きくて長い拳銃)
Aワルサ−PPK(峰不二子が腿に携帯する小さい銃)
BS&W38口径(バカボンの巡査が持つ銃と似た種)
私は初心者だから先生の勧めるのを〜とゆうと先生は
ベレッタ(最大15発装填可)を差し出し、私はビビリ
先生、ドシロウトにいきなりコレはキツイんじゃ?って
言うと、先生曰く、マグナム弾は別として、銃は
重量が重い方が発射時の衝撃を吸収するし、銃身が
長い方が真っ直ぐ撃てる、何ならこの3種全部撃って
みりゃ解かるさハハハ。
実際ホンマです、3種で一番、発射時ブレて跳ねやすい
のは峰不二子の銃、ちなみに、この3種とも9o弾の銃。
こんなジャジャ馬銃を使いこなす峰不二子は
隠れたピストルの名手?(自爆
その先生、曰くは、アメリカで突撃銃・市販が禁止される前
は、ウチでも自動小銃を撃てたんだがな〜と(怖
例えば、どんな種を?と聞くと、先生、曰くは
君らの国の漫画ゴルゴの商売道具(M−16)とか、それ以外
の米製自動小銃は質が良くなかったな、外来品では
ソ連のカラシニコフ銃は案外操作が容易で人気があった
カラシニコフはフルオ−ト掃射でも反動が少なく
子供でも撃てる、紛争地帯で少年兵がよくカラシニコフを
担いでる報道映像があるが、実際、あれほど使い勝手の
優れた突撃銃はないんじゃないかな?
この先生の説を額面通り受けると映画ホワイトアウトで
織田チャンや松嶋嬢が短時間でカラシニコフを自分の
凶器に使いこなしたのも、まんざら大ウソではないかも。
逆にそこのところが世界の凶器として普及してしまった
カラシニコフ銃の恐ろしさかもしれません。
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