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「ルパ ンゆかりの地」写真ギャラリー

 怪盗紳士アルセーヌ=ルパンが大活躍したのは、もちろん母国フランス。とくに花の都パリと、ノルマンディー地方はしばしばルパン物語の舞台となりまし た。現地を訪れれば、今でも百年前のルパン物語の時代の空気を感じられる名所がたくさん残っています。
 こんなサイトをやっていながら、恥ずかしながら僕自身はフランスを訪れたことがありません(そのくせイギリスのロンドンには行っててホームズゆかりの地は見物してます が)。各作品の「ネタばれ雑談」でもどっかから拝借してきた写真を使ってますし。
 そんなところへ、ルパンファンの「あおな」さんと いう方から、「ルパンゆかりの地」めぐりの折の写真の数々を送っていただきました。ここにそ れらを公開させていただきます。説明コメントも「あおな」さんが書かれ たものです。

★ラ・サンテ刑務所


サン・ジャック駅から刑務所に向かう途中の案内板。 JeanDolent通りからの撮影。
本来、刑務所は撮影禁止らしく、写真に収めていると
刑務官からおしかりをうけるらしいです。
この日はあいにくの雨で、面倒くさがりやのパリっ子は
屋内で談笑していた模様で一度も出会いませんでした。
壁面に変化がないので、建物の大きさが伝わりにくいですが…



人間(150cm)と比べるこの通り。人力の脱走は難し いでしょう。
ルパンが合法的(?)脱獄と超法規的措置に走ったのもうなずけます。
壁際に立って、自分でもびっくりしました(^^;
サンテ通りはかなり狭い道ですが、『水晶の栓』で公開処 刑の行われた
「広場」と記述があっただけのことはありアラゴ通りはかなり広さがあります。
この写真はアラゴ通り側の刑務所を撮影したものですが歩道だけで
2本あるのがお分かりいただけるでしょうか。


★ パリ市内各地


カルナバレ博物館中庭。
ルパンが『奇岩城』にて「マリー=アントワネットの祈祷書」を失敬した場所です。
リボリ街とマレ地区をぶらついていて入りました。
大半の展示は無料で開放されています。
ルパンも訪れていたことを知ったのは帰国してから…
祈祷書は…あったかなぁ…

リボリ街。
友人宅の電球が切れてしまったので、B.H.V(パリの東急ハンズ)に立ち寄ったのですが
なんと、建物がリボリ通りに面していて、私一人で興奮しておりました。
この界隈はファッション関係の店に混じって文具屋や土産店が多く、
通りのプレートを模したマグネットを購入してきました。
もちろんRue Rivoliのもの。お約束ですが冷蔵庫に貼っております(笑)



セーヌ川。
オルフェーブル河岸にも行ってみればよかったなと思っていたら
知らないうちに行ってました(^^;
最高裁横のサントシャペルにて夜に開かれたクラシックコンサートの帰りに
「キレイだね〜」と周辺をうろついていた…。
あとで地図を見て知りました。
やけに警官が多いな〜と思ったんですよね…
例の(笑)最高裁判 所です。
観光できる場所ではないため、写真をとったり立ち止まったりしていると入り口で警備している警官に怒られることがあります。
普段は中に入れてもらえませんが、入るチャンスもあります。隣 接したサント・シャペルでの教会コンサート終了後は(夜に開催されます。25ユーロ前後。演目はク ラシックの有名曲)最高裁の中を通るルートを誘導・案内されて外に出るのです。
なぜだろう?

パリ市警の警官。エリゼ宮裏で撮影しました。
場所柄もあって大勢たむろっています。
日本の警官にくらべると、真面目に勤務しているようには…
木曜日中はこのあたりに切手商が集まって、切手市が開かれています。
ルパンの切手を売っているオジサンもいました。

パリ市内ではありませんが、「ルパン・ホームズ呉越同舟 現場」付近の
住宅街での一枚です。
このあたりは、パリ周辺でも随一の治安のよさだそうです。
パリ北駅。
朝早かったので、幻想的(要因は手ぶれ…)です。
サ ン・ラザール駅外観。

サン・ラザール駅内観。
ノルマンディー地方にはここを起点に向かいます。


★エトルタ


海岸。写真奥に写っているのがファレーズ・ダヴァル。
この一帯、砂浜ではなく、4〜5cm径の小石でできた海岸です。
門の奥にエギーユが見えます。

アヴァルの断崖を登った先で見えた針の岩。
Wikipediaの写真と違う角度です。
何だか、とけかかったソフトクリームのような形。
針の岩のイメージをくずしてしまいそうで申し訳ありません…



さらに丘を歩いた先から撮影したもの。
それまで曇り空でしたが、この頃、急に天気がよくなってきました。
海の深い色と断崖の高さと岩肌の白さに圧倒されます!
私の語彙ではあの迫力と感激をお伝えできないのが本当に悔しいです。
画面右上、岬の上に小さく映っているのが他の観光客です。
エギーユがいかに大きくまさに「奇岩」であるか
お分かりいただけるでしょうか?

断崖の一角に、こんな場所を見つけました。
画面左下の小橋を渡って、小さな洞窟に入ることができます。
小窓があり、外を覗くこともできます。
(分かりにくい写真ですが私が覗いています)
ちなみに、その小窓を覗く位置に立つと、
ちょうど足元にあたる場所には「DF」の文字がある のです!
熱心なファンが細工したのか、それとも…。



街中の公衆トイレの壁にあったイラスト。
街の中央にある案内所でもらったエトルタのパンフレットでも
ルパンとルブランについて大きく書かれていたことから
「ルパンゆかりの地」であることがこの街にとって
いかに重要な資源であるかがわかります。

ルパン荘看板。
入り口でチケットを購入します。
館内でのガイドイヤホンの言語をどれにするか尋ねられます。
私は英語、友人は仏語を選びました。
ついでに「あなたたちドコから来たの?」とも…。
日本!!と答えてきたので、いつか日本語ガイドを
作っていただけるに違いない。



入り口近くから見たルパン荘。
奥のテラスには、ルブランの作品一覧やルパンの偽名一覧(笑)などが
パネルで掲げられていました。

別角度から。
訪問時、他にお兄さんが1人見学していました。
2人で争うように(?)良い撮影ポイントを探しては
カシャカシャやってました…


<「ルパン荘」内部について>
館内は撮影禁止です。
ガイドイヤホンを渡されて、使い方の説明を受けていざ入室。
最初はルブランの原稿や執筆していた環境をそのまま保存している部屋。
それ以降は、ルパンの変装道具が入っているとおぼしき鞄が置かれた一角や、
あちこちの城や博物館から失敬してきた宝が置かれた部屋、
ミネラルウォーター・ジュバンスの空瓶、
奇岩城の暗号文、7本枝の飾台、手鏡の裏に記された鏡文字…
最後は奇岩城のクライマックスでボートルレ相手にルパンが演説するシーンを
再現した部屋(ガイドからはルパンの偉ぶったセリフが流れてきます)などなど…。
鏡文字は
 In robore fortuna
 La dalle des rois de Boheme
 La fortune des rois de France
 Le chandelier a sept branches
と記されていました。どこまでもファンをクスリとさせます。
もちろん、1番最終的にたどり着くのはお土産売り場(笑)



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